🆕 レッスン記事が5本構成になりました!
これまでの4本構成( Lesson / GV / GC / PU )に加えて、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」 が新しく仲間入り!、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」ではラジオ英会話のキーフレーズをもとにしたオリジナル例文を掲載しています。ぜひ音声といっしょに練習してみてくださいね!
NoeLia Extra Examples|”GRASP THE CONCEPT”を元にしたフレーズ集
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
find|頭の中でクリック音が鳴るような感じ
Key Sentencefind|頭の中でクリック音が鳴るような感じ
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Do you find that idea unbelievable?
その考えは信じられないとあなたは思いますか?
I find myself more confident when I speak English these days.
日本語訳: 最近、英語を話すと前より自信があるなって思うんだ。
解説: この文は「find myself + 形容詞」で「~な自分に気づく」という構文。ここでは自信がついてきたことを「発見」する感覚で表しています。these days は「最近」、more confident は「より自信がある」という比較級です。「気づく・感じる」をあえて find で言うことで、内面的な変化を発見するニュアンスを自然に出せます。
A: My first year abroad, I could barely order coffee without getting flustered.
B: I totally get that. I remember just nodding and hoping for the best.
A: But it’s crazy, right? How much things change once you stop being afraid of mistakes.
B: I find myself more confident when I speak English these days. Like, even small talk at the grocery store doesn’t stress me out anymore.
A: 留学して最初の年なんて、コーヒー注文するだけでテンパってたもん。
B: わかるー。俺もとりあえず頷いて、なんとかなるって感じだったよ。
A: でもさ、間違えることを怖がらなくなると、一気に変わるよね。
B: 最近、英語を話すと前より自信あるなって感じるんだ。スーパーでちょっとした雑談するくらいなら、もう平気になったよ。
- my first year abroad: 海外生活初年度(”abroad” は「海外で」という副詞で、「どこで」の意味を加える副詞句全体になっています。”my first year”(私の最初の年)に場所を加えることで、「海外で過ごした最初の年」という経験全体を表すカジュアルな言い方)
- could barely: ほとんど〜できなかった(”barely”は「かろうじて」の意味で、能力・状況の限界を示すときに使われる)
- order coffee: コーヒーを注文する(初心者の英語学習者にとって象徴的な場面。英語での実用的なフレーズ)
- get flustered: 動揺する/テンパる(”flustered” は混乱して焦っている状態を表し、日常の軽いストレス表現としてよく使われる)
- I totally get that: すごくわかる(”get”を「理解する」意味で使った共感表現。口語でよく使われるフレーズ)
- just nodding and hoping for the best: ただうなずいて、なんとかなることを祈る(”nod”は「うなずく」、”hope for the best” は「うまくいくことを願う」→意思疎通が不安な時のネイティブらしい比喩)
- it’s crazy, right?: すごくない?/信じられないよね?(”crazy”を良い意味の「信じられない・驚き」として使うカジュアルな口語)
- once you stop being afraid of mistakes: 間違いを恐れなくなったら(”once”は「〜するとすぐに」、”be afraid of”で「〜を怖がる」。語学学習の重要な転換点を表す表現)
- small talk: 世間話/ちょっとした会話(雑談の意。スーパーのレジなどでもよくある英会話の種類)
- at the grocery store: スーパーで(”grocery store” は「食品・日用品店」のことで、アメリカで一般的な言い方。UKでは”supermarket”)
- doesn’t stress me out anymore: もうストレスに感じない(”stress out” は「ストレスで参る」という句動詞。”anymore”と一緒に使うことで変化を強調)
findの授与型
findの授与型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Let’s find you a nice pair of glasses.
あなたにすてきなメガネを探しましょう。
Let’s find them a way to join remotely instead.
日本語訳: 代わりに、彼らがリモートで参加できる方法を見つけてあげようよ。
解説: この文では、**find + 人 + 物(them a way)**の形で「誰かにとっての手段や方法を見つけてあげる」という意味を表しています。Let’s で提案をやわらかく伝えていて、協力のニュアンスがあります。join remotely は「リモートで参加する」、instead は「その代わりに」で、選択の切り替えを示す自然な副詞です。
A: We’ve got a problem. The Tokyo team says their flight got canceled, and now they can’t make it to the workshop in person.
B: Oh no, that’s last minute. Should we just postpone the whole thing, or move it to next month?
A: Actually, postponing will mess up the client’s timeline. Let’s find them a way to join remotely instead.
B: That might work. I’ll check if the conference room can handle a hybrid setup, and we’ll send them the link.
A: 東京チームが困ってるんだ。飛行機がキャンセルになって、現地のワークショップに来られなくなったって。
B: えー、それ直前じゃん。延期するか、来月に移す?
A: 実は延期するとクライアントのスケジュールが崩れちゃうんだ。代わりに、彼らがリモートで参加できる方法を見つけてあげようよ。
B: それならいけるかも。会議室がハイブリッド対応できるか確認して、リンクを送ろう。
- We’ve got a problem: 問題があるんだ(「We have」よりもカジュアル・即時感が強い。会議・職場などで「困ったことが起きた」というニュアンスを柔らかく伝える定番フレーズ)
- flight got canceled: フライトがキャンセルになった(「cancel」だけでなく「got canceled」で「いつの間にか/不可抗力でキャンセルされた」という受け身ニュアンスを出せるカジュアル表現)
- make it to ~: 〜に間に合う/〜に来る(「make it」単体で「間に合う」「都合をつける」という意味。to をつけると「目的地やイベントに到達する」ことを表す日常表現)
- in person: 直接・対面で(リモートや電話ではなく「本人が現場にいる」ことを強調する定番フレーズ)
- last minute: 直前の(「最後の一分」から派生し「ギリギリで」「直前になって」という意味。予定や変更についてよく使われる)
- postpone: 延期する(formal な印象があるがビジネス・日常どちらでも使える。put off より少し堅め)
- the whole thing: 全部(「その件全体」「丸ごと全部」というカジュアルな総称表現。案件や計画について話すときによく使う)
- mess up: 台無しにする/崩す(ネイティブが多用するカジュアルな動詞句。計画・スケジュール・雰囲気など「形のないもの」にも使える)
- timeline: タイムライン/進行スケジュール(SNSだけでなく「納期や進行計画」という意味でも多用される)
- That might work: それいいかも(提案を肯定しつつ柔らかく受け入れるネイティブらしいカジュアルな返答)
- check if ~: 〜かどうか確認する(「確認する」の定番表現で、日常・ビジネスどちらでも多用される)
- handle a hybrid setup: ハイブリッド対応できる(handle は「対応する」「扱える」、setup は「仕組み・環境」。hybrid は「異なる要素の組み合わせ」。hybrid car(ガソリン+電気)、hybrid work(出社+在宅)、hybrid event(現地+オンライン)など、幅広く使われる。カタカナ語だが、あえて訳すと「複合形式」や「組み合わせ型」。
- send them the link: リンクを送る(オンライン時代の基本動作。「send + 人 + 物」で「〜に〜を送る」という構文)
findの「捻出する」「気がつく」
findの「捻出する」「気がつく」
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Thank you so much for finding time to visit us.
お時間を作ってお越しいただき、本当にありがとうございます。
I still can’t find the energy to start over again.
日本語訳: また一からやり直す気力が、どうしても湧かないんだ。
解説: この文の find は「見つける」よりも「捻出する」という意味で使われています。can’t find the energy は「気力が出てこない」「やる気が湧かない」という日常的な言い方で、心のエネルギーを探しても見つからない感覚を表します。start over は「やり直す」という定番の口語表現で、失敗後の再出発などにもよく使われます。
A: No way… the game crashed and I lost all my progress.
B: Ugh, not again. That was like 15 hours of grinding, wasn’t it?
A: Yeah… I still can’t find the energy to start over again. Just thinking about redoing all that farming makes me want to quit.
B: I feel you. I rage-uninstalled the last time that happened to me.
A: 嘘でしょ…ゲームが落ちて、セーブデータ全部消えちゃった…。
B: うわ、また?あれ15時間くらい素材集めしてたやつじゃなかった?
A: そうなの…もう一からやり直す気力がどうしても湧かないよ。あの周回作業またやるのかと思うと、やる気なくす…。
B: それわかるわ。俺も前それやられて、ブチギレてアンインストールしたから。
- crash: (アプリ・ゲームなどが)落ちる(本来は「衝突する」だが、ITやゲームの文脈では「システムが停止する」意味で使われる)
- lose all my progress: 進行状況が全部消える(「progress=進捗・進行状況」。「進捗を失う」という直訳的イメージで覚えやすい)
- not again: またかよ/うそでしょ(同じことが繰り返し起きてうんざりした時に使うフレーズ)
- grinding: 作業プレイ・延々と繰り返すプレイ(本来は「すりつぶす・削る」だが、ゲーム文脈で「同じ作業を繰り返して経験値や素材を集める」意味になるゲーマー用語)
- redoing all that farming: あの素材集め(farming は「農業」から転じて「ゲーム内で延々とアイテム・経験値を集める行為」を指すゲーマー用語)
- makes me want to quit: やめたくなる(「~が私にやめたい気持ちを起こさせる」という直訳的イメージで覚えられる)
- I feel you: それわかる/共感する(直訳は「君を感じる」だが、ネイティブのカジュアルな共感表現)
- rage-uninstall: ブチギレてアンインストールする(ゲーマースラング。「怒り+アンインストール」を合成した口語的で面白い表現)
find out
find out
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We will find out the truth eventually.
私たちは最終的に真実を突き止めるでしょう。
If she ever finds out what you did, you’re in real trouble.
日本語訳: 彼女にそれがバレたら、本当にヤバいことになるよ。
解説: この文の「find out」は、今は知られていない“what you did(君がやったこと)”という事実が、将来的に明るみに出る=「突き止められる」ことを意味しています。if節(If she ever finds out~)と主節(you’re in real trouble)で「バレたらヤバい」という警告の構文。you’re in real trouble は「本気で困ったことになるよ」「ただじゃ済まないよ」といった口語的な言い方。
A: You’ve been acting weird ever since Mia’s party. Come on—what happened?
B: …Okay, fine. Her boyfriend kissed me. I didn’t kiss him back, but still.
A: Whoa… seriously? Man, If she ever finds out what you did, you’re in real trouble. You should’ve pushed him away or told her right after.
B: I know! I panicked, okay? I didn’t ask for it, and now I’m just stuck with the guilt.
A: ミアのパーティーのあとから、なんか様子変じゃない?ねえ、何があったの?
B: …わかったよ。あの子の彼氏にキスされたの。私からじゃないよ?でも…ね。
A: えっ…マジで?うわぁ、彼女にそれがバレたら、本当にヤバいことになるぞ。あの時点で突っぱねるか、すぐに言うべきだったよ。
B: わかってる!でもパニくっちゃったの。私だって望んでないし、今はただ罪悪感でいっぱい…
- act weird: 変な行動をとる(“act” は「振る舞う」、”weird” は「奇妙な・変な」。日常会話で「最近ちょっと変だよ?」と様子の変化に気づいた時に使うカジュアルな言い方)
- ever since: 〜以来ずっと(”since” を強調する形で、過去の出来事を起点とした継続を表す。「あの時からずっと」というニュアンス)
- come on: ねぇ/ちょっと教えてよ(相手に問い詰めるときの促し。「お願いだから」「もう正直に言ってよ」と感情を込めた呼びかけ)
- fine: もういいよ/わかったよ(しぶしぶ認めるニュアンスで “Okay, fine.” の形でよく使われる。「しょうがないな…言うよ」的な口調)
- kiss (someone): (人に)キスをする(ここでは “Her boyfriend kissed me” で、自分は受け身の立場であることを強調)
- still: それでも(前に否定や弁解があっても、「でもさ…」と重たさを残す接続的副詞)
- should’ve (pushed him away): 〜すべきだった(後悔・批判・忠告を表す表現。ここでは “You should’ve pushed him away.” で、「あの時点でちゃんと突っぱねるべきだった」という非難)
- pushed him away: 彼を突っぱねた/拒んだ(“push away” は物理的にも比喩的にも「突き放す」「拒絶する」という意味。ここでは「その場で拒絶する」ニュアンス)
- panic: パニックになる/慌てる(“I panicked.” は「動揺して冷静な判断ができなかった」ことを素直に認める表現)
- I didn’t ask for it: 私はそんなこと望んでない(自分に非がないことを主張する言い方。「巻き込まれただけ」感を出す表現)
- stuck with (the guilt): (罪悪感から)抜け出せない/引きずっている(”stuck with” は「〜を抱え込んだまま逃れられない」という比喩表現)
discover|覆ってあるものを取り除き発見する
discover|覆ってあるものを取り除き発見する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She finally discovered the cause of the accident.
彼女はとうとう事故の原因を突き止めました。
You might’ve discovered a hidden gem there.
日本語訳: それ、もしかして掘り出し物だったかもよ?
解説: discover は「覆いを取り除いて隠れていた価値を見つける」という意味の動詞です。ここでは hidden gem(知られていない良いもの・場所)を見つけたポジティブな驚きを表しています。might have discovered は控えめな推量で「〜だったかもしれない」という意味です。there は発見の場所を示す自然な補足で、英語では文の流れを滑らかにする働きをしますが、日本語では通常省略されます。
A: Hey, look. I was wandering around Shimokitazawa and just randomly walked into this shop. Ended up buying a vintage jacket.
B: Wait—let me see that. Whoa, that wash and the single-stitch hem… That’s a late ’80s Levi’s, for sure. You might’ve discovered a hidden gem there.
A: Seriously? I just thought it looked cool. I didn’t even check the label.
B: Well, you got lucky. This cut is getting rare, and the condition’s amazing for its age.
A: ねぇ、見てこれ。下北沢をぶらぶらしてて、たまたま入った店で買ったヴィンテージのジャケットなんだ。
B: ちょっと見せて。…うわ、その色落ちとシングルステッチの裾…これ、間違いなく80年代後半のリーバイスだよ。それ、もしかして掘り出し物だったかもよ。
A: マジで?なんとなくカッコいいなって思って買っただけで、タグとか見てないよ。
B: それはラッキーだったね。このカットはもうなかなか出てこないし、この状態で残ってるのは本当に珍しいよ。
- wander around: ぶらぶら歩く(wander は「あてもなく歩く・さまよう」という意味で、around をつけると「近辺をぶらぶらする」という口語的なニュアンスに。海外旅行会話でも頻出)
- randomly: なんとなく/とくに理由なく(random に「無作為の、でたらめの」という意味があり、randomly で「ふらっと・偶然に」といった軽い動作の雰囲気を出す)
- walk into (a shop): (ふらっと)店に入る(目的があってではなく「たまたま入る」ようなニュアンスで使われる口語表現。bump into のように偶然性が感じられる)
- end up ~ing: 結局〜することになる(意図せずにそうなった、というニュアンス。会話では “ended up buying” のようによく使われる)
- let me see: 見せて/ちょっと見せてよ(直訳は「見させて」で、カジュアルに何かをチェックしたいときに使うフレーズ)
- wash (of denim): デニムの色落ち(この文脈では「洗い加工」というより、ヴィンテージファッションでよく言われる「色落ちの具合」「色味」)
- single-stitch hem: シングルステッチの裾(vintage業界での特徴的なディテール。double-stitchと比較して古いモデルに多く、年代判定のカギになる)
- for sure: 間違いない/確実に(カジュアルに「確信してるよ」と伝える定番フレーズ。語尾につけて強調すると自然)
- Seriously?: マジで?/ほんとに?(驚きや疑いを込めたリアクションの決まり文句。イントネーションによっては皮肉にもなる)
- check the label: タグを確認する(服や商品の品質・出どころ・年代を確認する行為としてよく使われる。ファッション好きには基本動作)
- get lucky: 運がよかった/ラッキーだったね(ネイティブの日常会話では頻出。文脈によってはスラングっぽくなるが、ここでは純粋に「運が良い」意味)
- cut (of clothing): (服の)シルエット/型(cut は元々「切る・裁断する」という動作を表す語で、そこから「どう裁断されたか」→「服の形・ライン・シルエット」へと意味が拡張された。ファッション業界では服のデザイン性や体に合うかどうかを語る際の重要語)
- condition: 状態(used items や vintage の文脈で「保存状態」を表す。good condition, excellent condition などと一緒に使う)
- for its age: 年代のわりに/その年代にしては(直訳に見えるが、vintage では非常に自然な比較表現。「この古さでこれは綺麗」という感動を含む)