GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|wh疑問文
wh疑問文
What does she want to change it to ?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
彼女はそれを何に変えたいのでしょうか?
What does he want to do it for?
日本語訳: 彼はそれ、何のためにやりたいの?
解説: この文も学習テーマ「wh疑問文」で、前置詞の目的語を尋ねる形です。“for”のあとが空いていて、その理由や目的を“What”で尋ねています。つまり「何のために?」を聞く自然な口語の形です。“do it for”は「〜のためにそれをする」という意味で、“Why?”より少しやわらかく、相手の気持ちや意図をたずねる響きがあります。
A: Did you see Kevin’s new video? He was eating an entire lemon—peel and all.
B: Yeah, I saw that. He looked like he was in pain the whole time.
A: I mean, seriously, what’s the point of doing that?
B: Exactly. What does he want to do it for? It’s not like eating lemons is gonna go viral or anything.
A: ケビンの新しい動画見た?皮ごとレモン1個丸ごと食べてたよ。
B: 見た見た。ずっと苦しそうだったよな。
A: いや、あれ何の意味があるの?
B: ほんとだよ。何のためにそんなことしたいんだろ。レモン食ってもバズるわけないのに。
- Did you see … ?: ~見た?/~聞いた?(日常会話でよく使うカジュアルな確認フレーズ。”Have you seen…?”よりも気軽で、話題を切り出すときに使う)
- video: 動画(特にSNSやYouTubeなどのコンテンツを指す口語では「clip」より一般的)
- eat an entire ~: ~を丸ごと食べる(”entire” は “whole” よりややフォーマルだが、会話でも強調に使われる)
- peel and all: 皮ごと全部(”〜and all” は「~まるごと/~も含めて」という口語表現。例:”He ate it, bones and all.”=骨ごと食べた)
- Yeah, I saw that.: うん、見た見た(軽い共感・相づち表現。”I did.” よりも会話的で自然)
- in pain: 苦しんでいる/痛そうな(”pain” は「痛み」。”in pain” で「痛みの中にいる=痛がっている」状態を表す)
- the whole time: ずっとその間(行為や状態が一貫して続いていることを強調する自然な会話表現)
- I mean, seriously, …: ていうかさ、本気で言うけど(話し手が強調・ツッコミ・驚きを示す時の定番フレーズ。思考の整理や話題転換にも使える)
- what’s the point of … ?: ~に何の意味があるの?(直訳「~の要点は何?」→「なんでそんなことするの?」という軽い批判・不思議のニュアンス)
- It’s not like …: ~ってわけじゃないけど(ネイティブが否定的意見や皮肉をやわらげる時の定番構文。”It’s not like I hate him, but…”など)
- go viral: (SNSなどで)バズる/急速に拡散する(”viral”=ウイルスのように広がる→「爆発的に人気が出る」意味の現代英語)
- or anything: とかね/みたいな(文末に添えることで表現を軽くし、断定を避ける柔らかいトーンを作る。特に皮肉や軽口に自然)
Which restaurant did you end up going to?
日本語訳: 結局どのレストランに行ったの?
解説: この文も前置詞“to”の目的語を尋ねるwh疑問文です。動作(go)の行き先が空いており、それを“Which restaurant”で聞いています。“end up doing”は「最終的に〜するようになる」という表現で、予定や経過を経て結果的にどうなったかをやわらかく伝えるときに使います。話し相手と出来事を振り返るときによく出る自然な言い回しです。
A: So after the hike, did you guys grab dinner somewhere?
B: Yeah, but we couldn’t decide for the longest time. Everyone wanted something different.
A: Oh yeah? Which restaurant did you end up going to, then? I’m curious.
B: A small seafood place near the harbor. Honestly, it turned out way better than we expected — I’m still thinking about that grilled snapper.
A: ハイキングのあと、どこかで夕食食べたの?
B: うん、でもなかなか決まらなくてさ。みんな食べたいものがバラバラで。
A: へぇ、で、結局どのレストランに行ったの?ちょっと気になるな。
B: 港の近くの小さなシーフード店。正直、期待以上によかったよ。グリルしたタイが忘れられないくらい。
- grab dinner: 食事を軽くとる/サクッと夕食を食べる(”grab” は「つかむ」から転じて「さっと食べる」の意味。カジュアルで非常によく使う表現)
- somewhere: どこかで(曖昧な場所を指す便利な単語。会話では具体的に言いたくない/言う必要がないときに自然)
- couldn’t decide: 決められなかった(”decide” は「決定する」動詞。”couldn’t” により「迷って決まらなかった」ニュアンス)
- for the longest time: ものすごく長い間(直訳は「最も長い時間のあいだ」。口語で「めっちゃ長かった」という強調に使う)
- wanted something different: 違うものが欲しかった(”something different” は「いつもと違う/他と違う」ものを意味する自然な組み合わせ)
- then: (会話文末で)じゃあ、で(話を先に進める柔らかいつなぎ言葉。”So”よりも自然に流れをつくる)
- I’m curious.: 気になるな/知りたいな(”curious” は「好奇心のある」。相手の話を促すときの柔らかい一言)
- a small seafood place: 小さなシーフード店(”place” は「店」や「お店」を意味するカジュアルな表現。”restaurant” より自然)
- near the harbor: 港の近くで(”near” は「〜の近くに」。”harbor” は船のある「港」)
- turned out …: 結果的に〜だった(”turn out” は「(結果的に)〜になる」という意味の定番句。”It turned out great.”=「結果的にうまくいった」)
- way better than …: ~よりずっとよかった(”way” は「とても/かなり」の口語的強調。フォーマルな “much better” より自然)
- I’m still thinking about …: まだ〜のことを考えてる(「印象に残っている」「忘れられない」ニュアンスの口語表現)
- grilled snapper: グリルしたタイ(”snapper”=タイの一種。”grilled” は焼いた、炙った。料理名でよく使う)
NoeLia Extra Examples|it ~ to …
it ~ to …
It’s OK to study for fun.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
楽しみのために勉強するのはOKです。
It may seem easy to do, but it’s not.
日本語訳: やるのは簡単そうに見えるけど、実際は違うよ。
解説: この文も学習テーマ「it〜to…」構文で、“it”が「やること」という行為を受けています。その内容を“to do”で説明しています。“it may seem + 形容詞 + to…”は「〜するのは〜に見える」という印象を述べるときに使われます。“seem easy”は「簡単そうに見える」という自然な言い方で、“but it’s not”を続けることで実際とのギャップを柔らかく伝えています。
A: I baked a cake for Maya’s birthday yesterday. It took me forever.
B: Aw, that’s so sweet of you! How did it turn out?
A: Oh man, it may seem easy to do, but it’s not. I swear, my kitchen looked like a war zone by the end.
B: Haha, that’s baking for you. Tastes great, but chaos everywhere — it’s part of the charm, right?
A: 昨日マヤの誕生日にケーキ焼いたんだけど、めっちゃ時間かかった。
B: 優しいじゃん!出来はどうだった?
A: いや〜、やるのは簡単そうに見えるけど、実際は違うよ。終わる頃にはキッチンが戦場みたいだった(笑)
B: あるある。味は最高でも、キッチンは大惨事。でもそれも手作りの醍醐味だよね。
- bake: 焼く(特にパンやケーキなどをオーブンで焼くときに使う動詞。”cook” より限定的で、”bake a cake” は定番コロケーション)
- It took me forever.: ものすごく時間がかかった(直訳「永遠にかかった」だが、口語で「めっちゃ時間かかった」「すごく長かった」という誇張表現)
- Aw, that’s so sweet of you!: わぁ、優しいね!(”sweet” は「甘い」以外に「思いやりがある」「やさしい」の意味でも頻出。感情をこめて言う相づち表現)
- How did it turn out?: どうなったの?/出来はどうだった?(”turn out”=「結果的に〜になる」。「〜してみてどうだった?」と感想を尋ねる自然な表現)
- Oh man, …: いや〜、まったくもう…(軽い嘆きや驚きを表すカジュアルな感嘆詞。”man” は男女問わず使える)
- I swear, …: 本当に〜なんだって(強調や本気さを表す口語表現。文頭に置くと「マジで」「本気で言ってるよ」のニュアンス)
- a war zone: 戦場(比喩的に「めちゃくちゃ散らかった場所」という意味でも頻出。”My room looks like a war zone.”=「部屋が戦場みたい」)
- by the end: 最後には/終わる頃には(時間の流れを表す自然な前置詞句。物事が完了するタイミングを示す)
- that’s baking for you.: それがベーキング(お菓子作り)ってもんだよ(”that’s ~ for you” は「それが〜というものさ」「〜にありがちなこと」という慣用句)
- Tastes great, but chaos everywhere.: 味は最高だけど、そこら中めちゃくちゃ(主語や冠詞を省いた口語構文。カジュアルな会話では省略が自然)
- chaos: 混乱/ごちゃごちゃ(発音注意:”ケイオス”。ネイティブは「混乱して散らかっている」状況をよくこれで表す)
- part of the charm: それも魅力のひとつ(”charm” は「魅力」や「味」。”part of the charm” で「完璧じゃないことも含めて味がある」という柔らかい表現)
It must’ve felt great to finally finish that project.
日本語訳: あのプロジェクトをやっと終えたとき、最高の気分だったでしょ。
解説: この文も「it〜to…」構文で、“it”が「プロジェクトを終えるという経験」を受けています。“to finally finish that project”がその中身を具体的に説明しています。“it must have felt + 形容詞”は「〜だったに違いない」と相手の感情を想像して共感を表す言い方です。“feel great”は「気分が最高だ」という自然な口語表現で、相手の達成感に寄り添う柔らかい響きを持ちます。
A: You look way more relaxed now. Things finally slowing down?
B: Yeah, the big project wrapped up last Friday. It was intense.
A: Ah, the marketing campaign for the new app, right? It must’ve felt great to finally finish that project. You’ve been at it forever.
B: Oh, you have no idea. I felt like I could finally breathe again — like a huge weight was lifted off my shoulders.
A: なんかすごくリラックスしてるね。やっと落ち着いてきた?
B: うん、大きなプロジェクトが先週の金曜日にやっと終わったの。ほんと大変だった。
A: あー、あの新しいアプリのマーケティングキャンペーンのやつか。あれ終わったとき、めちゃくちゃスッキリしたでしょ。長かったもんな。
B: もう、ほんとそれ。やっと息できたって感じ。肩の荷が下りたって、こういうことだね。
- look relaxed: リラックスして見える(「〜に見える」を表すときの定番構文。”look + 形容詞”=外見・印象を述べる)
- way more ~: ずっと〜/めちゃくちゃ〜(”way” は口語で「かなり」「めっちゃ」の意味の強調副詞。”much more” より自然でカジュアル)
- slow down: 落ち着く/ペースが緩む(スケジュールや仕事量などが「ゆっくりになる」という意味。人に使うときは「やっと余裕ができてきた?」というニュアンス)
- wrap up: (仕事・会議などを)終える/まとめる(ビジネス・日常両方で頻出の句動詞。”finish” より「一区切りついた」柔らかい感じ)
- intense: きつい/ハードな/緊張感のある(感情・状況・作業などが強烈・集中している状態。”It was intense.” は自然な一言感想)
- Ah, the ~, right?: あー、〜のやつね(話題の共有・思い出しリアクションに使うフレーズ。”Ah” や “Oh” のイントネーションで温度感を調整できる)
- You’ve been at it forever.: ずっとそれに取り組んでたもんな(”be at it” は「何かにずっと取り組んでいる/やり続けている」口語的な言い回し。”forever” は誇張的に「長い間ずっと」)
- You have no idea.: ほんとそれ/(どれだけ大変だったか)想像もつかないでしょ(相手に対して「あなたには想像できないくらい○○だった」の意味。感情をこめた強調)
- breathe again: やっと息ができる(比喩的に「プレッシャーやストレスから解放された」という意味でも使う)
- a huge weight was lifted off my shoulders: 肩の荷が下りた(直訳「大きな重みが肩から取り除かれた」。安堵や達成感を表す定番イディオム)

