PRACTICAL USAGE L146|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

🆕 週末復習企画第3弾がスタートしました!
NoeLia Extra Examples」「Pronunciation Polish 週まとめ」に続く新企画、ノエリアオリジナルのリスニング練習 Listening Challenge 週まとめがスタート!NHKラジオ英会話の“リスニング・チャレンジ”をベースに、ノエリアが書き下ろしたオリジナルダイアログを週末にまとめてお届けします。AIナレーションの音声で“聞く・考える・答える”を楽しく復習!
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本日のノエリアオリジナル「Listening Challengeへジャンプ!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:ねえ、ちょっとお願いしてもいい?息子が数学の宿題を手伝ってと私に頼みに来たんだけど、私にも難しすぎて。ちょっと見てもらえないかな?
Hey, can I ask you a favor? My son asked me for help with his math homework, but it’s too difficult even for me. Can I ask you to take a look at it?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Hey, can I ask you something? My son asked me to help him with his math homework, but it’s way over my head. Do you think you could take a quick look?
日本語訳: ねえ、ちょっと聞いてもいい?息子が数学の宿題を手伝ってって頼んできたんだけど、私にはちんぷんかんぷんでさ。ちょっと見てくれない?

解説: 模範解答は丁寧で落ち着いた言い方で、少しかしこまった場面でも安心して使える頼み方です。ノエリアの回答はもっと会話的で、家族や友人など親しい人に軽く声をかけるような自然さがあります。違いとして、前者はきちんとお願いを切り出したいとき、後者はちょっと助けを求めたいときや、日常の中でさらっと頼むようなシーンにぴったりです。

Hey, can I ask you a favor? My son asked me for help with his math homework, but it’s too difficult even for me. Can I ask you to take a look at it?

  • can I ask you a favor: お願いしてもいい?(“favor”は「親切な行為」。丁寧に依頼を切り出す定番フレーズ。)
  • My son asked me for help: 息子が私に助けを求めた(ask A for B=「AにBを頼む」。助けの対象を名詞で表現。)
  • with his math homework: 数学の宿題について(with+名詞で「〜に関して」。“help with〜”は自然な組み合わせ。)
  • but it’s too difficult even for me: 私にも難しすぎる(“even for me”で「私でさえも」を強調し、少し困ったニュアンスを添える。)
  • Can I ask you to〜: あなたに〜してもらってもいい?(ask A to do=「Aに〜してもらうよう頼む」。依頼の定番構文。)
  • take a look at it: それをちょっと見てもらう(lookを使うことで「軽く確認する」イメージ。やわらかい言い方。)

Hey, can I ask you something? My son asked me to help him with his math homework, but it’s way over my head. Do you think you could take a quick look?

  • ask you something: ちょっと聞いてもいい?(模範の“a favor”よりカジュアルで、気軽に話しかける場面にぴったり。より自然な会話の始まり方。)
  • asked me to help him: 彼を手伝うよう頼んだ(ask A to do=「Aに〜してもらうよう頼む」。模範の“ask for help”よりも動作が具体的で、実際の行為をはっきり描く。)
  • it’s way over my head: 私にはさっぱり分からない(直訳は「頭の上を通り過ぎてる」。模範の“too difficult even for me”よりもくだけた日常表現で、ユーモアを感じさせる。)
  • Do you think you could〜?: 〜してもらえるかな?(“Can I ask you to〜?”よりも柔らかく、相手に配慮した言い方。遠回しで丁寧な響きがある。)
  • take a quick look: ちょっとだけ見て(“quick”を入れることで「時間を取らせない」ニュアンスを強調。相手に負担をかけない自然な頼み方。)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

週末復習企画第3弾がスタートしました!
ノエリアオリジナルのリスニング練習「Listening Challenge 週まとめ」が始まりました!このページでダイアログの内容を確認しながら理解を深め、週まとめではラジ英風に再アレンジしたAI音声で「聞く・考える・答える」練習を楽しみましょう!
👉 Blog: 週まとめ|Listening Challenge

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Does George tell Laura he has forgotten how to solve math problems?
A. No, it all came back to him right away.
B. Yes, he can’t remember any.
C. No, he doesn’t want to talk about them.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

夜の静かな家で、ローラが父ジョージに話しかけます。数学の宿題に苦戦する息子を見かねて、元教師の父に「ちょっと見て」とお願いする、親子三世代の温かいやりとりです。

Laura: Dad, are you still up? It’s almost ten.
George: Yeah, just finishing my tea. What’s going on?
Laura: Well… hey, can I ask you something? My son asked me to help him with his math homework, but it’s way over my head. Do you think you could take a quick look?
George: Sure, let me see it. What kind of problem is it?
Laura: Thanks, Dad. It’s something about quadratic functions or whatever.
George: Oh, those. I used to teach that stuff back in the day. Let’s see what’s confusing him.
Laura: You still remember all that? I can’t even read the symbols anymore.
George: Some things you never forget. Tell him to bring it over—I’ll take a look.

ローラ: お父さん、まだ起きてる?もう10時だけど。
ジョージ: ああ、お茶を飲み終えるところだよ。どうしたんだ?
ローラ: えっと…ねえ、ちょっと聞いてもいい?息子に数学の宿題を手伝ってって頼まれたんだけど、私にはさっぱりでさ。ちょっと見てくれない?
ジョージ: いいよ、見せてごらん。どんな問題なんだ?
ローラ: ありがとう、お父さん。なんか二次関数とかそんなのらしいの。
ジョージ: ああ、それか。昔教えてたことあるよ。どこでつまずいたのか見てみよう。
ローラ: まだそんなの覚えてるの?私もう記号を見るだけで目が回るよ。
ジョージ: 一度覚えたものはなかなか忘れないもんだ。持ってきなさい、ちょっと見てみるよ。

  • are you still up?: まだ起きてるの?(夜の会話で「もう寝た?」ではなく「まだ起きてる?」と自然に尋ねる表現。”awake” よりカジュアルで家庭的。)
  • just finishing: ちょうど終わるところ(”just” が「まさに今」、”finishing” が「終えかけている」。日常会話で行動の直前・直後を自然に伝える組み合わせ。)
  • What’s going on?: どうしたの?(「何が起きてるの?」から派生した定番の問いかけ。心配・関心・会話導入など幅広く使えるカジュアルフレーズ。)
  • let me see it: 見せてごらん(相手の話を受けて自然に次の行動に移る口語表現。”let me + 動詞” は「私に〜させて」の柔らかい許可の形。)
  • what kind of…: どんな〜?(種類や内容を尋ねる定番フレーズ。口語でもフォーマルでも使える万能表現。)
  • something about〜: 〜の関係の何か(話題をぼかす便利な表現。細かく説明できない時や曖昧な記憶を話す時に自然。)
  • or whatever: 〜とかそんな感じ(話を曖昧に締めるカジュアル表現。”and stuff” や “or something” と同類で、会話らしい余韻を出す。)
  • back in the day: 昔はね/昔そうだった(懐かしさをこめて昔を振り返る言い方。フォーマルには “in the past”。)
  • Let’s see…: どれどれ…/見てみようか(会話で次の行動に移るときの自然な導入フレーズ。時間を稼ぐときにも使える。)
  • what’s confusing him: 彼がどこで混乱してるか(”confuse” は「混乱させる」。ここでは受け身的に「どこが難しいか」の意味で使われている。)
  • You still remember all that?: まだ全部覚えてるの?(”still” が驚きを込めた「今でも?」のニュアンスを出す。驚きや称賛に使える自然な形。)
  • I can’t even read…: ~すら読めない(”even” が「〜でさえも」の強調。自虐や驚きを伝える口語的な強調法。)
  • Some things you never forget.: 一度覚えたことは忘れないもんだ(ことわざ的に使われる自然な英語のリズム。”some things” で人生経験を含んだ温かみを出す。)
  • bring it over: それを持ってきなさい(”bring” は「持ってくる」、”over” は「こちら側へ」。相手のもとから自分のところへ移動を促す自然な口調。)
  • take a look: 見てみる(“see”より軽く、ざっと確認する感じ。職場でも家庭でも万能に使える。)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Does George tell Laura he has forgotten how to solve math problems?
A. No, it all came back to him right away.
B. Yes, he can’t remember any.
C. No, he doesn’t want to talk about them.

答え
クリックすると答えが出ます。

A. No, it all came back to him right away.

Point

A. No, it all came back to him right away.(いいえ、すぐ思い出しました。)
ジョージは数学の解き方を忘れたとは言っていません。彼は「Some things you never forget.(一度覚えたことはなかなか忘れないもんだ。)」と話しており、数学を教えていた頃の知識が今も残っていることを示しています。came back to him は「(記憶が)よみがえる」という意味の自然な口語表現で、記憶や感覚が戻るときに使われます。内容としては「忘れていない=思い出した」ことを表しているため、この選択肢が正解です。

B. Yes, he can’t remember any.(はい、何も思い出せません。)
“can’t remember” は「思い出せない」を意味しますが、ジョージの発言内容とは逆になります。彼は記憶を失っておらず、むしろ自信を持って「覚えている」と言っています。そのため、この選択肢は意味が真反対になります。

C. No, he doesn’t want to talk about them.(いいえ、その話をしたくありません。)
“talk about” は「〜について話す」という意味ですが、ジョージは数学の話を避けていません。彼はローラに「Tell him to bring it over—I’ll take a look.(持ってこい、ちょっと見てみるよ。)」と協力的な態度を見せています。したがって「話したくない」という内容は誤りです。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • Some things you never forget: 「一度覚えたことは忘れない」という発言が正答を導く決め手。忘れていない=思い出した、という意味を確認。
  • used to teach: 「昔教えていた」という表現が、数学の知識が残っていることを裏づける。
  • take a look: 最後の協力的な発言。彼が問題を見る気がある=覚えていることを示唆。

会話のテーマを理解すること
この会話は、ローラが息子の数学の宿題に困り、元教師である父ジョージに助けを求める場面です。ジョージは昔の知識を今でも覚えており、快く協力しています。したがってテーマは「記憶を失った父」ではなく「頼もしい元教師の父」。リスニングでは “Some things you never forget.” の一言を聞き取ることが正解へのカギになります。

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