🆕 週末復習企画第3弾がスタートしました!
「NoeLia Extra Examples」「Pronunciation Polish 週まとめ」に続く新企画、ノエリアオリジナルのリスニング練習 「Listening Challenge 週まとめ」 がスタート!NHKラジオ英会話の“リスニング・チャレンジ”をベースに、ノエリアが書き下ろしたオリジナルダイアログを週末にまとめてお届けします。AIナレーションの音声で“聞く・考える・答える”を楽しく復習!
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本日のノエリアオリジナル「Listening Challenge」へジャンプ!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:子どものころ、父が自転車の乗り方を教えてくれました。何度も転びましたが、いつも立ち上がるように教えてくれました。それが私が学んだいちばん大切な教えだったと思います。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
When I was a kid, my father taught me how to ride a bike. I fell off a lot, but he taught me to always get back up. I think that was the most valuable thing I learned.
When I was little, my dad taught me to ride a bicycle. I took spill after spill, but he instructed me to pick myself up and get back on every single time. I’d say that ended up being the most important lesson I ever learned.
日本語訳: 小さかったころ、父さんは自転車の乗り方を教えてくれた。転んでは起き上がるの繰り返しだったけれど、そのたびに自分で立ち直って、もう一度またがれと教え込まれた。振り返れば、それが結局いちばんの学びだったと思う。
解説: 模範解答は落ち着いた語り口で、事実関係を素直に積み上げて「大切さ」に結論づける流れがまっすぐ。ノエリアの回答は口語的で体感が強く、転倒の連続や具体的な所作を描いて思い出の息づかいを前面に出す。違いとして、前者は端的で読みやすく文章教材向き、後者は映像的で感情の手触りが残る語り。場面に応じて、簡潔に伝えたいなら前者、経験の生々しさを共有したいなら後者が合う。
When I was a kid, my father taught me how to ride a bike. I fell off a lot, but he taught me to always get back up. I think that was the most valuable thing I learned.
- When I was a kid: 子どものころ(物語の時間枠を自然に切り出す定番の入り方。)
- taught me how to ~: 〜のやり方を教えた(how toで「方法」を明示する基本パターン。)
- ride a bike: 自転車に乗る(rideは「またがって操作する」動作。)
- I fell off a lot: 何度も転んだ(fall offは「〜から落ちる」。a lotで頻度の強調。)
- taught me to ~: 〜するよう教えた(to不定詞で行動指針を示す。)
- always get back up: いつも立ち上がる(get back upは「倒れても起き上がる」の口語定番。)
- I think: 思う(語り手の主観を添えて結論へつなぐ。)
- the most valuable thing: いちばん大切なこと(valuableは「価値のある」。経験から得た価値を強調。)
- I learned: 私が学んだ(体験から得た学びを総括する締めの一言。)
When I was little, my dad taught me to ride a bicycle. I took spill after spill, but he instructed me to pick myself up and get back on every single time. I’d say that ended up being the most important lesson I ever learned.
- When I was little: 幼いころ(模範解答のWhen I was a kidよりやわらかく幼さのニュアンスが強い。)
- my dad: 父さん(模範解答のmy fatherより口語的で親密な呼び方。)
- taught me to ~: 〜するよう教えた(模範解答のtaught me how toより「行為そのもの」への焦点が強く、方法説明の色は薄い。)
- I took spill after spill: 何度もすっ転んだ(模範解答のI fell off a lotより口語的で映像的、転倒の連続感を強調。)
- he instructed me to ~: 〜するよう言い含めた/指導した(模範解答のhe taught me toより「指示・訓示」の響きが強く、教えの厳格さを帯びる。)
- pick myself up: 自分で立ち上がる(模範解答のget back upと同義だが「自力で」の含意がやや明確。)
- get back on: もう一度またがる(模範解答は上方向の回復、こちらは「再挑戦」の動作にフォーカス。)
- every single time: 毎回欠かさず(模範解答のalwaysより強い一貫性の強調。)
- I’d say: 〜だと思うな(模範解答のI thinkより含みのある言い回しで、語り口が柔らかい。)
- ended up being the most important lesson: 結局いちばん大切な教えになった(模範解答のthe most valuable thingより「過程を経た結論」のニュアンスが強い。)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
週末復習企画第3弾がスタートしました!
ノエリアオリジナルのリスニング練習「Listening Challenge 週まとめ」が始まりました!このページでダイアログの内容を確認しながら理解を深め、週まとめではラジ英風に再アレンジしたAI音声で「聞く・考える・答える」練習を楽しみましょう!
👉 Blog: 週まとめ|Listening Challenge
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
What made Mia remember something from her childhood?
A. Ethan was fixing the old bike in the shed.
B. Mia was cleaning off the dirt after falling.
C. Her dad brushed off the idea of teaching her to ride.
Listen carefully.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
イーサンとミアが自宅のガレージ近くで話しています。ミアが泥まみれになりながらも思い出したのは、幼いころに父から教わった大切なことでした。
Ethan: You’re covered in mud, Mia. What on earth happened?
Mia: Don’t start. I tried riding your old bike—you know, the one sitting in the shed for years.
Ethan: Wait, seriously? That thing’s practically a museum piece.
Mia: Yeah, well, I figured I’d give it a shot. I barely made it to the end of the driveway before wiping out. Twice.
Ethan: You? Falling off a bike? I wish I’d seen that.
Mia: Ha-ha, very funny. Anyway, as I was brushing off the dirt, something kind of hit me.
Ethan: Oh yeah? What’s that?
Mia: When I was little, my dad taught me to ride a bicycle. I took spill after spill, but he instructed me to pick myself up and get back on every single time. I’d say that ended up being the most important lesson I ever learned.
Ethan: Sounds like you just relearned it today.
Mia: Guess I did. Except now my back’s the one doing the learning.
イーサン: ミア、泥だらけじゃないか。いったい何があったんだ?
ミア: 聞かないで。あなたの古い自転車に乗ってみたのよ。物置でずっと眠ってたやつ。
イーサン: え、まさか本気で?あれ、もう骨董品みたいなもんだぞ。
ミア: そう思ったけど、ちょっと挑戦してみようと思って。玄関先を出たところで、もう2回も転んだわ。
イーサン: 君が自転車で転ぶなんて、見たかったな。
ミア: はいはい、笑っとけば?でもね、土を払ってたときに、ふと思い出したの。
イーサン: 何を?
ミア: 小さかったころ、父さんが自転車の乗り方を教えてくれたの。転んでは起き上がるの繰り返しだったけど、そのたびに自分で立ち直ってもう一度またがれって言われたのよ。あれが一番の教えだったと思うの。
イーサン: 今日はその教えをもう一度体で思い出したわけだな。
ミア: そうね。今は背中がその教訓を噛み締めてるけど。
- be covered in ~: ~で覆われている(“in” は「~に包まれている」感覚を出す。泥やほこり、汗などで体や物が覆われているときにも自然に使う。)
- What on earth ~: いったい何が~?(驚きや困惑を強調する口語表現。フォーマルでは “What happened?” で十分だが、ここでは親しみとリアクションを強めている。)
- Don’t start: やめてよ/からかわないで(相手の冗談や小言を制止する軽い言い方。“Don’t start with me.” の省略形で、親しい間柄でよく使われる。)
- you know: ほら/あのね(会話のつなぎ。相手に共有感を出す時のクッション表現。文頭でも文中でも使える。)
- shed: 物置(庭やガレージにある簡易小屋。“tool shed(道具小屋)” のように使われる日常語。)
- Wait, seriously?: え、マジで?(驚きや信じられない気持ちを込めた自然なリアクション。若者から大人まで幅広く使われる。)
- museum piece: 骨董品/古いもの(直訳は「博物館に置くような品」。皮肉っぽく「時代遅れのもの」という意味にも使う。)
- give it a shot: 試してみる(“try” より軽いチャレンジの響き。気軽に「やってみる」という口語表現。)
- barely: かろうじて/やっと(限界ギリギリで達成したことを表す。ネガティブな文脈にもよく使う。)
- driveway: 私道/玄関前の道(家から道路まで続く短い通路。アメリカの住宅では日常的な単語。)
- wipe out: 転ぶ/すっ転ぶ(もともとは「拭き取る」「消し去る」という意味。そこから「地面にたたきつけられて動きが“消える”」イメージに転じ、スラングとして「派手に転倒する」や「完全にやられる」の意味で使われる。スノボ・サーフィン・自転車など、バランスを崩して転倒する場面で特によく使われる。)
- I wish I’d seen that: 見たかったな(過去完了の仮定法で「見ていたらよかったのに」のニュアンス。軽い冗談にぴったり。)
- Ha-ha, very funny: はいはい、おもしろいわね(皮肉をこめた軽い返し。言葉だけでツッコミのニュアンスを出せる。)
- brush off: 払う(もともとは「ブラシで表面を軽くこする」動作を指す。そこから「不要なものを軽く払い落とす」感覚が転じ、「泥やほこりを払う」物理的な動作だけでなく、「嫌なこと・批判・不安などを気にせず受け流す」比喩表現としても使われる。)
- something hit me: ふと思い出した/ハッと気づいた(比喩表現。“hit” は「衝撃を受ける→思いつく」感覚を出す。)
- Guess I did: そうかもね(“I guess I did” の省略。軽く同意・納得する言い方。)
- Except now: ただし今は〜/今回は〜だけどね(対比や皮肉を込める一言。“Except now my back’s the one doing the learning.” では「教訓を学ぶのは“背中”の方だね」と軽く落とすユーモアに。)
- my back’s the one doing the learning: 背中が学んでる(ユーモラスな比喩。“体で覚える”を英語的に表した自然な冗談。)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What made Mia remember something from her childhood?
A. Ethan was fixing the old bike in the shed.
B. Mia was cleaning off the dirt after falling.
C. Her dad brushed off the idea of teaching her to ride.
クリックすると答えが出ます。
B. Mia was cleaning off the dirt after falling.
A. Ethan was fixing the old bike in the shed.(イーサンが物置の古い自転車を直していた。)
この選択肢では、イーサンが古い自転車を修理していたことになっていますが、実際の会話ではそんな場面はありません。彼はむしろ「あれは博物館行きだ」と冗談を言い、使い物にならないと話しています。つまり、行動の方向がまったく逆で、文脈に合わないため不正解です。
B. Mia was cleaning off the dirt after falling.(ミアが転んだあと、泥を払っていた。)
正解の根拠は “as I was brushing off the dirt, something kind of hit me.” にあります。“brushing off” を “cleaning off” に言い換えたもので、「払い落とす・取り除く」という意味。ここでの “something kind of hit me” は「ふと気づいた・思い出した」という比喩表現で、泥を払っている最中に過去を思い出した自然な流れになります。正解です。
C. Her dad brushed off the idea of teaching her to ride.(彼女の父親が、自転車を教えるという考えを払いのけた。)
この選択肢で “brushed off” は「払いのける」「軽視する」という意味で使われており、実際には父は根気強く教えていました。つまり内容は正反対です。ダイアログ内で使われている句動詞の形を使った引っ掛けですが、会話とは一致しないため不正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- brushing off the dirt: ミアが「泥を払っていた」ことを示す重要なフレーズ。これが「思い出すきっかけ」になっている。また “brush off” には「気にしない」「無視する」の意味もあり、Cの選択肢にも使われているため文脈の理解が必要。
- something kind of hit me: 「ふと気づいた」「急に思い出した」という比喩的表現。正答の判断の決め手になる。
- shed / bike: Aの選択肢に使われた語。聞き取りの焦点として出てくるが、正答とは直接関係がないため引っ掛け要素になる。
会話のテーマを理解すること
この会話は、ミアが泥だらけで帰ってきて、イーサンにその理由を話す中で過去を思い出す場面です。ポイントは「転倒という出来事」と「そこから思い出につながる感情の動き」。ミアは転倒そのものではなく、泥を払いながら父からの教えを思い出したという流れを語っています。したがって、単語の一部だけを聞くのではなく、“as I was brushing off the dirt, something kind of hit me” という文全体を理解することが、正しい選択(B)にたどり着く鍵になります。

