GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|意志のwill
意志のwill
OK, I’ll get that.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
わかりました、私はそれをいただきます。
You know what, I’ll talk to him tomorrow.
日本語訳: やっぱり明日、彼に話してみるよ。
解説: この文は「意志の will」を使い、その場で“よし、そうしよう”と決める瞬間を表しています。「You know what」は「ねぇ、やっぱりさ」と気持ちの切り替えや新しい決意を示す前置きのひとこと。全体で、思い立って行動を決める自然な流れの会話表現です。
A: I can’t stop thinking about what he said in the meeting. It wasn’t mean, but it felt dismissive somehow.
B: Maybe he didn’t realize how it came across. You know how blunt he can be when he’s focused.
A: Yeah, I know… but it’s been bugging me all day. You know what, I’ll talk to him tomorrow. It’s probably better to clear the air than overthink it.
B: Good call. Once you talk it out, you’ll feel lighter, I’m sure.
A: 会議で彼が言ったこと、ずっと引っかかってるの。悪気はなかったと思うけど、どこか見下された感じがして。
B: たぶん彼、ああいう言い方するつもりじゃなかったんじゃない?集中してるとき、ちょっとぶっきらぼうになるタイプだし。
A: うん、わかってる。でも一日中気になっちゃってて。ねぇ、やっぱり明日、彼に話してみるよ。考えすぎるより、ちゃんと話したほうがいい気がする。
B: いい判断だと思うよ。話したらきっと気が楽になるはず。
- can’t stop ~ing: ~せずにいられない(“can’t help ~ing” よりカジュアルで、感情的な余韻を表す。例:”I can’t stop thinking about it.”=「ずっと考えちゃう」)
- mean: 意地悪な/悪気のある(人の言動について使うと「感じ悪い」「トゲがある」の意味。物や状況にはあまり使わない。)
- dismissive: 見下したような/軽んじるような(態度や口調に対して使う形容詞。”a dismissive tone”=「冷たい言い方」。)
- how it came across: どう伝わったか/どう受け取られたか(“come across” は「印象として伝わる」。例:”He came across as confident.”=「彼は自信ありげに見えた」。)
- You know how ~: ~でしょ(相手も知っている情報を引き合いに出す口語フレーズ。共感や理解を促す。「彼がどういう人か知ってるでしょ」など。)
- blunt: 鈍い/とがっていない;ぶっきらぼうな/ストレートすぎる(本来の意味は「刃物などが切れない」「先が丸い」。“a blunt knife”=「切れ味の悪いナイフ」。そこから転じて、人の話し方や態度が「鋭さに欠けて遠慮のない=ぶっきらぼうな」という比喩的意味でも使われる。”direct” よりもややネガティブな響きがある。)
- bug (someone): (人を)イライラさせる/気にかかる(虫の “bug” から派生した口語動詞。”It’s been bugging me all day.”=「ずっと気になってる。」)
- It’s probably better to ~: ~したほうがいいかもね(控えめな助言や自己判断を表す。「断定を避けた大人の言い回し」。)
- clear the air: わだかまりを解消する(直訳は「空気をきれいにする」。人間関係の誤解や気まずさを解消する時に自然なイディオム。)
- overthink: 考えすぎる(“think too much” よりもコンパクトな口語表現。ネガティブ思考や悩みすぎを指す現代的単語。)
- Good call.: いい判断だね(“Nice decision.” より自然な会話表現。「それ正解」「その判断ナイス」という軽い賛同。)
- talk it out: 話して解決する(“out” には「最後まで・全部話す」のニュアンス。人間関係のわだかまりを整理する時に使う。)
- feel lighter: 気が楽になる(“light” は物理的な「軽さ」だけでなく、心が軽くなる感覚を表す比喩。心理的な安心感を自然に伝える。)
If it helps, I’ll stay a little longer tonight.
日本語訳: それで気が楽になるなら、今夜もう少しここにいるよ。
解説: この文の will も、その場で相手を思って行動を決める「意志の will」です。予定ではなく「今、そうしてあげよう」と思いつく優しい判断。「stay a little longer」は「もう少し長くいる」で、相手の不安を和らげる思いやりのこもった自然な言い方です。
A: It’s getting late. I should probably head out.
B: Hey, would you mind staying a bit longer? After everything that happened, being alone feels a bit hard tonight.
A: …Yeah, I get that. If it helps, I’ll stay a little longer tonight. We can just sit and listen to some music or something.
B: Thanks… I’d like that. I just need a bit of company, that’s all.
A: もう遅くなってきたし、そろそろ帰ったほうがいいかな。
B: ねぇ、もう少し一緒にいてくれない?色々とあった後だから、今夜は一人になるのがちょっと辛くて。
A: …うん、わかるよ。もしそれで気が紛れるなら、今夜もう少しいるよ。音楽でも聴きながら、ゆっくりしようか。
B: ありがとう。そうしてもらえると嬉しい。ちょっと誰かにそばにいてほしかっただけなの。
- head out: 出発する/帰る(”leave” よりも口語的でカジュアル。日常会話では「そろそろ帰るね」や「出るね」の定番表現。”I should probably head out.”=「もう帰ったほうがいいかな。」)
- after everything that happened: いろいろあった後で(直訳は「起こったすべてのことのあと」。過去の出来事を具体的に言わずに、自然にぼかして指す便利な言い方。)
- being alone feels a bit hard: 一人でいるのが少しつらく感じる(”feel” は感情や体感を表す万能動詞。”a bit” を入れることで、重くなりすぎず柔らかいニュアンスを作る。)
- I get that: わかるよ/そうだね(”I understand” よりも口語的で、共感を含んだリアクション。会話で最もよく使われる相づちのひとつ。)
- sit and listen (to some music): 座って音楽を聴く(”sit and + 動詞” で「〜しながらゆったりする」感覚を出す自然な言い回し。)
- or something: ~とかね(提案や例示をやわらげる口語フレーズ。”We can just sit and listen to some music or something.”=「音楽でも聴きながら」など曖昧に言うことで優しいトーンになる。)
- I’d like that: そうしてもらえるとうれしい(相手の提案を快く受け入れる自然な返答。フォーマルでもカジュアルでも使える。)
- a bit of company: 少し誰かがそばにいること(”company” は「会社」だけでなく「一緒にいること/人」を意味する。感情的なシーンで「人のぬくもり」や「寄り添い」を表す柔らかい言葉。)
- that’s all: それだけ(強調を和らげる結びの一言。主張やお願いを控えめに伝えるときに添えることで、自然な謙虚さを出す。)
NoeLia Extra Examples|種類を表す名詞
種類を表す名詞
Are wines from Oregon good?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
オレゴンのワインはおいしいですか?
I tried a few coffees, but I liked the second one best.
日本語訳: いくつかコーヒーを試したけど、2番目のが一番気に入ったよ。
解説: この文は「種類を表す名詞」の用法で、通常は不可算の coffee を「コーヒーの種類」として可算扱いにしています。焙煎や産地などの違いを意識して複数形にすることで、自然な味比べの場面を表現。「liked the second one best」は「2番目のものが一番好きだった」という日常的で柔らかい言い方です。
A: That new café was actually pretty good. I didn’t expect them to give out that many samples.
B: Yeah, right? I was surprised too. You must’ve tried, what, five of them?
A: Something like that. I tried a few coffees, but I liked the second one best — the one that wasn’t too strong, kind of smooth.
B: Oh yeah, the mellow one. I liked that too. Might go back for a bag this weekend.
A: あの新しいカフェ、意外と良かったね。あんなに試飲させてくれるとは思わなかった。
B: だよね?俺もびっくりしたよ。てか、5種類くらい飲んでなかった?
A: そんなもんかな。いくつか試したけど、2番目のが一番よかった。味が濃すぎなくて、まろやかでさ。
B: あー、あのやつね。俺も好きだった。今週末、豆買いに行こうかな。
- actually: 意外と/本当に(”really” よりも軽く、「思ってたより」「案外」といった驚きを含む。会話では “It was actually pretty good.” のように、ポジティブな再評価を伝える時によく使う。)
- pretty good: けっこう良い(”very good” より控えめで自然。相手と共有する空気を壊さない「程よい褒め言葉」。)
- give out: 配る/提供する(ここでは「試飲を出す」の意味。店が無料でサンプルを出す時などにも使う日常的な句動詞。)
- sample(名詞): 試供品/サンプル(食べ物・飲み物・化粧品などを「試すための少量」として使う。動詞 “sample”=「試食する/味見する」も覚えておくと便利。)
- Yeah, right?: でしょ?(強い同意を示すカジュアルな相づち。皮肉にも使えるが、ここでは肯定の「だよね?」。)
- Something like that.: そんな感じ。(あいまいに同意するときの定番フレーズ。”Yeah, around that.” より柔らかく、会話の流れを保つ。)
- too strong: 濃すぎる(味・におい・印象などを表す形容詞。”too” はネガティブな「~すぎる」を示すが、日常会話では頻出。)
- kind of: 〜みたいな(ぼかして柔らかく表現する口語フレーズ。”sort of” と同じ意味で、話しながら考える時にも使う。)
- smooth: まろやか/なめらか(触感や味、声、性格まで幅広く使える形容詞。コーヒー・ワインの描写では「苦味が少なく飲みやすい」意味。)
- mellow: まろやかで落ち着いた(“smooth” よりもさらに柔らかい響き。味・音・雰囲気などに深みを出す時に使う。例:”mellow jazz”=落ち着いたジャズ。)
- Might go back for a bag.: 豆を買いに戻るかも(主語省略+”might” で独り言のような自然さを演出。”a bag” は「豆一袋」を指している。)
The world’s full of Englishes, and that’s what makes it fun.
日本語訳: 世界にはいろんな英語がある。それがまた面白いんだよね。
解説: この文でも「Englishes」が「英語という言語の種類」を表しており、「種類を表す名詞」の典型的な使い方です。英語を地域や文化の違いで捉えて複数形にすることで、多様性を自然に表現しています。「that’s what makes it fun」は「だからこそ面白い」という温かい肯定の言い回しです。
A: That meeting was actually kinda fun. Everyone had their own way of speaking English.
B: Fun? I don’t know… I mean, I couldn’t understand a word of the Indian guy.
A: Yeah, he was fast. But that’s part of what I like about it. The world’s full of Englishes, and that’s what makes it fun.
B: …Maybe. You make it sound cooler than it felt, though.
A: あのミーティング、けっこうおもしろかったな。みんな英語なのに、話し方が全然違ってさ。
B: おもしろかった?うーん…というか、インドの人の英語、全然わかんなかったよ。
A: だよね、速かったもんな。でも、そういうのも含めておもしろいんだよ。世界にはいろんな英語があるし、それがまた楽しい。
B: …そうかもね。あなたが言うと、なんかちょっとかっこよく聞こえるけど。
- kinda: ちょっと/まあまあ(“kind of” の口語的な省略形。フォーマルでは使わないが、日常会話では非常に一般的で、軽いニュアンスやぼかしに使われる。)
- their own way of ~ing: ~するそれぞれのやり方(“way of doing” は「〜の仕方・方法」。”their own” をつけると「各自の」や「独自の」という意味を強調する自然な表現。)
- I mean,: ていうか(前の発言を言い換えたり補足したりする会話のつなぎ。日本語の「ていうか」「というのも」に近い自然な口語表現。)
- couldn’t understand a word of ~: ~がまったく理解できなかった(“not understand a word of” は「一言もわからない」の強調表現。ここでは “the Indian guy” を目的語にとり、軽い愚痴として自然に使われている。)
- Yeah, he was fast.: だよね、速かったもんな(“fast” は「スピードが速い」だけでなく「話すのが速い」にも使える形容詞。人の会話速度にも自然に使える。)
- That’s part of what I like about it.: それも含めて好きなんだ(“part of what” は「〜の一部」「〜の要素のひとつ」を表し、気に入っている理由をやわらかく伝える表現。)
- Englishes: 英語の種類(“English” をあえて複数形にすることで、地域・文化による多様な「英語」を指す。学術的にも使われるが、カジュアルにも自然。)
- that’s what makes it fun: だからこそ面白い(“that’s what makes ~” は「〜を…にしている要素だ」という定番表現。「~だからこそ」というポジティブな意味になる。)
- You make it sound cooler than it felt: あなたが言うと、ちょっとかっこよく聞こえる(“make it sound + 形容詞” は「〜に聞こえるように言う」。“cooler than it felt” で「実際よりもかっこよく聞こえる」と軽い冗談まじりの共感を表す。)

