PRACTICAL USAGE L152|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

【毎週土曜更新】「Listening Challenge 週まとめ」で“聞く・考える・答える”を楽しく復習!
ノエリアオリジナルのリスニング練習「Listening Challenge 週まとめ」を毎週土曜日に公開しています。ラジ英風に再アレンジしたAI音声で、「聞く・考える・答える」練習を気軽に楽しめます!
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本日のノエリアオリジナル「Listening Challengeへジャンプ!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:このプロジェクトについて、ちょっとアドバイスしてもいいかな?ビルは来週まで始めるのを待とうって提案していたけど。そうするのはおすすめしないよ。もう時間が足りないんだから。君と僕で先に始めておこう。
Can I give you some advice about the project? Bill proposed we wait until next week to start. I don’t recommend doing that. We’re already short on time. Let’s you and me get a head start.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Mind if I share a quick thought about the project? Bill suggested waiting until next week to start, but I wouldn’t recommend that. We’re running out of time, so how about you and I get things going now?
日本語訳: このプロジェクトのことなんだけど、ちょっと意見を言ってもいい?ビルは「来週まで待とう」って言ってたけど、私はそれはあまりおすすめしないな。時間がなくなってきてるし、今のうちに二人で動き始めようか。

解説: 模範解答は、明るく率直に意見を伝える言い方です。軽いアドバイスのような口調で、相手との距離が近いときに自然に使えます。ノエリアの回答は、もう少し柔らかく、相手を立てながら提案する言い回しになっています。控えめな言い出し方で、押しつけずに協調を感じさせるトーンです。模範解答が「行動をはっきり促す」タイプなのに対して、ノエリアの回答は「一緒に考えよう」と寄り添うような印象になります。場面としては、相手の意見を尊重したいときや、穏やかに流れを変えたいときに自然です。

Can I give you some advice about the project? Bill proposed we wait until next week to start. I don’t recommend doing that. We’re already short on time. Let’s you and me get a head start.

  • give you some advice: アドバイスする(“advice” は不可算名詞で、具体的な助言を意味する。相手に直接話しかける柔らかい導入。)
  • proposed we wait: ~することを提案した(“propose + that節” の形。フォーマルな言い方で、ビジネスなどでよく使われる。)
  • recommend doing that: ~するのは勧めない(“recommend + 動名詞” は「一般的な行動についての助言」を表す自然な構文。)
  • short on time: 時間が足りない(“short of” と同義。限られた時間の中で焦りを含む口語表現。)
  • get a head start: 先に始める/先行する(直訳は「一歩先にスタートを切る」。作業を早めに始めるニュアンス。)

Mind if I share a quick thought about the project? Bill suggested waiting until next week to start, but I wouldn’t recommend that. We’re running out of time, so how about you and I get things going now?

  • Mind if I share a quick thought: ちょっと意見を言ってもいい?(模範の “Can I give you some advice?” が率直で直接的なのに対して、こちらは相手に許可を求めるやわらかい導入。控えめで距離のある相手にも自然に使える。)
  • suggested waiting: ~するよう提案した(模範の “proposed we wait” はフォーマルで書き言葉寄りだが、こちらは日常会話でよく使われる自然な言い方。職場での軽いやりとりに向いている。)
  • I wouldn’t recommend that: それは勧めないかな(模範の “I don’t recommend doing that.” は明確に否定しているが、こちらは “wouldn’t” を使って断定を避けている。聞き手に圧を与えず柔らかく反対意見を出すときに便利。)
  • running out of time: 時間がなくなってきている(模範の “short on time” が静的に「足りない」状態を述べているのに対し、こちらは動的に「刻一刻と減っている」状況を描いている。緊迫感をやや強める表現。)
  • get things going: 物事を始める(模範の “get a head start” が「先に始める」明確な行動を示すのに対し、こちらは「動き出す」柔らかい表現で、協力して行動するニュアンスがある。)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

【毎週土曜更新】「Listening Challenge 週まとめ」で“聞く・考える・答える”を楽しく復習!
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問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What does Laura think about Bill’s idea to delay the project?
A. She believes it’s the safest plan.
B. She thinks their coffee intake might increase.
C. She agrees that waiting might cause more problems.
Listen carefully.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

イーサンとローラがオフィスの休憩スペースで朝のコーヒーを飲みながら話しています。前日の長すぎた会議を振り返りつつ、ビルの新しいプロジェクト方針について意見を交わしているようです。

Ethan: Morning, Laura. Did you survive yesterday’s meeting marathon?
Laura: Barely. I think my coffee intake doubled. How about you?
Ethan: Same here. I’d recommend keeping the next round shorter. People fade after an hour.
Laura: True. By the way, did you read Bill’s update on the project?
Ethan: Not yet—what did he suggest?
Laura: He proposed pushing the kickoff to next week, just to play it safe.
Ethan: Hmm, I figured he might say that. Mind if I share a quick thought about the project? Bill suggested waiting until next week to start, but I wouldn’t recommend that. We’re running out of time, so how about you and I get things going now?
Laura: I’m in. Let’s carve out the afternoon and get started.

イーサン: おはよう、ローラ。昨日の会議地獄、なんとか乗り切った?
ローラ: なんとかね。コーヒーの量が倍になったわ。あなたは?
イーサン: こっちも同じ。次は短めにしたほうがいいと思う。1時間超えると集中が切れるし。
ローラ: だよね。ところで、ビルのプロジェクトのアップデート読んだ?
イーサン: まだ。何て提案してるの?
ローラ: 安全策で、開始を来週に延ばそうって。
イーサン: ああ、やっぱりそう言うと思った。ちょっとこのプロジェクトのことで意見言ってもいい?ビルは来週に延ばそうって言ってるけど、俺はそれはおすすめしないな。もう時間がないし、今のうちに君と俺で動き出そう。
ローラ: 賛成。それじゃ午後はその時間にあてて、始めちゃおうか。

  • survive: 乗り切る/なんとかやり過ごす(本来は「生き延びる」だが、日常会話では「過酷な一日や状況を耐え抜く」という軽い意味で使われる。例: I barely survived Monday.)
  • meeting marathon: 会議地獄(長時間・連続した会議を比喩的に表現する言い方。直訳すると「会議マラソン」だが、日本語では不自然なため「会議地獄」と訳すのが自然。ネイティブは疲労や皮肉を込めてカジュアルに使い、英語では“meeting hell”が本物の地獄レベルの強い言い方になるのに対し、“meeting marathon”は日常的で軽い愚痴や笑いを交えて使える自然な表現。)
  • barely: かろうじて(「ギリギリで~できた」という意味。ポジティブにもネガティブにも使える便利な副詞。)
  • intake: 摂取量(特に飲食やカフェインなど「体に取り入れる量」を指す。語源は “in(中に)”+“take(取る)” で、「中に取り込む」というイメージから派生。健康・栄養・学習など幅広い分野で使われ、academic でも日常でも使用頻度が高い単語。)
  • recommend: ~をおすすめする(アドバイスや提案の意味で使われる基本動詞。ここでは “I’d recommend ~ing” という柔らかい助言トーンで使われている。)
  • fade: 薄れる/集中が切れる(本来は「色や光が薄くなる」だが、人の注意力やエネルギーが落ちるときにも使う自然な比喩。)
  • update: 最新情報/報告(ビジネス会話で頻出。名詞として「アップデート情報」、動詞として「更新する」両方使える。)
  • propose: 提案する/申し出る(“suggest” よりフォーマル。仕事の提案や計画段階で使われることが多い。)
  • kickoff: (プロジェクトなどの)開始(スポーツの「キックオフ」から転じて、「スタートミーティング」「開始のタイミング」という意味でビジネス用語としても一般的。)
  • play it safe: 安全策を取る(直訳「安全にプレーする」から、リスクを避けて慎重に行動するという比喩的表現。)
  • figure: 〜だと思う/〜と予想する(ここでは “I figured he might say that.” の形で「やっぱりそう言うと思った」の意味。直感的判断を表すカジュアルな動詞。)
  • I’m in: 乗った/賛成(相手の提案に快く同意するときのカジュアルな返答。ビジネスでも友人間でも使える。)
  • carve out: (時間・空間などを)確保する(本来の “carve” は「彫る」「削る」「切り分ける」という意味。そこから「忙しい中で時間を“削り出す”」という比喩的な使い方が生まれた。限られたスケジュールの中で努力して時間を確保するニュアンスを持つ自然な表現。)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What does Laura think about Bill’s idea to delay the project?
A. She believes it’s the safest plan.
B. She thinks their coffee intake might increase.
C. She agrees that waiting might cause more problems.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. She agrees that waiting might cause more problems.

Point

A. She believes it’s the safest plan.(最も安全な計画だと思っている)
Laura は会話の中で Bill の提案に賛成していません。彼女は “He proposed pushing the kickoff to next week, just to play it safe.” と述べており、Bill が安全策を取ろうとしていることを伝えていますが、その後 Ethan の「今すぐ始めよう」という意見にすぐ同意しています。play it safe(安全策を取る) は慎重すぎる行動を表しており、Laura 自身はその考えに賛成していないため、この選択肢は不正解です。

B. She thinks their coffee intake might increase.(コーヒーの量が増えそうだと考えている)
この選択肢は “my coffee intake doubled.”(コーヒーの量が倍になった)という Laura の発言をもとにしたひっかけです。intake(摂取量) は食べ物や飲み物の「取り入れる量」を意味しますが、この発言は冒頭の雑談部分で、プロジェクトの延期とはまったく関係がありません。文中の印象的な語句を利用した混乱を誘う選択肢ですが、内容的には誤りです。したがって不正解です。

C. She agrees that waiting might cause more problems.(待つことでかえって問題が増えると考えている)
Laura は Ethan が “I wouldn’t recommend that. We’re running out of time, so how about you and I get things going now?” と言った直後に “I’m in.” と即答しています。I’m in は「賛成」「やろう」という意味の口語表現で、彼の意見に全面的に同意していることを示します。つまり彼女も「待たずに行動すべき」と考えているため、この選択肢が正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • play it safe: 「安全策を取る」という意味。Bill が延期を提案した理由を示す重要語。
  • I wouldn’t recommend that: Ethan が「それはおすすめしない」と述べ、反対の立場を明確にする部分。
  • We’re running out of time: 「時間がなくなってきている」。行動を急ぐ理由を強調する表現。
  • I’m in: 「賛成」「乗ったよ」という口語フレーズ。Laura の意見を判断する決め手となる。
  • intake: 「摂取量」。前半の雑談で登場するが、設問の内容とは無関係なひっかけ語。

会話のテーマを理解すること
この会話は、前日の会議で疲れた Ethan と Laura が、Bill のプロジェクト延期提案について話し合う場面です。Bill は「安全策」を取ろうとしていますが、Ethan は「時間がない」と判断して行動を提案し、Laura はすぐにそれに賛成します。つまりテーマは「慎重さより行動を取る姿勢」であり、Laura がどちらの立場に立っているかを正確に聞き取れるかがポイントです。

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