GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|文型の複合
I know I asked you to help me find an apartment.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は、あなたにマンション探しを手伝うようお願いしたと思います。
I honestly thought you reminded her to get Marcus to try that option.
日本語訳: マーカスにその案試してもらうよう、彼女に伝えてたと思ってたんだよ。
解説: この文は「thought」で始まるリポート文の中に「reminded her to get」の目的語説明型が入り、さらに「get Marcus to try」で“誰に何をさせるか”を説明するもう一段の目的語説明型が続く、学習テーマと 同じ三層構造になっています。remind 人 to〜 は“必要なことを思い出させる”自然な口語で、get 人 to〜 は“やってみるよう促す”という柔らかい働きかけを表すため、友人間でもよく使われるリアルな響きになっています。
A: I asked her about Marcus, and Kana just looked totally confused.
B: I honestly thought you reminded her to get Marcus to try that option.
A: Wait, me? No, I didn’t say anything. I actually thought you might’ve told her.
B: No, I only mentioned the idea to Marcus, not to her. Guess things got mixed up somewhere.
A: マーカスの件カナに聞いてみたんだけど、彼女マジで“え?”って顔してたよ。
B: だから、君が“マーカスに試させて”って彼女に伝えたんだと思ってたんだけど。
A: え、私?何も言ってないよ。むしろあなたが言ったのかと思ってた。
B: いや、マーカスに話しただけで、彼女には言ってないよ。どこかで話がすれ違ったんだね。
- check in with ~: 〜に確認する/連絡を取る(”check in” はホテルのチェックインの意味だけでなく「状況確認する」「様子を見る」という口語でも頻出。with を伴って「人に確認する」の意味)
- totally: 完全に/めっちゃ(強調の副詞で若者から大人まで幅広く使うカジュアル表現)
- might’ve (= might have): 〜したかもしれない(口語で非常に多い省略形。発音は /マイラヴ/ に近い)
- mention: 言及する/話に出す(“軽く触れる”ニュアンスでカジュアルにもフォーマルにも使える)
- mixed up: こんがらがる/話が食い違う(”mix up” は「間違えて混ぜる」→「話や状況がややこしくなる」への比喩的発展。日常でよく使う)
Why do you think I told you to show me how to fix this?
日本語訳: なんで私が「これ直し方教えて」って言ったと思う?
解説: この文は「Why do you think」がリポート疑問を作り、その内部に「I told you to show」の目的語説明型が入り、さらに「show me how to fix this」で“どんな内容を教えるのか”を具体的に説明する目的語説明型がもう一段重なる、学習テーマの複合文型がはっきり見える構造です。show 人 how to〜 は“やり方を実演するように教える”というニュアンスを持ち、身の回りの物を直す場面で自然に使われるため、日常会話としても違和感のないリアルな文になります。
A: So when I pressed the button, the whole thing just shut off. No warning, nothing.
B: That sounds like what happens when the internal reset gets triggered. You probably hit it by accident.
A: Why do you think I told you to show me how to fix this?
B: Yeah… fair. That device is ancient. Even I have to guess half the time.
A: ボタン押したら急に電源落ちたんだよ。なんの前触れもなく。
B: それ内部リセット入ったパターンだね。たぶん知らないうちに押したんだよ。
A: だから俺は「直し方教えて」って言ったんだよ。
B: うん、わかるよ。あれ古いし、私でも半分はカンで操作してるし。
- press (the button): ボタンを押す(press は「押し付ける」が原義。電子機器では最も一般的な「押す」動詞)
- the whole thing: 全体/丸ごと(口語で「全部これ」「この一式」のようにざっくり指す便利表現)
- shut off: 電源が切れる/停止する(自動詞的にも他動詞的にも使える句動詞。”turn off” より急に落ちるニュアンスが強い)
- No warning: 何の前触れもなく(warning は「警告」。口語で「予兆ゼロだった」の意味)
- nothing: 何もない(ここでは “No warning, nothing.” とリズムで使う強調の口語表現)
- internal: 内部の(機械や構造物で“中の仕組み”を指す基本形容詞)
- get triggered: 作動する/発動する(trigger は「引き金」。get triggered で“勝手に作動する”ニュアンスの受け身的表現)
- by accident: 偶然に/誤って(意図せず起こることを表す定番フレーズ)
- fair: まあ分かる/なるほどね(会話で“相手の指摘が妥当”と認める時の一言)
- ancient: 超古い/めちゃくちゃ古い(比喩的に「時代遅れ」「旧式」の意味でよく使う)
- half the time: 半分くらいの確率で/しょっちゅう(口語で“だいたい〜”の柔らかい頻度表現)
NoeLia Extra Examples|be going toのイメージ
I was going to call you with some news about that.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は、その件についての知らせをもって、あなたに電話するつもりでした。
Don’t tell me you’re going to skip dinner again tonight.
日本語訳: まさか、今夜もまた夕食を抜くつもりじゃないでしょうね。
解説: この文は be going to が「もうその行動に向かう流れが立ち上がっている」ニュアンスを示し、話し手がその気配を察してツッコミ気味に確認している形です。Don’t tell me〜 は“本当にそうなの?”という驚きや不安を乗せやすく、skip dinner の習慣性とも相性が良く、行動の方向性が自然に見えてくる日常的な用法です。
A: You looked pale when you came home. Did something upset your stomach again?
B: I think it’s just stress. Everything’s been piling up at work, you know?
A: Don’t tell me you’re going to skip dinner again tonight.
B: I’ll try not to… but honestly, the thought of food right now feels heavy.
A: 帰ってきたとき顔色悪かったよ?またお腹の調子変?
B: ストレスだと思う。仕事がいろいろ積み上がっててさ。
A: まさか今日も夕飯抜く流れじゃないよね。
B: なるべく食べるよ…でも正直、今はちょっと重く感じるんだよね。
- looked pale: 顔色が悪く見えた(look は「〜に見える」の状態動詞。pale は血の気が引いた状態を表す基本形容詞)
- come home: 帰宅する(home は副詞的に使われるため “to” をつけない点が重要)
- upset your stomach: 胃の調子を悪くする(upset は「ひっくり返す」が原義で、体調系では「乱す」意味で頻出)
- I think it’s just ~: 〜なだけだと思うよ(相手を安心させながら可能性を述べる柔らかい枕ことば)
- pile up: たまる/積み上がる(仕事・宿題・タスクなど「溜まっていく」ことを表す日常的な句動詞)
- I’ll try not to: そうならないようにするよ(“not to” が後ろに置かれ、行動を控える努力を示す自然な言い回し)
- honestly: 正直に言うと(文頭で気持ちを添える口語の頻出副詞)
- the thought of ~: 〜ということを考えると(“〜というイメージ/考え”が感情・行動に影響する場面で使う)
- feels heavy: 重く感じる(heavy は物理的な“重さ”だけでなく、食事・気分・空気などが「重い/しんどい」という比喩にも使われる)
I wasn’t going to wake you, but you were already half awake.
日本語訳: 起こすつもりはなかったんだよ、でももう半分起きてたじゃん。
解説: was not going to が「起こす流れには向かっていなかった」という過去の意図を示し、but 以下で相手の状態によってその流れが自然に変わっていく様子が描かれています。be going to の“気持ちや状況が行動を押し出していく”イメージがそのまま出ており、家庭でのリアルな場面にフィットする表現になっています。
A: Sorry, sorry… this early.
B: “Sorry” doesn’t fix it. You said you needed the charger right now. It should be somewhere around here.
A: I wasn’t going to wake you, but you were already half awake.
B: Half awake doesn’t count. I’m still the one digging for it at dawn—and you’re the one who lost it.
A: ごめんごめん…こんな朝早く。
B: ごめんじゃないって。“今すぐ充電器必要”って言ったのあなたでしょ。どっかこの辺にあるはず。
A: 起こすつもりはなかったんだよ。でももう半分起きてたじゃん。
B: 半分起きてても関係ないよ。結局、朝っぱらから探してるのは私でしょ?しかも無くしたのあなた。
- this early: こんなに早く(時間帯の“早さ”をカジュアルに強調する表現)
- doesn’t fix it: それで済むと思ってるの?(fix は「直す」。問題や状況を“帳消しにする”比喩的用法でよく使う)
- should be ~: ~にあるはず(推測+軽い確信を表す基本構文)
- somewhere around here: この辺のどこか(場所をざっくり示す自然な口語表現)
- doesn’t count: それはノーカン/それは違う(count は「有効とみなす」。口語では“認めない”ニュアンス)
- digging for ~: 〜をガサゴソ探す(dig は「掘る」が原義。物を探す行為を比喩的に表す自然な日常表現)
- at dawn: 夜明けに/明け方に(時間帯の限定表現で、早朝のしんどさを出せる)
- in the first place: そもそも(ことの原因を指摘するときの定番フレーズ)

