L159|動詞と文型 — get|NoeLia Original Dialog
「NoeLia Original Dialog(会話集)」では、ラジオ英会話の学習テーマをもとにした例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
本日はL159のテーマ「get」。学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
フレーズ中心で練習したい方は別ページにまとめてあります!
本日は30フレーズ例文を作りました。できるだけ多様な使い方が学べるフレーズ集になっていますので、ぜひ会話例とともに練習して見てください!
👉 L159|NoeLia Extra Examples
動詞と文型 — get
Key SentenceI got my friends to help me.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私は友達に手伝ってもらいました。
to 不定詞を説明語句として使った目的語説明型
Get him to slow down a little, or he’ll burn out.
日本語訳: 彼にちょっとペース落とすよう言ってよ。このままじゃ倒れるよ。
解説: この文の get は「相手を行動に向かわせる」目的語説明型です。slow down は「ペースを落とす」、burn out は「燃え尽きて倒れる」という口語で、働きかけの理由を自然に補っています。
A: He’s been coughing on and off, but he keeps saying, “I’m fine.”
B: That’s classic him—pretending he’s totally okay.
A: Get him to slow down a little, or he’ll burn out.
B: Yeah, you’re right. I’ll nudge him to take the afternoon off if I can.
A: 咳がずっと出たり止まったりしてるのに、“大丈夫”しか言わないんだよね。
B: 彼らしいね…平気なふりしがち。
A: ちょっとペース落とすよう言ってよ。このままじゃ倒れる。
B: うん、そうだね。午後は休むようにちょっと促してみるよ。
- coughing on and off: 咳が出たり止まったり(on and off は「断続的に」「ときどき」を表す定番の副詞句)
- keep saying ~: 〜と言い続ける(keep + 動詞-ing の「繰り返し・習慣」の用法)
- I’m fine: 大丈夫/平気(体調を軽くごまかすときの常套句)
- classic him / classic her: 彼らしい/いかにもその人っぽい(classic は「典型的な」の口語用法)
- pretending he’s totally okay: 完全に平気なふりをする(pretend は「芝居をする/装う」。totally は強調)
- nudge him to ~: 軽く促す/そっと後押しする(nudge は“肘でつつく”が原義。控えめな働きかけ)
- take the afternoon off: 午後休みにする(take ~ off は「時間を休みにする」定番表現)
- if I can: できれば/可能なら(控えめで丁寧、責任を強く持ちすぎない柔らかい言い方)
他動型
他動型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Allow me. I’ll get the bill.
私に任せてください。私が勘定を払います。
Someone needs to get the door — it’s been knocking forever.
日本語訳: 誰かドアを開けてよ。ずっとノックしてるよ。
解説: get the door は「ドアを開ける」の定番の他動型です。knocking forever は「ずっとノックされている」という誇張の口語で、急ぎを自然に示します。
A: Hey, do you hear that? Sounds like someone’s at the door.
B: Come on—someone needs to get the door, it’s been knocking forever.
A: Seriously? I didn’t notice at all. Okay, okay, I’m going.
B: Then hurry, before they leave another missed-delivery tag.
A: ねえ、なんか聞こえない?誰か来てるっぽいよ。
B: ちょっとー、誰かドア開けてよ。ずっとノックしてるんだけど。
A: マジか、全然気づかなかったわ。はいはい、今行きますよ。
B: なら急いでよ。また不在票置いてかれちゃうから。
- someone’s at the door: 誰かが玄関に来ている(“be at the door” は「ドアの前にいる」の定番)
- come on: ちょっと/勘弁してよ(軽い不満・急かし・ツッコミの万能表現)
- then hurry: じゃあ急いで(then は「それなら」「じゃあね」という因果のつなぎ)
- missed-delivery tag: 不在票(courier が置いていく“配送失敗のお知らせ”を自然に指す表現)
自動型
自動型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
How did you get to the airport?
空港にはどうやって行ったのですか?
I can’t get anywhere with this app. It keeps freezing.
日本語訳: このアプリ全然進まないんだけど。ずっと固まるし。
解説: この文の get は自動型で「進展する」という抽象的な“動き”を表します。get anywhere は比喩で「少しも前に進まない」。keeps freezing は「固まり続ける」という口語で、状況を自然に補っています。
A: Did you update the project app today? It randomly logged me out for no reason.
B: Yeah, I figured something was off. I can’t get anywhere with this app. It keeps freezing.
A: Seriously? So it’s not just me—that’s definitely on their end.
B: Exactly. What a pain. Guess I’ll look into it.
A: 今日プロジェクトのアプリ更新した?急に勝手にログアウトされちゃってさ。
B: うん、なんか変だなと思ってたよ。このアプリ全然進まないんだよ。ずっと固まるし。
A: え、そっちも?それもう完全に向こうの不具合だね。
B: だよね。めんど。ちょっと調べるかー。
- randomly: 予期せず/突然(「ランダムに」という意味から転じて、「理由もなく突然」という口語的ニュアンスでよく使われる)
- for no reason: 理由もなく/わけもなく(不満・驚きを込めて「なんで?」の気持ちを表す便利フレーズ)
- figure (something) out / figure something is off: 変だと気づく/問題があると察する(figure は「理解する・判断する」の広い意味。ここでは something is off と組み合わせて「何かおかしいと察する」ネイティブらしい言い回し)
- on their end: 向こう側の問題で(IT・業務で頻出。「自分側の環境ではなく相手方のシステム問題」というニュアンス)
- what a pain: めんどい/厄介だ(pain=「痛み」から転じた軽い愚痴。口語で非常に頻出)
- look into (it): 調べる/確認する(look のコアイメージ「見る」から、「中をのぞき込んで詳しく調べる」への比喩。日常でもビジネスでも万能)
目的語説明型
目的語説明型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Get it done quickly.
さっさと終わらせて。
Let me get the car cleaner before we head out.
日本語訳: 出かける前に、車もうちょいきれいにしとくよ。
解説: この文の get は目的語説明型で「the car を cleaner の状態にする」という意味です。cleaner は「よりきれいな」という比較級で、掃除・整える文脈でよく使われます。head out は「出発する」という日常表現です。
A: Did you bring the water bottles? I set them by the door earlier.
B: Yeah, I have them here. Anything else we need?
A: I think we’re good. Then let me get the car cleaner before we head out. There’s still a bit of sand and it’s been bothering me.
B: Got it. I’m gonna run to the bathroom real quick.
A: 水ボトル持った?玄関に置いといたやつ。
B: うん、ここにあるよ。他に必要なものある?
A: 大丈夫だと思う。じゃあ出る前に車もうちょいきれいにしとくね。砂がちょっと残ってて気になってて。
B: わかった。ちょっとトイレ行ってくるね。
- by the door: ドアのそばに(置き場所を示すよく使われる前置詞+場所の組み合わせ)
- we’re good: 大丈夫/問題ない(カジュアルな “OK” の言い換えでネイティブがよく使う)
- bothering me: 気になっている/少し困らせている(bother=「わずらわせる」。小さな不快感を示すときに便利)
- Got it.: 了解/わかった(カジュアルで短い相づち。「理解した」の口語版)
- run to the bathroom: さっとトイレに行く(run は「走る」ではなく「急いで向かう」の比喩的用法)
授与型
授与型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’ll get you a drink.
飲み物を持ってきてあげますよ。
What got you that promotion was your reliability.
日本語訳: 昇進を勝ち取れたのは、君の信頼性だよ。
解説: この文は get+you+that promotion で「君に昇進を“もたらした”」という授与型の使い方です。what〜was〜 は理由を強調して示す構文で、reliability は「信頼できること」を意味し、ビジネス場面でよく使われる評価語です。
A: You looked a bit overwhelmed during the announcement. Did it catch you off guard?
B: Kind of. I didn’t expect them to pick me this round.
A: Well, what got you that promotion was your reliability. You’ve been handling things calmly even when the team was short-staffed.
B: Hearing that honestly takes a weight off my shoulders. It’s good to know they were actually noticing.
A: 発表の時ちょっと驚いてたよね?想定外だった?
B: うん、今回は自分じゃないと思ってたから。
A: でも昇進できたのは、あなたの信頼性だよ。人手が足りない時でも落ち着いて対応してたじゃん。
B: それを聞けて、正直、ホッとしたよ。ちゃんと見ててくれたんだって分かって良かった。
- overwhelmed: 圧倒される/いっぱいいっぱいになる(感情・情報量・状況に押されて処理しきれない状態を指す)
- catch (someone) off guard: 不意を突く/予想外で驚かせる(guard=身構え。準備がない状態で驚かされるニュアンス)
- pick (someone): 人を選ぶ(select より日常的でカジュアル。仕事・チーム分けなど幅広く使える)
- this round: 今回(round は「一回分」「一巡」を表し、選抜や面談などでよく使う)
- handle (things): 対応する/処理する(非常に広い意味を持つ動詞で、曖昧な状況にも柔軟に使える)
- short-staffed: 人手不足の(ビジネスで頻出。「必要人数より少ない状態」)
- take a weight off my shoulders: 肩の荷が下りる(心理的負担が軽くなる比喩表現。プレッシャー・不安・心配が「かなり」軽くなるときに使うことが多く、日常の小さな安心から仕事の大きなストレス緩和まで幅広く使える。「ほっとした」寄りの実感がある場面に自然)
- notice: 気づく/見ている(「評価として見ていた」という含みを持てる便利な動詞)
説明型
説明型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I always get nervous when I speak in public.
人前で話すときはいつも緊張します。
Don’t get all emotional on me — it’s not goodbye forever.
日本語訳: 泣きそうにならないでよ。ずっと会えないわけじゃないんだから。
解説: get emotional は「感情的な状態になる」という説明型です。all emotional で「すごく〜」という口語の強調になり、on me は「こっちに向けて」「自分に対して」というニュアンスが乗ります。it’s not goodbye forever は相手を落ち着かせる自然な一言です。
A: This might be our last morning commute together for a while. Suddenly the route I’ve been taking for years feels kind of sentimental.
B: Don’t get all emotional on me — it’s not goodbye forever. You’re just switching offices and adding a ridiculous time difference to our meetings.
A: True, and knowing you, you’ll still be pinging me in the middle of my night because you “forgot” the time zone.
B: Obviously. And you’ll answer, half-asleep, with your hair sticking up. I’m counting on that consistency.
A: しばらく一緒に通勤するのも最後かと思うとさ、何年も乗ってきたこの電車が急にしんみりしてきた。
B: 泣きそうにならないでよ。ずっと会えないわけじゃないんだから。ただオフィスが変わって、打ち合わせにバカみたいな時差がつくだけでしょ。
A: だよな。どうせ君のことだから、「時差忘れてた」とか言って、こっちの真夜中に平気でメッセージ送ってくるんだろうけど。
B: 当たり前でしょ。そしてあなたは、髪をボサボサにしたまま、半分寝ぼけた状態で返事をするんでしょ。それもセットで期待してるわ。
- for a while: しばらくの間(時間の幅をぼかす便利な表現。明確な期間を言わずに「当面」のニュアンスを出せる)
- sentimental: 感傷的な(物や場所、瞬間が思い出を呼び起こすときに使われる。emotional より静かで内向きの感情)
- ridiculous: ばかげた(否定的に “ありえないレベルで〜” という軽い怒り・呆れを込める表現)
- time difference: 時差(会話で頻出する基本語。ビジネス・旅行で必須)
- ping: 連絡する/軽くメッセージを送る(チャット文化のスラング。短い通知・軽い連絡のイメージ)
- in the middle of my night: 真夜中ど真ん中に(時間のど真ん中を表すネイティブらしい比喩的言い方)
- forget(時差): “忘れる” の比喩的な使い方(ここでは「気にせず無視する/意図せず気にかけない」に近い軽いニュアンス)
- obviously: 当然でしょ(皮肉にもツッコミにも使える万能応答ワード)
- half-asleep: 半分寝ぼけた状態で(物理的な眠さ+意識がぼんやりしている描写をするときに便利)
- stick up(hair sticks up): 髪が逆立つ/ボサボサになる(物理的に“上に突き出る”を表す動詞。寝ぐせの描写に最適)
- count on 〜: 〜を当てにする/期待する(頼りにしているポジティブなニュアンス。人の行動パターンへの信頼にも使える)

