【週末/再放送週限定 復習企画】今年度のラジオ英会話を最初からやり直そう!
第13回はレッスン34のテーマ「without」。「GRASP THE CONCEPT」で学んだ例文をもとに、同じテーマで新たに5つずつ例文を作りました。復習週や通常レッスンがお休みの日にあわせて公開しています。
声に出して、何度も聞き直して、日常で自然に使える英語表現をしっかり定着させましょう!
L034 前置詞 without
「without」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇
前置詞 without|つながりがない
Key Sentenceつながりがない
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Without your support, I couldn’t survive here in England.
あなた方の支えがなければ、私はここイングランドでやっていけないでしょう。
Would you have finished on time without her help?
日本語訳: 彼女の助けがなかったら、時間通りに終わってたと思う?
解説: without は「彼女の助けという支えとのつながりがなかったら」という意味で使われており、助けがあったからこそ達成できたことを前提にしています。would you have + 過去分詞は、過去に実際には起こらなかった仮定をたずねる形で、「もし~していなかったら~だったと思う?」という意味になります。on time は「時間通りに」の定番表現で、特に締め切りや約束の場面でよく使われます。
Without my glasses, I can’t read anything on that screen.
日本語訳: メガネがないと、あの画面は何も読めないよ。
解説: 「つながりがない」=メガネを“伴っていない”状態での機能不全を表しています。「支え」や「手段」の欠如を、日常的かつ現在の感覚で表す現在形。glasses(眼鏡)は常に複数形扱い。
Without your encouragement, I wouldn’t have made it through the audition.
日本語訳: あなたの励ましがなかったら、オーディションを乗り越えられなかったよ。
解説: 「つながりがない」の without。ここでは「encouragement(励まし)」という心理的支えを欠いていたら…という仮定を表しています。wouldn’t have + 過去分詞の構文で、過去の非現実を語る仮定法になっています。
I wouldn’t last a day in that job without coffee.
日本語訳: コーヒーがなかったら、あの仕事1日ももたないよ。
解説: 「coffee=支えや必需品がない状態」。“last a day” は「1日もつ/耐える」というイディオム的な表現で、without の持つ「つながりの不在」が生活習慣の一部として使われています。
Without someone to talk to, I start overthinking everything.
日本語訳: 話し相手がいないと、何でも深く考えすぎちゃうんだよね。
解説: 「誰か=対話の相手」という支えの欠如を示しています。ここでは “someone to talk to” という不定詞句が without の後に続き、「つながりのない状態」が引き起こす心理的変化を自然に表しています。
前置詞 without|場所のつながりがない
Key Sentence場所のつながりがない
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’ll be a bit late, so please go ahead without me.
少し遅れますので、どうぞ先に行ってください。
You guys can start dinner without me—I’m still finishing up some emails.
日本語訳: 先に夕食始めてていいよ。まだメールをいくつか片付けてるところだから。
解説: 「場所のつながりがない」without の典型例で、「私を伴わずに始めて」という意味です。without me によって、他のメンバーと同じ場所・タイミングにいない状況を表しています。finish up は「終わらせる」「片付ける」という意味で、口語でよく使われます。
He always drinks his coffee without milk or sugar.
日本語訳: 彼はいつもミルクも砂糖も入れずにコーヒーを飲むんだ。
解説: without milk or sugar により、「通常入っているものを伴わない状態」を表しています。coffee のような物の内容や性質について「~抜きで」の意味で使う典型的な表現です。
Do you really want to travel without any reservations?
日本語訳: 本当に予約なしで旅するつもりなの?
解説: 「without + 名詞」で「~なしの状態」。ここでは物理的な「場所の伴い」がないというより、「通常あるべきものを伴わずに場所へ移動する」という広義の「場所的つながりの欠如」を示します。any reservations は無冠詞の複数形で「まったくない」の強調に。
They grabbed lunch without her while she was still on a call.
日本語訳: 彼女がまだ電話中の間に、みんなは彼女抜きでランチに行っちゃったんだ。
解説: without her は「彼女を伴わずに」という意味で、場所的なつながりの欠如を示しています。grab lunch は「サッとランチを取る」「軽く食べに行く」という口語的な表現で、同じ場所にいるはずの相手が“伴われなかった”状況が自然に表れています。was still on a call によって時間のずれが強調されています。
You shouldn’t have left without your phone—it was ringing nonstop.
日本語訳: 電話置いて出ちゃダメだったよ。ずっと鳴ってたよ。
解説: without your phone で「電話を持たずに出た」という「物を伴わない移動」の意味。仮定法過去完了の構文(shouldn’t have + 過去分詞)で、過去の判断ミスへの非難を自然に表しています。
前置詞 without|時のつながりがない
Key Sentence時のつながりがない
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He came in without saying anything.
彼は何も言わずに入ってきました。
Don’t just walk in without knocking.
日本語訳: ノックもせずに入ってこないでよ。
解説: without knocking によって「入室前にすべき行動(ノック)」が行われていないという時間的つながりの欠如を示します。命令文と一緒に使われることが非常に多い表現です。
He interrupted without waiting for me to finish.
日本語訳: 僕が話し終わるのも待たずに、彼は割り込んできた。
解説: without waiting によって「待たずに」という時間的つながりの欠如を表しています。wait for someone to finish は会話で頻出の丁寧な間の取り方に関わる表現。interrupt は「話に割り込む」という中級レベルの動詞。
She cleaned the whole kitchen without anyone asking her to.
日本語訳: 誰にも頼まれていないのに、彼女はキッチンを全部掃除してくれたよ。
解説: without anyone asking によって「頼む」という行為が起きなかったにもかかわらず別の行為(掃除)が行われたことを表します。ask の意味上の主語が含まれる構文。
I didn’t walk away without apologizing, you know.
日本語訳: ちゃんと謝ってから立ち去ったんだからね。
解説: without apologizing によって「謝罪なしに立ち去った」という動作の非連続を否定しています。感情的な自己弁護としてよく使われる口語表現。
No one should leave the lab without logging out properly.
日本語訳: きちんとログアウトせずに研究室を出るのは禁止だよ。
解説: without logging out によって「セキュリティ上必要な動作」を省略して移動することへの警告が込められています。命令に近い注意文でも自然に使えるパターン。
前置詞 without|道具・材料がない
Key Sentence道具・材料がない
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I can’t eat this without chopsticks.
箸がないとこれは食べられません。
Honestly, this curry tastes better without all that extra butter.
日本語訳: 正直、このカレーはあの大量のバター抜きのほうが美味しいね。
解説: 「道具・材料がない」without の使い方で、料理に通常使われる材料(extra butter)を省いたことで結果が良くなったことを表しています。tastes better は比較級で「〜のほうが美味しい」の意味。honestly は発言者の主観や率直な感想をやわらかく伝える副詞です。英語では「材料を抜いた状態の方がいい」とするのは自然な言い方で、日本語の「~を入れたほうが普通」という感覚と逆になることがあります。
I can’t open this bottle without a proper corkscrew.
日本語訳: ちゃんとしたコルク抜きがないと、このボトル開けられないよ。
解説: without a corkscrew により、ワインオープンに必要な道具の不在が原因で行動が成立しないことを表しています。proper によって「きちんとした/適切な」というニュアンスが加わっています。
Do you want your burger without onions this time?
日本語訳: 今回はハンバーガー、玉ねぎ抜きがいい?
解説: without onions により、「通常入っている材料を抜くか?」という選択を示します。fast food やカフェなどの注文会話で非常に頻出する表現です。
You didn’t fix that without a screwdriver, did you?
日本語訳: それ、ドライバー使わずに直したの?ほんとに?
解説: 「道具・材料がない」without の使い方で、通常必要とされる工具(screwdriver)なしで修理したことに対する驚きを表しています。付加疑問文を使うことで「本気でそうしたのか?」という確認・半信半疑のニュアンスが含まれています。fix は「修理する」という口語的で頻出の動詞です。
Don’t take that pan out without oven mitts.
日本語訳: ミトンなしでその鍋を取り出しちゃダメだよ。
解説: 「道具・材料がない」without の使い方で、熱い鍋を oven mitts(オーブンミット)なしで扱うことの危険をストレートに伝えています。Don’t take… の命令文は、家庭内でよく使われる直接的で自然な注意表現です。