移動を表す動詞 ー goの方向・comeの方向|20フレーズ|NoeLia Extra Examples

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【週末/再放送週限定 復習企画】今年度のラジオ英会話を最初からやり直そう!
第33回はレッスン73のテーマ「goの方向・comeの方向」。「GRASP THE CONCEPT」で学んだ例文をもとに、同じテーマで新たに5つずつ例文を作りました。復習週や通常レッスンがお休みの日にあわせて公開しています。

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「2025年度ラジオ英会話」の全レッスンをテーマ別に振り返り!週末や再放送週に合わせて学び直せる復習用まとめページです。

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L073 移動を表す動詞④  ー goの方向・comeの方向

「goの方向・comeの方向」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇

goは「悪い変化」、comeは「よい変化」

Key Sentence

goは「悪い変化」、comeは「よい変化」
Why is everything going wrong?
どうしてすべてがうまくいっていないのでしょう?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

Hasn’t it come together yet? We’re running out of time.
日本語訳: まだまとまってないの?もう時間ないよ。
解説: 「come together」は「バラバラだったものがまとまる・形になる」というポジティブな変化を表す表現です。この文では、「まだ形になっていないの?」と焦りやいら立ちを否定疑問文で表現しています。まさに「よい方向に向かっていない」ことへの不安を込めた言い方です。


The potatoes must’ve gone bad—I opened the bag and it smelled awful.
日本語訳: ポテト、たぶん腐っちゃってるよ。袋開けたらひどい臭いだった。
解説: 「go bad」は「腐る・傷む」という典型的な「悪い変化」。ここでは “must’ve gone bad” で、「たぶん〜に違いない」という確信を込めた推測になっています。


You’re not seriously expecting all of that to come true, are you?
日本語訳: まさかそれ全部叶うと思ってるわけじゃないよね?
解説: 「come true」は「夢や願いが実現する」というポジティブな変化の定番表現です。この文では、”expecting all of that to come true” の形で「それ全部が現実になると思ってるの?」と驚きを込めて聞いています。”not seriously” をつけることで、半分あきれたような皮肉っぽさが加わります。


You can follow the recipe exactly and still have it go wrong somehow.
日本語訳: レシピ通りにやっても、なぜか失敗しちゃうことってあるよね。
解説: 「go wrong」は「失敗する」「うまくいかなくなる」という悪い変化の定番イディオム。ここでは “have it go wrong” の目的語説明型を使って、「〜が失敗するようなことになる」というニュアンスを自然に伝えています。”somehow”(なぜか)とセットで、「予想外の展開」へのもどかしさを表しています。


It took a while, but my parents finally came around to the idea of me studying abroad.
日本語訳: 時間はかかったけど、両親もついに私の留学を認めてくれたよ。
解説: 「come around to 〜」は「(反対していたのに)〜を受け入れるようになる」というよい方向への心の変化を表すフレーズです。説得や時間の経過が必要な場面でよく使われます。”finally” を加えることで、納得までの道のりの長さが感じられます。

goは「悪い変化」

goの悪い変化
I don’t know why the soup went bad.
なぜスープが傷んだのかわかりません。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

Why did everything go sour between you two? I thought things were going well.
日本語訳: 君たち、なんであんなに関係がこじれちゃったの?うまくいってると思ってたのに。
解説: 「go sour」は「関係や状況が悪くなる」という意味で、もともとは「食べ物が酸っぱくなる」ことから来ています。この文では、「二人の関係が悪化した」ことを表しています。”between you two” は「二人の間で」と関係性を明確にする言い方で、人間関係の話でよく使われます。


If they keep spending like that, it’s only a matter of time before they go bankrupt.
日本語訳: あんな金の使い方してたら、破産するのは時間の問題だよ。
解説: 「go bankrupt」は「破産する」という決まった表現。”it’s only a matter of time before〜” は「〜するのは時間の問題」という定番の口語表現で、悪い結果が避けられない状況を表すのにぴったりです。ここでは「お金の使い方」に警鐘を鳴らすリアルなセリフになっています。


Something in our relationship has gone cold, and I can’t quite put my finger on it.
日本語訳: 私たちの関係、何かが冷めちゃってる気がするんだよね。うまく言えないけど。
解説: 「go cold」は「冷める、距離ができる」という気持ちの変化を表します。恋人や友人との関係で、温かさや親密さがなくなってきた時によく使います。”put my finger on it” は「うまく言葉にできないけど何かがおかしい」という意味のイディオムで、こうしたモヤモヤを伝えるのに便利です。


Should I be worried that the yogurt hasn’t gone bad after two weeks?
日本語訳: ヨーグルト、2週間たってもまだ腐ってないんだけど…これって逆に不安になるやつ?
解説: 「go bad」は「(食べ物が)腐る、傷む」の意味で、”hasn’t gone bad” と否定形で使うと「まだ腐ってない」。”Should I be worried?” は「心配したほうがいいかな?」とややユーモラスに聞く言い方で、日常のちょっとしたやりとりでよく使われます。


I wish she wouldn’t go mad every time I bring up her ex.
日本語訳: あの子、元カレの話をちょっと出しただけで毎回キレないでほしいわ。
解説: 「go mad」は「突然キレる・激しく怒る」という変化を表すフレーズ。”I wish she wouldn’t…” の形で、「こうならなければいいのに」と願う言い方になっています。”bring up” は「話題に出す」という意味で、会話でよく登場する表現です。

comeのよい変化

comeのよい変化
Don’t worry. Everything will come right in the end.
大丈夫。最後には何もかもうまくいきますよ。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

Wouldn’t it be amazing if all your crazy ideas actually came true someday?
日本語訳: 君のそのぶっ飛んだアイデアがいつか本当に実現したら、めちゃくちゃすごくない?
解説: 「come true」は「(夢・願いが)実現する」という意味で、希望や想像の中でのよい変化を表します。”crazy ideas”(突飛なアイデア)はくだけた親しみある表現で、”Wouldn’t it be amazing if~?” は「~だったらすごくない?」と共感を誘うカジュアルな仮定法です。


I hope her plans come together at the last minute.
日本語訳: 彼女の計画、最後の最後でうまくまとまるといいんだけどね。
解説: 「come together」は「まとまる・形になる」という意味で、バラバラだった計画が土壇場で整うよい変化を表しています。”at the last minute” は「土壇場で」の定番表現で、ギリギリの展開に対する期待を自然に表現しています。


I didn’t expect it to come good, but somehow it did.
日本語訳: うまくいくとは思ってなかったけど、なぜか結果オーライだったよ。
解説: 「come good」は「思いがけずうまくいく・好転する」という意味のカジュアルな口語表現で、”somehow”(なぜか)が不思議さと驚きを添えています。予想外の成功を会話でサラッと言うのにぴったりの形です。
特にイギリス英語やオーストラリア英語でよく使われる言い回しで、アメリカ英語では「come together」や「turn out well」と言い換えられることもあります。


It never really came alive without music.
日本語訳: 音楽がないと、やっぱり全然盛り上がらなかったね。
解説: 「come alive」は「活気づく・生き生きとする」という表現で、ここでは音楽がなければ場が盛り上がらなかったという対比で使われています。短いながらも状況がしっかり伝わる、日常的で感覚的な言い方です。


Seriously? Come on, you know better than that.
日本語訳: マジで?もう、そんなの君ならわかってるでしょ。
解説: 「Come on」は相手に軽くツッコミを入れるときによく使う口語表現で、「その行動は本来のあなたらしくない」という気持ちを込めています。”You know better than that.” は「そんなことするような人じゃないよね?」というたしなめの決まり文句です。

I’m coming!

I’m coming!
Hey, hurry up! — I’m coming!
ねえ、急いで!一今行くよ!

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

I’m coming to pick you up in ten minutes.
日本語訳: 10分後に迎えに行くね。
解説: この文では、「迎えに行く先」が相手のいる場所なので come を使います。英語では「go」は話し手から離れる動き、「come」は話し手や聞き手のいる場所に向かう動きとして捉えられます。ここでは相手がいる場所が話題の中心になっているため、自然と come が選ばれます。”pick someone up” は「(人を)車などで迎えに行く」という日常的な表現です。


I’m coming to you right now—stay where you are.
日本語訳: 今そっちに向かってるから、そこにいて。
解説: “to you” と言っているように、聞き手の場所に向かっているので come を使っています。日本語だと「行く」と訳すことも多いですが、英語では「向かう場所が話し相手のところ」なら come がぴったりです。”right now” は「今まさに」という強調の副詞で、緊急性や臨場感を出せます。”stay where you are”(その場にいてね)も、日常会話でよく使われるフレーズです。


Tell her I’m coming as fast as I can.
日本語訳: 彼女に、できるだけ急いで向かってるって伝えて。
解説: ここでは「彼女」が話題の中心なので、そこに向かっているなら come が自然です。伝言であっても、目的地が相手(またはその人のいる場所)なら come を使うという原則は変わりません。”as fast as I can” は「できる限り急いで」という意味で、丁寧かつ切迫感のある言い方です。


I’m coming over after work—save me a seat.
日本語訳: 仕事終わったらそっち行くから、席取っといて。
解説: “come over” はカジュアルに「相手の家や場所に行く」という定番表現です。話している相手が自宅やイベント会場などにいて、そこに向かう場合は come over がぴったりです。”save me a seat” は「席を取っておいて」という軽い依頼で、日常会話で頻出の表現です。”after work”(仕事が終わったら)という時間の区切りを加えることで自然な流れになっています。


Don’t worry—I’m coming to help.
日本語訳: 大丈夫、助けに行くから。
解説: 助けを必要としている人がいる場所が話題の中心なので、そこに向かうときも come が使われます。ここでは「go to help」ではなく「come to help」にすることで、「安心して、今そっちに向かってるよ」という気持ちをより強く伝えられます。”to help” は「助けに」という目的を示す to不定詞で、相手への思いやりが表れた自然な言い回しです。

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