【週末/再放送週限定 復習企画】今年度のラジオ英会話を最初からやり直そう!
第34回はレッスン74のテーマ「run」。「GRASP THE CONCEPT」で学んだ例文をもとに、同じテーマで新たに5つずつ例文を作りました。復習週や通常レッスンがお休みの日にあわせて公開しています。

「2025年度ラジオ英会話」の全レッスンをテーマ別に振り返り!週末や再放送週に合わせて学び直せる復習用まとめページです。
L074 移動を表す動詞⑤ ー run
「run」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇
run|線上を・スピーディーに走る
Key Sentence線上を・スピーディーに走る
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
If you’ve run out of places to visit.
もしあなたが訪れる場所がなくなったなら。
We’ve completely run out of patience with his excuses.
日本語訳: 彼の言い訳にはもう我慢の限界って感じ。
解説: run out of patience は「我慢が尽きる」という意味で、怒りやストレスが積み重なった結果、これ以上耐えられない状態を表します。excuses(言い訳) は、よくネガティブな感情と結びつく語なので、自然な組み合わせになっています。completely は「完全に・すっかり」の意味で、限界に達した強調になります。
I totally ran out of things to say, so we just sat there in silence.
日本語訳: 話すことがまったく思いつかなくなっちゃって、黙って座ってるだけだったよ。
解説: run out of は「〜を使い果たす・なくなる」という意味で、ここでは things to say(話すこと) を主語が使い果たした=「話題が尽きた」ことを表しています。sat there in silence は「黙ってそこに座っていた」という自然な描写で、気まずい雰囲気をやんわり伝えています。
By Friday, I always feel like I’ve run out of brain cells.
日本語訳: 金曜になると、もう頭が働かない感じになるんだよね。
解説: run out of brain cells は直訳すると「脳細胞がなくなる」ですが、ここでは「思考力が切れる・頭が回らない」という意味のユーモラスな言い回しです。feel like は「〜のように感じる」の意味で、主観的な感覚をやわらかく伝えるときに便利です。
There’s no soap left—we ran out last night and forgot to buy more.
日本語訳: 石けん、もう残ってないよ。昨日なくなったのに買い足すの忘れてた。
解説: no soap left は「石けんが残っていない」、ran out は「切れた・使い果たした」という意味で、家庭内のよくある会話の流れです。ここでは目的語(soap)が前の文に出ているため、”ran out” 単体で使っても意味が通じます。forgot to buy more(買い足すのを忘れた)と続けて、リアルな生活感を加えています。
They keep running out of eggs lately—what’s going on with that place?
日本語訳: 最近あの店、いつも卵切らしてない?どうなってんの?
解説: keep running out of eggs は「卵を何度も切らす」という意味で、keep + 動詞-ing で「繰り返し〜する」を表します。what’s going on with 〜? は「〜はどうなってるの?」というカジュアルな疑問表現で、不満や驚きを込めて使われます。日常のツッコミにぴったりな組み合わせです。
run|線状1
線状1
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We’re running out of time.
私たちには時間がなくなってきています。
Don’t leave the tap running—it’s wasting so much water.
日本語訳: 蛇口開けっぱなしにしないで。水めっちゃ無駄になってるよ。
解説: run はここで「水が蛇口から細く出続けている」状態を表しています。液体が線のように流れ続けるイメージですね。leave the tap running は「蛇口を出しっぱなしにしておく」という自然な日常表現。”waste water” は「水を無駄にする」意味で、so much で量を強調しています。
We’re going to run out of space if we keep collecting stuff like this.
日本語訳: こんなふうに物集めてたら、いずれスペースなくなるよ。
解説: run out of は「線状にあるものが尽きる」ことを表します。ここでは「空間(space)」が埋まっていき、流れが止まるようなイメージです。”We’re going to run out of” は「~がなくなりそうだ」という未来を予測する形。keep collecting stuff は「物を集め続ける」という口語表現で、stuff は「物・ガラクタ」のようなざっくりした言い方です。
I hate it when my eyes start running during allergy season.
日本語訳: 花粉の季節に目が涙目になるの、ほんと嫌なんだよね。
解説: run はここで「涙が細く流れ出る」ことを意味します。まさに線のように目から出てくるイメージですね。”start running” は「流れ始める」ことをやさしく表現しています。”allergy season” は「アレルギーの季節(花粉の時期など)」を意味し、I hate it when… は「〜なときって嫌だよね」という共感的な言い方です。
Let me run you a nice bath—you look like you’ve had a rough day.
日本語訳: お風呂入れてあげるよ。今日は大変だったみたいだから。
解説: run はここで「(線状に)お湯を注いでお風呂をためる」という意味です。”run you a bath” は「あなたのためにお風呂を用意する」という気遣いをこめた言い方。”nice” を加えることで、「あったかくて気持ちのいいお風呂」や「癒しになるようなバスタイム」を用意してあげたいというやさしさ・思いやりの気持ちがにじみ出ます。”rough day” は「つらい一日・大変な日」という口語表現で、look like you’ve had… は相手の様子を自然に読み取る共感的なフレーズです。
I couldn’t buy the train pass—I ran out of cash at the counter.
日本語訳: 定期券買えなかった。窓口で現金足りなかったんだ。
解説: run out of cash は「現金が尽きた」ことを示す表現です。お金も、使えば線のように流れて減っていき、最後にはなくなるイメージですね。”at the counter” は「窓口で」という場面設定で、couldn’t buy は「買えなかった」という事実を自然に伝える言い回しです。
run|線状2
線状2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The high wall runs around the castle.
高い壁が城の周りに張り巡らされています。
The walking path runs right next to the river, so the view’s actually pretty nice.
日本語訳: 遊歩道が川のすぐ横にあってさ、景色けっこういいんだよ。
解説: 「run」はここで「道が〜に沿って続く」という意味で使われています。”right next to the river”(川のすぐ隣)が示すように、歩道が川に寄り添うように伸びているイメージです。”so the view’s actually pretty nice”(だから景色いいんだよ)という主観的なひと言が、ネイティブらしい自然な語り方になっています。
There’s a crack running down the bathroom wall.
日本語訳: バスルームの壁にヒビが一本走ってるよ。
解説: 「run down ~」はここで「〜を下向きに沿って伸びている」という意味で、ヒビや水の流れなどの線的なものにぴったりです。”a crack running down the wall” で、壁の上から下にスッと伸びるヒビの状態が自然に描かれています。”crack”(ヒビ)という名詞とセットで覚えておくと便利です。
I wouldn’t expect the trail to run through private land.
日本語訳: その小道が私有地を通ってるなんて、普通思わないよね。
解説: 「run through ~」は「〜の中を通って続いている」という意味で、小道(trail)が私有地を貫いていることを表しています。”wouldn’t expect”(〜とは思わない)を使うことで、ちょっとした驚きや不満をやわらかく伝えられます。”trail”(小道)や”private land”(私有地)といった語彙も、アウトドアや日常の雑談でよく使われます。
That ugly wire runs all the way across the ceiling—can’t we hide it somehow?
日本語訳: あの見た目悪い配線、天井をずーっと横切ってるんだけど、どうにか隠せない?
解説: 「run across ~」はここで「〜を横切って伸びている」という意味です。”all the way” を加えることで「端から端までずっと」という強調になります。”somehow?”(なんとかならない?)という終わり方も、非常に口語的で、日常会話らしい言い回しになっています。”ugly wire”(見た目の悪い配線)という表現も、ちょっとした文句にぴったりの言い回しです。
See that fence running behind the house? That’s where we hang the lights every year.
日本語訳: あの家の裏に続いてるフェンス見える?あそこに毎年ライト飾るんだよ。
解説: 「run behind ~」は「〜の裏側に沿って続いている」という意味で、フェンスのような線的な構造物の位置を表すときに使います。”that fence running behind the house” のように、名詞+動詞-ingの形で視覚的に描写するのも会話でよく使われます。”hang the lights”(ライトを飾る)も季節イベントで頻出の自然な表現です。
run|線状3
線状3
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
There are buses running between Shibuya and Shinjuku.
渋谷一新宿間でバスが走っています。
The trains usually run every fifteen minutes during rush hour.
日本語訳: ラッシュアワーの間は、電車がだいたい15分おきに走ってるよ。
解説: run は、電車やバスが「定期的に運行する」という意味でよく使われます。every fifteen minutes のような頻度表現とも相性がよく、通勤・通学などの日常会話にもなじみやすい表現です。
Why does this bus always run five minutes late?
日本語訳: このバス、なんでいつも5分遅れるんだろ?
解説: run five minutes late は「予定より5分遅れて運行する」という意味で、公共交通の小さな不満や疑問を表すのにぴったりです。always をつけることで「毎回そうだよね」という語感になります。
They had to cancel all the trains running north due to the heavy snow.
日本語訳: 大雪のせいで、北行きの電車は全部運休になったんだ。
解説: running north は「北に向かっている電車」で、run が「方向性をもって運行する」ことを表しています。due to(〜のせいで)は理由を説明するときの定番の言い回しです。
If this keeps running late, we’ll have to reschedule everything.
日本語訳: このまま遅れが続くなら、全部予定変更しなきゃだよ。
解説: keeps running late は「遅れてばかりいる・遅れが続く」という意味。助動詞 we’ll have to…(〜しなきゃ)と組み合わせることで、予定変更を迫られている感じが自然に出ています。
Don’t worry—there’s a night bus that runs all the way to the airport.
日本語訳: 心配いらないよ。空港までずっと行く深夜バスがあるから。
解説: run はここで「ルートに沿って運行する」の意味。all the way to the airport は「空港まで直行で」というニュアンスで、旅行や帰宅の場面にぴったりの表現です。
run|変化
変化
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
My phone battery is running low.
私の電話のバッテリーが少なくなってきています。
I think the car’s running low on gas—do you wanna stop soon?
日本語訳: 車、ガソリン少なくなってきてるっぽいよ。そろそろどっか寄る?
解説: 「run low on」は「〜が少なくなってきている」という意味で、ガソリンの量がだんだん減っているという“変化”を表します。”do you wanna” は “do you want to” のカジュアルな言い換えで、会話では非常によく使われます。
My patience is really running thin with all these delays.
日本語訳: こんなに遅れると、ほんとに我慢の限界に近づいてるわ。
解説: 「run thin」は「薄くなる」という本来の意味から派生して、「我慢が尽きかけている」「限界が近い」といった感情の変化を表す定番の比喩です。口語的で、怒りやイライラをやんわり伝えるときによく使われます。
I could tell her enthusiasm was running out by the end of the meeting.
日本語訳: 会議の終わりには、彼女のやる気が尽きかけてるのがわかったよ。
解説: 「run out」は「尽きる・なくなる」という意味で、ここでは “enthusiasm”(やる気・熱意)が会議の進行とともにだんだん薄れていく様子=変化を描いています。”I could tell…” は「〜だとわかった」という婉曲的な言い方で、やわらかく観察を伝えるのに便利な表現です。
You can’t keep letting your emotions run this wild every time.
日本語訳: 毎回そんなに感情を爆発させてたらダメだよ。
解説: 「run wild」は直訳すると「野放しで走る」ですが、感情がコントロールできなくなる=激しくなるという変化を表します。ここでは「let+目的語+動詞原形」で「〜させる」という使役の形をとっていて、”keep letting” によって「何度も同じことをさせ続ける」ことをたしなめるトーンになっています。
Even if the coffee runs cold, I’m still gonna drink it.
日本語訳: コーヒーが冷めたとしても、別に飲むけどね。
解説: 「run cold」は「冷たくなる・冷める」という温度の変化を表す表現。ここでは “Even if…”(たとえ〜でも)という仮定の副詞節で使われていて、「まぁ冷めても気にしないよ」というゆるい妥協のニュアンスを自然に出しています。”gonna” は “going to” の口語形です。
run|runの他動型
runの他動型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She runs a vegan ramen shop.
彼女はヴィーガンラーメン店を経営しています。
We used to run weekly movie nights at our place—those were the days.
日本語訳: 昔うちで毎週、映画鑑賞会やってたんだよね。あの頃はよかったな。
解説: run は「〜を運営する・主催する」という意味で、ここでは「映画会を開く」というカジュアルな使い方。”used to” は「以前は〜していた」過去の習慣を表し、”those were the days” は懐かしさを込めた定番のフレーズ。イベントの規模に関係なく、友達を呼んで自宅で開くような私的な集まりにも run は自然に使えます。
Mind if I run a quick reset on the router?
日本語訳: ルーターちょっとだけリセットしてもいい?
解説: run a reset は「リセット操作を行う」という意味で、IT関連の日常表現。”Mind if I~?” は「〜してもいい?」というカジュアルな丁寧表現で、相手の許可をやんわり求めるときによく使います。
Why are you running the washing machine this early?
日本語訳: なんでこんな朝っぱらから洗濯機回してんの?
解説: run the washing machine は「洗濯機を回す」という日常の行為。”this early” は「こんなに早く」の意味で、時間帯に対する驚きをやわらかく伝える口語表現です。
She had me run a quick test on the samples before the meeting.
日本語訳: 彼女に頼まれて、会議前にサンプルの簡単なテストやったよ。
解説: run a test は「テストを実施する」という意味。”had me run” は使役構文で「私に〜させた」ことを自然に伝える表現。”quick test” は「簡単な検査」、”before the meeting” で場面がよりリアルになります。
Don’t let Jake run the kitchen again—he almost burned the place down.
日本語訳: ジェイクにもうキッチン任せないで。あわや火事だったんだから。
解説: run the kitchen は「キッチンを仕切る・任される」という意味で、飲食の場や家庭でも使われます。”Don’t let + 人 + 動詞” は「〜させないで」の命令表現。”burned the place down” は少し誇張した言い方で、冗談交じりの非難として口語的です。