停止を表す動詞 ー finish, quit, give up|20フレーズ|NoeLia Extra Examples

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【週末/再放送週限定 復習企画】今年度のラジオ英会話を最初からやり直そう!
第42回はレッスン87のテーマ「finish, quit, give up」。「GRASP THE CONCEPT」で学んだ例文をもとに、同じテーマで新たに5つずつ例文を作りました。復習週や通常レッスンがお休みの日にあわせて公開しています。

👉 NoeLia Extra Examples|”GRASP THE CONCEPT”を元にしたフレーズ集

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L087 停止を表す動詞② ー finish, quit, give up

finish, quit, give up」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇

finish(完了・完遂)  

Key Sentence

finish(完了・完遂)  
It was hard to finish that movie.
その映画を終えるのは大変でした。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

This pasta tastes even better now that we’ve finished the wine.
日本語訳: ワイン飲み終えた後に食べると、このパスタさらに美味しいね。
解説: now that we’ve finished は「〜し終えた今」という意味で、完了後の変化を自然に表しています。finish の「すでにやり終えた」感じがちゃんと効いています。now that は「〜した今だからこそ」のニュアンスを持つ接続詞。味覚とシチュエーションの変化をリンクさせる表現です。


She’s finishing her thesis tomorrow, no matter what.
日本語訳: 彼女、明日には絶対に論文仕上げるってさ。
解説: be finishing は未来に向けて「完了に近づいている」進行形。finish の「やりきる」感じが、強い意志とセットで使われています。no matter what は「何があっても・どんな状況でも」の意味。会話では強調のときによく出てきます。


We finally finished the clean-up, but the place still smells like burnt toast.
日本語訳: やっと片付け終わったのに、まだ焦げたパンのにおいが残ってるよ。
解説: 「finished」は「clean-up(片付け)」という作業をきちんとやり終えたことを表す完了の用法です。”finally” は「ようやく」の意味で、苦労して終えた感じを強調。”smells like burnt toast” は「焦げたパンのにおいがする」で、作業は終わっても後が残っている状況をリアルに描いています。


If I had finished the report earlier, I wouldn’t be this stressed now.
日本語訳: あのレポートをもっと早く終わらせてたら、今こんなにストレス感じてないよ。
解説: 過去に「やりきっていれば…」という仮定の形。finish は完了できなかったことを悔やむ文脈でよく使われます。仮定法過去完了(if I had finished)+仮定法現在(wouldn’t be)は、「あの時~してたら、今こうだったのに」という構造。


I finished that book you lent me. Damn, the ending hit hard.
日本語訳: あの貸してくれた本、読み終わったよ。ラストやばかったわ。
解説: finish は「最後までやりきる」ことを表す動詞。この文では本を読み終えたあとに強い感情が残っているので、まさに「完遂」のニュアンス。hit hard は「(感情的に)グッときた・衝撃だった」という意味の口語表現で、映画や本の感想でよく使われます。

quit(立ち去る)

quit(立ち去る)
I’m afraid she has decided to quit.
残念ながら彼女はやめる決心をしたのだと思います。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

I’m thinking about quitting social media for a while.
日本語訳: ちょっとSNSやめようかなって思ってて。
解説: quit は「離れる・関係を断つ」ような動詞。ここでは SNS という日常に深く関わっている空間から「距離を置く」という感覚が出ています。for a while は「しばらくの間」で、ガチではない柔らかい言い方。thinking about quitting は「やめようかなと考えている」状態を自然に表現しています。


She would’ve quit months ago if it weren’t for her team.
日本語訳: チームの存在がなかったら、彼女とっくに辞めてたと思う。
解説: quit は「何かから離れる」動詞。この文では、彼女が本当は仕事(や何らかの組織)から離れたかったけど、チームのおかげで踏みとどまっていたというニュアンスが出ています。would’ve quit は「~してたはず」、if it weren’t for は「〜がなかったら」の仮定法の定番です。


You’re telling me you quit over one bad review? Seriously?
日本語訳: たった一件の悪いレビューで辞めたってこと?マジで?
解説: quit の驚きや不満がにじむ言い回しです。over one bad review は「たった一つのネガティブな意見が理由で」、というちょっと皮肉まじりの表現。You’re telling me…? は「まさかとは思うけど〜なの?」という驚きを含んだ口語の構文で、Seriously?(マジで?)がそれを強調しています。


After the fourth complaint, he was basically forced to quit.
日本語訳: あいつ、4件目のクレームのあと、事実上辞めさせられた感じだったよ。
解説: ここでは「自分の意志で立ち去った」のではなく、「外からの圧力で辞めさせられた」ケース。was forced to quit は「辞めざるを得なかった・実質クビ」の意味で、basically を入れることで少しぼかした言い方になっています。complaint は「クレーム」。この例文では quit の受け身的な使われ方を表しています。


I didn’t plan to quit, but something just snapped. Couldn’t take it anymore.
日本語訳: やめるつもりなかった。でも何かがプツンと切れた。もう限界だったんだ。
解説: quit が感情の爆発とセットになっている例です。something snapped は「何かが切れた(精神的に)」、couldn’t take it anymore は「もう耐えられなかった」という意味。計画的ではないけど、限界で「その場を離れる」ことになったという quit のリアルな使い方が出ています。

give up(放り投げる)

give up(放り投げる)
I gave up waiting for the bus and walked.
バスを待つのをあきらめて歩きました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

I gave up trying to explain. He just wasn’t listening.
日本語訳: 説明するの、もうあきらめたよ。彼、全然聞く耳なかったし。
解説: この文では、「説明し続けること」を途中で放り出しています。give up は、うまくいかない・意味がないと感じたときに何かを投げ出すときの表現です。wasn’t listening(聞いてなかった)は、もう話しても無駄だと思った自然な理由になっています。trying to explain のように動詞の-ing形を使うのがポイントです。


We gave up looking for parking and just went home. Downtown was insane.
日本語訳: 駐車場探すのあきらめて、そのまま帰った。ダウンタウン、ヤバすぎた。
解説: gave up looking for parking は典型的な“やってられん”系の give up。Downtown was insane で状況のカオスさが会話調でうまく出ています。


I’m not gonna give up on this just because it’s taking longer than I thought.
日本語訳: 思ったより時間かかってるけど、それだけでやめるつもりはないよ。
解説: ここでは、「まだあきらめていないし、これからもやめるつもりはない」という未来への意思を表しています。gonna は going to の口語表現。give up on this は「これを投げ出す」、just because it’s taking longer は「時間がかかっているというだけで」の意味で、理由が弱すぎることをやんわり伝えています。


Don’t give up just because it’s hard now. You’ve come too far.
日本語訳: 今つらいからってあきらめないでよ。ここまで来たんだからさ。
解説: Don’t give up は典型的な励ましの言い方。just because it’s hard now で「あきらめたくなる理由」をやさしく認めつつ、You’ve come too far(ここまで頑張ってきた)で背中を押す。感情のこもった自然な言い回しです。


She gave up after the third burnt batch. Said she’s never baking again.
日本語訳: 3回目焦がして、もうやめたって。もう二度と焼かないってさ。
解説: give up は、失敗を重ねて「もう無理!」と放り投げる場面にぴったりの表現です。burnt batch は「焦げた焼き上がり」のことで、料理やお菓子作りのリアルな場面が想像できます。she’s never baking again は感情的な決意で、「もうやらない!」というニュアンスが強く出ています。

リアリティ動詞

リアリティ動詞
I finished smoking.
私はたばこを吸い終えました。
I quit [gave up smoking.
私はたばこを吸うこと(習慣)をやめました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)

If I don’t finish editing this by tonight, I’m not sleeping.
日本語訳: 今夜中に編集終わらなかったら、寝ないって決めてる。
解説: 「finish + -ing(editing)」は、作業や仕事を「終える・完了する」という意味で使われます。この文では、”If I don’t finish…” の条件文と “I’m not sleeping.”(絶対に寝ない)という決意がセットで使われていて、ちょっと笑いを誘うくらい口語らしい誓いの言い方になっています。


Can you quit checking your phone every five seconds? We’re having dinner.
日本語訳: 5秒ごとにスマホ見るのやめてくんない?今、夕飯中なんだけど。
解説: 「quit + -ing(checking)」は、クセや習慣をやめるときによく使われます。この文では、食事中にもスマホをいじり続ける相手に対して、軽く注意する自然な言い回しです。”every five seconds” は「頻繁すぎる感じ」を強調する口語表現。


Aren’t you supposed to have given up complaining about your job? I thought you made peace with it.
日本語訳: もう仕事の愚痴やめるって言ってなかった?納得したんじゃなかったの?
解説: 「be supposed to have given up + -ing(〜するのをやめてたはず)」で、相手が以前そう言っていたことへの軽いツッコミ。”complaining about your job” は愚痴というリアルな行動。”made peace with it” は「気持ちの整理をつけた」「割り切った」という意味のナチュラルな言い回し。


She quit talking to him after that weird message. Just blocked him and moved on.
日本語訳: 彼女、あの変なメッセージの後、彼とはもう話してないよ。ブロックして、スルー。
解説: 「quit + -ing(talking)」で、「話すのをやめる=連絡を絶つ」ことを表現。”blocked him and moved on”(ブロックして前に進んだ)は、SNSやチャットのやりとりでよくあるリアルな展開をそのまま自然に表しています。”weird message”(変なメッセージ)も状況を具体的にしてくれています。


I just finished folding the laundry, and now the cat’s sleeping on it. Again.
日本語訳: 洗濯物たたみ終わったとこなのに、また猫がその上で寝てるよ。
解説: 「finish + -ing(folding)」で、具体的な作業をやり終えたことをリアルに表しています。”Again.” のひと言で、「よくあることなんだけどさ…」というあきれた感じが口語的に表現されています。”folding the laundry” は「洗濯物をたたむ」という日常的な行動。

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