🆕 レッスン記事が5本構成になりました!
これまでの4本構成(Lesson/GAV/GC/PU)に加えて、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」 が新しく仲間入り!このページではキーフレーズをもとにしたオリジナル例文を掲載しています。ぜひ音声といっしょに練習してみてくださいね!
NoeLia Extra Examples|”GRASP THE CONCEPT”を元にしたフレーズ集
👇こちらはLesson 131のコーナー別リンクです
Lesson131|理解を表す動詞 ー understand, grasp, comprehend, follow
GRAMMAR AND VOCABULARY L131|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L131|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L131|NoeLia Original Dialog
L131 理解を表す動詞 ー understand, grasp, comprehend, follow
「understand, grasp, comprehend, follow」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇
understand|理解する
Key Sentenceunderstand|理解する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I don’t understand how people could have built this back then.
当時、どのように人々がこれを作れたのかを私は理解できません。
Not everyone is going to understand your choices—and that’s okay.
日本語訳: 君の選択を誰もが理解するとは限らないけど、それでいいんだよ。
解説: understand は「(人の選択を)理解する」の意味で使われています。主語の Not everyone によって「万人にわかってもらう必要はない」という含みを持たせています。and that’s okay は「それでいいんだよ」と優しく肯定する口語フレーズ。choices(選択)、be going to(〜する予定/可能性が高い)も日常でよく使われます。
I thought I understood, but clearly I didn’t.
日本語訳: わかったつもりだったけど、全然わかってなかったみたい。
解説: understand は「理解していたと思っていたけど実は違った」という内省的な使い方です。clearly(明らかに)は後からの気づきを強調する語。失敗や誤解に気づいたときに自然な一文です。
It’s not easy to understand sarcasm if you’re not used to it.
日本語訳: 皮肉って、慣れてないと理解しにくいよね。
解説: understand は「(言葉の裏の意図を)理解する」意味で使われています。It’s not easy to ~ は it構文で「〜は簡単じゃない」、sarcasm は「皮肉」。be used to ~ は「〜に慣れている」。英語の冗談に慣れていない相手にも使える自然な一言です。
Just try to understand where she’s coming from.
日本語訳: 彼女の立場になって考えてみてよ。
解説: understand は「相手の立場や背景を理解する」の意味。try to understand で「理解しようとする」やわらかな命令。where she’s coming from は「相手の気持ち・背景」の意味で、英語らしい共感表現です。
You’ll understand once you’ve been in that kind of situation.
日本語訳: そういう状況を経験すれば、きっとわかるようになるよ。
解説: understand は「経験を通して本質的に理解できるようになる」使い方。You’ll understand は未来の理解、once you’ve been in ~ は「〜を経験すれば」という未来条件。that kind of situation は「そういう状況」の口語表現です。
grasp
grasp
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It’s difficult to grasp that concept.
そうした考え方は理解し難いです。
No matter how many times I hear it, I still can’t quite grasp the point.
日本語訳: 何回聞いても、そのポイントがどうもつかめないんだよね。
解説: この文では、grasp が「要点・論点をしっかり理解する」という意味で使われています。No matter how many times ~ は「何度〜しても」という譲歩構文で、繰り返しても理解が届かない状況を示しています。quite は「完全に」「しっかりと」の意味で、can’t quite grasp によって「あと一歩届かない」もどかしさが表れます。
You don’t have to grasp every detail—just get the general idea.
日本語訳: 細かいところまで全部わかる必要はないよ。大まかな内容がつかめれば大丈夫。
解説: grasp はここで「細部まで正確に理解する」という意味で使われています。don’t have to ~ によって「〜する必要はない」とやわらかく相手を安心させる表現になっています。get the general idea は「全体像・大意をつかむ」の意味で、ネイティブがよく使う日常的な口語です。
I don’t think she’s grasped how big of a deal this really is.
日本語訳: 彼女、これがどれだけ重大なことか、まだちゃんとわかってない気がする。
解説: grasp はここで「事の重大さや本質をしっかり理解する」という意味で使われています。how big of a deal this is は「どれほど重要か・大ごとか」を表す口語的でよく使われる表現です。話し手の「まだ気づいていないのでは」という気持ちを、穏やかに伝える構文になっています。
Once you grasp the basics, the rest gets easier.
日本語訳: 基本がつかめれば、あとはずっと楽になるよ。
解説: この文の grasp は「仕組みや原理の基本をしっかり理解する」という意味で使われています。Once you grasp ~ は「〜を理解した時点で」という副詞節で、理解のスタート地点を示します。the rest gets easier は「残りが楽になる」という自然な口語で、学習や習得のプロセスでよく使われる表現です。
It took me years to grasp what my dad meant back then.
日本語訳: あの時お父さんが言ってたこと、理解するのに何年もかかったよ。
解説: grasp は「当時の言葉の真意を後からしっかり理解する」という意味で使われています。It took me years to ~ は「〜するのに何年もかかった」という気づきや成長を表す構文。what my dad meant back then は「そのとき父が本当に伝えたかったこと」の間接疑問文です。
comprehend
comprehend
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It’s hard to comprehend how big it is.
それがどれくらい大きいのかを理解するのは難しいです。
He failed to comprehend the gravity of the situation.
日本語訳: 彼は状況の重大さを理解していなかったよ。
解説: comprehend はここで「事態の深刻さをしっかりと理解する」という意味で使われています。特に「fail to comprehend」で「理解できなかった」というややフォーマルなニュアンスが出ています。gravity は「重力」ではなく「重大さ、深刻さ」の意味で、危機的状況や判断ミスを指摘する際に使われる語です。このフレーズは、会議や報告書で相手の認識の甘さを指摘する場面で自然に使えますが、日常会話で使うと少し堅く響きます(そのぶん深刻さは強調されます)。
Can you truly comprehend the risks involved?
日本語訳: 含まれるリスクを本当に理解してる?
解説: comprehend はここで「潜んでいるリスクの本質をきちんと理解する」という意味で使われています。truly は「本当に」「正確に」、the risks involved は「関係するリスク・含まれる危険」といった意味で、特に契約書・治療説明・投資などで慎重な判断を求める場面によく登場します。ビジネス・法務・医療などでは自然に使えますが、カジュアルな会話で使うとやや重々しく、相手に慎重な対応を求める響きになります。
I still struggle to comprehend his reasoning.
日本語訳: 彼の論理は、今でも理解しきれないよ。
解説: comprehend はここで「相手の理屈を完全に理解しようとするが、難しい」といった意味で使われています。struggle to ~ は「〜しようと奮闘する・苦労する」という表現で、努力はしているが届かない様子を表します。reasoning は「論理の組み立て」「考え方」で、議論や提案内容の妥当性を考える場面に自然です。学術的な議論や意見交換の場で自然に使えますが、日常会話ではやや遠回しで、丁寧に距離を置いた言い方として響きます。
That concept is hard to fully comprehend.
日本語訳: あの概念は完全に理解するのが難しいね。
解説: comprehend はこの文で「抽象的な概念を完全に理解する」という意味で使われています。hard to fully comprehend という構文で「頭ではわかっても、全体像を完全に把握するのは難しい」と表現しています。concept は「概念・アイデア」で、学問や新しいシステムの説明などに登場します。fully は「完全に・十分に」という副詞で、理解の深さを強調します。
学会、研究発表、技術説明などでは自然ですが、日常では少しかしこまりすぎて聞こえることがあります。
We must comprehend both the data and the context.
日本語訳: データだけでなく、文脈も理解する必要があるね。
解説: comprehend はここで「数値の裏にある意味や背景を含めて理解する」という意味で使われています。both A and B の形で、「データ」と「文脈」を同じ重みで重要視しています。context は「文脈・背景・前後関係」で、数字だけでなく「それが生まれた状況」も見ないと誤解する、という注意喚起のニュアンスがあります。プレゼンや報告で分析のバランスを語る場面で使うと自然ですが、日常では「データと文脈」という組み合わせ自体がやや専門的な印象を与えるかもしれません。
follow
follow
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I can’t follow what you’re trying to say.
あなたが何を言おうとしているのか理解できません。
Sorry, I lost track. Can you back up a bit? I wasn’t following.
日本語訳: ごめん、話の流れ見失っちゃった。少し戻ってもらっていい? ちゃんとついていけてなかった。
解説: followはここで「話や流れを理解する・ついていく」意味です。lose trackは「流れを見失う」、back upは「話を戻す」という口語表現で、会議や雑談で使いやすいセットです。
Are you following what she’s saying, or is it just me?
日本語訳: 彼女の話、ちゃんと理解できてる?それとも、わかってないのって私だけ?
解説: Are you following what〜?は「〜を理解できている?」の自然な疑問形。or is it just me? は「それって私だけ?」というカジュアルな共感フレーズで、会話でよく使われます。
I’m trying to follow, but you’re jumping from topic to topic.
日本語訳: 理解しようとしてるんだけど、話題があちこち飛んでるよ。
解説: followを進行形にして「理解しようとしている最中」というニュアンス。jump from topic to topicは「話題が飛ぶ」という口語表現で、相手にやんわり注意する時に便利です。
If you just follow the logic step by step, it makes total sense.
日本語訳: 論理を順を追って追えば、ちゃんと意味わかるよ。
解説: If you just follow the logic step by stepは「論理を一歩ずつ追えば」の意味。make total senseは「完全に筋が通る」という決まり文句で、説明や指導時に自然に使われます。
He talks so fast—how am I supposed to follow that?
日本語訳: 彼、話すの速すぎるって。あれについていけってどうすればいいの?
解説: how am I supposed to〜?は「どうすればいいの?」という驚きや不満を表す口語表現。follow thatが「話の速さや複雑さについていく」意味になっており、臨場感があります。