L136 「ハテナ(?)」を表す動詞 — wonder
「wonder」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇
wonder|頭の上に大きなクエスチョンマーク
Key Sentencewonder|頭の上に大きなクエスチョンマーク
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’m wondering if someone cut the power on purpose.
誰かがわざと電源を切ったのでしょうか。
You’ve gotta wonder whether we rely too much on technology these days.
日本語訳: いやあ、最近の私たち、テクノロジーに頼りすぎてる気がするよね。
解説: 「You’ve gotta wonder〜」は「思わず考えちゃうよな」というカジュアルな共感トーンで、“頭の上に?が浮かぶ”イメージを共有する表現です。whether は「〜かどうか」をやわらかくつなぎ、「〜なのかと思っちゃう」という自然な疑問の流れを作ります。rely too much on〜 は「〜に頼りすぎる」という意味で、日常会話でもよく使われる現代的な言い回しです。these days を加えることで「今の時代に」というリアルさが出ます。
I wonder if I should’ve just kept my mouth shut.
日本語訳: あのとき、余計なこと言わなきゃよかったのかな。
解説: 「I wonder if〜」は“頭の上にハテナ(?)”を浮かべるイメージで、「〜だったのかな」と自分に問いかける柔らかい疑問を表します。ここでは should’ve(should have)+過去分詞 で「〜すべきじゃなかった」という後悔をやんわり表現。keep my mouth shut は「黙っておく・余計なことを言わない」という口語で、反省や自省を自然に伝えます。
I’m starting to wonder if the deadline is even realistic.
日本語訳: その締め切り、そもそも現実的なのかなって思い始めてる。
解説: 「I’m starting to wonder〜」は“だんだんハテナが浮かんできた”という心情変化を表す形。学習テーマの “頭の上に?” に「最近そう感じ始めた」というニュアンスを加えます。realistic は「現実的な」、even は「そもそも/本当に」で、疑問を強める自然な副詞です。
You can’t help but wonder whether things happen for a reason.
日本語訳: やっぱり、すべてのことには理由があるのかなって思っちゃうよね。
解説: 「can’t help but wonder〜」は「つい考えちゃう」という感情を伴う表現で、“ハテナが自然に浮かんでくる”様子を描きます。happen for a reason は「起こることには意味がある」という英語の定番フレーズで、優しい哲学的トーンを生みます。
Sometimes I really wonder if luck has anything to do with it.
日本語訳: これって、運も関係してるのかなって、ほんとたまに思うんだ。
解説: 「I really wonder〜」は「本気で〜なのかなと思う」と“強調されたハテナ”を表現。has anything to do with〜 は「〜に関係があるのか」という定番表現で、考え込むようなトーンに自然です。Sometimes を加えることで、日常的にふと考える感じを出しています。
I wonder〜の疑問
I wonder〜の疑問
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I wonder what time the last train for Shibuya leaves. — Let me check my phone.
渋谷行きの最終電車は何時発だろう。一 携帯電話をチェックさせてね。
I wonder when he’s finally going to grow up. — Yeah, some people never really do, huh?
日本語訳: 彼、いったいいつになったら大人になるんだろうね。ー ほんと、いつまでも変わらない人っているよね。
解説: 「I wonder when〜」は、相手に直接問いかけるのではなく“あきれながら自分に問いかける”ような柔らかい疑問を表します。この文では、grow up(成長する・いい加減にしろ)が皮肉まじりの意味で使われており、トーン次第で優しくも少し呆れた響きにもなります。
I do wonder how we managed to pull this off so fast. — Right? We actually nailed it this time.
日本語訳: こんなに早く、よくやり切れたよな、ほんと。ー でしょ?今回はほんとにうまくいったよな。
解説: 「I do wonder〜」の do は強調で、「本当に〜だな」と感嘆を込める言い方です。I wonder がもともと持つ“感情を込めた疑問”に、驚きや称賛を足しています。manage to は「なんとか〜する」、pull this off は「難しいことをやってのける」という口語表現で、ポジティブな達成感を伝えます。
I wonder what’s up with the Wi-Fi—it keeps dropping. — Try rebooting the router, maybe?
日本語訳: Wi-Fiどうなってるの?ずっと切れるんだけど。ー ルーター再起動してみたら?
解説: 「I wonder what’s up with〜」は、“ちょっとした不具合や状況への不満まじりの疑問”を柔らかく伝える日常的な言い方です。ここでは I wonder が直接的な不満を和らげています。keep ~ing は「〜し続ける/繰り返す」で、トラブルが続く様子を自然に描きます。
I wonder who came up with that ridiculous rule. — Probably someone who’s never done the actual work.
日本語訳: あんなバカみたいなルール、誰が考えたんだろうね。ー たぶん現場のこと何もわかってない人だよ。
解説: 「I wonder who〜」は、“不満や驚きを含んだ疑問”をやわらかく言う形で、直接的に批判せずに済む便利な言い方です。come up with は「思いつく」、ridiculous は「ばかげた」という意味。皮肉や軽い愚痴を含めた自然な会話にぴったりです。
I wonder where all the time went—I swear it was just Monday. — Tell me about it. This week just flew by.
日本語訳: 時間どこ行っちゃったんだろ、ついこの前まで月曜だった気がするのに。ー ほんとそれ。今週マジで一瞬だったね。
解説: 「I wonder where〜」は、“あっという間に過ぎた時間や出来事への驚き”を穏やかに表します。where all the time went は直訳すると「時間がどこに行ったのか」で、「もう週末?」という感覚の定番表現です。I swear は「ほんとに」「マジで」という軽い強調で、リアルな驚きを添えます。
I wonder 〜の依頼
I wonder 〜の依頼
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I was wondering if you could review this report.
このリポートを見ていただけますでしょうか。
I was just wondering if there’s any chance you could join us for dinner.
日本語訳: もしよかったら、夕食一緒にどう?
解説: 「I was just wondering if〜」は、“ふと思っただけなんだけど”という柔らかいトーンで相手を誘う表現です。直接誘うより控えめで圧を与えません。there’s any chance you could〜 は「〜できたりしないかな?」という丁寧で自然な誘い方。join us (for dinner) は「(食事に)一緒に来る/参加する」という意味で、”join” は「加わる」、”for dinner” はその目的を示します。
I wonder if you could let me know once you’ve heard back from them.
日本語訳: 先方から返事が来たら教えてもらえますか?
解説: 「I wonder if〜」は、相手に圧をかけずに依頼を伝える言い方。学習テーマの“遠回しな依頼”の典型です。let me know は「知らせる」、once you’ve heard back は「返事をもらったら」という自然な現在完了構文で、職場での丁寧なやり取りにもぴったりです。
I’m wondering if you’d be able to cover my shift tomorrow.
日本語訳: 明日のシフト、代わってもらうことってできる?
解説: 「I’m wondering if〜」は“今まさにお願いしようとしている”という柔らかいトーン。学習テーマにある通り、独り言の形をとることで相手への圧力を軽減しています。cover my shift は「勤務を代わる」という職場でよく使う自然な表現で、you’d be able to の “would” がさらに控えめな響きを与えています。
I wonder if you’d mind checking this over before I send it.
日本語訳: 送る前に、これちょっと見てもらってもいい?
解説: 「I wonder if〜」は、学習テーマの通り“丁寧な依頼”をやんわりと伝える構文。you’d mind〜 は「〜してもらってもいいですか?」の丁寧な聞き方で、断りやすさを残します。check something over は「(書類などを)ざっと確認する」という口語的な表現で、ビジネスでもカジュアルでも自然です。
I’m wondering if it’d be okay to crash at your place tonight.
日本語訳: 今夜、君んちに泊まってもいいかな?
解説: 「I’m wondering if〜」は、“言いにくいお願いをやんわり伝える”構文で、学習テーマの「独り言スタイルによる依頼」の代表例です。it’d be okay to〜 は「〜してもいいかな?」、crash at someone’s place は「(友達の家などに)泊まる」というカジュアルな表現。遠慮がちなトーンがとても自然です。
I wonder why.
I wonder why.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I wonder why.
どうしてなんだろう。
I wonder why I always overthink things. It’s exhausting.
日本語訳: なんでいつも考えすぎちゃうんだろ。疲れるなあ。
解説: 「I wonder why〜」は、自分に向けた“静かなハテナ”の独り言。頭の中でモヤモヤしている気持ちを自然に表す言い方です。overthink things は「考えすぎる」、It’s exhausting は「疲れるよ」という口語的な愚痴トーンで、会話でも自然に使われます。
You have to wonder why the elevator always stops at every floor when you’re late.
日本語訳: 急いでる時に限って、エレベーターが全部の階で止まるんだよな。
解説: 「You have to wonder why〜」は、状況への“あきれ混じりのハテナ”。軽い皮肉や笑いを込めて使われる表現です。stops at every floor は「全階で止まる」、when you’re late(遅れている時)は“あるある”を強調する自然な口語構文です。
I wonder why it always rains right when I’m about to go out.
日本語訳: 外に出ようとするときに限って、なんでいつも雨なんだろう。
解説: 「I wonder why〜」は、日常で起こる“ちょっとした不運へのハテナ”にもぴったり。right when I’m about to go out は「まさに出ようとしたその時」で、be about to〜 が“行動直前”のニュアンスを出しています。
Makes me wonder why I even bother trying sometimes.
日本語訳: たまに思うけど、なんで頑張ってるんだろうってなるよ。
解説: 主語を省略した Makes me wonder why〜 はカジュアルな独り言表現。「考えちゃうんだよね」というナチュラルな口語トーンになります。bother trying は「わざわざ頑張る」、sometimes を添えることで日常感が増します。
It really makes you wonder why life works out like that.
日本語訳: 人生って、うまくできてるもんだよね。
解説: 「It really makes you wonder why〜」は、“しみじみしたハテナ”を表す言い方。驚きや感心、感謝を込めて使えます。works out は「うまくいく」という口語フレーズで、ポジティブな気づきを自然に伝えます。