ラジオ英会話の『Grammar in Action』コーナーの問題の状況を参考に、そこから想像を膨らませたノエリアオリジナルの会話例を考えました!実際の会話でも活用できる自然な英語表現が含まれており、ラジオ英会話の復習としても役立つ内容となっています。ディクテーション練習やスピーキングの向上にもご活用ください!
Grammar in Action(ノエリア オリジナル スクリプト)
NoeLia Original Dialog – 問題1
問題1:これはアラビア語かもしれません。文字が似て見えます。確信があるわけではありませんが。
引用:「NHKラジオ英会話 2024年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
This could be Arabic. The letters look similar. I’m not sure though.
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
さらに、そのフレーズがどのように使われているかを確認できるオリジナルダイアログも掲載しています!ラジオ英会話の模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションに挑戦してみるのもおすすめです。多聴多読を通して、英語をもっと身近に、楽しく学んでいきましょう!
問題1:これはアラビア語かもしれません。文字が似て見えます。確信があるわけではありませんが。
This might be Arabic. The script looks familiar, but I can’t say for sure.
解説: “might be” は “could be” よりもさらに控えめな表現で、確信の低さを表します。 “I can’t say for sure” は「確信はない」という意味を柔らかく伝えています。
This could be Arabic. The letters look similar. I’m not sure though.
この文では、「アラビア語かもしれない」という可能性が控えめに表現されています。”could be” はやや確率の低い推測を示し、「似て見えるが、自信はない」というニュアンスが含まれます。”I’m not sure though” は、確信のなさを強調しています。
This might be Arabic. The script looks familiar, but I can’t say for sure.
この文では、「アラビア語かもしれない」と、さらに不確実な推測が表現されています。”might be” は “could be” よりも確率が低く、「なんとなく見覚えがあるが、確信は全くない」というニュアンスが感じられます。”I can’t say for sure” で確信がないことが強調されています。
NoeLia Original Dialog
オリバーとエマは、グレッグから送られてきたレポートに困惑しています。彼の筆跡があまりにも読みにくいので、二人は冗談を言いながら内容を解読しようとしています。
Oliver: Emma, did you see this report from Greg? Look at his handwriting!
Emma: Oh no, let me see.
(Emma takes the paper and stares at it for a moment.)
Emma: This might be Arabic. The script looks familiar, but I can’t say for sure.
Oliver: Oh my gosh, Emma! You’re so mean! But honestly… I can’t even tell if this is English.
Emma: Right? Are we supposed to decode this? It looks like he wrote it with his eyes closed.
Oliver: Or maybe while riding a roller coaster.
Emma: Stop, you’re making me laugh too hard! Poor Greg.
Oliver: Poor Greg? Poor us! We’re the ones stuck reading this masterpiece.
Emma: You’re right. Okay, let’s be serious. What do you think this word is?
Oliver: Umm… “strategy”? No, wait, maybe it’s “storage.”
Emma: I thought it said “sausage”!
Oliver: Sausage?! Okay, we need to ask him what this actually says.
Emma: Agreed. And maybe suggest he types next time.
オリバー: エマ、グレッグのレポート見た?この手書き!
エマ: え、ちょっと見せて。
(エマが紙を受け取り、じっと見つめる。)
エマ: これはアラビア語かもしれない。文字が似ている気がするけど、確信は持てないな。
オリバー: ちょっとエマ!めっちゃバカにしてる!でも正直…これが英語なのかも分からない。
エマ: でしょ?これ解読しろってこと?目を閉じて書いたんじゃない?
オリバー: それか、ジェットコースターに乗りながら書いたとか。
エマ: やめて、お腹痛い!グレッグかわいそう。
オリバー: グレッグがかわいそう?こっちの方がかわいそうだよ!この「名作」を読むハメになったんだから。
エマ: 確かに。じゃあ、真面目に考えよう。この単語なんだと思う?
オリバー: えーと…「strategy」?いや、「storage」かも。
エマ: 私は「sausage」に見えたけど!
オリバー: ソーセージ?!もう直接本人に聞こう。
エマ: 賛成。それと、次回からはタイプしてもらうよう提案しよう。
Grammar and Vocabulary
tell if ~: ~かどうかがわかる
I can’t even tell if this is English.
日本語訳:これが英語かどうかすらわからないよ。
“tell” はもともと「話す」という意味ですが、ラジオ英会話でも学んだ通り、そこから「見たり聞いたりして判断する」という意味に派生しました。”tell if ~” は「~かどうか判断する」という表現で、”I can’t even tell if this is English” は「これが英語かどうかすら判断できない」と困惑を強調しています。”even” が「~すら」のニュアンスを加え、冗談っぽいトーンを生み出します。
be supposed to ~: ~することになっている、~するはずである
Are we supposed to decode this?
日本語訳:これ、解読しないといけないの?
“be supposed to ~” は「~することになっている」「~すべきだ」という意味で、何かが期待されている状況や義務を表す表現です。この文では、”Are we supposed to decode this?” で「これを解読するのが私たちの役目なの?」というニュアンスを含んでいます。疑問形にすることで、話し手が少し驚いたり困惑したりしている感情も伝わります。カジュアルな会話でよく使われるフレーズです。
- handwriting: 手書き、筆跡
- stare at: ~をじっと見る
- mean: 意地悪な、ひどい
- can’t even tell if ~: ~かどうかすらわからない
- decode: 解読する
- with (one’s) eyes closed: 目を閉じて(ここでは「いい加減に書いた」というニュアンス)
- Poor ~: ~がかわいそう
- masterpiece: 傑作(ここでは皮肉として使用)
NoeLia Original Dialog – 問題2
問題2:アシュリーはあなたにうそはつかないでしょうねえ。彼女があなたを好きだと言うのなら、好きなのですよ。
引用:「NHKラジオ英会話 2024年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
Ashley wouldn’t lie to you. If she says she likes you, then she does.
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
さらに、そのフレーズを実際の会話の中でどのように使うかがわかるオリジナルダイアログも用意しました!模範解答と違った視点から新しい表現を学びつつ、音声を活用してディクテーションや多聴多読にチャレンジしてみてください。英語をもっと楽しく学べるはずです!
問題2:アシュリーはあなたにうそはつかないでしょうねえ。彼女があなたを好きだと言うのなら、好きなのですよ。
I don’t think Ashley would lie to you. If she says she likes you, she really does.
解説: “I don’t think” は確信を少し和らげる表現で、”would lie” の控えめな表現と組み合わせて、控えめな予測を表現しています。
Ashley wouldn’t lie to you. If she says she likes you, then she does.
この文は、アシュリーが嘘をつく人ではないという強い確信を表しています。”wouldn’t” は “would not” の短縮形で、話し手の確信を強調する効果があります。そのため、アシュリーの言葉をそのまま受け取って良いというニュアンスが強く伝わります。
I don’t think Ashley would lie to you. If she says she likes you, she really does.
この文は、アシュリーが嘘をつく人ではないだろうという推測を表しています。”I don’t think” を加えることで、”wouldn’t” よりも控えめな表現になり、話し手の確信度はやや下がります。それでも、アシュリーは誠実な人だと考えているため、彼女の言葉を信じて良いというニュアンスは含まれています。
NoeLia Original Dialog
オリバーは、アシュリーから「好き」と言われたことをどう受け止めるべきか悩んでいます。エマは彼に背中を押そうとしていますが、オリバーは少し不安な様子です。
Oliver: I don’t know if I should take what Ashley said seriously.
Emma: What did she say?
Oliver: She told me she likes me, but it just feels too good to be true.
Emma: Come on, Oliver. I don’t think Ashley would lie to you. If she says she likes you, she really does.
Oliver: You think so? I don’t want to mess things up if I’m wrong.
Emma: Relax! You’re overthinking. Speaking of which, is that Ashley over there?
Oliver: Wait, where? Oh, it is! What do I do now?
Emma: Just say hi! Be natural.
Oliver: Okay, here goes nothing. Wish me luck.
(Oliver walks over to talk to Ashley, while Emma watches from a distance.)
Oliver: Hey, Ashley! I didn’t expect to see you here.
Emma: (whispering to herself) Go get her, Oliver.
オリバー: アシュリーが言ってたことを本気にしていいのか分からなくてさ。
エマ: 何て言われたの?
オリバー: 好きだって言われたんだけど、なんか夢みたいで信じられないんだよね。
エマ: もう、オリバー。アシュリーが君に嘘をつくとは思えないよ。好きだと言うなら、本当に好きなんだと思う。
オリバー: そうかな?間違ってたら台無しにしちゃうのが怖いんだ。
エマ: 落ち着いて!考えすぎだよ。あ、ちょっと待って、あれアシュリーじゃない?
オリバー: え、どこ?あ、本当だ!どうすればいい?
エマ: ただ「やあ」って自然に声かければいいよ。
オリバー: 分かった。やってみる。応援しててね。
(オリバーはアシュリーのもとへ歩き、エマは遠くから見守る。)
オリバー: やあ、アシュリー!ここで会うなんて思わなかったよ。
エマ: (小声で自分に向かって)頑張れ、オリバー。
Grammar and Vocabulary
too ~ to 構文: ~すぎて…できない
It just feels too good to be true.
日本語訳:それ、本当だと信じられないくらい良すぎる感じがするよ。
“too ~ to” 構文は、「~すぎて…できない」という意味を表します。「too」は「~すぎる」という過剰な程度を示し、「to + 動詞」は「その行動や状態に向かう」ことを表します。本来「to」には「到達する」イメージがありますが、「too」が加わることで「過剰すぎて到達できない」という否定的なニュアンスになります。
Speaking of which: そういえば、その話で思い出したけど
Speaking of which, is that Ashley over there?
日本語訳:そういえば、あれアシュリーじゃない?
“Speaking of which” は、「そういえば」「その話で思い出したけど」という意味で、直前に話題に出ていた内容に関連する新しい話を始めるときに使うフレーズです。カジュアルな会話でよく使われ、話題を自然に切り替える役割を果たします。
今回の例文では、アシュリーについて話している最中にこのフレーズを使うことで、アシュリー本人を指さす流れをスムーズにしています。
- take [something] seriously: ~を真剣に受け止める
- too good to be true: 良すぎて信じられない、話がうますぎる
- come on: (励ましや促しで)おいおい、元気を出して
- would lie to [someone]: ~に嘘をつく
- overthinking: 考えすぎること
- speaking of which: そういえば、その話で思い出したけど
- be natural: 自然体でいる
- here goes nothing: ダメ元でやってみる
NoeLia Original Dialog – 問題3
問題3:私は、ひよっとすると今日早退しなくてはならないかもしれません。それでもよろしいでしょうか?
引用:「NHKラジオ英会話 2024年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
I might have to leave early today. Would that be OK?
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
そのフレーズを会話の中でどう使うかを確認できるオリジナルダイアログも含まれています!模範解答とは違うアプローチで英語表現を吸収しながら、音声を使ったディクテーションや多聴多読に取り組んでみましょう。楽しみながら英語を身につけていきましょう!
問題3:私は、ひよっとすると今日早退しなくてはならないかもしれません。それでもよろしいでしょうか?
There’s a chance I might need to leave early today. Would that work for you?
解説: “There’s a chance I might” はさらに控えめで、”Would that work for you?” は丁寧に相手に確認を取る表現です。
I might have to leave early today. Would that be OK?
この文では、「ひょっとすると早退する必要があるかもしれない」という意味がシンプルに表現されています。”might have to” によって確定ではないが可能性があることを伝え、”Would that be OK?” で相手に軽く許可を求めています。カジュアルで自然な表現です。
There’s a chance I might need to leave early today. Would that work for you?
この文は「今日早退する可能性がある」と、さらに控えめなトーンで表現しています。”There’s a chance” によって、確実ではないが可能性が少しでもあることを示し、相手に配慮した印象を与えます。”Would that work for you?” は少し丁寧な確認表現で、相手のスケジュールへの影響を気遣っています。
NoeLia Original Dialog
オリバーは、個人的な用事で早退する可能性があるため、クライアントとの電話をエマに任せようとしています。エマは快く引き受け、オリバーをサポートする姿勢を見せています。
Oliver: Emma, do you think you can handle the client call later? I might not be available.
Emma: Sure, I can take care of it. Why won’t you be around?
Oliver: Well, there’s a chance I might need to leave early today. Would that work for you?
Emma: Of course. Is something urgent?
Oliver: Sort of. I have a personal appointment I might need to attend.
Emma: No problem. Let me know if you need me to cover anything else.
Oliver: Thanks, Emma. I really appreciate your support.
Emma: Anytime, Oliver. Just don’t hesitate to ask.
オリバー: エマ、後でクライアントの電話対応をお願いできるかな?もしかしたら、僕、出られないかもしれないんだ。
エマ: もちろん、任せて。なんで出られないの?
オリバー: あのね、もしかしたら、今日は早退しないといけなくなるかもしれないんだ。大丈夫かな?
エマ: もちろん。何か急用?
オリバー: まあ、ちょっと個人的な用事があってね。
エマ: 問題ないよ。他にカバーが必要なことがあったら教えてね。
オリバー: ありがとう、エマ。本当に助かるよ。
エマ: いつでもどうぞ、オリバー。何でも遠慮なく言ってね。
Grammar and Vocabulary
do you think ~ can: (主語)が…できると思いますか?(控えめで丁寧な依頼や確認)
Emma, do you think you can handle the client call later?
日本語訳:エマ、後でクライアントの電話対応ができると思う?
“do you think ~ can” は、相手に何かを依頼したり確認したりする際に、柔らかく丁寧な印象を与える表現です。「~できると思いますか?」という形で相手の意見や状況を尊重するニュアンスが含まれています。直接的な命令を避けたいときや、相手の意向を確認したいときに便利です。
Let me know if: ~の場合は教えてください、知らせてください
Let me know if you need me to cover anything else.
日本語訳:他にカバーが必要なら教えてください。
“Let me know if” は「もし~なら教えてください」「~の場合は知らせてください」という意味で、相手に状況を報告してもらうことを柔らかくお願いする表現です。日常会話やビジネスシーンでよく使われ、相手の意思や状況を確認したいときに便利です。
- handle: (仕事やタスクを)対応する、処理する
- take care of it: それを引き受ける、対応する
- be around: (その場に)いる
- there’s a chance: ~の可能性がある
- leave early: 早退する
- work for you: あなたにとって都合が良い
- sort of: まあ、どちらかと言えば
- personal appointment: 個人的な予定
- cover: (代わりに)対応する、フォローする
- don’t hesitate to: 遠慮なく~する