Grammar in Action L171 ーNoeLia Original Dialogー

GiA / SliE 2024

ラジオ英会話の『Grammar in Action』コーナーの問題の状況を参考に、そこから想像を膨らませたノエリアオリジナルの会話例を考えました!実際の会話でも活用できる自然な英語表現が含まれており、ラジオ英会話の復習としても役立つ内容となっています。ディクテーション練習やスピーキングの向上にもご活用ください!

Grammar in Action(ノエリア オリジナル スクリプト)

NoeLia Answer – 問題1

問題1:背が高ければいいのになあ、君のように。いちばん上の棚に手が届くなんて、すてきにちがいありません。
I wish I were tall, like you. It must be nice to reach the top shelf.

引用:「NHKラジオ英会話 2024年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
YouTube Shorts – Question 1

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
さらに、そのフレーズがどのように使われているかを確認できるオリジナルダイアログも掲載しています!ラジオ英会話の模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションに挑戦してみるのもおすすめです。多聴多読を通して、英語をもっと身近に、楽しく学んでいきましょう!

NoeLia Answer – Question 1

問題1:背が高ければいいのになあ、君のように。いちばん上の棚に手が届くなんて、すてきにちがいありません。
I wish I could be tall like you. It must feel amazing to reach the top shelf so easily.

解説: 模範解答とノエリアオリジナル解答の違いは、表現の焦点と感情の深さにあります。模範解答の「I wish I were tall, like you」は、背が高い状態そのものへの羨望をシンプルに伝えています。一方、ノエリアオリジナルの「I wish I could be tall like you」は、背が高くなる可能性や希望に焦点を当てており、「It must feel amazing」や「so easily」を加えることで、背が高いことが生活にどれほど特別で便利かを具体的に表現しています。両者とも自然な表現ですが、ノエリアオリジナル解答は感情をより豊かに伝えたい場合に適しています。

I wish I were tall, like you. It must be nice to reach the top shelf.
模範解答は、仮定法を使って現実とは異なる願望を伝えています。「It must be nice」を用いることで、背が高いことへの羨望の気持ちをシンプルに表現しています。短くて自然な構造で、丁寧かつ分かりやすい表現です。

I wish I could be tall like you. It must feel amazing to reach the top shelf so easily.
ノエリアオリジナルの「I could be」は、「I were」に比べて背が高いことを実現したいという可能性や希望に重点を置いています。また、「It must feel amazing」を使うことで、背が高いことが感覚的にどれほど素晴らしいかを強調しています。「so easily」の追加により、背の高さによる実用的な利便性が具体的に描写されています。感情をより豊かに伝えたい場合に適した表現です。

NoeLia Original Dialog

放課後の教室で、歴史のグループワークをしているエミリーとジェイク。エミリーは、上の棚にある参考書に手が届かず、ジェイクにお願いします。

Emily: Hey Jake, can you reach that reference book for me? It’s on the top shelf.
Jake: Of course! I’ve got it. They really should make these shelves more accessible, though.
Emily: I wish I could be tall like you. It must feel amazing to reach the top shelf so easily.
Jake: It does make things easier sometimes, but then everyone asks me to grab stuff. It’s like being a walking ladder.
Emily: Well, it’s better than being the one constantly asking for help. I feel like such a nuisance sometimes.
Jake: Don’t be silly. Everyone has their strengths. Besides, you’re the one who aced the history quiz last week.
Emily: Thanks, Jake. I guess we all balance each other out in some way.
Jake: Exactly! Now, let’s grab that book and finish this group project before the bell rings.

エミリー: ねえジェイク、その参考書を取ってくれる?いちばん上の棚にあって、私には届かないの。
ジェイク: もちろん。はいどうぞ。でも、この棚、もっと手の届きやすい高さにしてほしいよね。
エミリー: 私も君みたいに背が高ければいいのになあ。簡単にいちばん上の棚に届くなんて、最高だろうね。
ジェイク: まあ、便利なときもあるけど、そのせいでいつも「歩くハシゴ」みたいに頼まれるんだよね。
エミリー: それでも、いちいち助けをお願いするほうよりはいいよ。頼むたびに迷惑をかけてるみたいで、ちょっと嫌になるの。
ジェイク: そんなこと言わないでよ。みんな得意なことがあるんだから。それに、先週の歴史の小テストで満点取ったのは君じゃないか。
エミリー: ありがとう、ジェイク。私たちって、何かしらでお互いを補い合ってるのかもね。
ジェイク: その通りだよ。さあ、その本を取って、このグループ課題をチャイムが鳴る前に終わらせよう!

  • reference book: 参考書 (教科書以外の、特定のテーマについて書かれた本)
  • accessible: 手の届きやすい/利用しやすい (ここでは、棚の高さが適切で、誰でも本に手が届きやすいという意味)
  • I wish I could be… : …だったらいいのに(仮定法を使った表現。ここでは、Emilyが「Jakeみたいに背が高かったらなぁ」と願望を述べています。)
  • It must feel amazing to… : きっと…は素晴らしいだろうね(mustは「~に違いない」という意味ですが、ここでは推量の意味合いが強く、「きっと素晴らしい気持ちだろうなぁ」というニュアンス。)
  • walking ladder: 歩くハシゴ(背の高い人をユーモラスに表現したフレーズ)
  • constantly: いつも/絶えず(「頻繁に」「繰り返し」という意味。ここでは、Emilyが「いつも助けを求めてばかりいる」と述べています。)
  • nuisance: 迷惑な人/厄介なもの(「面倒な存在」「困りもの」という意味。ここでは、Emilyが「自分は迷惑な人だ」と感じていることを表現。)
  • strengths: 長所/強み(「得意なこと」「優れた点」という意味)
  • aced: 満点を取る/うまくやる(スラング的な表現。「試験で良い成績を取る」「何かを成功させる」という意味。)
  • balance each other out: お互いに補い合う(お互いの長所と短所を補って、バランスが取れている状態を表す)
  • in some way: 何らかの形で/ある意味で

NoeLia Answer – 問題2

問題2:あなたが今日出発するのでなければいいのに。着いたばかりですよ!
I wish you weren’t leaving today. You only just got here!

引用:「NHKラジオ英会話 2024年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
YouTube Shorts – Question 2

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
さらに、そのフレーズを実際の会話の中でどのように使うかがわかるオリジナルダイアログも用意しました!模範解答と違った視点から新しい表現を学びつつ、音声を活用してディクテーションや多聴多読にチャレンジしてみてください。英語をもっと楽しく学べるはずです!

NoeLia Answer – Question 2

問題2:あなたが今日出発するのでなければいいのに。着いたばかりですよ!
I wish you didn’t have to leave today. You only just got here!

解説: 模範解答の「weren’t leaving」は進行形で「今まさに進行中の予定」を仮定法で表しており、話し手がその予定に対して感情を込めています。一方、ノエリアオリジナルの「didn’t have to leave」は「(義務や必要性が)なければいいのに」というニュアンスを加えることで、出発が避けられない状況への残念な気持ちをより強調しています。どちらの表現も自然であり、特定の状況や感情の微妙な違いに応じて使い分けが可能です。

I wish you weren’t leaving today. You only just got here!
「I wish you weren’t leaving today」は、仮定法過去を使った進行形の表現で、話し手が「現実とは異なる状況」を望んでいることを表します。進行形を用いることで、すでに決まっている「今日出発する予定」を具体的に示しています。「only just got here」は、「たった今ここに来たばかり」という驚きや強調を表し、相手の出発が残念である気持ちをより効果的に伝えています。

I wish you didn’t have to leave today. You only just got here!
ノエリアオリジナル解答では、「didn’t have to」という表現を使い、「義務や必要性がなければよいのに」というニュアンスを加えています。この構造は「仮定法+進行形(weren’t leaving)」と異なり、より間接的で柔らかな表現として使われます。また、「didn’t have to」は相手の状況に対する共感を示し、状況全体への嘆きを暗に伝える効果があります。

NoeLia Original Dialog

嵐が迫る中、トムは母親の家を離れる必要があります。母親は名残惜しそうに、彼の帰路の安全を気遣いながら、アップルパイや手作りのジャムなど、愛情のこもった品々を手渡します。親子の温かいやり取りをご覧ください。

Tom: Well, I guess this is it, Mom. I’ll see you again soon, okay?
Mom: I wish you didn’t have to leave today. You only just got here!
Tom: I know, but they’re saying the storm’s going to hit late tonight. If I wait until tomorrow, I might not be able to make it back at all.
Mom: You’re right. Safety first. But here, take this apple pie. Mrs. Peterson from next door baked it for you.
Tom: Wow, that looks amazing. Please thank her for me!
Mom: And this is some homemade jam I made last week. Oh, and these cookies are from Aunt Clara—she said they’re your favorite.
Tom: Mom, I appreciate it, but my car can’t fit all of this! It’s already full with my luggage.
Mom: Oh dear, what a problem! Maybe I should just drive over with you and deliver it all myself.
Tom: Haha, or you could just come for a visit next weekend—then I wouldn’t have to miss your cooking!
Mom: Now that’s an idea! But don’t think I’ll let you escape without taking at least the pie.

トム: じゃあね、お母さん。また近いうちに顔出すよ。
お母さん: 今日出発しなくていいのにね。来たばっかりなのに!
トム: 本当だよ。でも、今夜遅くから嵐になるっていうし、明日になったら帰れなくなるかもしれないしね。
お母さん: そうね、安全第一だものね。じゃあ、これを持って行って。隣のピーターソンさんが焼いてくれたアップルパイよ。
トム: わー、美味しそう。ありがとうって伝えといて!
お母さん: それから、先週作った自家製ジャム。それと、このクッキーはクララおばさんから。あんたの好きなやつだって。
トム: お母さん、ありがたいけど、車にこんなに積めないよ!荷物でいっぱいなんだ。
お母さん: あらまあ、それは困ったわね。それじゃ私が車でついていって届けようかしら?
トム: ハハ、それより来週末にお母さんが遊びに来たら?そしたら、お母さんの料理もまた食べられるしさ!
お母さん: それいいわね!でも、アップルパイだけは絶対に持って行ってもらうからね。

  • I guess this is it: これでおしまいかな/そろそろお別れかな(別れ際に使われる表現で、「this is it」は「これで終わり」「これで最後」というニュアンスを持ちます。「I guess」をつけることで控えめなニュアンスになります。)
  • You only just got here: 来たばかりじゃない!(「only just」は「たった今」や「ようやく」というニュアンスを持ち、到着してからの短い時間を強調します。驚きや残念な気持ちを込めて使われます。)
  • Please thank her for me: 彼女にお礼を伝えてね(「thank her for me」は感謝の気持ちを第三者に伝える際に使います。「please」を加えることで、より丁寧な依頼になります。)
  • I appreciate it: 感謝するよ(「appreciate」は「感謝する」「ありがたく思う」という意味を持ち、「it」を付けることで前の内容や行為に対する感謝を簡潔に表現します。)
  • fit: (スペースに)収まる/入る(この文脈では「My car can’t fit all of this」で「車にこれ全部を収めることができない」という意味になります。「fit」は容量やサイズの適合を表す際に使われます。)
  • escape without ~: ~なしで逃げる(「escape」は「逃げる」「逃れる」という意味で、「escape without ~」は「~を持たずに逃れる」というニュアンスを含みます。ここでは「アップルパイを持たずには帰らせない」という軽いユーモアとして使われています。)

NoeLia Answer – 問題3

問題3:チケットがそんなに高くなければいいのに。私は本当にそのコンサートに行きたいのです。
I wish tickets weren’t so expensive. I really want to go to that concert.

引用:「NHKラジオ英会話 2024年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
YouTube Shorts – Question 3

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
そのフレーズを会話の中でどう使うかを確認できるオリジナルダイアログも含まれています!模範解答とは違うアプローチで英語表現を吸収しながら、音声を使ったディクテーションや多聴多読に取り組んでみましょう。楽しみながら英語を身につけていきましょう!

NoeLia Answer – Question 3

問題3:チケットがそんなに高くなければいいのに。私は本当にそのコンサートに行きたいのです。
I wish the tickets were more affordable. I really want to see that concert.

解説: 模範解答の「I wish tickets weren’t so expensive」は、チケットの高さにストレートに焦点を当てていますが、ノエリアオリジナルの「I wish the tickets were more affordable」は、値段に対する視点を「より手頃であれば」というポジティブな方向に転換しています。このニュアンスは、否定的な響きが少なく、より柔らかい印象を与えます。特に日常会話では、こちらの表現が自然に感じられる場面が多いです。また、「see that concert」は「go to that concert」よりも、実際にパフォーマンスを見ることへの焦点が強調されています。

I wish tickets weren’t so expensive. I really want to go to that concert.
この表現では「高くなければいいのに」という直接的な否定を使っており、値段が高いことへのフラストレーションを表しています。また、「go to that concert」はコンサートへの参加全体に焦点を置いた表現です。

I wish the tickets were more affordable. I really want to see that concert.
模範解答が「高い」という現実への直接的な否定を含むのに対し、ノエリアオリジナル解答は「手頃であれば」というポジティブな表現で、より柔らかな印象を与えます。また、「see that concert」を使うことで、コンサートを見ること自体に重きを置いたニュアンスが生まれます。この違いにより、話し手の感情がより親しみやすく伝わります。

NoeLia Original Dialog

エラとライアンは付き合って1年になるカップル。記念日を特別なものにしようと考えていましたが、大好きなアーティストのコンサートチケットが予想以上に高額だったため、別のプランを考えようとしています。

Ella: So, did you find out if there are still tickets available for the concert?
Ryan: Yeah, I did, but they’re ridiculously expensive. Even the nosebleed seats cost a fortune.
Ella: Ugh, that’s frustrating. I was really hoping we could make it a part of our anniversary weekend.
Ryan: Me too. But spending that much on tickets would mean cutting back on everything else.
Ella: You’re right. Maybe it’s just not worth it this time.
Ryan: I wish the tickets were more affordable. I really want to see that concert.
Ella: Same here. Let’s see if they release cheaper tickets closer to the date.
Ryan: Yeah, and if not, we’ll plan something even better for our anniversary. Maybe a fancy dinner or a short trip.
Ella: That sounds nice. But for now, let’s keep an eye on those tickets. Who knows? We might get lucky.

エラ: それで、まだコンサートのチケット残ってるか調べた?
ライアン: 調べたけど、めちゃくちゃ高いよ。遠い席でもバカ高いんだ。
エラ: うわ、それは本当に困るわね。記念日の週末に合わせて行きたかったのに。
ライアン: 僕もそう思ってたよ。でもあの値段でチケットを買ったら、他のことを全部節約しなきゃならないだろうね。
エラ: その通りね。今回はあきらめたほうがいいのかも。
ライアン: チケットがもっと手頃だったらいいのになあ。本当にそのコンサートに行きたかったのに。
エラ: 私も同じ気持ち。近くなったら安いチケットが出るかどうかチェックしてみようよ。
ライアン: そうだね。それが無理なら、記念日にもっと素敵なプランを立てよう。例えば豪華なディナーとか、ちょっとした旅行とか。
エラ: それもいいわね。でも、とりあえずチケットをもう少し様子見しましょう。運が良ければゲットできるかも。

  • ridiculously expensive: ものすごく高い(”ridiculously” は「馬鹿げたほどに」という意味で、価格や状況が常識を超えていることを強調する際に使われます。)
  • nosebleed seats: 遠い席/天井席(スタジアムやコンサート会場の最上段の席を指します。高さから「鼻血が出る」というユーモラスな表現です。)
  • cost a fortune: 大金がかかる(”fortune” は「財産」を意味し、「とても高い」というニュアンスを伝えるカジュアルな言い回しです。)
  • that’s frustrating: それはイライラするね(”frustrating” は「イライラさせる」「残念な」という感情を表す表現で、会話でよく使われます。)
  • make it a part of: ~の一部にする(何かを計画やイベントに組み込むことを意味し、日常会話で使いやすいフレーズです。)
  • cutting back on: ~を削減する/控える(特に費用や消費を減らすことを表します。例えば「cutting back on spending」で「出費を抑える」という意味になります。)
  • it’s just not worth it: それだけの価値がない(「それをする価値がない」というニュアンスを表し、特定の選択を否定する際に使われます。)
  • let’s see if: ~かどうか見てみよう(次の展開を考えたり、可能性を探る際の自然な表現です。)
  • we might get lucky: 運が良ければ~(控えめな期待や可能性を表すカジュアルなフレーズです。)

タイトルとURLをコピーしました