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ラジオ英会話 Lesson 174 / 仮定法⑤ if節を用いた仮定法2
Grammar and Vocabulary L173 ーNoeLia Original Dialogー
Target Forms L174 / 仮定法⑤ if節を用いた仮定法2 ーNoeLia Original Dialogー
Grammar in Action L174 ーNoeLia Original Dialogー
Target Forms(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Target Forms」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
NoeLia Extra Examples – Target Forms Key Sentence
Key SentenceIf I’d had more time, I would have dug a small pond next to it.
引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
私にもっと時間があったら、その横に小さな池を掘ったのですが。
If I’d noticed the email earlier, I would have bought that chair.
日本語訳: もっと早くそのメールに気づいていたら、その椅子を買ったのに。
解説: この文は、実際には「メールに早く気づかなかった」という過去の事実に反する仮定を述べています。if節では「気づいた」という過去の行動をさらに「時表現をずらし」、過去完了形(I’d noticed=I had noticed)で表現しています。結びの節には、「would have + 過去分詞」を使い、「そうであったなら~していただろう」という仮定を丁寧に述べています。
NoeLia Original Dialog
在宅ワークが増えたダニエルは、自宅用のオフィスチェアを探していたものの、セールを逃してがっかり。隣のケイトが次のチャンスを待つよう声をかけます。
Daniel: Kate, did you see the email about the limited-time deal on office chairs?
Kate: No, I didn’t. Was it a good discount?
Daniel: Yeah, it was 50% off! I was planning to get one, but by the time I clicked the link, they were all sold out.
Kate: That’s a shame. Those deals don’t last long.
Daniel: I know. If I’d noticed the email earlier, I would have bought that chair. My back has been killing me lately.
Kate: That would’ve been perfect for you. Maybe they’ll run another promotion soon.
Daniel: I hope so. In the meantime, I guess I’ll just keep using that squeaky one at home.
Kate: Well, if it gets any worse, you’ll start sounding like the chair every time you move.
Daniel: Ha, thanks for the vote of confidence. At this rate, I’ll need a new back before I need a new chair.
ダニエル: ケイト、オフィスチェアの期間限定セールのメール見た?
ケイト: ううん、見てないけど。結構いい割引だったの?
ダニエル: 50%オフだったんだ!買おうと思ってたんだけど、リンクをクリックした時にはもう売り切れてたんだよ。
ケイト: それは残念ね。そういうセールって本当に長く続かないもんね。
ダニエル: 本当だよ。もっと早くメールに気づいていれば、あの椅子を買ったのに。最近、腰が本当に痛くてさ。
ケイト: あれがあればちょうど良かったのにね。また次のセールがあるといいけど。
ダニエル: そうだといいな。それまでは、家のあのギシギシ音のする椅子を使い続けるしかないよ。
ケイト: それがもっとひどくなったら、動くたびに椅子みたいな音を立てるようになるんじゃない?
ダニエル: ハハ、励ましをありがとう。この調子だと新しい椅子を買うより先に、新しい腰が必要になりそうだよ。
- limited-time deal: 期間限定セール(「限られた時間の間だけのお得な取引」を意味し、特にセールやプロモーションで使われるフレーズ)
- that’s a shame: 残念だね(カジュアルな場面で相手に共感や同情を示すフレーズ)
- don’t last long: 長続きしない(ここでは「セールがすぐ終わる」という意味。状態や状況が短期間で終わることを表す)
- killing me: ひどく痛い/つらい(ここでは「腰が本当に痛い」を意味し、肉体的な痛みや負担をカジュアルに強調する表現)
- squeaky: ギシギシ音を立てる(椅子やドアなどが小さな金属音やきしむ音を出す状態を描写する単語)
- vote of confidence: 信頼の表明/励まし(文字通りの「信頼の投票」だけでなく、ここでは皮肉的に「励ましをありがとう」と使われている)
- at this rate: この調子では(進行中の状況が続く場合の結果について話すときに使うフレーズ)
NoeLia Extra Examples – Practice ①
If I had seen you, I would have said hello.
引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
あなたを見かけていたら、あいさつしただろうに。
If I had known you were allergic to peanuts, I wouldn’t have ordered this dish.
日本語訳: あなたがピーナッツアレルギーだと知っていたら、この料理を頼まなかったのに。
解説: 実際には「アレルギーだと知らなかった」という過去の事実に基づき、それが分かっていた場合の異なる結果を述べています。「wouldn’t have ordered」で、行動の変更を仮定しています。
A: How’s your dish? Is it okay? You’ve barely touched it.
B: Actually, I think it has peanuts in it, and I’m allergic. I didn’t notice it on the menu.
A: Oh no! If I had known you were allergic to peanuts, I wouldn’t have ordered this dish. I feel terrible—are you feeling alright?
B: I’m fine, don’t worry. I stopped eating as soon as I noticed. Let’s just get it replaced, and I’ll make sure to mention my allergy next time.
A: 料理どう?大丈夫?ほとんど手をつけてないみたいだけど。
B: えっと、これピーナッツが入ってるみたいで、私アレルギーなんだ。メニューで気づかなかったよ。
A: なんてこと!ピーナッツアレルギーだと知っていたら、この料理を頼まなかったのに。本当に申し訳ない!体調は大丈夫?
B: 大丈夫だから心配しないで。気づいた時点で食べるのをやめたから。取り替えてもらおう。それから次回はちゃんとアレルギーを伝えるようにするよ。
- barely touched: ほとんど手をつけていない(”barely” は「ほとんど~ない」を意味し、料理や物に触れていない状況を描写します。)
- allergic: アレルギーがある(”allergic to ~” で「~にアレルギーがある」という表現。特定の物質への反応を述べる際に使われます。)
- feel terrible: 本当に申し訳なく思う(「ひどく後悔する」「申し訳ない」という感情を伝える自然な表現。)
- get it replaced: それを取り替えてもらう(”get ~ replaced” は依頼のニュアンスを含み、「~を交換してもらう」ことを意味します。)
- mention: 言及する/伝える(具体的な注意事項や情報を話題として挙げる際に使う表現。)
NoeLia Extra Examples – Practice ②
If I had been there, I could have helped you.
引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
私がそこにいたら、お手伝いできたでしょうに。
If we had booked the tickets earlier, we could have gotten better seats.
日本語訳: チケットをもっと早く予約していれば、良い席が取れたのに。
解説: 「予約が遅れた」という事実に反する仮定を述べています。「could have gotten」で良い席を取れた可能性を伝えています。イベントや旅行計画の場面で役立つ表現です。
A: Do you think we’ll even be able to see the stage clearly from here?
B: Hard to say, but at least they have big screens.
A: Yeah, but it’s not the same as being close to the action.
B: If we had booked the tickets earlier, we could have gotten better seats. Let’s remember that for next time.
A: ここからステージがちゃんと見えると思う?
B: どうだろうね。でも少なくとも、大きなスクリーンがあるから大丈夫じゃない?
A: そうだけど、やっぱりステージの近くで生のパフォーマンスを見るのとは全然違うよ。
B: チケットをもっと早く予約していれば、良い席が取れたのに。次回は忘れないようにしようね。
- clearly: はっきりと(視覚的に「明確に見える」というニュアンス)
- hard to say: 何とも言えない(「判断が難しい」や「確信を持てない」というニュアンスのカジュアルな表現)
- big screens: 大きなスクリーン(コンサートやイベントで観客が遠くからでもパフォーマンスを見られるようにする装置を指します)
- close to the action: パフォーマンスの近くで(「action」はここではステージ上での出来事やライブ感を指します)
- better seats: より良い席(「ステージに近い」や「視界が良い」という意味合いで使われることが多い)
NoeLia Extra Examples – Practice ③
If I had started earlier, I would be done by now.
引用:「NHKラジオ英会話 2024年12月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2024年)
もしもっと早く始めていたら、今ごろは終わっているでしょう。
If we had checked the map beforehand, we wouldn’t be lost right now.
日本語訳: 事前に地図を確認していたら、今こんなふうに迷ってなかったのに。
解説: 「迷っている」という現在の状況が、過去の行動(地図を確認する)に依存していたことを仮定しています。「wouldn’t be lost」で現在形の仮定法を明確に表現しています。
A: I’m pretty sure we passed this building earlier. Are we going in circles?
B: Yeah, I’ve been thinking the same thing. If we had checked the map beforehand, we wouldn’t be lost right now. Let’s admit it—we’re lost.
A: Ugh, you’re right. I can’t believe we’re in this situation. Let’s stop and figure out where we are before it gets any later.
B: Good call. Let me pull up the map on my phone. Hopefully, it can help us get back on track.
A: 確かこの建物、さっき通ったよね?同じところを回ってない?
B: うん、私もそう思ってた。事前に地図を確認していたら、今こんなふうに迷ってなかったのに。正直に言おう。私たち迷子だね。
A: うわぁ、ホントだ。こんなことになるなんて信じられない。もっと遅くなる前に、車を停めてどこにいるのか確認しよう。
B: そうしよう。スマホで地図を見てみるよ。それでなんとか元の道に戻れるといいけど。
- passed this building: この建物を通り過ぎた(”pass” は「通る」「通り過ぎる」という意味で、ここでは「前に通ったことがある」と過去の動作を表します)
- going in circles: 同じ場所をぐるぐる回る(”circle” は「円」を意味し、ここでは「迷って同じ道を回る」ニュアンスで比喩的に使用されています)
- checked the map beforehand: 事前に地図を確認する(”beforehand” は「事前に」という意味で、何かを前もって行うことを表します)
- admit it: 認める(”admit” は「認める」「白状する」という意味で、ここでは「迷子である事実を認める」という使われ方をしています)
- pull up the map: 地図を開く(”pull up” は「情報を引き出す」「画面に表示する」という意味で、特にスマホやデバイスでの動作を指します)
- get back on track: 元の道に戻る(”on track” は「正しい道」「計画通り」を表し、ここでは「迷子から解消する」というニュアンス)