👇こちらはLesson 217のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 217 / 否定④「not +強い表現」を使った婉曲表現
Grammar and Vocabulary L217 ーNoeLia Original Dialogー
Target Forms L217 / 否定④「not +強い表現」を使った婉曲表現 ーNoeLia Original Dialogー
Grammar in Action L217 ーNoeLia Original Dialogー
Grammar in Action(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『Grammar in Action』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
NoeLia Answer – 問題1
問題1:説明書があまり役に立ちませんでした。この調子では、この棚を組み立てることは決して終えられないでしょう。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年2月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The instructions weren’t very helpful. At this rate, I’ll never finish putting this shelf together.
問題1:説明書があまり役に立ちませんでした。この調子では、この棚を組み立てることは決して終えられないでしょう。
The instructions weren’t all that useful. At this rate, I’ll never get this shelf assembled.
解説: 模範解答は「それほど役に立たなかった」とやんわり否定することで、説明書が全く使えないわけではないものの、期待したほど助けにならなかったことを伝えている。一方、ノエリアの解答では「思っていたほど役に立たなかった」というニュアンスが加わり、より「期待外れだった」ことが感じられる表現になっている。また、棚を組み立てるという部分も、模範解答は「作業として組み立てる」という視点なのに対し、ノエリアの解答は「完成する状態に持っていく」というニュアンスが含まれ、必ずしも自分でやるとは限らない言い方になっている。
The instructions weren’t very helpful. At this rate, I’ll never finish putting this shelf together.
「weren’t very helpful」は、「それほど役に立たなかった」とやんわりと伝える表現になっている。「at this rate」は「この調子では」という意味で、現状が続いた場合の未来を予測する際に使われる。「finish putting this shelf together」は、「棚を組み立て終える」という意味で、「put together」によって組み立てる作業を指し、「finish」によってその作業が完了することを強調している。
The instructions weren’t all that useful. At this rate, I’ll never get this shelf assembled.
「weren’t all that useful」は、「そこまで役に立つものではなかった」と控えめに言う表現で、「all that」を加えることで「思ったほどではなかった」というニュアンスが強調される。「get this shelf assembled」は、「棚を組み立てる」という意味ではあるが、「完成する状態にもっていく」というニュアンスを持ち、自分で作業するだけでなく、誰かに手伝ってもらう可能性も含んだ表現になっている。
NoeLia Original Dialog
A: You owe me for helping you with this. I could be doing something way more fun right now.
B: I know, I know. But just think of it as quality sibling bonding time. Besides, didn’t Mom ask you to help?
A: The instructions weren’t all that useful. At this rate, I’ll never get this shelf assembled. I swear, these diagrams make no sense.
B: Well, look on the bright side—if we fail, at least we’ll have a funny story to tell. And Mom will probably just call Dad to fix it anyway.
A: これ手伝ってるんだから、なんかおごってよ。今ごろもっと楽しいことしてたはずなんだけど。
B: わかってるって。でも、兄弟の絆を深めるいい時間だと思えばいいじゃん。それに、ママが手伝えって言ってたんじゃなかったっけ?
A: 説明書、全然わかりにくいんだけど。この調子じゃ、一生完成しないかも。図の意味がまったく分からん。
B: まあ、最悪失敗しても、それはそれで面白いネタになるでしょ。それに、どうせ最後はパパに頼むことになる気がするけど。
- owe someone for ~: ~の借りがある(「~してもらった分、何かお返しをする義務がある」という意味で、カジュアルに「奢ってよ」「埋め合わせしてよ」とも使える)
- help someone with ~: (人の)~を手伝う(「手伝う」と言いたいとき、”help with” の後に具体的な作業を入れることで自然な表現になる)
- way more ~: もっとずっと~(”way” を加えることで、”much more” よりも強調されたカジュアルな表現になる)
- quality time: 充実した時間(家族や友人と過ごす価値のある時間を指し、”quality sibling bonding time” で「兄弟の絆を深めるいい時間」のニュアンスになる)
- besides: それに(「さらに理由を追加する」際にカジュアルに使える接続詞)
- swear: 誓う(ここでは強調の意味で「マジで」とカジュアルに使われている)
- make no sense: 全く意味をなさない(”make sense” の否定形で「理解できない・訳が分からない」という意味)
- look on the bright side: いい面を見る(悪い状況の中でも前向きな要素を探すときに使う)
- fail: 失敗する(単に「ミスをする」だけでなく、プロジェクトや計画がうまくいかないこと全般に使われる)
- have a funny story to tell: 面白い話のネタができる(失敗したときに「まあ、ネタになるからいいか」という気持ちを表すフレーズ)
- call someone to fix it: 直してもらうために(人に)頼む(”fix” は「修理する・直す」意味で、”call Dad to fix it” は「パパに頼んで直してもらう」のニュアンス。実際に電話するかどうかは文脈による。”call” は単に「電話する」だけでなく、「助けを求める・頼む」という意味でも使われるため、必ずしも通話を指すわけではない。”ask” も「頼む」だが、よりカジュアルで口頭での依頼を指すことが多く、”call” のほうが「正式に助けを求める」ニュアンスが強い)
NoeLia Answer – 問題2
問題2:私は必ずしも正直ではありませんでした。ケーキを作ったことについて、うそをついたのです。それはお店で買ったものです。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年2月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I wasn’t exactly honest. I lied about making the cake. It’s store-bought.
問題2:私は必ずしも正直ではありませんでした。ケーキを作ったことについて、うそをついたのです。それはお店で買ったものです。
I wasn’t entirely truthful. I fibbed about making the cake. It’s store-bought.
解説: 模範解答は「完全に正直だったわけではない」とやんわり否定しつつ、部分的には正直だった可能性を残す表現。一方、ノエリアの解答は「完全に真実を話したわけではない」とややフォーマルに表現し、事実をぼかした印象を与える。「fib」を使うことで、意図的な嘘というよりは軽いごまかしであったことが強調される。模範解答がよりストレートに「嘘をついた」と伝えるのに対し、ノエリアの解答は少し遠回しで柔らかいニュアンスになっている。
I wasn’t exactly honest. I lied about making the cake. It’s store-bought.
「not exactly honest」は「完全に正直だったわけではない」という遠回しな否定表現。「lied about ~」は「~について嘘をついた」とストレートに伝える表現。「store-bought」は「店で買った」「既製品の」という意味の形容詞で、手作りではないことを明確に示す。
I wasn’t entirely truthful. I fibbed about making the cake. It’s store-bought.
「not entirely truthful」は「完全に真実を話したわけではない」という意味で、「truthful」は「honest」よりも「事実を語ったかどうか」に焦点を当てる。「fibbed about ~」は「ちょっとしたごまかしをした」という軽い意味を持ち、「lie」ほど強い否定的な響きはない。悪意のない小さな嘘を表現するのに適している。
NoeLia Original Dialog
A: So… do you like the cake? I really put a lot of effort into it.
B: Yeah! It’s amazing. I can’t believe you made this from scratch. The texture is perfect! It’s so light and fluffy, and the balance of sweetness is just right! Seriously, this could be in a bakery. I think I just fell for you all over again.
A: Ahh—okay, wait! I have to confess! Well… I wasn’t entirely truthful. I fibbed about making the cake. It’s store-bought... from that fancy bakery downtown.
B: Oh, come on! And here I was, impressed by your baking skills. At least tell me you picked the flavor yourself.
A: で… ケーキ、どう? すごく頑張って作ったんだよ。
B: うん!めっちゃ美味しい! これ本当に手作りなの? ふわふわで甘さもちょうどいいし、マジでお店に並んでてもおかしくないよ。 なんか…また君に惚れ直したかも。
A: うわー!ちょっと待って!正直に言うよ! 実は…作ったって言ったけど、あの高級ベーカリーのやつなんだ…。
B: えー!君の腕前に感動してたのに! せめて「味は自分で選んだよ」くらい言ってほしかったな。
- put a lot of effort into: 力を入れる/頑張る(”effort” は「努力」、”put a lot of effort into ~” で「~に一生懸命取り組む」という意味)
- from scratch: 一から/ゼロから(”scratch” はもともと「ひっかき傷」「ひっかくこと」を意味するが、競技やゲームの分野では「スタートライン」や「初期状態」を指すことがある。これは、昔のレースで地面に「ひっかき傷(scratch)」をつけてスタートラインを示していたことに由来する。”from scratch” はそこから派生し、「何もない状態」や「ゼロの地点」から物事を始めることを表す。)
- light and fluffy: 軽くてふわふわ(”light” は「軽い」、”fluffy” は「ふわふわした」という意味で、ケーキやパンの食感を表すのによく使われる)
- fall for someone all over again: もう一度恋に落ちる(”fall for someone” は「誰かに恋をする」、”all over again” を加えることで「もう一度最初から」というニュアンスになる)
- have to confess: 告白しなきゃ/白状しなきゃ(”confess” は「告白する」「打ち明ける」という意味で、何か隠していたことを認める場面でよく使われる)
- fib about: ~について嘘をつく(”fib” は “lie” よりも軽いニュアンスの「小さな嘘をつく」という意味で、子どもがつくような可愛らしい嘘や罪のない嘘に使われる)
- store-bought: お店で買った(”store” + “bought” で「店で購入した」という意味。手作りではなく、市販のものだと伝える際に使う)
- fancy bakery: 高級なパン屋(”fancy” は「おしゃれな」「高級な」という意味で、レストランや店を表現するときによく使われる)
- impressed by: ~に感動する(”impressed” は im-(中に)+ press(押す)から成り立っており、もともとは「押し付ける」「刻み込む」という意味を持ちます。この意味が転じて、「心に深く刻まれる」→「感動する」「強い印象を受ける」というニュアンスになりました。)
- pick the flavor: 味を選ぶ(”pick” は「選ぶ」、”flavor” は「味」の意味で、アイスやケーキなどのフレーバーを選ぶ際によく使われる)
NoeLia Answer – 問題3
問題3:私はそれほど数学の才能があるわけではないので、テストでは低い点数を取るだろうと思っていました。そして、そのとおりになりました。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年2月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’m not exactly gifted at math, so l expected a low score on the test. It turns out I was right to think that.
問題3:私はそれほど数学の才能があるわけではないので、テストでは低い点数を取るだろうと思っていました。そして、そのとおりになりました。
I’m not all that talented in math, so I expected a low score on the test. And sure enough, I was right.
解説: 模範解答は「天賦の才能があるわけではない」と伝えながらも、ややフォーマルな印象がある表現になっている。一方、ノエリアの解答例では、同じく「それほど才能があるわけではない」という意味を持ちながら、よりカジュアルな言い回しをしている。「all that」を使うことで、「そこまでではない」という控えめなトーンになり、カジュアルな会話の中でも自然に使える表現になっている。また、「turn out」の代わりに「sure enough」を使うことで、「やっぱりそうだった」という話し言葉らしい流れになっている。
I’m not exactly gifted at math, so l expected a low score on the test. It turns out I was right to think that.
「not exactly gifted at math」は、「数学の才能があるとは言えない」と控えめに否定する表現。「exactly」を加えることで、「完全にそうではない」と少しぼかしたニュアンスを持たせている。「It turns out ~」は、「結局~ということがわかった」という意味で、ある出来事の結果を伝える際に使われる表現で、フォーマルな場面でも適用できる。
I’m not all that talented in math, so I expected a low score on the test. And sure enough, I was right.
「not all that talented in math」は、「そこまで才能があるわけではない」と控えめに言う表現。「all that」を加えることで、「特別なレベルではない」とやんわり伝えるニュアンスになっている。「sure enough」は、「思ったとおり」「やっぱり」といった意味を持ち、話し言葉として自然に使われる。
NoeLia Original Dialog
A: Ugh, I don’t even wanna check my math test score… It’s probably a disaster.
B: Same here. But I already know it’s gonna be bad. No point in getting my hopes up.
A: Yeah, I mean, I’m not all that talented in math, so I expected a low score on the test. And sure enough, I was right.
B: Oof, that hurts. Maybe we should just start manifesting good grades instead of actually studying.
A: うわー、数学のテストの点数見るの怖い…。絶対ヤバい気がする。
B: それな。でももう悪いの確定してるし、期待してもムダだよな。
A: うん、てか、そもそも数学得意じゃないし、低い点取るのは分かってた。で、案の定その通りだったわ。
B: うわ、それはツラい…。もう勉強するんじゃなくて、いい点取れるように念じるしかないんじゃね?
- I don’t even wanna ~: ~する気すら起きない(”even” を加えることで「全くそんな気になれない」という強調表現になる)
- disaster: 大惨事、大失敗(ここでは「ひどい点数」を比喩的に表現している)
- Same here.: それな。同じ気持ち(「私も同じ」と短くカジュアルに言うフレーズ)
- already know: すでに分かっている(”already” を入れることで「言うまでもなく分かっている」というニュアンスになる)
- no point in ~: ~する意味がない(”point” は「意味・目的」の意味で、「やっても無駄だ」というニュアンスを含む)
- getting one’s hopes up: 期待する(”hope” を “get up” させることで、「期待値を上げる」→「期待しすぎる」という意味になる)
- I mean: てか(説明を補足するときや言い換えるときに使われるカジュアルな表現)
- not all that ~: そこまで~ではない(”not very” よりも控えめな否定表現で、「めっちゃダメなわけではないけど、得意ではない」というニュアンス)
- talented in ~: ~の才能がある(”talented at” も使われるが、”talented in” は数学や学問などの分野を指すときによく使われる)
- expected a low score: 低い点数を取るだろうと思った(”expect” は「予想する」や「期待する」の意味だが、ここではネガティブな結果を予想するニュアンス)
- sure enough: 案の定(予想した通りのことが起きたときに使うフレーズ)
- That hurts.: それはツラい(精神的ダメージを受けたときのリアクションとして使われる)
- Maybe we should just ~: もう~するしかないかも(提案するときのカジュアルな言い方で、冗談めかして使われることも多い)
- manifest ~: ~を引き寄せる(ポジティブ思考や願望を現実にするというスピリチュアルな意味でよく使われる)
- instead of actually ~: 実際に~する代わりに(”instead of” は「~の代わりに」、”actually” を加えることで「現実的にやること」との対比を強調)