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ラジオ英会話 Lesson 008 / 前置詞 at ①ーatの基本
GRAMMAR AND VOCABULARY L008 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L008 / 前置詞 at ①ーatの基本 ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L008 ーNoeLia Original Dialogー
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples – 関係代名詞節修飾
関係代名詞節修飾
There’s a new ramen place I want to try for lunch.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私が昼食に試してみたい新しいラーメン店があります。
There’s a podcast I’ve been hooked on lately.
日本語訳: 最近ずっとハマってるポッドキャストがあるんだ。
解説: a podcast 以下は関係代名詞節による修飾。先行詞と節にある空所(hooked on の目的語)が組み合わされ、「最近ハマっているポッドキャスト」となります。
A: I’ve been trying to make my commute more productive, especially on those long train rides to Shibuya.
B: Oh yeah? Do you listen to audiobooks or dive into something like business podcasts?
A: There’s a podcast I’ve been hooked on lately—it’s called WorkLife by Adam Grant.
B: Oh, I know that one! He’s the organizational psychologist, right? What episode got you into it?
A: 渋谷までの長い電車通勤の間、時間をもうちょっと有効活用しようと思っててさ。
B: へえ、オーディオブックとか?それともビジネス系ポッドキャストとか?
A: 最近ずっとハマってるポッドキャストがあってさ。アダム・グラントの WorkLife ってやつ。
B: あ、それ知ってる!組織心理学者の人でしょ?どの回でハマったの?
- commute: 通勤・通学(名詞・動詞どちらでも使われるが、ここでは名詞。日本語でも「コミュート」として定着しつつある)
- productive: 生産的な、有意義な(特に時間や努力の使い方についてよく使う形容詞)
- long train rides: 長い電車移動(”ride” は「乗ること」全般を指し、電車・バス・車などさまざまな乗り物に使える。ここでは「train ride」がひとかたまりの名詞で、「long」がその乗車時間の長さを修飾している構造。形容詞+名詞+名詞は、感覚的な自然さに基づく英語の語順パターンのひとつ)
- dive into: ~にどっぷりハマる、熱中する(本来は「飛び込む」という意味だが、比喩的に「深く関わる・探究する」の意味で使われるイディオム。”be into”(~に興味がある)や “get into”(~に興味を持ち始める)よりも、「勢いよく始めて夢中になっていく」ニュアンスが強く、行動的・能動的な印象を与える表現)
- hooked on: ~にハマっている(”hook” は「引っかける」という意味から転じて、夢中・依存状態を表す表現。口語で非常によく使う)
- I know that one!: それ知ってる!(”that one” は前に出た話題を指すカジュアルな指示語。共感やリアクションでよく使われる。複数形の場合は “those” または “those ones” を使うが、”those ones” は「“あの人たち”とか“あのグループのやつら”」のように少しくだけたニュアンスがあり、親しみやや軽さを感じさせる言い方。フォーマルな場では “those” だけで済ませるのが一般的)
- organizational psychologist: 組織心理学者(専門用語に見えるが、近年のビジネス・働き方の話題でよく出てくる語)
- What episode got you into it?: どのエピソードでハマったの?(”get 人 into ~” で「人を~に夢中にさせる」「~に導く」という自然な言い回し)
She told me a story I couldn’t wrap my head around.
日本語訳: 彼女、全然理解できなかった話をしてきたの。
解説: a story 以下は関係代名詞節による修飾。先行詞と節にある空所(wrap one’s head around の目的語)が組み合わされ、「私が理解できなかった話」となります。
A: So how did the lunch reunion with your former classmates go?
B: You remember Yuka, right? We used to be pretty close in college. She told me a story I couldn’t wrap my head around.
A: Seriously? What happened?
B: She said she’s thinking about quitting her job to follow this guy she just started dating—he’s planning to move to Okinawa to open a surf shop.
A: 昔のクラスメイトとのランチ会、どうだった?
B: 由佳のこと覚えてる?大学のときけっこう仲良かった子。彼女、全然理解できなかった話をしてきたの。
A: えっ、マジで?何があったの?
B: 最近付き合い始めた彼について行って仕事辞めようかって言い出してさ…その彼、沖縄でサーフショップ始めたいんだって。
- lunch reunion: ランチ会(”reunion” は「再会」「同窓会」の意味。”lunch” と組み合わせることで「食事を兼ねた再会イベント」を表す自然な言い方)
- former classmates: 昔のクラスメイト(”former” は「以前の」「元の」という意味で、”ex-” よりフォーマルで中立的な印象。”former” は “form”(形作る、形成する)に「~であった人・物」を意味する接尾辞 “-er” がついた語で、「かつてその形を持っていたもの」→「以前の」という意味になる)
- pretty close: かなり仲が良かった(”pretty” は「かなり」「思ったより」というカジュアルな強調語。”close” は人間関係が近いという意味)
- I couldn’t wrap my head around ~: ~を理解できなかった(”wrap one’s head around” は比喩的表現で、「頭の中でうまく整理する・理解する」の意味。”wrap” のコアイメージは「包む・巻く」で、「頭をある考えで包み込む」=「その考えを完全に把握し、理解する」感覚を表す。否定形になると「うまく包めない=理解が追いつかない」という意味になる)
- Turns out ~: ~ってことがわかったんだよね(会話でよく使われる展開を示す表現。事実や意外な結果を伝えるときに便利)
- just started dating: 最近付き合い始めた(”just” で直近の出来事を強調。”start dating” は恋愛関係の始まりを表す定番表現)
NoeLia Extra Examples – 目的語説明型
目的語説明型
I see you coming now.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
今、私はあなたが来るのが見えます。
I caught her scrolling through my phone.
日本語訳: 彼女が私のスマホを見てるところを見つけちゃった。
解説: her が目的語で、scrolling through my phone がその様子を示しています。catch+目的語+-ing形は「~しているのを見つける」の定番表現です。
A: You’ve been oddly quiet since lunch. Did something happen with the client meeting?
B: No, that went fine. But when I came back from 7-Eleven, I found Emily standing at my desk, holding the shared work phone.
A: Wait—was she actually going through something on it?
B: Well… I caught her scrolling through my phone. I mean, I get that it’s technically a shared work phone, but going through messages while I’m not there? That crosses a line.
A: 昼休憩からなんか妙に静かじゃない?クライアントとの打ち合わせで何かあったの?
B: いや、それは問題なかったよ。でもセブン行って戻ってきたら、エミリーが俺のデスクに立ってて、共用の社用携帯を手にしてたんだ。
A: え、それって…中身とか本当に見てたの?
B: うん…彼女が俺のスマホを見てるところを見つけちゃってさ。まあ確かに社用の共用端末ではあるけど、俺がいない間にメッセージまで見るって…それはさすがに一線越えてるよね。
- oddly quiet: 妙に静か(”quiet” は「静か」、”oddly” は「奇妙に」。ふだんと様子が違って静かな状態を表すカジュアルな口語表現)
- that went fine: それはうまくいった(”go fine” は「順調に進む」「問題なく終わる」という意味の口語表現)
- shared work phone: 共用の社用携帯(”shared” は「共有の」、”work phone” は職場用の携帯電話。複数人で使う仕事用端末を指す)
- go through: 調べる/見ていく(情報や中身を「一通り見る」「ざっと確認する」という意味。書類やスマホの中身に使われる頻出表現)
- I caught her -ing: ~しているところを見つけた(”catch + 人 + -ing” は「人が~している現場を偶然見つける・発見する」という意味。”see + 人 + -ing” は単に「その様子を見た」という中立的な観察なのに対し、”catch” には「よくないことをしているのを見つける」ニュアンスが含まれる。たとえば “I saw him smoking” は喫煙しているのを見かけただけだが、”I caught him smoking” はこっそり吸ってたのを見つけた、というような違いがある)
- scrolling through: スクロールして見ている(スマホや画面を上下に「スクロールして情報を見ている」という動作。現代的な日常動詞の使い方)
- technically: 厳密には/形式上は(法律や規則などの「定義上では」「形式的には」というときに使われる。会話ではよく言い訳や補足に使われる)
- That crosses a line: それは一線を越えてる(”cross a line” は「やってはいけない領域に踏み込む」という比喩表現で、倫理的・個人的な限度を超えた行動を非難する時に使われる)
They heard me ranting about the delay.
日本語訳: 私が遅れについて文句言ってたの、あの人たちに聞かれちゃった。
解説: 目的語説明型。目的語 me に動詞-ing形 ranting about the delay が説明を加えています。
A: I was just venting about the project—I didn’t think anyone else was around in the break area.
B: What happened exactly? Did someone say something?
A: Apparently, Hannah and Marcus were sitting behind the divider the whole time. They heard me ranting about the delay.
B: Oof… that’s awkward. Maybe you should talk to them before it turns into something bigger.
A: ちょっとプロジェクトの愚痴ってただけなんだけど…休憩スペース誰もいないと思ってたんだよね。
B: 何があったの?誰かに何か言われた?
A: どうやら、ハンナとマーカスがずっと仕切りの向こうにいたみたいで。俺が遅延について文句言ってたの、聞かれちゃったんだよ。
B: うわー、気まずっ。事が大きくなる前に、ちゃんと話した方がいいかもよ。
- venting: 愚痴をこぼす(”vent” は本来「通気口」などの意味だが、感情のはけ口を作るという意味で「感情を吐き出す・不満を言う」という使い方がよくされる)
- I didn’t think anyone else was around: 誰もいないと思ってた(”be around” は「その場にいる」という日常的なカジュアル表現)
- What happened exactly?: 具体的に何があったの?(”exactly” を加えることで「詳しく」尋ねている。ネイティブがよく使う聞き返し表現)
- Did someone say something?: 誰か何か言ってきたの?(”say something” は「何か言う」の基本表現だが、”someone say something?” の形でよく使われる口語的フレーズ)
- Apparently: ~らしい(情報の出どころが自分ではなく、人づてや状況からの推測であることを表す語。会話の冒頭に置かれやすい)
- divider: 仕切り、パーティション(オフィスなどで使われる「空間を区切るもの」。”divide”(分ける)という動詞から派生した名詞で、「何かを物理的・視覚的に区切るもの」を指す。日本語では「パーテーション」と言うことが多いが、英語で “partition” はややフォーマルな印象があり、会話では “divider” の方が自然)
- rant: 怒りや不満を感情的にまくしたてるように話す(“rant” は、感情的になり過ぎて長く不満や怒りを言い続けることを指します。冷静に話すのではなく、興奮して止まらない感じで言うイメージです。ネイティブは、ちょっとヒートアップしている文句を言う場面でよく使います。あまり冷静な状況で使われることは少なく、強い感情が絡んだシーンで使われることが多いです)
- that’s awkward: それは気まずいね(”awkward” は「気まずい」「バツが悪い」という意味で、ネイティブが状況を和らげつつコメントする時によく使う)
- clear things up: 誤解を解く・はっきりさせる(”clear up” は「明らかにする」の意味で、”things” を挟むと「もつれた話や状況をクリアにする」という比喩的な言い回しになる)
- before it turns into something bigger: 事が大きくなる前に(”turn into” は「〜に変わる」。「小さなことが大ごとになる」という状況を自然に描く比喩表現)