GRASP THE CONCEPT(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
NoeLia Extra Examples – GRASP THE CONCEPT Key Sentence
Key Sentencein (中に)
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
In my hometown in Mexico, it is a very popular ingredient in tacos.
メキシコの私の故郷では、それはとても人気のタコスの具材です。
We stayed at a cozy inn in the mountains in Nagano.
日本語訳: 長野の山の中にある居心地のいい宿に泊まりました。
解説: 「in the mountains」や「in Nagano」は、地理的な境界の中に位置していることを表しています。in は自然の中でも使えます。
NoeLia Original Dialog
マーカスと同僚のサキが職場で話しています。週末の旅行についての会話が始まったようですね。
Marcus: You look so refreshed today. Did you get away for the weekend?
Saki: Yeah, I did. Just a short trip to unwind a bit.
Marcus: Lucky! Where’d you go?
Saki: We didn’t go far—just somewhere quiet up north.
Marcus: Let me guess… somewhere in the mountains?
Saki: Bingo. We stayed at a cozy inn in the mountains in Nagano, near Lake Nojiri.
Marcus: Nice! I’ve always wanted to visit that area. What was the highlight?
Saki: Definitely the view from the open-air bath. You could see the entire valley and even some snow-capped peaks.
Marcus: That sounds unreal. Did you take any pictures?
Saki: Tons. I’ll show you some during lunch—there’s this one shot of the sunset that turned out amazing.
マーカス: 今日すごくリフレッシュしてる感じだね。週末どこか行ってた?
サキ: うん、ちょっとだけね。ちょっと息抜きに行ってきたの。
マーカス: いいなー!どこ行ったの?
サキ: そんな遠くじゃないんだけど、静かな場所を選んだよ。
マーカス: もしかして…山の方とか?
サキ: 正解。長野の山の中、野尻湖の近くにある居心地のいい宿に泊まったの。
マーカス: いいね!あのあたり、ずっと行ってみたかったんだ。何が一番よかった?
サキ: 露天風呂からの景色だね。谷全体が見渡せて、雪の積もった山も見えたんだよ。
マーカス: うわ、夢みたいな話だね。写真とか撮った?
サキ: めっちゃ撮ったよ。お昼のときに見せるね。夕焼けの写真が特によく撮れてたの!
- get away: ちょっとした旅行に行く(”逃げる” ではなく「日常から抜け出して休暇を取る・小旅行する」というカジュアルな意味)
- just a short trip: ちょっとした小旅行(「ほんの短い旅行」というフレーズで、忙しい人が週末に出かけるような場面でよく使う)
- unwind: リラックスする(”wind”=巻く、から派生し、「巻いたものをほどく」→「緊張を解く」という意味に)
- somewhere quiet: 静かな場所(「特定の場所ではなく、どこか静かな場所」とざっくり表現するネイティブらしいフレーズ)
- Let me guess: 当てさせて(カジュアルな予測の入り口として頻出)
- Bingo: ビンゴ/当たり!(「正解!」のカジュアル表現。ちょっと盛り上げたいときにピッタリ)
- cozy inn: 居心地の良い宿(”cozy”=居心地が良くて温かい感じ、”inn” は小規模な宿泊施設。和風旅館などにもぴったりの表現)
- highlight: ハイライト/一番の思い出(旅行やイベントの「印象に残った場面」について話すときの定番)
- open-air bath: 露天風呂(英語で「温泉」というときに自然とともに入る感じを出すにはこの言い方が◎)
- snow-capped peaks: 雪をかぶった山頂(”peak” は「山頂」、”snow-capped” は「雪をかぶった」で、自然の美しさを描写する際に使われる詩的な表現)
- unreal: 現実とは思えない(良い意味で「信じられないほど美しい/すごい」という感嘆の表現)
- tons: たくさん(”a lot” よりもカジュアルで強調された表現。写真など数の多さを表すときに頻用)
- turned out: ~という結果になった(ここでは「撮れた写真がすごく良かった」という意味合いで使われている)
NoeLia Extra Examples – ①
場所
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
There’s a huge statue of Buddha in that building.
あの建物の中に巨大な仏像があります。
I found comfort in his words when I was in pain.
日本語訳: 私がつらかったとき、彼の言葉に慰められたの。
解説: 「in his words」は、「彼の言葉という抽象的な空間の中に慰めがあった」という意味です。「in pain」は、「痛みの状態の内部にいた」ということ。in は物理的な場所だけでなく、状況・感情・状態などの「内部」にあることも自然に表現できます。
A: I always wondered how you got through that period after your dad passed. You seemed so calm.
B: It wasn’t easy. There were nights I couldn’t sleep, and mornings I didn’t want to get out of bed.
A: But you made it through. That really says a lot about your strength—and maybe your dad’s, too.
B: I found comfort in his words when I was in pain. I still hear his voice sometimes, reminding me to breathe.
A: お父さんが亡くなったあと、どうやってあの時期を乗り越えたのか、ずっと気になってたんだ。すごく落ち着いて見えたからさ。
B: 全然楽じゃなかったよ。眠れない夜もあったし、朝起きるのもつらい日が何度もあった。
A: それでもちゃんと乗り越えたんだもんね。それって、君の強さを物語ってるよ。もしかしたら、お父さんの強さでもあるのかも。
B: 私、つらいときはいつもお父さんの言葉に救われてたんだ。今でも時々、呼吸しなさいって言う声が聞こえる気がするんだよね。
- get through (that period): (その時期を)乗り越える(「困難な時期や状況を切り抜ける」という意味で、感情的な文脈でよく使われる)
- pass: 亡くなる(コアイメージは「通り過ぎる・通過する」。サッカーでボールをパスするのも、相手に「通して渡す」から。同じく、人が人生という場所を「通り過ぎる」ことから、「亡くなる」の意味が生まれた。”die” よりも柔らかく、丁寧な表現で、”pass away” の省略形として日常会話でよく使われる)
- didn’t want to get out of bed: 起き上がりたくなかった(精神的なつらさ・無気力感を表す表現。感情の状態を動作で示す典型例)
- make it through: 乗り越えることができる(”get through” とほぼ同義だが、努力と結果のニュアンスがやや強い)
- say a lot about ~: ~を物語っている/~をよく表している(人の性格や価値を自然に褒めるときのネイティブらしい言い回し)
- strength: 強さ(身体的な強さだけでなく、「精神的な強さ」「人間的な強さ」の意味でも広く使われる)
- find comfort in ~: ~に慰めを見出す(”comfort” は名詞。「心の安らぎ」や「安心感」。抽象的なもの(言葉・音楽など)にも使える)
- in pain: つらい状態で/痛みの中で(物理的・精神的どちらにも使える。”in” の「状態の中にいる」イメージが活きている)
- hear one’s voice: ~の声が聞こえる(直接聞く以外に、「記憶の中で思い出す」ようなニュアンスも含む)
- remind (someone) to ~: ~するように思い出させる(”remind” は記憶や意識を喚起する動詞。親しい関係性でもよく使う)
NoeLia Extra Examples – ②
時
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I brush my teeth in the morning.
私は朝、歯を磨きます。
My birthday is in February, right after hers.
日本語訳: 私の誕生日は2月で、彼女のすぐあとです。
解説: 「in February」は「2月という幅のある期間の中で」という意味で、in の基本的な使い方です。
A: Emma’s birthday dinner is next weekend, right?
B: Yeah, I booked that Italian place—La Trattoria, near Meguro Station.
A: Oh, I’ve been wanting to go there forever! So, let’s see… my birthday’s in February, right after hers, which means—you’re totally planning something just as fabulous for me, right?
B: Bold of you to assume—but noted. I’ll start saving up now.
A: エマの誕生日ディナーって、来週末だよね?
B: うん、目黒駅の近くにあるイタリアン、ラ・トラットリアってお店を予約したよ。
A: あそこ、ずっと行ってみたかったんだよね!えーと、私の誕生日、2月でエマのすぐ後じゃん?…ってことは、私にも同じくらい豪華なのを考えてくれてるってことでしょ?
B: よく言うよ…でも了解。今からちゃんと貯金しとくわ。
- book: 予約する(”book a table / book a place” など。「本」以外に「事前に確保する」という意味で非常によく使う動詞)
- Italian place: イタリアンのお店(”place” は「場所」だけでなく、カジュアルに「レストラン/飲食店」の意味でも頻出)
- let’s see: えーと/たしか(会話の中で考えをまとめる時や間をつなぐ時によく使う自然なつなぎ言葉)
- right after hers: 彼女のすぐあと(”right after” で「すぐあと」の意味。日付・順序・行動などに使えるカジュアルな表現)
- which means ~: ってことは~(話の展開や意図をつなげるときによく使う口語の構文。相手にプレッシャーをかけるような文脈にも効果的)
- totally: 完全に/まったく(カジュアル会話での強調語。親しい間柄でのノリや押しの強さを出すのに便利)
- fabulous: すごく素敵な(”great” よりも少し派手でオシャレな印象のある形容詞。ポジティブでよく使われる)
- Bold of you to assume: よくもまあ当然だと思えるね(”bold” は「大胆な/ずうずうしい」の意味で、コアイメージは「目立つことを恐れずに前に出る」。文字の「ボールド体(太字)」と同様に、控えめでなく目立つ性質を表す。”assume” は「当然のこととして決めつける」。本来は “It’s bold of you to assume (that ~)” の形で、主語と that以下が省略された表現。ネイティブが皮肉や冗談として軽くツッコむときによく使う)
- noted: わかった/覚えておくよ(ビジネスでも使えるが、カジュアルでも「ちゃんと聞いたよ」という意味でよく使われる)
- start saving up: 貯金を始める(”save up” は「貯める」に「少しずつ積み上げる」ニュアンスがある句動詞)
NoeLia Extra Examples – ③
方角
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The sun sets in the west.
太陽は西に沈む。
There’s a beautiful temple in that direction.
日本語訳: あの方向に美しいお寺があります。
解説: 「in that direction」は、「あの方角の中にある」といった位置の感覚を表します。「方向」も「in」が使える空間としてとらえられます。
A: Are you sure we’re not lost? We’ve taken like three turns already.
B: There’s a beautiful temple in that direction. I double-checked it on the map a few minutes ago.
A: Oh, good. Let’s keep going—I could really use a peaceful spot to clear my head.
B: Same here. It’s supposed to be quiet even on weekends, and the plum blossoms are in full bloom right now.
A: ほんとに迷ってない?もう3回くらい曲がってるよね。
B: あの方向にきれいなお寺があるんだよ。さっき地図でちゃんと確認したから大丈夫。
A: それなら安心。ちょっと静かな場所で気分をリセットしたいし、行こう。
B: 私も。週末でもわりと静からしいし、今ちょうど梅の花が満開なんだって。
- Are you sure ~?: 本当に~なの?(疑いや確認を表すときの非常に自然な言い方。会話の導入にもよく使われる)
- lost: 道に迷った(”lose” の過去分詞。”Are we lost?” のように現在完了形や進行形なしで「迷っている」状態を表せる)
- take a turn: 曲がる(方向転換すること。直訳的な意味だが、”take three turns” のように複数回使うとリアルな道順の話になる)
- There’s a ~: ~がある(存在を伝える最も基本的な構文。場所や新情報を紹介するときに非常に頻出)
- in that direction: あの方向に(”in” は「方向という空間の中にある」イメージ。前置詞の感覚理解に重要)
- double-check: 再確認する(”check” より念入りな確認を指す動詞。信頼性や慎重さを表す場面でよく使われる)
- Let’s keep going: 続けて進もう(”keep going” は「止まらずに進む」という意味。旅行中や会話中でも使いやすい動詞句)
- could use ~: ~が欲しい/~があると助かる(直訳すると「使うことができる」だが、実際には「今ちょうど~があればうれしい」と控えめに願望を伝える言い方)
- peaceful spot: 静かな場所(”spot” は「場所」「地点」などカジュアルな表現。”peaceful” は「落ち着いた、穏やかな」)
- clear my head: 頭をすっきりさせる(”clear” は「取り除く」。悩み・混乱・考えすぎを取り去る意味合いで使われる表現)
- Same here: 私も同じ(相手の意見や気持ちに同意するときの自然でカジュアルな返し)
- supposed to be ~: ~だとされている(期待や予定、情報にもとづいた事実を伝えるときの定番表現)
- even on weekends: 週末でさえ(”even” を使うことで、「普段は混むかもしれないけど、それでも~」という驚きを含めた強調)
- in full bloom: 満開で(花が一番きれいな状態を表す自然な表現。季節の話題や観光シーンでよく使われる)
NoeLia Extra Examples – ④
服装
引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
In a very colorful dress is our special guest ~
とてもカラフルなドレスに包まれているのは私たちの特別ゲスト~
I didn’t recognize her in that fancy wig.
日本語訳: あの派手なカツラをかぶってたから、彼女だって気づかなかったよ。
解説: 「in that fancy wig」は、カツラという装飾の中に“自分が収まっている”イメージです。見た目の変化に焦点を当てています。
A: Did you notice that girl in the red dress during the opening act of the drama club’s play?
B: You mean the one who waved at us from the side of the stage? I thought she looked vaguely familiar.
A: I didn’t recognize her in that fancy wig. It was Claire—can you believe it?
B: Seriously? She totally pulled off that look. I wouldn’t have guessed it was her in a million years.
A: 演劇部のオープニングのときに赤いドレス着てた子、見た?
B: ああ、ステージ脇からこっちに手振ってた子でしょ?なんかちょっと見覚えある気はしたんだけど…。
A: あの派手なカツラかぶってたから気づかなかったけど、あれクレアだったんだよ。信じられる?
B: まじで!?めちゃくちゃ似合ってたよ。あれがクレアだなんて、全然わかんなかった!
- notice: 気づく(視覚的または感覚的に「何かに気づく」意味の動詞。自然な観察や注目に使われる)
- opening act: オープニングの出し物(演劇やコンサートなどで最初に行われる演目。”act” は「演目」「場面」の意味)
- drama club: 演劇部(”drama” は演劇、”club” は部活動の意味で、学校の文脈でよく使われる)
- wave at: ~に向かって手を振る(”wave” は手を振る動作、”at” を伴って「誰に対して振るか」を示す)
- side of the stage: ステージ脇(”side” は「横」や「脇」、”stage” は舞台。”the side of ~” で特定の脇の部分を指す)
- look familiar: 見覚えがある(”familiar” は「馴染みのある」意味で、”look” と合わせて「見たことある気がする」表現になる)
- vaguely: なんとなく/ぼんやりと(「はっきりとはわからないけど」という意味合いを加える副詞)
- recognize: 認識する/見分ける(外見や声などから誰か・何かを「識別する」動詞。過去形”recognized”で使われることが多い)
- in that fancy wig: あの派手なカツラをかぶって(”in” は服装や装飾を身に着けている状態を表す。空間的というより「その中に包まれている」という感覚)
- Can you believe it?: 信じられる?(驚きや意外性を強調する定番のカジュアル表現)
- pull off: ~をうまくやってのける(特にファッションや行動が「難しいのに似合う/成功する」場合に使われる句動詞。”pull” は「引っ張る」、「off」は「離れる・外れる」というイメージで、困難なものを“引き離して達成する”=「やってのける」という感覚が生まれる)
- I wouldn’t have guessed: 想像もつかなかった(仮定法過去完了で「もし言われなければ思いもしなかった」ニュアンス)
- in a million years: 絶対に(直訳「100万年あってもない」、つまり「ありえない/まさか」という強い否定的驚きの表現)