GRAMMAR AND VOCABULARY L016 ーNoeLia Original Dialogー

GAV 2025-26

耳トレ全集中!ストイックに英語に触れたい方へ!
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GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!

NoeLia Extra Examples – smellの2つの意味

smellの2つの意味

Can you smell that strong aroma of tea?
お茶の強い芳香がしますか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Can you smell how musty it is?
日本語訳: このカビっぽい匂い、わかる?
解説: smell は受動的に「においがする」意味で、how+形容詞で匂いの程度を表す口語的な言い方です。

  • musty: カビ臭い(湿気と古さを含んだ匂いを表す。倉庫や閉め切った部屋などの形容によく使う)
Conversation Examples

A: These boxes must’ve been here forever. Look at the dust—one of them even says “Takahashi Tools, 1986.”
B: No kidding. I think I just saw a spider move under that tarp.
A: Can you smell how musty it is? It’s like this whole place has been sealed off since Grandpa passed.
B: Totally. It’s like the air hasn’t moved in years. We should wear masks or something.

A: この箱たち、何年もここに置かれてたんだろうな。ホコリすごいよ──これなんて「タカハシ工具店・1986年」って書いてある。
B: 本当だよ。あのシートの下、クモが動いた気がする。
A: このカビっぽい匂い、わかる? おじいちゃんが亡くなってから、この納屋ずっと閉めっぱなしだったもんね。
B: うん、何年も空気が全然動いてない感じ。マスクとかしたほうがいいかも。

  • must’ve been: ~していたに違いない(”must have” の短縮形で、過去の確信を表す。「ずっと〜だったに違いない」と過去の状況を推測して言う表現)
  • forever: 長い間(文字通り「永遠に」だが、口語では「ずっと」「かなり長い間」の意味でよく使われる)
  • No kidding: 冗談じゃなくて本当だよ(”kidding” は「冗談を言う」の意味。”No kidding.” は「マジで」「ほんとに?」というカジュアルな相づち)
  • move under: ~の下で動く(”under” という前置詞が空間的な位置を表す。何かがどこかの下に移動する・動く時によく使う)
  • tarp: シート/防水布(「tarpaulin」の略語で、物置や野外でよく使われる。英会話では”under the tarp”などで登場)
  • It’s like〜: 〜みたいだね(比喩を導く表現。文頭で感覚や印象をナチュラルに言うときに便利)
  • sealed off: 密閉された/封鎖された(”seal” は「封をする」、”off” は「離す・遮断」のイメージ。場所が長く閉めきられていたときに使われる)
  • passed: 亡くなった(”pass away” の省略形。英語では “died” よりもやわらかい言い方として日常会話でよく使われる)
  • Totally: まったくその通り(カジュアルに強く同意するときの一語返答。「完全にそう思う」ニュアンス)
  • hasn’t moved in years: 何年も動いていない(現在完了+期間を表す “in years” で、「ずっと〜していない」ことを強調)
  • or something: ~とかそんな感じ(提案や推測を曖昧にするときの便利表現。「〜でもしようか」「〜っぽいな」など)

NoeLia Extra Examples

You smelled every candle in the shop.
日本語訳: 君、お店のキャンドル全部の匂いかいでたね。
解説: smell はここで「においをかぐ」という能動的な使い方で、繰り返し行う行動を強調する構文です。

Conversation Examples

A: I still can’t decide between vanilla or sandalwood. The vanilla reminds me of Mom’s old kitchen, but the sandalwood feels more elegant.
B: You’ve been going back and forth for fifteen minutes. Even the shop assistant looks concerned.
A: I want to get her something relaxing—she’s been stressed out since she retired.
B: You smelled every candle in the shop, Alex. Twice.

A: バニラとサンダルウッド、どっちにするかまだ決められないんだよね。バニラは母さんの昔のキッチンを思い出すし、サンダルウッドはもうちょっと上品な感じがするし。
B: もう15分は行ったり来たりしてるよ。店員さんも心配そうに見てたよ。
A: リラックスできるものをあげたいんだ。退職してからずっとストレス溜まってるみたいだからさ。
B: アレックス、君お店のキャンドル全部の匂いかいでたよ。しかも2周もね。

  • still can’t decide: まだ決められない(”still” が加わることで「今もまだ」という継続のニュアンスが強調される)
  • reminds me of: 〜を思い出させる(感覚や記憶を呼び起こすときによく使うフレーズ)
  • go back and forth: 行ったり来たりする(物理的な移動にも、考えや意見が揺れる意味でも使われる。ここでは「迷っている」ことの比喩)
  • look concerned: 心配そうな顔をする(”look”+形容詞で「~に見える」、”concerned” は「心配している」「気にかけている」)
  • I want to get her something ~: 彼女に何か〜なものを贈りたい(”get someone something” で「人に何かを贈る・買ってあげる」構文)
  • stressed out: ストレスで疲れている(”be stressed out” は口語で非常によく使われる。強いストレス状態を表す)
  • since she retired: 彼女が退職して以来(”since” は完了形とともに使い「~して以来ずっと」の意味)
  • Twice.: 2回も(単語一つでツッコミや強調として使われる、ネイティブらしい短いオチ)

NoeLia Extra Examples – 説明ルール

説明ルール

You’re programmed to recognize various smells.
あなたは、さまざまなにおいを認識するようにプログラムされています。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

She’s wired to notice tiny details.
日本語訳: 彼女は細かいところにすぐ気づく性質なんだ。
解説: 「be wired to〜」は「〜するような思考パターン・性質を持っている」という意味で、to不定詞がその内容を説明しています。

  • wired to: 〜するようにできている(「性質として〜するように配線されている」という比喩的な表現)。”wired” は本来「配線された」という意味で、そこから「ある働きや反応をするように内側から設計されている」という比喩的な意味に発展しました。”wired to do” は「〜するようにできている」「性格的に〜するようになっている」という感覚を表し、本能的な行動や思考の傾向を説明する際によく使われます。
Conversation Examples

A: Did you get under the shoe rack too? I mopped around it, but I didn’t shift it out of the way.
B: Shoot, I totally overlooked that. I’ll grab the broom—we can take care of it together before your mom gets here.
A: She’s wired to notice tiny details. Last time, she spotted a spiderweb behind the umbrella stand without even looking directly at it.
B: That sounds exactly like her. Okay, team mode—let’s give this place a proper shine.

A: 靴箱の下もやった?その周りはモップかけたけど、動かしてまでは掃除してないの。
B: あっ、そこは完全に見落としてた。ホウキ取ってくるね。お母さんが来る前に一緒にやっちゃおう。
A: あの人、細かいとこすぐ気づくからね。前なんて、傘立ての裏のクモの巣を、見てもないのに見つけたし。
B: それ、まさに母さんって感じだね。よし、チーム体制でいこう。この家、しっかりピカピカにしよう。

  • Did you get ~?: ~してくれた?(相手に行動の有無を尋ねる、日常会話の定番表現)
  • mop: モップで拭く(”wipe”よりも「水拭き」のニュアンスがある動詞)
  • around it: その周りを(”around”は「〜の周囲を」の前置詞。場所をぼんやりと示す柔らかい表現)
  • shift ~ out of the way: ~を脇にどかす(”shift”は”move”の丁寧・控えめな言い方。家具などを軽くずらす動きによく使う)
  • Shoot: しまった(軽い驚きや後悔を表すカジュアルな間投詞。”Darn” や “Oh no” のような語感)
  • totally overlook: 完全に見落とす(”overlook”は「うっかり見逃す」という意味。学習者があまり使わないが日常でよく使われる動詞)
  • grab the broom: ホウキを取ってくる(”grab” は「サッと取る・つかむ」という意味で、日常会話で非常に頻出の動詞)
  • take care of it: それを片付ける/処理する(幅広く使える便利な表現。掃除や問題解決、仕事など何にでも応用できる)
  • before your mom gets here: あなたのお母さんが来る前に(”gets here” = 来る。会話では”arrives”より自然で軽やか)
  • spotted a spiderweb: クモの巣を見つけた(”spot”は「パッと見て気づく・発見する」のカジュアルな動詞)
  • without even looking directly at it: ちゃんと見てもないのに(”without even” で強調、”look directly”は「じかに見る」)
  • That sounds exactly like her: それ、まさにあの人っぽいわ(”sounds like” は「~らしい」「いかにも~」を表す便利な口語)
  • team mode: チーム体制(”mode” は「モード・状態」。「一緒にやるスイッチが入った」という雰囲気)
  • give this place a proper shine: この家をちゃんとピカピカにする(”proper”は「きちんとした」「手を抜かずに」という意味合いを含む)

NoeLia Extra Examples

You’re meant to lead others.
日本語訳: 君は人を導くために生まれてきたんだよ。
解説: 「be meant to〜」は「〜することになっている・〜するべき運命だ」という意味で、to以下がその内容を説明しています。

  • be meant to〜: 〜することになっている/〜する運命にある。”mean” は「意味する・意図する」が基本で、”meant” はその過去分詞。「〜するように意図された」という意味から、「〜するために存在している」「〜するのが当然」といったニュアンスになる。予定や義務というより、生まれ持った役割や本質を表す表現。
Conversation Examples

A: Everyone in the theater group voted for you, didn’t they? You weren’t even running.
B: Yeah, which is why I’m still baffled. I’ve never pictured myself as the directing type.
A: You’re meant to lead others. It’s not about commanding a room—it’s about reading it.
B: …That’s actually reassuring. Thanks for saying that.

A: 劇団のみんな、君に投票したんでしょ?立候補すらしてなかったのに。
B: そうなんだよ。だからこそ、今でも不思議でさ。自分が演出とか向いてるとは思ったことなくて。
A: 君は人を導くためにいるんだよ。大事なのは場を仕切ることじゃなくて、空気を読むことなんだよ。
B: …それ聞けてちょっと安心した。言ってくれてありがとう。

  • voted for: ~に投票した(”vote for” は選挙や選出の場面で頻出。人に対して使う)
  • weren’t even running: 立候補すらしていなかった(”run” は「立候補する」という意味でも使われる。意外性の強調に “even”)
  • baffled: 困惑している(”confused” よりも強く、理由が分からなくて戸惑っている感じ)
  • pictured myself as ~: 自分が~だと想像する(”picture” は「思い描く」の意味で、自己認識や将来像についてよく使われる)
  • the directing type: 演出役タイプ/仕切る側の人間(”the ~ type” は「〜なタイプの人」という日常表現)
  • It’s not about commanding a room: 大事なのは場を支配することじゃない(”command a room” は「場を完全に支配する・圧倒する」という比喩的表現)
  • reading it: (場を)読むこと(”read” はここでは「空気を読む」「雰囲気を察する」という高度な使い方)
  • That’s actually reassuring: それ聞けてちょっと安心した(”reassuring” は「安心させる/気持ちを落ち着かせる」の意味)
  • Thanks for saying that: 言ってくれてありがとう(励まし・共感の言葉を素直に受け止める時の自然な返し)

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