PRACTICAL USAGE L016 ーNoeLia Original Dialogー

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:審査員たちは互いに話し合い、エイミーのスピーチを最優秀に選びました。とりわけ、彼女のアイデアは面白く、うまく表現されていました。
The judges talked among themselves and chose Amy’s speech as the best. Among other things, her ideas were interesting and well-put.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年4月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
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NoeLia Answer

問題:審査員たちは互いに話し合い、エイミーのスピーチを最優秀に選びました。とりわけ、彼女のアイデアは面白く、うまく表現されていました。
The judges had a discussion among themselves and decided that Amy’s speech deserved first place—mainly because her ideas were engaging and clearly expressed.

解説: 模範解答は、会話調でテンポがよく、事実を手短に伝える場面に向いています。選考の流れとアイデアの良さを、軽く紹介するスタイルです。ノエリアの解答は、少し丁寧な語り口で、スピーチが評価された理由をしっかり伝える内容です。書き言葉や報告文などで、理由や背景を説明したい場面に適しています。どちらも目的に応じて使い分けできます。

The judges talked among themselves and chose Amy’s speech as the best. Among other things, her ideas were interesting and well-put.

  • talked among themselves: 互いに話し合った(“among themselves” は「彼ら同士で」という意味)
  • chose A as B: AをBとして選んだ(よく使われる構文)
  • among other things: とりわけ(他にもいろいろある中で特に)
  • well-put: うまく表現された(文やアイデアが「的確に言葉にされている」ことを表す)

The judges had a discussion among themselves and decided that Amy’s speech deserved first place—mainly because her ideas were engaging and clearly expressed.

  • had a discussion among themselves: 彼らの間で話し合いを持った(”have a discussion” はやや丁寧で自然な表現)
  • decided that ~ deserved first place: ~が1位にふさわしいと判断した(”deserve” は「価値がある」「ふさわしい」と評価を込める動詞)
  • mainly because: 主に~という理由で(”とりわけ” を明示的にする構文)
  • engaging: 興味を引く/魅力的な(”interesting” よりも「惹きつけられる」感じのある単語)
  • clearly expressed: 明確に表現された(”well-put” よりも具体的でわかりやすく、「伝わりやすさ」を強調)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What surprised Mia about the contest result?
A. Jackson’s speech lost.
B. Amy didn’t look nervous.
C. The judges liked jokes.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

ルーカスとミアが学校のスピーチコンテストについて話しています。ミアは途中で帰ってしまったようで、ルーカスがその後の結果を伝えているところです。

Lucas: I just got back from the awards ceremony. You won’t believe who took first place.
Mia: Wait, seriously? I missed the ceremony—I had to leave right after Amy’s speech. Who won?
Lucas: Yep. The judges had a discussion among themselves and decided that Amy’s speech deserved first place—mainly because her ideas were engaging and clearly expressed.
Mia: Wow, I mean, her delivery was great, but I didn’t think it would beat Jackson’s.
Lucas: Same here. His content was solid, just not as dynamic.
Mia: Yeah, Amy’s energy really pulled people in. And her closing line? So powerful.
Lucas: Totally. I saw one of the judges nodding along the whole time.
Mia: Well, she earned it. She clearly put in a lot of work.
Lucas: No doubt. I wouldn’t be surprised if she gets a scholarship out of it.

ルーカス: 今、表彰式から戻ってきたところ。誰が1位になったか、信じられないと思うよ。
ミア: え、マジで?私、式は見られなかったんだ。エイミーのスピーチのあと、すぐ帰らなきゃいけなくて。誰が優勝したの?
ルーカス: うん、エイミーだよ。審査員たちが話し合って、彼女のスピーチが1位にふさわしいって決めたんだって。特に、アイデアが魅力的で、伝え方が明確だったのが決め手らしい。
ミア: へぇ〜。確かに彼女の話し方はすごく良かったけど、ジャクソンに勝つとは思わなかったな。
ルーカス: 僕も同じ気持ち。ジャクソンの内容も良かったけど、あんまりインパクトはなかったかな。
ミア: うん、エイミーのエネルギーって、すごく引き込まれるものがあったよね。それに、最後の一言!あれ、めっちゃ強烈だった。
ルーカス: ほんとそれ。審査員のひとり、ずっと頷きながら聞いてたよ。
ミア: そりゃ、勝つよね。あの子、明らかにめちゃくちゃ準備してたし。
ルーカス: 間違いない。下手したら奨学金もらうかもね。

  • get back from ~: ~から戻る(”just got back from” で「今〜から帰ってきたところ」)
  • awards ceremony: 表彰式(学校・ビジネスなどフォーマルなイベントで使われる)
  • You won’t believe ~: 信じられないと思うけど~(驚きを引き出す会話の導入句)
  • take first place: 1位になる(”win”より具体的な成果を指す。順位表現でよく使う)
  • Wait, seriously?: えっ、マジで?(驚き・確認のリアクションとして定番)
  • miss (an event): ~を見逃す(”miss the ceremony” で「式を見られなかった」)
  • have to ~: ~しなければならなかった(義務・事情の説明)
  • right after ~: ~のすぐあと(時間のつながりを自然に示す表現)
  • delivery: 話し方/スピーチの伝え方(プレゼン・演説などで「どう伝えたか」を意味する)
  • beat ~: ~に勝つ(スポーツやコンテストなどで相手より優れる)
  • solid: しっかりした/安定した(内容や構成が堅実で欠点がないイメージ)
  • dynamic: ダイナミックな/活気のある(”solid”と対比されるエネルギッシュな特性)
  • pull (people) in: 人を引き込む(話やパフォーマンスが人の注意を引くことを表す)
  • closing line: 締めのセリフ/最後の一文(スピーチや文章の印象的な結び)
  • powerful: 強く印象に残る/感情を動かす(感動や説得力のある表現に対して使う)
  • nod along: うなずく(共感や賛同を示す自然なしぐさ)
  • earn ~: ~を勝ち取る/得る(努力の成果として受け取る意味)
  • put in (a lot of) work: 努力する/取り組む(”put in” は時間・労力を注ぎ込む表現)
  • No doubt.: 間違いない/確かに(強い同意・確信をカジュアルに示す)
  • wouldn’t be surprised if ~: ~しても驚かない(可能性が高いことを控えめに予測する)
  • scholarship: 奨学金(学業・才能による経済的支援のこと)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What surprised Mia about the contest result?
A. Jackson’s speech lost.
B. Amy didn’t look nervous.
C. The judges liked jokes.
Let’s listen.

答え
クリックすると答えが出ます。

A. Jackson’s speech lost.

Point

A. Jackson’s speech lost.
ミアは「彼女(エイミー)のスピーチがジャクソンのを上回るとは思わなかった」と言っており、これは「ジャクソンが負けたことに驚いた」と言い換えられます。直接的に “surprised” とは言っていませんが、発言全体から「予想外だった」という気持ちが読み取れます。”lost” は「負けた」という意味ですが、ここでは順位で負けたというニュアンスで自然に使われています。

B. Amy didn’t look nervous.
会話内で「エイミーが緊張していなかった」という内容には一切触れられていません。”nervous”(緊張している)という形容詞はよく使われますが、この選択肢は推測による補完であり、本文には基づいていません。

C. The judges liked jokes.
審査員が「ジョークを好んだ」ことに関する言及はなく、エイミーのスピーチの内容が「魅力的で明確だった」ことが評価されたと説明されています。”joke”(冗談)や”funny”(面白い)という単語に引っ張られる可能性はありますが、文脈とは無関係です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • didn’t think it would beat Jackson’s: ジャクソンのに勝つとは思わなかった → 驚いた気持ちを示す発言の核となる部分
  • Her delivery was great: 発表は良かった → 内容そのものよりも、印象の良さを強調するフレーズ
  • His content was solid, just not as dynamic: ジャクソンの内容は堅実だったが印象が弱かった → 比較による評価の差がわかる部分
  • judges had a discussion: 審査員が話し合った → 選考のプロセスに関連する情報(ただしこれは選択肢Aの直接要因にはしていない)

会話のテーマを理解すること
この会話では、スピーチコンテストの結果についての会話を通して、ミアが結果に驚いた理由を明らかにしています。エイミーのスピーチが評価されたことに対して、ミアはジャクソンが勝つと思っていたという個人的な期待を示しています。その発言から、彼女が「ジャクソンの敗北」に驚いたことが分かります。表現としては感情をストレートに述べるのではなく、比較や予想外の結果に対するリアクションの形で示されているため、全体の文脈をしっかりと理解することが求められます。

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