GRASP THE CONCEPT L021|前置詞over① ー overの基本|NoeLia Original Dialog

GRASP THE CONCEPT 2025-26

YouTubuリストを再設計しました!
ノエリアのショート動画コンテンツを改めて整理し、レッスンごとのリストにまとめ直しました。ワンフレーズの瞬発力トレーニングから、じっくり取り組める会話例、そしてリスニングチャレンジまで、すべて1つのリストに集約。「詳しい解説を読みながら学びたい方」はブログで、「耳を使ってまとめて聞きたい方」はYouTubeで。お好みに合わせて、どちらからでも英語力アップを目指せます。気軽にチェックしてみてくださいね。

👇こちらはLesson 021のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 021 / 前置詞over①ーoverの基本
GRAMMAR AND VOCABULARY L021 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L021 / 前置詞over①ーoverの基本 ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L021 ーNoeLia Original Dialogー

GRASP THE CONCEPT(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

over|上に円弧<アーチ>

Key Sentence

上に円弧<アーチ>
It’s been in Koenji for over 30 years.
それは30年以上の間、高円寺にあります。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

We talked for over an hour without realizing it.
日本語訳: 気づかないうちに1時間以上話してたね。
解説: 「for over an hour」は「1時間を超えて」という時間的なアーチを表しています。”for” は「時間の長さ」を表す前置詞。”over” は「超えて」の意味で、”for over an hour” は「1時間を超えてのあいだずっと」。会話がその時間を覆うように自然に流れていたニュアンスです。

Conversation Examples

A: It’s kind of crazy how fast time flew today.
B: We talked for over an hour without realizing it.
A: I know, right? I was just about to check the time and got shocked.
B: That’s what happens when the conversation’s good.

A: 今日ほんと時間経つの早かったよね。
B: 気づかないうちに1時間以上も話してたよ。
A: ね?ちょうど時間見ようとしたとこで、びっくりしたもん。
B: 楽しい会話してると、あっという間だよね。

  • time flew: 時間があっという間に過ぎた(”fly” は「飛ぶ」だが、時間や日が「飛ぶように過ぎる」という比喩表現で、ネイティブの日常会話では非常によく使われる)
  • without realizing it: 気づかないうちに(”realize” は「気づく」や「認識する」、”without ~ing” は「〜せずに」で、「気づかないうちに〜する」という定型フレーズとしてよく使われる)
  • I know, right?: でしょ?(カジュアルで親しみのある相づち。相手の発言に強く共感・同意するときに用いられる)
  • I was just about to: まさに〜しようとしていた(”be about to” は「〜しようとしているところ」、”just” をつけることで「ほんの今まさに」というニュアンスが加わり、リアルな口語表現になる)
  • got shocked: ショックを受けた/驚いた(”shock” は本来「衝撃」だが、”get shocked” で「驚く」「ギョッとする」など、やや大げさに感情を伝えるときに使う)
  • That’s what happens when ~: 〜のときってそうなるよね(口語で、自然な流れや「あるある」な現象を説明するときの定番構文)
  • the conversation’s good: 会話が弾んでる/話が盛り上がってる(”good” はここで「内容がいい」「楽しい」「興味深い」といったポジティブな意味合いを持つ)

over|超えて・上

超えて・上
I don’t want to wait for over a month.
私は1か月を超えて待ちたくはありません。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

He spilled coffee over the paper that was lying on the desk.
日本語訳: 彼は机の上に置いてあった書類にコーヒーをこぼしてしまった。
解説: 「over the paper」はコーヒーが紙の上に広がった様子、「on the desk」は紙が机の上に置かれていたことを表しています。動きと位置の使い分けが自然です。

Conversation Examples

A: I saw Mark rushing out of the meeting room earlier. Any idea what happened?
B: Yeah… He spilled coffee over the paper that was lying on the desk. It soaked through all the pages.
A: That explains the panic. Poor guy can’t catch a break lately.
B: Seriously. If it’s not tech issues, it’s coffee. I think the universe is testing him.

A: さっきマークが会議室からすごい勢いで飛び出してたけど、何かあったの?
B: うん…。机の上に置いてあった書類にコーヒーをこぼしちゃって。書類全部に染みちゃってさ。
A: それであんなに慌ててたんだ。最近ほんと、彼ツイてないよね。
B: ほんとだよ。トラブルがパソコンじゃなければ、今度はコーヒー。なんか運命に試されてる感じだよ。

  • rush out: 飛び出す(「急いで出て行く」という動作。緊急性や焦りが込められた表現)
  • Any idea what happened?: 何があったか知ってる?(カジュアルでよく使われる問いかけフレーズ)
  • spill: こぼす(液体などをうっかりこぼす動作)
  • that was lying on the desk: 机の上に置いてあった(lie は「横たわる」「置かれている」の意味)
  • soak through: (液体が)染み込む(「〜を通して完全に濡らす」ニュアンス)
  • That explains the panic.: それで慌ててたんだね(”That explains…” は原因・理由を納得する自然な言い回し)
  • can’t catch a break: ツイてない/うまくいかない(直訳は「休憩をつかまえられない」→「何をしてもトラブル続き」のニュアンス)
  • If it’s not A, it’s B.: AじゃなければB(よくあるトラブルやパターンを強調する構文)
  • the universe is testing him: 宇宙が彼を試してる(比喩的な表現。「何か大きな力が彼に試練を与えている」ような感覚)

over|距離感

距離感
Hey, look over there.
ねえ、あそこを見て。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Drop by if you’re ever over this way.
日本語訳: こっちに来ることがあれば、気軽に寄ってね。
解説: 「over this way」は「このあたりに」「こっちのほうに来る」の意味で、距離を越えて近づいてくるニュアンスがあります。drop by は「ちょっと立ち寄る」というカジュアルな表現。

Conversation Examples

A: I haven’t seen you in ages!
B: I know, work’s been insane lately. I barely leave my apartment.
A: Drop by if you’re ever over this way. I still live in the same place.
B: Thanks! I could really use a change of scenery.

A: ほんと久しぶりだね!
B: うん、最近ずっと仕事がバタバタで、ほぼ家に引きこもってるよ。
A: もしこっち来ることあったら、気軽に寄ってよ。引っ越してないからさ。
B: ありがとう!たまには気分転換したいし、顔出すね。

  • I haven’t seen you in ages: すごく久しぶり(直訳は「何年も君に会っていない」、カジュアルに「めっちゃ久しぶり!」の意味で使われる定番表現)
  • insane: とんでもなく(ここでは「crazy=すごく大変な」のカジュアル表現。仕事の忙しさなどに対して “Work’s been insane.” のように使われる)
  • barely: ほとんど〜ない(ここでは「I barely leave my apartment」で「ほとんど家を出てない」の意味。ネガティブな頻度表現としてよく使われる)
  • change of scenery: 気分転換(直訳は「景色の変化」だが、日常会話では「違う環境に身を置くこと=リフレッシュ」の意味でよく使われる)

over|動き

動き
Has she gotten over the breakup?
彼女は失恋を乗り越えましたか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Somehow, we made it over the language barrier.
日本語訳: どうにか言葉の壁を乗り越えられたよ。
解説: この文では over が「障害を上から乗り越える」動きのイメージを担っています。language barrier(言葉の壁)という抽象的な障害に対して、橋をかけるように「上に円弧」を描いて越えていく感覚です。

Conversation Examples

A: I just realized—how did your video call with the client in Brazil go?
B: Pretty well, actually. We had a few hiccups with vocabulary, but nothing too serious.
A: Oh, that’s good to hear. I know you were kind of nervous about the language part.
B: Yeah, but somehow, we made it over the language barrier. It wasn’t perfect, but we got our point across.

A: そういえば、ブラジルのクライアントとのビデオ会議どうだった?
B: 意外とスムーズだったよ。単語でちょっと詰まったけど、まあ大丈夫だった。
A: それはよかった。言語面をちょっと心配してたもんね。
B: うん。でも、どうにか言葉の壁を乗り越えられたよ。完璧じゃなかったけど、ちゃんと伝わった。

  • I just realized: 今気づいた(”realize” は「気づく・理解する」ことを意味する動詞。会話の中では話のきっかけとしてよく使われる)
  • go: 進む、うまくいく(”How did it go?” で「どうだった?」という定番の聞き方。使いこなしたい会話の流れ表現)
  • Pretty well, actually: 思ったよりずっとうまくいったよ(”pretty well” は「まあまあ良い」より少しポジティブな評価を表す。”actually” が加わることで、「意外にも」「予想をいい意味で裏切って」というニュアンスが含まれ、驚きや安心感を添えている)
  • have a few hiccups: ちょっとした問題があった(”hiccup” はしゃっくりの意味だが、ここでは「小さなトラブル・不具合」を表すカジュアルな言い方)
  • vocabulary: 語彙(英語学習の核となる単語。会話でも「言葉の選び・語彙の難しさ」の意味でよく登場)
  • nothing too serious: 大したことではない(問題があったとしても軽微だったことを示す、安心感のあるフレーズ)
  • That’s good to hear: それを聞いて安心したよ(相手の報告に対して共感・安心を伝える自然なリアクション表現)
  • nervous about: ~が不安(”be nervous about…” は「~について緊張・不安に思う」という状態を表す定番の構文)
  • get our point across: 言いたいことを伝える(”across” は「向こう側へ」「横切って」を意味する前置詞で、イメージは何かが橋を渡るように相手側へ届くこと。”get across” は「自分の中にある考えや意図を、相手の理解という“向こう側”まで届ける」という感覚の表現。したがって “get our point across” は「私たちの主張を相手にきちんと理解させる・伝える」というニュアンスになる)
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