PRACTICAL USAGE L021|NoeLia Original Dialogー

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

👇こちらはLesson 021のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 021 / 前置詞over①ーoverの基本
GRAMMAR AND VOCABULARY L021 ーNoeLia Original Dialogー
GRASP THE CONCEPT L021 / 前置詞over①ーoverの基本 ーNoeLia Original Dialogー
PRACTICAL USAGE L021 ーNoeLia Original Dialogー

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:メリッサはまだ元カレのことが忘れられません。もう1か月以上たつのに、まだとても落ち込んでいるんです。今週末、彼女を家に招待しましょう。
Melissa still isn’t over her ex. It’s been over a month, but she’s still really down about it. Let’s invite her over this weekend.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
YouTube Shorts
NoeLia Answer

問題:メリッサはまだ元カレのことが忘れられません。もう1か月以上たつのに、まだとても落ち込んでいるんです。今週末、彼女を家に招待しましょう。
It’s been over a month, but Melissa still can’t get over her ex. She’s been feeling really down, so let’s have her over this weekend.

解説: どちらの表現も内容はほぼ同じですが、感情の伝え方に違いがあります。模範解答は事実を少し客観的に述べており、落ち込みの理由や背景が淡々と伝わります。一方、オリジナル解答は「忘れられない」や「落ち込んでいる」という感情にフォーカスしていて、聞き手が共感しやすい語り口になっています。また、「招待する」表現も、模範は丁寧な言い方、オリジナルはよりカジュアルで親しみやすい言い方です。会話の相手や場面のトーンに合わせて使い分けができます。

Melissa still isn’t over her ex. It’s been over a month, but she’s still really down about it. Let’s invite her over this weekend.

  • still isn’t over ~: ~をまだ乗り越えられていない(感情的に立ち直っていない状態を表す表現)
  • It’s been over a month: もう1か月以上経っている(現在完了。時間の経過を示す)
  • still really down about it: それについてまだかなり落ち込んでいる(”down” は「気分が沈んでいる」状態の口語的な表現)
  • Let’s invite her over: 彼女を家に招待しよう(”invite ~ over” はカジュアルに「家に呼ぶ」表現)

It’s been over a month, but Melissa still can’t get over her ex. She’s been feeling really down, so let’s have her over this weekend.

  • can’t get over ~: ~をどうしても乗り越えられない(感情の強さが伝わる)
  • been feeling really down: ずっと気分が落ち込んでいる(”feel down” を現在完了進行形で感情の継続を表現)
  • have her over: 彼女を家に呼ぶ(”invite her over” と意味は同じだがよりくだけた言い方)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると 問題が出ます。

Here’s the question.
What gave Sophie the sense that something was wrong with Melissa?
A. Jason told her about it directly.
B. Melissa didn’t react like she normally would.
C. She overheard Melissa talking to someone else.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

職場の帰り道、ジェイソンとソフィーが立ち話をしています。メリッサを元気づけたいという気持ちが伝わってきますね。

Jason: Hey, have you noticed Melissa hasn’t been herself lately?
Sophie: Yeah, she didn’t even laugh at Tom’s terrible puns yesterday. That’s when I knew something was off.
Jason: I asked her if she wanted to join our trivia night, but she said she’d just stay home.
Sophie: That’s not like her at all. She used to love those nights.
Jason: It’s been over a month, but Melissa still can’t get over her ex. She’s been feeling really down, so let’s have her over this weekend.
Sophie: Definitely. I’ll make her favorite brownies, and we can just chill and talk.
Jason: Good plan. No pressure, just a relaxing night with friends.
Sophie: Exactly. She doesn’t need advice right now—just company.
Jason: I’ll text her later and let her know we’re thinking of her.
Sophie: Great. Let’s hope it gives her a little boost.

ジェイソン: 最近、メリッサの様子がちょっと変だと思わない?
ソフィー: うん、昨日トムのくだらないジョークにすら笑ってなかったから、何かあるなって思った。
ジェイソン: トリビアナイト誘ってみたけど、家でゆっくりするって断られたよ。
ソフィー: あの子、ああいう集まり大好きだったのにね。
ジェイソン: もう1か月以上たつけど、まだ元カレのことを引きずってるんだって。すごく落ち込んでるみたいだから、今週末うちに呼ぼう。
ソフィー: 賛成。あの子の好きなブラウニー作って、みんなでまったり話そう。
ジェイソン: 無理に盛り上げようとせずに、自然にね。
ソフィー: うん。アドバイスより、ただ一緒にいる時間が大事だと思う。
ジェイソン: あとで連絡して、気にかけてるって伝えておくよ。
ソフィー: うん、きっとちょっとは元気出ると思うよ。

  • haven’t been herself: いつもの彼女らしくない(”be oneself” は「普段の自分でいる」こと。否定形にすると「らしくない」状態を自然に表現できる)
  • terrible puns: ひどいダジャレ(”pun” は言葉遊びの一種。日常会話ではジョークが滑ったときなどに “terrible pun” と言って軽くからかうこともある)
  • something was off: 何かがおかしかった(”off” は「正常でない・ずれている」状態。体調や雰囲気に使われることが多く、「なんか変だった」というニュアンスに近い)
  • trivia night: 雑学クイズナイト(”trivia” は「豆知識・雑学」、”trivia night” は仲間で集まってチーム対抗でクイズを楽しむ夜のイベント。カジュアルで社交的な習慣)
  • stay home: 家にいる(学校英語では “stay at home” も習うが、会話では “stay home” の方が口語的)
  • That’s not like her at all: 彼女らしくないね(”not like + 人” で「〜らしくない」。”at all” で強調して、「まったく〜らしくない」になる)
  • chill and talk: ゆっくり話す(”chill” は「くつろぐ」の意味のスラング。”chill and talk” は「のんびり話そう」という自然な流れの言い回し)
  • No pressure: 無理にとは言わない(「プレッシャーをかけないよ」という優しいニュアンス。会話の中で相手の気持ちを気遣う表現として頻出)
  • just company: 一緒にいてくれること(”company” は「同席・付き合い」の意味で、”just company” という形で「そばにいるだけでいい」と優しさを込めて使う)
  • thinking of her: 彼女のことを思っている(”think of + 人” は「〜のことを思いやる」「気にかける」。”we’re thinking of her” は「みんなで気にしてるよ」という含み)
  • give her a little boost: 少し元気を与える(”boost” は「押し上げる」ことから、「元気づける」「励ます」の意味。気持ちを前向きにしたいときに使う)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What gave Sophie the sense that something was wrong with Melissa?
A. Jason told her about it directly.
B. Melissa didn’t react like she normally would.
C. She overheard Melissa talking to someone else.
Let’s listen.

答え
クリックすると答えが出ます。

B. Melissa didn’t react like she normally would.

Point

A. Jason told her about it directly.(ジェイソンが直接そう言った)
この選択肢は、ソフィーがメリッサの変化をジェイソンの言葉によって知ったかのように見えますが、実際にはソフィー自身の観察がきっかけでした。ジェイソンは後から補足的に説明しているだけで、直接伝えたわけではありません。

B. Melissa didn’t react like she normally would.(メリッサの反応が普段と違った)
ソフィーは「Tom’s terrible puns にすら笑わなかった」と話しており、そこに強い違和感を覚えたと明言しています。これはメリッサのいつもとは違う反応であり、ソフィーが異変に気づいた一番の要因です。react は「反応する」、like she normally would は「いつも通りならそうするのに」という意味を持ち、対比による違和感を表現しています。

C. She overheard Melissa talking to someone else.(メリッサが誰かと話しているのを聞いた)
会話内では、ソフィーが他の誰かとメリッサが話しているのを聞いたという描写は一切ありません。”overheard” は日常会話でよく使われる語ですが、今回は完全な創作選択肢です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • didn’t even laugh: メリッサの異変の明確なサインとなる発言。笑わなかったという行動の変化がキー。
  • terrible puns: トムの「ひどいダジャレ」。”pun” は言葉遊びやダジャレを意味する単語で、聞き手の反応を引き出すような軽いジョークとして使われます。
  • that’s when I knew something was off: ソフィーが違和感を感じた決定的な瞬間を示す。off は「何かおかしい」「普段と違う」状態を直感的に伝える口語表現。
  • used to love those nights: メリッサが以前は楽しんでいたことを強調することで、今回の変化がより際立ちます。

会話のテーマを理解すること
この会話では、ソフィーがメリッサの様子に変化を感じ取り、その根拠として具体的な出来事(ダジャレに笑わなかった)を挙げています。ジェイソンの補足情報はあくまで背景的な説明であり、ソフィーの観察が中心に据えられています。反応の変化に気づけるかどうかが、リスニング力と細部の把握力のポイントになります。

タイトルとURLをコピーしました