👇こちらはLesson 026のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 026|前置詞 by ①ーbyの基本
GRAMMAR AND VOCABULARY L026|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L026|前置詞 by ①ーbyの基本|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L026|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
by|近接・そば
Key Sentenceby (近接・そば)
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
There are several used clothing stores ahead by that small park.
この先のあの小さな公園のそばに、何軒か古着屋さんがあります。
I probably dropped my wallet just by the station entrance yesterday.
日本語訳: 昨日、多分駅の入り口のすぐそばで財布を落としたんだ。
解説: by は「〜のそばで」という基本の位置関係を表します。just を加えることで「まさにそのそばで」という強調になります。probably は「たぶん」と記憶がはっきりしないときの言い方で、口語らしい柔らかい響きを加えます。
A: Did you ever find your wallet? You looked so worried yesterday.
B: No, still missing. I searched everywhere I could think of.
A: That’s frustrating. Could it have slipped out on the train maybe?
B: I don’t think so. I probably dropped my wallet just by the station entrance yesterday—my bag was open, and it was really crowded around that time.
A: 財布見つかった?昨日すごく心配そうだったけど。
B: ううん、まだ見つからないんだ。思いつく限りの場所は全部探したんだけど。
A: それはイライラするね。もしかして電車の中でスルッと落ちちゃったとか?
B: それはないと思う。昨日、多分駅の入り口のすぐそばで落としたんだ。バッグが開いてたし、あの時間帯はすごく混んでたから。
- Did you ever ~?: 財布見つかった?(「今までに〜したことある?」という経験ではなく、「その後〜した?」と過去の出来事の結果を確認する用法。今回の文脈では、「財布は結局見つかったの?」という意味で、ネイティブがよく使う口語的な気づかい表現)
- still ~ing: まだ〜している(”still missing” のように、進行中の状態や未解決を表す便利な表現)
- missing: 行方不明の(動詞 “miss” の派生語だが、ここでは「物が見つからない状態」を表す形容詞)
- search everywhere: いろんな場所を探し回る(”search” は「見渡す・探し出す」よりも、じっくり調べる・注意深く探すという意味が強い動詞。”look for” よりも集中して探している感じが出る。今回のように「財布をなくして、本気で探し回る」場面にぴったりの語)
- everywhere I could think of: 思いつく限りの場所すべて(”I could think of” が「〜と思いついた」の制限を加えていてリアルな表現)
- That’s frustrating.: それはイライラするね(感情表現として非常に口語的。”frustrating” は「うまくいかない状況への苛立ち」)
- Could it have ~?: ~したかもしれない?(過去の可能性を丁寧に聞く仮定的な疑問文。英会話で頻出)
- slip out: スルッと抜け落ちる(”slip” は「滑る」動きのイメージ。”out” が外に出る動きを加える)
- my bag was open: バッグが開いてた(”was open” の状態動詞としての使い方がポイント)
- around that time: その時間帯に(”around” は「〜のあたりに」というぼかしに便利な前置詞)
by|「立ち寄る」など
「立ち寄る」など
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I want to drop by that store.
あのお店に立ち寄りたいです。
I might drop by the bookstore after work.
日本語訳: 仕事のあとに本屋に立ち寄るかもしれない。
解説: drop by は「ふらっと立ち寄る」。予定外でも気軽に寄る感じ。might は「かもしれない」の控えめな表現で、日常会話でよく使われます。
A: Hey, I just wrapped up the meeting. It ran longer than I thought.
B: No worries. I’m still finishing up a few things too.
A: I might drop by the bookstore after work. Just for a quick look—it’s on the way.
B: Sounds good. I’ll meet you by the bakery around six then?
A: 今、会議終わったところ。思ったより長引いちゃった。
B: 大丈夫。私もまだちょっと作業してるし。
A: 帰りに本屋に寄るかも。ちょっとだけね、通り道だから。
B: 了解。それじゃ、6時ごろパン屋の前で会おうか?
- wrap up: 終える/締めくくる(会議・仕事などを「まとめて終える」時によく使うカジュアルな表現。ビジネスでも日常でも使える)
- run longer than ~: ~より長引く(”run” を「続く・進行する」という意味で使っているのがポイント。イベントや作業の時間に関してよく使う)
- No worries: 気にしないで/大丈夫(”Don’t worry” よりも軽くて柔らかい、ネイティブが日常でよく使う返し言葉)
- finish up: 仕上げる/片付ける(”finish” よりも口語的で、作業の終盤に「もうちょっとで終わる」ニュアンスを含む)
- a few things: いくつかの用事/作業(”a few” は「少しあるけど多くはない」、”things” で内容をぼかしつつ日常感を出している)
- after work: 仕事のあと(時の表現として非常に基本かつ重要。会話で自然に使うために覚えたいセット)
- just for a quick look: ちょっと覗くだけ(”just” で控えめに、”quick look” で滞在時間が短いことを表す、英語らしいフレーズ)
- it’s on the way: 通り道にある(”on the way” は「〜へ行く途中」の意味。行動のついでに何かをする際の定番表現)
- meet you by ~: ~のそばで会う(”by” は「〜のすぐ近く」という位置関係を自然に伝える)
- around six: 6時ごろ(”around” は時間や場所をぼかして伝える柔らかい副詞)
- then: じゃあその時にね(会話の最後に「じゃあ、またね」「そのときに」と流れを締める語)
by|通過
通過
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Time goes by fast.
時は早く過ぎます
The days just fly by when I’m working on something exciting.
日本語訳: ワクワクすることに取り組んでいると、日々があっという間に過ぎていくんだ。
解説: fly by は「飛ぶように時間が過ぎる」という表現で、楽しいことに夢中になっているときの時間の早さを自然に表します。by の「通過」のイメージが時間の流れと結びついています。
A: Any plans for the weekend, or are you working again?
B: I’ll probably stay in and keep tinkering with that animation project.
A: You’ve really been into that lately. You even skipped movie night!
B: The days just fly by when I’m working on something exciting. I didn’t even realize it was Friday last night!
A: 今週末、何か予定あるの?それともまた仕事?
B: たぶん家にいて、あのアニメーションのプロジェクトをいじってると思う。
A: 最近ほんとそれにハマってるよね。みんなで映画観る夜も来なかったし!
B: ワクワクすることに取り組んでると、時間があっという間に過ぎちゃうんだよ。昨日なんて、金曜日だって気づかなかったくらい!
- Any plans (for ~)?: ~の予定ある?(”Do you have any plans?” の省略形。カジュアルな会話で非常によく使われる)
- the weekend: 週末(曜日名の代わりに「週末」とまとめて言う自然な日常表現)
- or are you ~ again?: それともまた〜なの?(”or” を使った口語らしい二択の聞き方。”again” が「いつもそうしてるよね?」という含みを持たせている)
- stay in: 家にいる(”go out” の対義語。外出せずに家で過ごすことを表すカジュアルな言い回し)
- tinker with ~: 〜をいじる/あれこれ手を加える(”tinker” は本格的に作業するというより、「細かく調整したり、工夫を加えたりする」ニュアンスの動詞。趣味のプロジェクトや自作のものに対して、試行錯誤しながら少しずつ手を加えるときによく使われる)
- animation project: アニメーションの企画・作業(”project” は個人的・仕事上どちらにも使える便利な語)
- be into ~: ~にハマっている/夢中(”into” は趣味や関心の対象に強い興味があることを示す口語的表現)
- even: ~でさえ(意外性を強調する副詞。ここでは「そんなに夢中で、映画の夜すら来なかった」という驚きのトーン)
- movie night: みんなで映画を見る日(仲間や家族と定期的に映画を観る習慣を表すカジュアルな表現。英語圏では「Friday movie night」のように週1回の楽しみとして定着している場合が多く、ここでは「友達と集まって映画を観る夜のイベント」の意味。日本語では「映画ナイト」よりも「みんなで映画を見る日」「映画観る約束」などが自然)
- when I’m working on something exciting: ワクワクすることに取り組んでいるときは(”work on” は作業・企画・課題に集中して取り組む意味)
- I didn’t even realize ~: ~にすら気づかなかった(”realize” は「認識する・気づく」。ここでは忙しさに夢中で曜日の感覚がなかったという文脈)
- it was Friday: 金曜日だった(曜日を主語にしたシンプルな文。口語でもよく使われる)
by|ところで
ところで
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
By the way, did you talk to him?
ところで、彼と話しましたか?
Thanks again for the ride yesterday. By the way, I left my umbrella in your car.
日本語訳: 昨日は乗せてくれてほんとにありがとう。あ、そうだ、傘を車に置き忘れちゃったみたい。
解説: by the way は「ところで」と話題を切り替えるときに使う表現で、感謝やあいさつのあとにふと思い出した情報を添える場面によく使われます。again は「改めて・重ねて」の意味で、過去のやりとりに対する気持ちを丁寧に伝える補足語として働いています。leave A in B は「AをBに置き忘れる」という意味。
A: Morning! Traffic wasn’t too bad today, was it?
B: Nope, it was smooth. Oh, and thanks again for the ride yesterday. By the way, I left my umbrella in your car.
A: Ah, I did see one in the passenger seat. Thought it looked familiar.
B: Yep, that one’s mine. Mind if I grab it later?
A: おはよう!今日、渋滞そんなにひどくなかったよね?
B: うん、スムーズだったよ。あ、そうだ、昨日は乗せてくれて本当にありがとう。ところで、傘を車に忘れちゃったみたい。
A: ああ、助手席にあったやつか。見覚えあるな〜って思ってたんだ。
B: うん、それ私の。後で取りに行ってもいいかな?
- traffic: 交通(ここでは「交通状況」や「渋滞」の意味。日常会話でよく話題になる)
- wasn’t too bad: そんなに悪くなかった(”not too bad” は「悪くはなかった」「まぁまぁ良かった」というポジティブなニュアンスの婉曲表現)
- was it?: ~だったよね?(付加疑問。会話のリズムを自然にするためによく使われる語尾表現)
- Nope: ううん/いや(”No” よりもくだけた言い方。カジュアルな会話で定番)
- in your car: 君の車の中に(場所の表現として “in”+乗り物は頻出)
- passenger seat: 助手席(”passenger”=乗客+”seat”=席で、車内の具体的な部位を表す)
- look familiar: 見覚えがある(”familiar” は「親しみのある・見覚えのある」の意味で、記憶や印象に残っているものについてよく使われる)
- Yep: うん(”Yes” のカジュアル版。親しい会話での定番リアクション)
- Mind if I ~?: ~してもいいかな?(丁寧で自然な許可の尋ね方。後ろに動詞の原形をとる)
- grab it: それを取りに行く/もらう(”grab” は「素早く手に取る」イメージで、ここでは「サッと取りに行く」のような軽いニュアンス)
by|ひとりで
ひとりで
引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He lives by himself in the woods.
彼は森の中でひとりで暮らしています。
Were you by yourself the entire evening?
日本語訳: 夜ずっと一人だったの?
解説: 疑問文での by oneself の用法です。状況確認のときや、少し心配するニュアンスでよく使われます。”entire” は「全部の」という意味。”the entire evening” で「夜の間ずっと」。
A: You didn’t show up at the welcome dinner last night. Everything okay?
B: Yeah, I just didn’t feel up to being around a crowd, so I stayed home.
A: Were you by yourself the entire evening?
B: Pretty much. I watched a documentary and went to bed early.
A: 昨日の歓迎ディナー来てなかったよね。体調とか大丈夫?
B: うん、ちょっと人が多い場所に行く気になれなくて、家にいたんだ。
A: 夜ずっと一人だったの?
B: まあ、そんな感じかな。ドキュメンタリー観て、早めに寝たよ。
- show up: 現れる・来る(口語的な「来る」「参加する」の言い方。フォーマルな「attend」よりカジュアル)
- welcome dinner: 歓迎ディナー(初対面の人を迎える食事会。英語圏でもよく使われる言い回し)
- Everything okay?: 大丈夫だった?(”Are you okay?” よりも柔らかく、状況確認に使える自然なフレーズ)
- feel up to ~: ~する気分になる・~する元気がある(”feel” は「感じる」、”up to” は「~に対してやれる状態に達している」のイメージ。体力・気分・精神的な余裕があるかを問うときに使われる。「feel like ~」が「~したい気分」であるのに対し、「feel up to ~」は「できるだけの余裕があるか」の確認に使う。)
- be around a crowd: 人混みにいる(”crowd” は「群衆」。”be around” で「~の近くにいる」=人が多い場に身を置くという自然な表現)
- stay home: 家にいる(”stay at home” でもよいが、口語では “stay home” が自然)
- Pretty much.: まあ、だいたいね(直訳は「かなり多く」「ほとんど」といった意味。”It was pretty much that.” や “Yes, pretty much.” のような文全体が省略されており、100%ではないが、事実にかなり近いことを控えめに肯定する口語表現。丁寧な断定を避けたいときに便利な一言で、日常英会話で非常に頻出)