PRACTICAL USAGE L027|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

👇こちらはLesson 027のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson 027|前置詞 by② ー 期限・行為者
GRAMMAR AND VOCABULARY L027|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L027|前置詞 by② ー 期限・行為者|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L027|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:今日の午後までに披露宴で使う曲を選ばないといけないんです。「四季」を使おうかなと思っていました。あれは誰の曲でしたっけ?ヴィヴァルディでしたっけ?
I need to choose the music for the reception by this afternoon. I was thinking of The Four Seasons. Who’s that by? Was it Vivaldi?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

問題:今日の午後までに披露宴で使う曲を選ばないといけないんです。「四季」を使おうかなと思っていました。あれは誰の曲でしたっけ?ヴィヴァルディでしたっけ?
I’ve got to pick the music for the wedding reception by this afternoon. I was considering The Four Seasons—who’s it by, again? Vivaldi?

解説: 2つの英文はどちらも同じ内容を伝えていますが、話し手の感情の出し方と話し方の距離感に違いがあります。模範解答は落ち着いた丁寧な印象で、準備として淡々と進めている場面に合います。一方、ノエリアオリジナルの文はややカジュアルで、今まさに考え込んでいるようなリアルな会話感があります。少し焦りや迷いが混じる場面や、親しい相手に相談するような状況によりフィットします。シーンによって使い分けることで、伝えたいトーンや関係性をより的確に表せます。

I need to choose the music for the reception by this afternoon. I was thinking of The Four Seasons. Who’s that by? Was it Vivaldi?

  • need to choose: 選ばなければならない(”need to” は義務や必要性を丁寧に伝える表現)
  • the music for the reception: 披露宴で使う音楽(”for the reception” は目的を示す前置詞句)
  • by this afternoon: 今日の午後までに(”by” は期限を示す前置詞)
  • was thinking of: ~を考えていた(”think of” は「~を思い浮かべる/検討する」表現。”was” により過去進行形)
  • The Four Seasons: 『四季』(ヴィヴァルディ作曲の有名なクラシック曲)
  • Who’s that by?: あれは誰の曲でしたっけ?(”by” は創作者を尋ねるときの定型表現)
  • Was it Vivaldi?: ヴィヴァルディでしたっけ?(”Was it ~?” は記憶の確認に使われる構文)

I’ve got to pick the music for the wedding reception by this afternoon. I was considering The Four Seasons—who’s it by, again? Vivaldi?

  • I’ve got to pick: 選ばなきゃいけない(”have got to” は “have to” よりも口語的で切迫感がある。「今まさに迫ってる感」を出すのに適している)
  • wedding reception: 結婚披露宴(”reception” に “wedding” をつけることでより明確に「結婚式後の会食・パーティー」の意味を持たせる)
  • was considering: 考えていた/検討していた(”consider” はやや客観的で「選択肢のひとつとして考慮に入れていた」ニュアンス)
  • who’s it by, again?: それって誰の曲だったっけ?(”again” は「もう一度」という意味ですが、直前に聞いたというより、「よく忘れちゃうあの曲誰のだっけ?」というような、時間が経っていても自然に使える柔らかい聞き方になります。たとえ以前に聞いたのがかなり前でも違和感なく使えます)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What is Leo concerned about?
A. Arranging live music in time.
B. The cost of hiring musicians.
C. Sophie’s choice of songs.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

ソフィーとレオが仕事の合間に披露宴の話をしています。ソフィーは音楽のことでレオの意見を聞きたかったようですね。

Sophie: Leo, can I ask you something real quick about the reception planning?
Leo: Sure, shoot. What’s on your mind?
Sophie: I was wondering if we should open with a live piano piece or go straight into a recording.
Leo: Hm… a live intro would feel more personal. But it might be hard to coordinate, especially by Friday.
Sophie: True. Oh, and I’ve got to pick the music for the wedding reception by this afternoon. I was considering The Four Seasons—who’s it by, again? Vivaldi?
Leo: You got it. That’s a solid pick. It has this emotional arc that really works for formal events.
Sophie: Yeah, I think it’ll flow nicely with the setting. I just don’t want it to sound too dramatic.
Leo: If you pair it with a lighter piece right after, it should be fine. Maybe by someone like Debussy?
Sophie: Ooh, great idea. Okay, I’ll lock it in and send it to the planner by the end of the day.
Leo: Perfect. Let me know if you need a second opinion on the rest.

ソフィー: レオ、披露宴の準備のことでちょっと聞いてもいい?
レオ: もちろん。どうしたの?
ソフィー: 最初に生演奏のピアノを入れるか、いきなり録音にするかで迷ってて。
レオ: うーん…生演奏の方が心がこもってていいけど、金曜までに調整するのはちょっと大変かもね。
ソフィー: 確かに。それと、今日の午後までに披露宴で使う曲を決めないといけないの。「四季」を使おうかと思ってるんだけど、誰の曲だったっけ?ヴィヴァルディ?
レオ: そうそう、ヴィヴァルディ。いいね。あの曲って、式っぽい感情の流れにすごく合うし。
ソフィー: そうなの、雰囲気にも合いそう。ただちょっと重く聞こえすぎないかなって心配で。
レオ: そのあとにもう少し軽めの曲を入れれば大丈夫だよ。たとえばドビュッシーとかどう?
ソフィー: あ、それいいね。じゃあ決めちゃって、今日中にプランナーに送るね。
レオ: いいと思う。他の曲も悩んだらまた相談して。

  • real quick: ちょっとだけ(カジュアルな表現で「手短に」「ちょっとだけ」の意味。質問などの前置きに使われる)
  • shoot: 言ってごらん(コアイメージは「パッと放つ」。元々は「撃つ」という意味だが、ここでは「ためらわずに話していいよ」という気持ちを“放つ”感覚で使われている。カジュアルに「どうぞ」「言ってみて」と促すときに、親しい間柄で使われる表現)
  • on your mind: 気になっていること(”What’s on your mind?” は「どうしたの?」という定番フレーズ)
  • go straight into: すぐ〜に入る(”go into” は「〜に入る」、”straight” をつけることで「直接〜に移る」ニュアンスになる)
  • coordinate: 調整する(人や予定などをうまく合わせるときに使う動詞)
  • solid pick: 間違いない選択(”solid” は「確実な」「堅実な」の意味で、”a solid pick” は「いい選択」)
  • emotional arc: 感情の起伏(”arc” はストーリーや音楽での「流れ」「起承転結」を表す)
  • flow nicely: 自然につながる(音楽や話が「スムーズにつながる」という感覚を表現)
  • pair it with ~: ~と組み合わせる(料理や音楽の「組み合わせ」にもよく使われる)
  • lock it in: 決定する(予定や内容を「確定する」「ロックする」という口語表現)
  • by the end of the day: 今日中に(”by” は「〜までに」という期限を表す前置詞で、ここでは「その日が終わる前までに」という意味。ビジネスや日常の約束でよく使われる時間表現)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What is Leo concerned about?
A. Arranging live music in time.
B. The cost of hiring musicians.
C. Sophie’s choice of songs.
Let’s listen.

答え
クリックすると答えが出ます。

A. Arranging live music in time.

Point

A. Arranging live music in time.(生演奏を間に合わせて手配すること)
Leo の発言 “it might be hard to coordinate, especially by Friday.” は、「生演奏そのもの」への反対ではなく、金曜日までに手配や調整が間に合うかという点に懸念を示しています。arranging(手配する)は、音楽イベントや式典の文脈で「人・機材・時間をうまく整える」という意味合いを持つ実用的な動詞です。また、in time は「期限に間に合って」という意味で、by Friday と内容的にも重なります。正解です。

B. The cost of hiring musicians.(演奏者を雇う費用)
会話の中では金銭面についての言及は一切なく、Leo も Sophie も費用を理由に選択を悩んでいる様子は見せていません。hiring(雇う)や cost(費用)という単語に引っかかるとミスしやすい選択肢です。会話のテーマから外れており、不正解です。

C. Sophie’s choice of songs.(ソフィーが選ぶ曲)
Leo は Sophie の選曲に対して “That’s a solid pick.” や “Maybe by someone like Debussy?” といった具合に肯定的で、むしろ選曲を後押ししている立場です。つまり、彼の懸念は「曲の内容」ではなく「演奏の準備」に関するものであり、この選択肢は意味を取り違えています。不正解です。

キーワードの正確な聞き取り

  • hard to coordinate: 手配が大変(Leo が生演奏そのものではなく「間に合わせること」に懸念を示す重要なフレーズ。arrange や organize と違い、複数の要素を調整する難しさが含まれる)
  • by Friday: 金曜日までに(期限があることを示し、なぜ “hard to coordinate” なのかの理由にもなっている)
  • a live intro would feel more personal: 生演奏には個人的な温かみがある(生演奏自体への賛成意見であり、内容そのものではなく“実現性”が問題だと分かるポイント)
  • lock it in: それで決める(Sophie が選曲を最終決定するタイミング。Leo の懸念とは違い、曲そのものは問題視されていないことを裏付ける)

会話のテーマを理解すること
この設問のポイントは、Leo が 何を懸念しているのか を聞き取ることにあります。彼は「生演奏」そのものを否定しているわけではなく、金曜日までにその演奏の準備・調整ができるかどうかを気にしており、それが “hard to coordinate” というフレーズに込められています。選択肢 A の「タイミング(=準備が間に合うか)」がもっとも正確に Leo の懸念を表している内容になります。

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