PRACTICAL USAGE L032|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!

👇こちらはLesson 032のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson032|前置詞 with② ー 時・原因・付帯状況
GRAMMAR AND VOCABULARY L032|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L032|前置詞 with② ー 時・原因・付帯状況|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L032|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:うちのイヌはちょっと恥ずかしがり屋なんだけど、そのうちあなたに慣れてくるよ。前は誰にでもほえていたので、トレーナーさんのところに連れていったんだ。おかげで、だいぶ落ち着いてきたよ。
My dog is a little shy, but he’ll warm up to you with time. He used to bark at everyone, so we took him to a trainer. With her help, he got a lot calmer.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年5月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

問題:うちのイヌはちょっと恥ずかしがり屋なんだけど、そのうちあなたに慣れてくるよ。前は誰にでもほえていたので、トレーナーさんのところに連れていったんだ。おかげで、だいぶ落ち着いてきたよ。
My dog is a bit timid, but he’ll get used to you with time. He used to bark at everyone, so we worked with a trainer. With the trainer’s help, he became much calmer.

解説: 模範解答は相手に対して好意や信頼感が徐々に生まれるような「心を開く」イメージを表しています。一方ノエリア版では、人や物事に慣れていく過程全般を表しており、人間関係だけでなく環境や状況にも幅広く使えるのが特徴です。また、模範解答はトレーナーに犬を預けた印象、ノエリア版は飼い主がトレーナーと協力して取り組んだ印象を与えます。どちらも同じ状況を自然に表現できますが、場面によって微妙なニュアンスの違いがあります。

My dog is a little shy, but he’ll warm up to you with time. He used to bark at everyone, so we took him to a trainer. With her help, he got a lot calmer.

  • a little shy: 少し恥ずかしがり屋(a littleは「少し」、shyは「内気な」「恥ずかしがりの」)
  • warm up to: 慣れてくる/心を開く(初対面の相手や物事への警戒心が薄れて親しくなることを表すイディオム)
  • with time: 時間が経てば(時間の経過による変化を示す表現)
  • used to bark: 以前はよく吠えていた(used to + 動詞で「以前は~していた」ことを表す)
  • took him to: 彼を~に連れて行った(take + 人 + to 場所 で「~に連れて行く」)
  • with her help: 彼女の助けで(with + 人’s help で「~の助けを借りて」)
  • got a lot calmer: かなり落ち着いた(get + 形容詞で「~になる」、calmerはcalmの比較級)

My dog is a bit timid, but he’ll get used to you with time. He used to bark at everyone, so we worked with a trainer. With the trainer’s help, he became much calmer.

  • a bit timid: 少し臆病な(a bitは「少し」、timidは「怖がりな」「臆病な」。shyよりも性格的・行動的な臆病さを強調する語)
  • get used to: ~に慣れる(人・状況・習慣などに徐々に適応することを表す)
  • worked with a trainer: トレーナーと一緒に取り組んだ(work withは「協力する」「共に取り組む」)
  • with the trainer’s help: トレーナーの助けで(冠詞theを加えることで具体的に話題の人物を特定)
  • became much calmer: かなり落ち着いた(become + 形容詞で「~になる」、muchは比較級calmerをさらに強調する副詞)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What made Max stop barking?
A. Nathan told Grace to stay completely still.
B. Grace kept walking and ignored Max.
C. Grace extended her hand and waited calmly.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

ネイサンと友人のグレースが犬のマックスについて話しています。マックスは飼い主以外の人や荷物に少し警戒するようですね。

Nathan: Max! Calm down, buddy. It’s just Grace.
Grace: Is he always this protective? I was just passing by with my gym bag.
Nathan: He sometimes gets nervous with people carrying bags.
Grace: He looks so tense. Should I just back away?
Nathan: No need. My dog is a bit timid, but he’ll get used to you with time. He used to bark at everyone, so we worked with a trainer. With the trainer’s help, he became much calmer.
Grace: Got it. I’ll just stand here with my hand out.
Nathan: That’s perfect. He’ll come to you once he feels safe.
Grace: Oh look, he’s stopped barking! His tail’s wagging now.
Nathan: See? With patience and a calm attitude, Max becomes a sweetheart.

ネイサン: マックス!落ち着け、大丈夫だよ。グレースだよ。
グレース: いつもこんなに警戒するの?ただジムバッグ持って通っただけなのに。
ネイサン: バッグを持った人にはときどき怖がるんだ。
グレース: すごく緊張してる感じだね。下がったほうがいい?
ネイサン: いや、大丈夫。うちの犬はちょっと臆病なんだけど、そのうち君にも慣れてくるよ。前は誰にでも吠えてたんだけど、トレーナーと一緒に訓練したんだ。おかげでだいぶ落ち着いたよ。
グレース: わかった。手を出して待ってみるね。
ネイサン: それでOK。安心したら自分から寄ってくるから。
グレース: あ、ほんとだ!吠えなくなった!しっぽ振ってる。
ネイサン: ね?落ち着いた態度と少しの忍耐でマックスは超いい子になるんだよ。

  • calm down: 落ち着く(相手の興奮や怒りを静めるよう促す非常に一般的なフレーズ)
  • buddy: 相棒、親しい友人やペットへの呼びかけ(カジュアルな親愛表現)
  • protective: 守ろうとする、用心深い(人や動物が大切な存在を守る態度を表す形容詞)
  • passing by: 通りかかる(byと一緒に使い、場所のそばを通る意味)
  • get nervous with: ~に緊張する、怖がる(getとwithの組み合わせで原因を説明するパターン)
  • tense: 緊張した、張り詰めた(人や動物の身体や気持ちの状態を表す)
  • back away: 後ろに下がる(危険や不安を感じたときに距離を取る動作表現)
  • stand here with my hand out: 手を差し出してここに立つ(withの状態説明。outは手を前に出す意味)
  • once he feels safe: 安心したら(onceは「~するとすぐに」を表す接続詞)
  • his tail’s wagging: しっぽを振っている(wagはしっぽや旗などを振る動作を表す)
  • See?: ね?(相手に確認や共感を求めるカジュアルな呼びかけ)
  • with patience and a calm attitude: 忍耐と落ち着いた態度で(with+名詞の並列で手段・条件を表す)
  • becomes a sweetheart: とてもかわいくなる(sweetheartは人や動物への愛称)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What made Max stop barking?
A. Nathan told Grace to stay completely still.
B. Grace kept walking and ignored Max.
C. Grace extended her hand and waited calmly.
Let’s listen.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. Grace extended her hand and waited calmly.

Point

A. Nathan told Grace to stay completely still.(ネイサンはグレースに完全に動かずにいるように言った)
stay completely stillは「完全に静止する」という意味ですが、ネイサンはこのような指示も提案もしていません。実際にはグレース自身が「I’ll just stand here with my hand out(ここで手を出して待ってみる)」と自らの判断で行動しました。Nathanはその行動に対して“That’s perfect”と認めただけです。この選択は不正解です。

B. Grace kept walking and ignored Max.(グレースは歩き続けてマックスを無視した)
ignoreは「無視する」という意味ですが、グレースはマックスを無視せず、犬に慣れてもらうために手を差し出して待ちました。また”kept walking(歩き続けた)”は”passing by(通りかかった)”に似ていますが、実際の行動とは異なり、不正解です。

C. Grace extended her hand and waited calmly.(グレースは手を差し出し、落ち着いて待った)
extend her handは「手を差し出す」という意味で、グレース自身が言った「I’ll just stand here with my hand out」という行動を正確に表しています。この行動がマックスを安心させ、吠えるのをやめるきっかけとなったため、この選択が正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • I’ll just stand here with my hand out: 回答の決め手。Graceの自発的な提案。
  • That’s perfect: NathanがGraceの行動を肯定した表現。
  • passing by with my gym bag: Bの選択肢のひっかけに関連。歩き続けたわけではない。

会話のテーマを理解すること
この会話はネイサンとグレースが偶然出会い、ネイサンの犬マックスの反応について話している場面です。ネイサンはマックスが他人に慣れるまで時間がかかると説明しましたが、行動自体の指示や提案はしていません。グレースが「手を出してじっと待ってみよう」と自ら考え、その結果マックスが安心して吠えるのをやめました。発話者と行動者の区別を意識して聞き取ることが重要です。

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