ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s challenge!
👇こちらはLesson 042のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson042|前置詞 to② 一 距離は必須ではない
GRAMMAR AND VOCABULARY L042|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L042|前置詞 to② 一 距離は必須ではない|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L042|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:よし、息子よ。高速道路に乗るぞ。さあ、よく聞きなさい。追い越すとき以外は、左側を通行しなさい。制限速度を守り、頻繁にミラーを確認しなさい。わかったね?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
OK, son. Let’s get on the highway. Now listen to me carefully. Keep to the left, except when passing. Stick to the speed limit, and check your mirrors frequently. Got that?
All right, son. We’re about to enter the highway. Pay close attention to what I’m telling you. Stay to the left unless you’re overtaking. Stick to the posted speed limit and keep checking your mirrors. Are we clear?
解説: 模範解答は簡潔で指示が明快な言い回しを使っていて、落ち着いたトーンで丁寧に運転ルールを教える雰囲気です。一方、ノエリア版はやや緊張感をもたせたり、注意喚起を強調する語調が多く使われており、今から重要な場面が始まるという空気感を出したいときに自然です。より会話調で、現場感のあるやりとりとして使いたい場面に向いています。どちらも同じ内容を伝えていますが、落ち着いた説明調にするか、臨場感や緊迫感をもたせるかで選び分けができます。
OK, son. Let’s get on the highway. Now listen to me carefully. Keep to the left, except when passing. Stick to the speed limit, and check your mirrors frequently. Got that?
- get on the highway: 高速道路に乗る(get on は「〜に乗る、〜に入る」の意味で、highway に自然に使われる組み合わせ)
- listen to me carefully: よく聞きなさい(listen to は「耳を傾ける」、carefully は「注意深く」)
- keep to the left: 左側を通行しなさい(keep to は「〜から逸れない」の意味で、車線維持に使われる表現)
- except when passing: 追い越すとき以外は(except は「〜を除いて」、when passing は「追い越すときに」)
- stick to the speed limit: 制限速度を守りなさい(stick to は「〜を守る、固守する」。speed limit は「制限速度」)
- check your mirrors frequently: ミラーを頻繁に確認しなさい(check は「確認する」、mirrors は「サイド・バックミラー」、frequently は「頻繁に」)
- got that?: わかった?(相手の理解を確認するカジュアルな言い回し)
All right, son. We’re about to enter the highway. Pay close attention to what I’m telling you. Stay to the left unless you’re overtaking. Stick to the posted speed limit and keep checking your mirrors. Are we clear?
- about to enter: 今まさに入ろうとしている(be about to ~ は「今にも〜するところ」)
- pay close attention to: よく注意しなさい(pay attention to は「注意を向ける」、close を加えると「細かく注意深く」のニュアンス)
- what I’m telling you: 私が今言っていること(what は「〜なこと」という意味で、内容にフォーカスした名詞節を作る)
- stay to the left: 左側にとどまりなさい(stay は「その場にとどまる」イメージで、keep より静的)
- unless you’re overtaking: 追い越していない限り(unless は「〜でない限り」、overtake は「追い越す」)
- posted speed limit: 標識に掲示された制限速度(posted は「掲示された」、speed limit は「制限速度」)
- keep checking: 継続的に確認しなさい(keep ~ing は「〜し続ける」)
- Are we clear?: わかったか?(内容が伝わったかを確認する際の決まり文句)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
What is Leo unsure about while driving?
A. Whether he should slow down.
B. The best time to speed through.
C. If it’s safe to stay in the left lane.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
リックと息子のレオが買い物へ向かう途中です。でもリックには、息子に黙っていた“ある計画”があったようですよ。
Leo: Seriously? I thought we were just going to the grocery store.
Rick: We are. But we’re taking the highway this time. You need to get used to it sooner or later.
Leo: A little warning would’ve been nice. I’m still getting used to lane changes!
Rick: All right, son. We’re about to enter the highway. Pay close attention to what I’m telling you. Stay to the left unless you’re overtaking. Stick to the posted speed limit and keep checking your mirrors. Are we clear?
Leo: Yeah, I got it. Stay left, pass on the right, watch the speed, mirrors—got it.
Rick: Good. Start signaling now and slowly ease into the merge lane.
Leo: There’s a car behind us trying to speed up. Should I hold back or keep going?
Rick: Keep going, but adjust your speed to match traffic. Don’t slam the gas.
Leo: Okay… I’m doing it. I’m actually on the highway. Wow.
レオ: ちょっとマジで?スーパーに行くだけじゃなかったの?
リック: 行くよ。でも今回は高速を使う。いずれ慣れないとだからな。
レオ: いや、それ先に言ってよ。まだ車線変更も怪しいんだけど。
リック: よし、息子よ。高速道路に乗るぞ。さあ、よく聞きなさい。追い越すとき以外は、左側を通行しなさい。制限速度を守り、頻繁にミラーを確認しなさい。わかったね?
レオ: はいはい、了解。左側キープ、追い越しは右、スピードとミラーね。
リック: よし。今ウインカー出して、ゆっくり合流車線に入れ。
レオ: 後ろの車がスピード上げてきてる。待ったほうがいい?それともこのまま?
リック: このまま行け。でも前の車にスピード合わせてな。急加速はダメ。
レオ: おお…今、乗ったよ高速…!やば。
- sooner or later: 遅かれ早かれ(必ず起こる未来を指す定番の言い回し)
- get used to: ~に慣れる(”used to” との混同に注意。ここでは「慣れる」の進行形表現)
- A little warning would’ve been nice.: 一言言ってくれてもよかったのに(直訳:「ちょっとした警告があったらよかったのに」。“It would have been nice if…” の形で、文句を柔らかく伝えるネイティブ表現。皮肉や不満を和らげて伝えるときによく使われる)
- lane change: 車線変更(”lane” は車線、”change” は変更。組み合わせで交通に関する基本語)
- Got it.: 了解(”I got it” の略。カジュアルで万能な理解・同意の返答)
- pass on the right: 右側から追い越す(”pass” は追い越すの意味で交通関連でよく使う)
- watch the speed: スピードに気をつけて(”watch” は「見る」よりも「注意する」ニュアンスが強い)
- Start signaling: ウインカーを出し始めて(”signal” を動詞として使うのが重要ポイント。「合図を出す」)
- ease into: ゆっくり入る(”ease” は「楽にする」が基本だが、ここでは「慎重に滑り込む」ような意味)
- merge lane: 合流車線(”merge” は「合流する」、交通で頻出)
- speed up: スピードを上げる(“speed” を動詞として使うカジュアルな表現で、運転や日常会話でよく使われる。反対語は “slow down”)
- hold back: ためらう/控える(会話で使える「ちょっと待つ」表現)
- adjust your speed to ~: ~に合わせてスピードを調整する(”adjust to ~” は適応・調整の基本表現)
- slam the gas: アクセルをガッと踏む(”slam” は「叩きつける」、荒っぽい動作の比喩的表現)
- I’m doing it.: やってる!(自分を鼓舞する一言。驚きや感動にも使える)
- on the highway: 高速に乗っている状態(”on” は接触・乗っている状態を表す)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What is Leo unsure about while driving?
A. Whether he should slow down.
B. The best time to speed through.
C. If it’s safe to stay in the left lane.
クリックすると答えが出ます。
A. Whether he should slow down.
A. Whether he should slow down.(スピードを落とすべきかどうか)
「Should I hold back or keep going?(待ったほうがいい?それともこのまま?)」というレオの発言から、彼が減速すべきかどうか迷っていたことがわかります。質問の内容「運転中に何を迷っていたか」に対して最も的確な選択肢であり、この選択肢が正解です。
B. The best time to speed through.(一気に通り抜けるタイミング)
“Speed up” という表現は会話に登場しますが、それは「スピードを上げる」という意味で使われており、“speed through”(障害物や渋滞などを一気に突っ切る)のような意図ではありません。レオが迷っていたのは「いつ通り抜けるか」ではなく、「後ろの車にどう対応するか」であり、“hold back or keep going”(待つべきか進むべきか)という具体的な迷いが示されています。よって、この選択肢は文脈と一致せず、不正解です。
C. If it’s safe to stay in the left lane.(左車線にいても安全かどうか)
レオは運転中に「Stay left, pass on the right, watch the speed, mirrors—got it.」と復唱していますが、これはリックからの指示をそのまま確認しているにすぎません。会話全体を通して、レオが「左車線にとどまることが安全かどうか」に疑問や不安を抱いている様子はなく、質問「レオが迷っていたことは何か」に対する答えにはなっていません。そのため、この選択肢も不正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- Should I hold back or keep going?: レオが実際に口にした迷いのセリフで、設問の答えに直結する重要な表現。
- There’s a car behind us trying to speed up.: 後方の車の存在が判断に影響しており、迷いの背景を示している。
- Stay left, pass on the right, watch the speed, mirrors—got it.: リックの助言をレオが復唱したもので、混乱と迷いではなく確認のニュアンスで使われている点に注意。
会話のテーマを理解すること
この会話は、息子レオが初めて高速道路に挑戦する中で、合流のタイミングや他車の動きに戸惑いを見せるシーンを描いています。テーマは「運転中に迫られる判断への迷い」であり、リスニングでは具体的な語句だけでなく、登場人物の視点や心理の変化をしっかり把握して答えることが重要です。