👇こちらはLesson 050のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson050|今週のReview
SAY IT IN ENGLISH L050|NoeLia Original Dialog
SAY IT IN ENGLISH(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『SAY IT IN ENGLISH』コーナーの状況や解答を参考にしながら、そこから想像を膨らませたノエリアオリジナルの会話例を考えました!実際の会話でも活用できる自然な英語表現が含まれており、ラジオ英会話の復習としても役立つ内容となっています。ディクテーション練習やスピーキングの向上にもご活用ください!
NoeLia Answer – 問題1
問題1:オンラインショップから家に夫宛ての小包が届きました。ワインが1本入っているようです。不思議に思ったあなたは、部屋から出てきた夫に尋ねます。例えば「ねえ、小包が届いているよ。このワイン、何のために買ったの?ネットで買い物なんてほとんどしないのに、なぜ今回は?高そうだね。誰かへのプレゼント?パーティーに持っていくの?」など。
Husband: … <humming>
You:
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Hey, a package arrived for you. What did you buy this wine for? You hardly ever buy things online, so why now?
It looks expensive. Is it a present for someone? Are you taking it to a party?
Hi, this package just showed up for you. What’s the deal with this wine? You’re not usually the type to order things online—what changed? It looks pricey. Is it a gift for someone? Are you bringing it to a party or something?
日本語訳: ねえ、あなた宛ての荷物が届いてたよ。このワインってどういうこと?普段ネットで買い物しないのに、なんで今回は?結構高そうだね。誰かへの贈り物?パーティーに持っていくの?
解説: 模範解答は丁寧で聞き手に配慮した印象を与え、状況を一つひとつ確認するような落ち着いた聞き方です。一方、ノエリアオリジナルはよりカジュアルで、驚きや興味を素直に表現しているのが特徴です。模範解答はフォーマルな場面や少し距離のある関係でも自然に使えますが、ノエリアオリジナルは夫婦間や友人同士など、気心の知れた間柄に向いています。どちらも内容としては同じ問いかけをしていますが、雰囲気や聞き手への距離感で使い分けると効果的です。
Hey, a package arrived for you. What did you buy this wine for? You hardly ever buy things online, so why now?
It looks expensive. Is it a present for someone? Are you taking it to a party?
- a package arrived for you: 君宛ての小包が届いたよ(arrive は「届く」「到着する」)
- What did you buy this wine for?: このワイン、何のために買ったの?(buy ~ for ~ の形で「~を…のために買う」)
- You hardly ever buy things online: ネットで買い物なんてほとんどしないのに(hardly ever は「めったに~ない」)
- why now?: なのに今回はなぜ?(省略形でカジュアルに驚きを表現)
- It looks expensive: 高そうだね(look + 形容詞 で「~に見える」)
- Is it a present for someone?: 誰かへのプレゼント?(present for ~ で「~への贈り物」)
- Are you taking it to a party?: パーティーに持っていくの?(take A to B で「AをBに持っていく」)
Hi, this package just showed up for you. What’s the deal with this wine? You’re not usually the type to order things online—what changed? It looks pricey. Is it a gift for someone? Are you bringing it to a party or something?
- just showed up: ちょうど届いた(show up は「現れる」「届く」の口語表現)
- What’s the deal with~?: ~ってどういうこと?(驚きや疑問をやんわり伝えるカジュアルな表現)
- You’re not usually the type to~: 普段~するタイプじゃないよね(the type to do の形で「~しがちな人ではない」)
- what changed?: 何が変わったの?(相手のいつもと違う行動を問う自然な言い回し)
- pricey: 高そう(expensive よりもカジュアルな表現)
- Is it a gift for someone?: 誰かへの贈り物?(gift は広く一般的に使われる単語)
- Are you bringing it: 持っていくの?(bring は「持ってくる」よりも文脈で「持っていく」の意味になることが多い。ここでは話し相手がワインを他の場所に持っていく可能性を尋ねている)
- or something: 〜とか何か(断定を避けてふんわりと聞く表現。「パーティーか何か」程度の軽いトーンを演出し、詮索っぽさをやわらげている)
NoeLia Original Dialog
ライアンとレナは夫婦です。仕事から帰ってきたライアンをレナが出迎えますが、彼宛てに届いた謎のワインの小包が話題に。普段オンラインで買い物などしない夫の行動に、レナはちょっと不審に思ったようですね。
Ryan: I’m home! You wouldn’t believe the traffic today—it was a total nightmare.
Lena: Welcome back. Sounds rough. Hi, this package just showed up for you. What’s the deal with this wine? You’re not usually the type to order things online—what changed? It looks pricey. Is it a gift for someone? Are you bringing it to a party or something?
Ryan: Oh, that. Yeah… kind of a thank-you gift.
Lena: For who?
Ryan: Just someone at work. Helped me out big time last week.
Lena: Huh. Didn’t think you’d go online for that.
Ryan: I couldn’t find it anywhere else. Thought it was worth the effort.
Lena: Well, that’s pretty thoughtful of you.
Ryan: What can I say—I’m full of surprises.
Lena: Hmm… something’s fishy.
Ryan: Nothing fishy here. So… dinner? I’m starving.
ライアン: ただいま!今日の渋滞、信じられないくらいひどかったよ。
レナ: おかえり。大変だったね。ねえ、あなた宛に荷物が届いてたよ。このワイン、どういうこと?普段ネットで買い物なんてしないのに、どうしたの?高そうだし。誰かへのプレゼント?パーティーに持っていくの?
ライアン: ああ、それね。まあ…お礼の品って感じかな。
レナ: 誰に?
ライアン: 会社の人。先週すごく助けてもらって。
レナ: ふーん。お礼にしては珍しくネットで?
ライアン: 他じゃ見つからなかったんだ。頑張って探したよ。
レナ: なんか意外に気が利くじゃん。
ライアン: 意外とね。俺、サプライズ得意なんだよ。
レナ: うーん…ちょっと怪しいな。
ライアン: いやいや、怪しくないって。で、晩ごはんは?お腹ペコペコ。
- You wouldn’t believe ~: ~って言ったら信じられないよ(驚きや強調を表すフレーズ。文頭によく使われる)
- a total nightmare: 本当に最悪(nightmare は「悪夢」だが、比喩的に「ひどい状況」の意味で使われる)
- thank-you gift: お礼のプレゼント(「感謝を示す贈り物」という意味で頻出)
- Helped me out big time: めちゃくちゃ助けてくれた(”big time” は「かなり」「大いに」という強調の口語表現)
- Didn’t think you’d ~: ~するなんて思わなかった(意外性を表す会話的な省略構文)
- Thought it was worth the effort: 労力をかける価値はあると思った(”worth the effort” は「やる価値がある」という定番表現)
- thoughtful: 気が利く/思いやりがある(相手の気持ちや状況を考えた行動に対する褒め言葉)
- What can I say?: なんて言えばいいかな?(照れや軽い自慢、開き直りを含むカジュアルな返し)
- I’m full of surprises: サプライズ得意なんだ(直訳は「驚きに満ちてる人間だよ」で、冗談っぽく自分の意外性を表す)
- something’s fishy: なんか怪しい(”fishy” は「怪しい」「うさんくさい」の口語表現)
- Nothing fishy here: 怪しくなんかないって(疑いに対して否定する軽い返し)
- So… dinner?: で、晩ごはんは?(話題を切り替える時の自然なつなぎ表現)
- I’m starving: お腹ペコペコ(”hungry” より強く、くだけた表現)
NoeLia Answer – 問題2
問題2:妻との結婚記念日のディナーをレストランで楽しんでいるあなた。テーブルの上のワインが、あなたがオンラインで買ったものだと気がついた彼女に応答してください。例えば「はは。このワインの年号、あなたがチェックしてなくて本当にホッとしたよ。ずっと探してたんだけど、オンラインでやっと見つけたんだ。ラベルを見て。これ、僕たちが結婚した年でしょう?」など。
Wife: Oh, you brought that wine!
You:
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Ha-ha. I am so relieved you didn’t check the year of this wine. I was looking for this forever and finally found it online.
Take a look at the label. This is the year we got married, see?
Haha. I was so relieved you didn’t check the vintage. I’d been searching for this wine forever and finally ordered it online.
Look at the label—it’s the year we got married, right?
日本語訳: はは。年号見なかったから安心したよ。このワイン、ずっと探してて、ついにネットで注文したんだ。ラベル見て。僕たちが結婚した年のだよね?
解説: 模範解答は、丁寧に状況を説明しながら感情を伝える落ち着いた語り口が特徴です。一方でオリジナル解答は、話し手の気持ちの流れがよりスムーズに伝わり、ややカジュアルで感情的な雰囲気が出ます。どちらも自然ですが、フォーマルな場面では模範解答、親密で少し感情を込めたい場面ではオリジナルがよりなじみやすくなります。話す相手やその場の雰囲気に応じて使い分けができます。
Ha-ha. I am so relieved you didn’t check the year of this wine. I was looking for this forever and finally found it online.
Take a look at the label. This is the year we got married, see?
- so relieved: 本当にホッとした(relieved は「安心した」「ほっとした」という意味。so を加えることで気持ちの強さを表現)
- didn’t check the year: 年号を確認しなかった(check は「確認する」意味。ここではワインのラベルの年号に気づかれなかったことを指す)
- was looking for this forever: ずっとこれを探していた(forever は「永遠に」という意味だが、口語では「すごく長い間」という誇張表現として使われる)
- finally found it online: やっとオンラインで見つけた(finally は「ようやく」、online は「オンラインで」)
- take a look at the label: ラベルを見て(take a look は「ちらっと見る、見てみて」という軽い依頼表現)
- the year we got married: 私たちが結婚した年(that の省略。get married は「結婚する」)
Haha. I was so relieved you didn’t check the vintage. I’d been searching for this wine forever and finally ordered it online.
Look at the label—it’s the year we got married, right?
- was so relieved: 本当にホッとした(過去の感情を「落ち着いたトーン」で表す。プレゼントがバレなかった安心感が丁寧に伝わる)
- didn’t check the vintage: 年号を見なかった(vintage はワインの「収穫年」。wine year より自然でワイン用語として定着している。特別感が伝わりやすい)
- I’d been searching for this wine forever: ずっとこのワインを探していた(過去完了進行形で、過去のある時点まで「長期間続けていた努力」を描写。「探し続けた末」の感じを強調)
- finally ordered it online: 最終的にオンラインで注文した(find ではなく ordered を使うことで、「見つけた」だけでなく「手配まで済ませた」ことが明確になる。計画性がにじむ)
- look at the label: ラベル見て(自然な命令形で、親しい間柄で軽く促すニュアンス。「見てみて!」という感情がこもる)
- it’s the year we got married, right?: 僕たちが結婚した年だよね?(right? によって同意と感動の共有を求めるトーン。記念日ならではの親密さを演出)
NoeLia Original Dialog
後日、記念日ディナーでレストランを訪れたライアンとレナ。テーブルに並んだワインを見て、レナは先日の小包の正体に気づいたようですよ。
Ryan: This restaurant really does live up to the reviews, doesn’t it?
Lena: Yeah, it’s perfect. Honestly, I think this is one of the nicest anniversary dinners we’ve had.
Ryan: I’m glad you think so. I wanted tonight to feel special.
Lena: And it does. Oh—wait, is this the wine from the package last week?
Ryan: Haha. I was so relieved you didn’t check the vintage. I’d been searching for this wine forever and finally ordered it online. Look at the label—it’s the year we got married, right?
Lena: No way. It is! That’s such a sweet touch, Ryan.
Ryan: I remember how much you loved it, but we couldn’t bring a bottle back from that trip.
Lena: I can’t believe you remembered the name. This is honestly the best surprise.
Ryan: You’re worth the effort. Happy anniversary, Lena.
Lena: Happy anniversary. And thank you—for remembering not just the wine, but everything.
ライアン: このレストラン、本当に口コミ通りだね、そう思わない?
レナ: うん、完璧。正直、今までの結婚記念日のディナーの中で一番素敵かも。
ライアン: そう言ってもらえて嬉しいよ。今夜は特別な夜にしたかったんだ。
レナ: ちゃんと伝わってるよ。あっ、もしかしてこのワインって、この前届いたやつ?
ライアン: はは。年号チェックしてなくてホッとしたよ。このワイン、ずっと探しててさ、やっとネットで見つけたんだ。ラベル見てみて――僕たちが結婚した年のだよね?
レナ: えっ、ほんとだ!そんな粋なことしてくれるなんて、ライアン優しいね。
ライアン: 君がこのワイン気に入ってたの覚えてるよ。でもあの旅のとき、持って帰れなかったからさ。
レナ: まさか名前まで覚えてくれてたなんて…。本当に最高のサプライズだよ。
ライアン: それくらい、君のためなら当然だよ。結婚記念日、おめでとう、レナ。
レナ: おめでとう、ライアン。そして…ワインだけじゃなくて、いろんなことちゃんと覚えててくれてありがとう。
- live up to (the reviews): 口コミに恥じない/期待に応える(直訳は「~に届くように生きる」。基準や期待に応じた成果を出すという意味で、ここでは「レビュー通りの素晴らしさだった」のニュアンス)
- one of the nicest ~: 最も素敵な〜のひとつ(比較級 “nicest” を含む表現。記憶・経験の中で上位にあるものをやわらかく表現する)
- wanted tonight to feel special: 今夜を特別にしたかった(”feel special” は「特別感がある」というカジュアルな言い回し)
- the package (last week): (先週届いた)荷物(”package” はオンラインショッピングで届く箱のこと。日常会話では「ネットで何か届いたときの荷物」を意味する)
- That’s such a sweet touch: それは素敵な気遣いだね(直訳は「それはとても甘いやさしいひと手間だね」。“touch” はもともと「触れること」「接触」を意味しますが、そこから「手を加えること」「ちょっとした工夫」という意味に転じました。誰かが心を込めて何かに少し手を加えた結果、それが良い印象を与えるときに “a nice touch” や “a sweet touch” のように使われ、「さりげない心遣い」「粋な演出」をほめる感情表現になります)
- couldn’t bring a bottle back: ボトルを持って帰れなかった(”bring back” は「持ち帰る」表現。”couldn’t” により過去の制限を伝える)
- You’re worth the effort: 君のためなら頑張れる(”worth the effort” は「頑張る価値がある人・こと」への愛情ある言い回し)
- thank you—for remembering not just the wine, but everything: ワインだけじゃなくて、いろんなこと覚えててくれてありがとう(”not just A, but B” は丁寧に感謝や驚きを伝える構文)