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ラジオ英会話 Lesson051|前置詞 for⑥ ー forを用いたフレーズ
GRAMMAR AND VOCABULARY L051|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L051|前置詞 for⑥ ー forを用いたフレーズ|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L051|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
前置詞 for|向かって
Key Sentence向かって
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’m getting ready for the next robotics conference.
私は、次のロボット工学会議に向けての準備をしています。
I’m not ready for another round of this argument.
日本語訳: またこの口論を繰り返す気にはなれないよ。
解説: ready for ~ はここで「精神的な備え」の意味。精神的な負担を伴う出来事(argumentの再発)に再び「向かう」ことに対する拒否感が出ています。another round of this argument は、スポーツの試合のように議論をラウンドで捉える比喩的な言い方で、口語らしい自然な響きがあります。
A: You told Mark about the job offer? I thought we agreed to keep it quiet.
B: I just mentioned it casually—I didn’t say anything detailed.
A: That’s not the point. You know how fast stuff spreads with him. I’m not ready for another round of this argument.
B: Okay, okay. I get it. No more sharing until we both agree, alright?
A: マークに転職の話したの?内緒にするって言ってたじゃん。
B: 軽く触れただけだよ、詳しいことまでは言ってないって。
A: そういう問題じゃないの。あの人、話広めるの早いんだから。もうこのことでまた揉めるのはごめんだよ。
B: わかったって。もう言わないようにするよ。今度からちゃんと確認する。
- job offer: 内定、仕事のオファー(就職・転職の文脈でよく使われる表現)
- keep it quiet: 内緒にしておく(秘密にしておくことを意味する口語的なフレーズ)
- just: 〜しただけ(強調や限定に使われる。「I just said 〜」は「〜って言っただけ」)
- mention: 〜に軽く触れる/言及する(話題に出す、という意味。ネイティブ会話で頻出)
- casually: 何気なく(意図せず、自然な感じでという意味。「カジュアルに」より広く使う)
- detailed: 詳しい、細かい(情報のレベルに関して使われる形容詞)
- That’s not the point.: そういう問題じゃない(議論を本質に戻すときの定番表現。感情がこもりやすい)
- stuff: 物事、こと(とてもカジュアルで広く使われる語。ここでは「噂話」や「情報」の意味)
- spreads: 広まる(ここでは「情報が広がる」動作を指す。spread は他動詞にも自動詞にもなる)
前置詞 for|向けて1
向けて1
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I need to prepare for the presentation.
私はプレゼンに向けて準備をする必要があります。
How do you even plan for something like that?
日本語訳: そんなの、どうやって準備しろって言うの?
解説: 「plan for ~」も「〜に備えて計画する」という意味だが、ここでは”something like that”(そんなこと)という曖昧で予測しにくい出来事に対して使われている。how do you even〜? の形は、戸惑いや呆れを含んだ問いかけとして日常会話で頻出。
A: So, my boss just casually told me we might have to relocate to Singapore in three months.
B: How do you even plan for something like that? I mean, that’s not a weekend trip—it’s your whole life.
A: Right? I don’t even know where to begin. Housing, taxes, visas, everything’s a mess in my head.
B: If it were me, I’d start by talking to someone who’s already done it. At least you’d know what’s ahead.
A: 聞いてよ、上司がいきなり「3ヶ月以内にシンガポールに転勤かも」とか言い出してさ。
B: そんなの、どうやって準備すんの?週末旅行じゃないんだし、生活すべてが変わるじゃん。
A: ほんとそれ。何から手をつけていいかわかんないよ。住むとこ、税金、ビザ、頭の中ぐちゃぐちゃ。
B: 私だったら、まずはそういう経験ある人に話聞くかな。全体像見えるだけでも違うし。
- casually told: 軽く(何気なく)言った(”casually” は「軽い感じで」「何気なく」、感情を込めずにさらっと言う感じに使われます)
- relocate: 引っ越す/転勤する(特に住居や勤務地などを「別の場所に移す」ことを指す、フォーマル度の高い単語)
- might have to: ~しなきゃいけないかもしれない(義務を示す “have to” に可能性を加えて、将来の義務的な可能性をやわらかく伝える表現)
- weekend trip: 週末旅行(手軽で短期間の旅行の代表例としてよく出てくる口語表現)
- your whole life: 人生まるごと(”whole” をつけることで強調。物理的に全部というより、「生活全体が変わる」ニュアンス)
- I don’t even know where to begin.: 何から始めていいかもわかんない(問題が複雑で、手をつける場所すらわからない時の定番表現)
- a mess in my head: 頭の中がぐちゃぐちゃ(”a mess” は「混乱した状態」、”in my head” を加えることで「頭の中が整理できてない」心情をリアルに描写)
- If it were me: もし私だったら(仮定法過去。現実とは違うけど、アドバイスを柔らかく伝える定型フレーズ)
- talking to someone who’s already done it: それを経験したことある人に話す(”who’s already done it” の形で「すでに経験した人」という自然な限定表現)
- what’s ahead: この先にあること/今後の流れ(”ahead” は物理的にも時間的にも「前にある」ことを表し、計画や準備に関する文脈でよく使われる)
前置詞 for|向けて2
向けて2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Let’s go for dinner.
夕食に行きましょう。
We should definitely go for lunch there again sometime.
日本語訳: あそこ、また今度ランチ行こうよ。
解説: 「go for lunch」は「ランチを食べに行く」という定番の口語表現。”We should definitely〜” は「絶対〜しようよ」といった強めの提案を表すフレーズで、相手に前向きな気持ちを伝える時によく使われます。”definitely” を入れることで「行こう」という意志がぐっと強調されます。一方で、”sometime” を加えることで、「近いうちにまた」といった軽い約束のような柔らかいトーンになり、日常会話に自然に馴染みます。
A: Did you ever figure out the name of that Thai place we went to last month? I’ve been craving their green curry.
B: Oh yeah, that place! We should definitely go for lunch there again sometime. That curry had just the right kick.
A: Totally. And the service was surprisingly fast considering how packed it was.
B: I’ll look it up and send you the link. Maybe this weekend?
A: 先月一緒に行ったタイ料理屋の名前、思い出せた?あのグリーンカレー、また食べたくなっちゃって。
B: ああ、あそこか!また今度ランチ行こうよ。あのカレー、辛さ加減がちょうどよかった。
A: わかる!しかもあんなに混んでたのに、出てくるの早くてびっくりした。
B: 探してリンク送るよ。今週末とかどう?
- figure out: 思い出す・理解する・解決する(ここでは「店の名前を思い出す」の意味で使用されている。問題や情報などに対して「答えを見つける」「理解する」動作全般に使える汎用動詞)
- that Thai place: あのタイ料理屋(”place” は「場所」だけでなく、レストランや店などのカジュアルな言い換えとして非常によく使われる)
- crave: 無性に食べたくなる・切望する(”craving” は強い欲求や食べ物への渇望を意味する。「I’ve been craving」は「最近ずっと欲してる」のニュアンス)
- just the right kick: ちょうどいい刺激(”kick” はここでは料理の辛さやパンチの効いた味を表すカジュアルな比喩表現。”just the right〜” は「ちょうどいい〜」というポジティブな評価に多用される)
- Totally: 完全にそう・マジで(同意や共感を強く表す一言返し。カジュアルな会話で頻出)
- surprisingly: 驚くほど(”surprising” の副詞形で、「意外にも〜」という文修飾としてよく使われる)
- considering: 〜を考えると(”considering how packed it was” のように、「〜だったことを思えば」という文の背景・理由を添える構文)
- how packed it was: どれだけ混んでいたか(”packed” は「超満員・ぎゅうぎゅう詰め」という意味の口語形容詞。”busy” や “crowded” より強い混雑感を伝える)
- look it up: 調べる(ネットや本などで情報を調べるときに使う定番の句動詞)
- send you the link: リンクを送る(”send” と “link” の組み合わせは、現代のデジタル会話でよく出てくる実用表現)
- Maybe this weekend?: 今週末とかどう?(予定を軽く提案するときの典型的な言い方。語尾を上げて尋ねるイントネーションが自然)
前置詞 for|求めて
求めて
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Many are calling for a change.
多くの人々は変化を要求しています。
I wouldn’t go asking for favors from him again if I were you.
日本語訳: 私だったら、もうあの人に頼みごとなんかしないよ。
解説: ask for favors(頼みごとをする)に、go ~ing を重ねることで「またしに行く」という否定的・警告的なニュアンスを加えている。if I were you で仮定法の「アドバイス表現」になっており、婉曲ながらもしっかりと忠告する言い回し。
A: I was thinking of messaging Alex to see if he can cover my shift again.
B: Didn’t he already swap with you twice this month?
A: Yeah, but he didn’t seem to mind. He even said just to give him a heads-up next time.
B: Still, I wouldn’t go asking for favors from him again if I were you. You know how Alex is—he’s too nice to say no, even if it’s a hassle.
A: アレックスにまたシフト代わってもらえないか聞こうと思ってさ。
B: でも今月もう2回も交代してくれたでしょ?
A: うん、でも嫌そうじゃなかったし、「また必要なら早めに言って」って言ってたよ。
B: でもさ、私だったら、また頼みに行ったりはしないな。アレックスって断れない性格なの知ってるでしょ?無理してても言わないんだよ。
- thinking of ~ing: ~しようかと考えている(”think of” に動名詞を続けることで「軽い意図・検討中」のニュアンスになる。ネイティブがよく使うカジュアルな表現)
- message: メッセージを送る(ここでは動詞として使用。日本語では「LINEする」「連絡する」と訳すのが自然)
- cover (someone’s) shift: シフトを代わる(仕事の交代を表す実用的な表現。”cover” は「穴を埋める」「代わりをする」動詞)
- swap with: ~と交代する(”swap” は「交換する」「入れ替わる」。日常会話で shift や物の交換などに頻出)
- just to give (someone) a heads-up: ただ一言、前もって伝える(”give a heads-up” は「事前に知らせる/注意喚起する」カジュアルな定番フレーズ)
- still: それでも(前の情報を受けた上での「それでも〜」という逆接を自然に導く語。会話をなめらかに進める接続詞)
- too ~ to …: ~すぎて…できない(”too nice to say no” は「断れないほど優しすぎる」という意味で、比喩的かつやわらかく伝える表現)
- even if: たとえ~でも(逆接・譲歩を導く定番接続詞。条件と事実を対比する語として重要)
- it’s a hassle: 面倒なことだ(”hassle” は口語で「手間/めんどくさいこと」を意味し、日常会話でよく使われる)
前置詞 for|範囲
範囲
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
You could pass for a native English speaker.
あなたなら英語ネイティブと言っても通用するかもしれません。
This instant ramen almost comes close to passing for the one we had in Tokyo.
日本語訳: このインスタントラーメン、東京で食べたやつにけっこう近い感じするよ。
解説: pass for は「~として通用する」の意味で、見た目や味などが何かとよく似ている場合に使います。ここでは “almost comes close to passing for” というやや遠回しな構文で、「完全に同じとは言わないけど、かなり近い」といった感想を柔らかく伝えています。come close to は「ほぼ~に近づく」という言い回しで、会話でよく使われます。
A: Hey, try this! This instant ramen almost comes close to passing for the one we had in Tokyo.
B: Really? That’s a bold claim. The one we had there was amazing.
A: I know, right? I’m not saying it’s identical, but the broth actually has depth.
B: Hmm, now I’m curious. Let me grab a bowl before you finish it all.
A: ねえ、ちょっとこれ食べてみて!このインスタントラーメン、東京で食べたやつにけっこう近い感じしない?
B: マジで?それは大げさじゃない?あそこで食べたやつ、めちゃくちゃ美味しかったよ?
A: だよね!もちろん全く同じってわけじゃないけど、スープにちゃんとコクがあるのよ。
B: へえ、気になってきた。君が食べ尽くす前に、俺も少しもらおうっと。
- try this: これ食べてみて/試してみて(”try” は「試す」の基本動詞。”try this” は食べ物やアイデアなどをすすめるときの定番表現)
- bold claim: 大げさな主張(”bold” は「大胆な/強気な」、”claim” は「主張」。やや皮肉や疑念を含んだ評価表現として使われる)
- The one we had: 私たちが食べたやつ(”the one” は直前の名詞を指して「それ」「あれ」の意味で使える口語の代名詞的表現)
- not saying it’s identical: 全く同じとは言ってないけど(”I’m not saying…” の形は、断定を避けてやんわり伝える言い回し。会話で非常に重要)
- broth: スープ(ラーメンの「だし」「汁」に当たる単語。”soup” よりも出汁が効いた液体を指す)
- actually: 実は/意外と(強調や軽い逆説の意味を持つ副詞。ここでは「予想外に良い」と強調)
- has depth: コクがある/深みがある(”depth” は物理的な「深さ」以外に、味・感情・話などの「奥行き/厚み」にも使える比喩的な語)
- now I’m curious: 気になってきた(”curious” は「知りたくてたまらない」という状態を表す形容詞。自然な感情の流れを作る一言)
- grab a bowl: ラーメンを器に取る/少し食べる(”grab” は「さっと取る」「軽く手にする」の意味。”a bowl” はラーメンなどを少しよそって食べるイメージで使われる言い回し。実際にボウルに入れる必要はなく、「食べる流れに参加する」軽い動作を表す。量は厳密ではなく、一口〜少量程度でも bowl という表現を使うことがある。日本語でいう「ちょっともらう」「ちょっと食べさせて」に近い感覚)
- before you finish it all: 君が全部食べる前に(”finish it all” は「全部食べ終える」。”before” で行動を急かすユーモラスな言い回し)