👇こちらはLesson 053のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson053|前置詞 through
GRAMMAR AND VOCABULARY L053|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L053|前置詞 through|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L053|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|難易・印象を表す形容詞に特徴的な形
難易・印象を表す形容詞に特徴的な形
That’s good to hear.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
それを聞いてよかったです。
That’s tricky to get right.
日本語訳: それは正しくやるのが難しいんだよ。
解説: get 目的語 right(それを正しくやる)の目的語に that が入っており、「それを正しくやるのは難しい」という意味関係になっています。まず That’s tricky で印象を伝え、to get right で何が tricky なのかを説明しています。tricky は単なる「難しい」ではなく、「細かいコツが必要」といったニュアンスを含む語です。
A: So I’ve been working on folding those fitted sheets like you showed me.
B: It’s all about tucking in the corners first—did you try that?
A: I did, but mine still come out looking like a crumpled mess.
B: That’s tricky to get right. Even I still mess it up sometimes.
A: あなたが教えてくれたみたいに、あのゴム付きシーツたたむの練習してるんだけど。
B: コーナーからちゃんと折り込むのがポイントなんだよ。それやってみた?
A: やってみたけど、結局グシャってなるの。
B: あれは正しくたたむの難しいよ。俺もまだたまに失敗するよ。
- been working on: ~に取り組んでいる(現在完了進行形で「しばらくの間〜している」ことを自然に伝える口語表現)
- fitted sheets: ゴム付きシーツ(”fitted” は「ぴったりした」という意味で、特にベッド用のシーツに使われる)
- like you showed me: あなたが教えてくれたみたいに(”show” は「見せる」だけでなく「やり方を教える」の意味でもよく使われる)
- It’s all about 〜: 〜がすべてだ/〜がカギだ(口語で「〜することがポイント」と伝える定番の言い回し)
- tuck in: 折り込む(布などを中に入れ込む動作。”tuck someone in” で「寝かしつける」という表現にもなる)
- corners: 角(ここではシーツの四隅のこと)
- Did you try that?: それやってみた?(”Did you try 〜?” は「〜を試してみた?」というカジュアルな確認)
- still: それでも/やっぱり(文頭や文中で「〜なのにまだ〜」というニュアンスを出す)
- come out: 〜という結果になる(仕上がりや結果がどうなったかを表す口語的な動詞)
- crumpled mess: くしゃくしゃのぐちゃぐちゃ(”crumpled” は「しわくちゃの」、「mess” は「散らかったもの」だが、セットで使うと「見た目がひどい」ニュアンスになる)
- Even I still mess it up: 私でもまだ失敗するよ(”mess up” は「しくじる」「うまくいかない」の定番口語表現)
- sometimes: ときどき(頻度をやわらかく示す副詞で、”even I still mess it up sometimes” のように末尾に置いて控えめに補足する使い方が自然)
That’s strange to hear from him.
日本語訳: 彼がそんなこと言うなんて変だね。
解説: hear 目的語 from 人 の形で、that が目的語として to hear の中に入っています。「それを彼から聞くのは変だ」という意味関係になっており、主語の that と不定詞の目的語が一致する形です。strange は「意外」「らしくない」といった印象を自然に伝える語です。
A: Daniel actually apologized to everyone after the meeting. He admitted he was out of line.
B: I didn’t see that coming. He’s usually the most defensive person in the room.
A: Right? It threw me off completely.
B: That’s strange to hear from him. I mean, when has he ever admitted fault before?
A: ダニエルが会議の後、みんなにちゃんと謝ったんだよ。自分が言い過ぎたって。
B: えー、想像できない。あの人、いつも一番自己弁護するタイプなのに。
A: だろ?俺も完全にびっくりしたよ。
B: 彼からそんな言葉聞くなんて珍しいね。今まで自分の非を認めたことなんてあったっけ?
- apologize to someone: (人)に謝る(”apologize” は「謝る」で、”to” の後に謝る相手を置くのが基本形)
- admit: 認める(過ちや事実をしぶしぶ受け入れるようなニュアンスがある動詞)
- be out of line: 行き過ぎたことを言う・やる(本来の「一線を越える」というイメージから、礼儀や常識に反する振る舞いを指す口語表現)
- I didn’t see that coming: それは予想外だった(”see A coming” で「Aが来るのを予見する」の否定形。驚きを表す自然な口語フレーズ)
- defensive: 自己弁護的な(批判や攻撃に対してすぐに自分を守ろうとする性格・態度を表す形容詞)
- throw someone off: (人を)面食らわせる、混乱させる(”throw” の比喩的な使い方で、「予想を外す」「調子を狂わせる」ニュアンスがある)
- admit fault: 非を認める(”fault” は過ちや責任。”admit fault” は「自分の落ち度を認める」という誠実さを含む表現)
NoeLia Extra Examples|比較級の強調
比較級の強調
He’s much more polite now.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
彼は今、はるかにより丁寧です。
You’re handling things a lot better than I expected, honestly.
日本語訳: 正直、思ってたよりずっと上手くやってるじゃん。
解説: 比較級 better を a lot で強調し、「想像以上にちゃんとやれている」ことを自然に表しています。”handle things” は抽象的な「いろいろなことへの対処」を指し、仕事、家族のこと、精神的ストレスなど幅広く使える便利な口語表現です。”honestly” のひと言が加わることで、「ちょっと意外だった」というニュアンスや、相手への率直な評価が伝わります。
A: I know your plate’s been full lately, but you’re handling things a lot better than I expected, honestly.
B: Thanks… I’ve been trying to keep it together, but it’s been a bit much.
A: Seriously, between your job, your dad’s surgery, and all that paperwork—you haven’t cracked once.
B: I’ve had help. Your late-night check-ins really kept me sane.
A: 最近すごく忙しいのに、正直、思ってたよりずっと上手くやってるじゃん。
B: ありがとう…なんとかやってるけど、正直きつい時もあるよ。
A: ほんとだよ。仕事に、お父さんの手術に、あの山のような書類…全然弱音吐かないし。
B: 君の夜中のLINE、あれでけっこう救われてたんだよ。
- plate’s been full: 手一杯(直訳は「皿がいっぱい」。比喩的に「やることが多くて忙しい」状態を表す定番表現)
- keep it together: 気持ちを保つ/冷静を保つ(精神的に大変なときに「取り乱さずに耐える」という意味でよく使われる口語表現)
- a bit much: ちょっと大変すぎる(”much” が「過剰さ」、”a bit” が控えめなトーンを出す。日常会話で「正直しんどい」と言いたいときによく使う)
- between A, B, and C: AやBやCのことを考えると(複数の負荷や要因を並べて強調するときの便利な構文)
- crack: 心が折れる/音を上げる(コアイメージは「ひびが入る・割れる」。物理的に割れるように、心や精神にプレッシャーがかかって限界を超えたときに「精神的に崩れる」「我慢の糸が切れる」といった比喩的意味で使われる。例:He finally cracked under pressure.)
- I’ve had help: 助けてもらってるよ(help は名詞で、「助けを得てきた」ことを表す現在完了形。過去から今にかけて支えられてきたニュアンスがある。helped(動詞)と混同しないよう注意。カジュアルで控えめな言い回しで、気の知れた相手との会話でよく使われる。「全部自分の力じゃない」と謙遜しつつ感謝の気持ちを込めることもできる。)
- check-in: 連絡/気遣いの連絡(ここでは「様子をうかがうLINEや電話」のような意味。名詞で使われている)
- kept me sane: 正気でいられた(sane は「正常な頭の状態」がコアイメージで、混乱やストレスの中でも「冷静さを保つ」ことを意味します。keep someone sane は「精神的に支えになる」というカジュアルな表現です)
If he were even a little more patient, things would go a lot smoother.
日本語訳: 彼にもうちょっとだけでも忍耐力があれば、だいぶスムーズに進むのにね。
解説: 比較級 more patient を even a little で強調し、「ほんの少しでも〜なら」と最小限の変化に注目しています。その結果を a lot smoother で大きく強調し、「そのわずかな改善で大きく変わる」ことを伝えています。go smoother は「うまくいく」の口語表現で、状況全体のスムーズさを表します。
A: I tried to explain it calmly, but Jason just cut me off halfway through.
B: He does that a lot.
A: If he were even a little more patient, things would go a lot smoother.
B: Totally. Just letting people finish would make a huge difference.
A: 冷静に説明しようとしたのに、ジェイソンに途中で話を遮られてさ。
B: あー、それ彼ほんとよくやるよね。
A: 彼にもうちょっとだけでも忍耐力があれば、だいぶスムーズに進むのに。
B: 本当それ。ちゃんと最後まで聞いてくれるだけで、全然違うのにね。
- calmly: 冷静に(”calm” の副詞形。感情を抑えた落ち着いた口調や行動を描写する時に使う)
- cut someone off: (人の話を)遮る(直訳は「切る」だが、会話中に割り込む比喩的表現としてよく使われる)
- halfway through: ~の途中で(会話や作業の「中盤」で何かが起こったことを自然に示すフレーズ)
- do that a lot: それよくやる(”a lot” は頻度を強調する口語的副詞で、「いつもそれやるよね」的な共感を伝える)
- totally: 本当に/マジで(カジュアルな強い同意を一言で返す表現。友人同士の会話で頻出)
- let someone finish: (相手に)話し終えるのを許す(”let” の使役用法。ここでは「ちゃんと最後まで話させる」ニュアンス)
- make a (huge) difference: 大きな違いを生む(「効果がある」「全然変わる」の意味。口語でもフォーマルでも幅広く使えるイディオム)