👇こちらはLesson 054のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson054|前置詞 above
GRAMMAR AND VOCABULARY L054|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L054|前置詞 above|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L054|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
前置詞 above|高さが上
Key Sentence高さが上
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
There was a dangerous object falling above her head.
彼女の頭の上に落ちてきた危険な物がありました。
You’ve got something stuck just above your eyebrow—want a mirror?
日本語訳: 眉のちょっと上になんかついてるよ。鏡いる?
解説: above your eyebrow は身体のある部位より少し上という高さを示しており、just を加えることで位置をさらに具体的にしています。You’ve got something stuck は「何かがくっついている」という状態を表す口語的な構文で、身だしなみをさりげなく指摘する表現としてよく使われます。
A: Sorry, line took forever. But I got your usual—no sugar, extra ice.
B: Perfect. You always remember the small things. I missed talking like this.
A: Same here. It’s been way too long since we sat down like this.
B: Uh—this is random, but you’ve got something stuck just above your eyebrow—want a mirror?
A: ごめん、レジめっちゃ並んでた。でもいつものにしたよ。ノーシュガー、氷多め。
B: 完璧。そういう細かいの覚えてくれてるの嬉しいな。こうやって話すの、やっぱいいわ。
A: 私も。ちゃんと落ち着いて話すの久しぶりだよね。
B: あ、ごめん急に…眉のちょっと上になんかついてるよ。鏡いる?
- line: 行列(ここでは「お店のレジの列」の意味で、wait in line =「列に並ぶ」という日常表現の一部)
- took forever: すごく時間がかかった(直訳は「永遠にかかった」。カジュアルな誇張表現で、少しイラッとした気持ちもにじませられる)
- your usual: いつものやつ(カフェやレストランで「その人がいつも注文する定番メニュー」のことを指すネイティブらしい口語表現)
- no sugar, extra ice: 砂糖なし、氷多め(飲み物のカスタマイズ指示。英語では “no + 名詞” でシンプルに否定指示ができる)
- perfect: 最高(「完璧」よりも口語では「ちょうどいい」「うれしい」という気持ちを込めて使われることが多い)
- remember the small things: 細かいことを覚えている(“small things” は「ささいな気遣いや癖」のことで、ここでは褒め言葉として使われている)
- I missed ~: 〜が恋しかった/〜できなくて寂しかった(“miss” は「恋しい」「会いたい」など感情を表す動詞。人にも状況にも使える)
- like this: こんなふうに(すでに起こっている状況を指して、「この感じが好きだった/久しぶりだった」というニュアンスを出す)
- Same here: 私も同じ(非常に口語的な共感フレーズ。ややカジュアルな場で “Me too” の代わりにもよく使われる)
- It’s been way too long since ~: ~してからずいぶん経つ(“way too long” で「かなり長い間」を強調しており、久しぶりな気持ちを強調できる定番フレーズ)
- sit down: 腰を落ち着ける(ここでは単に「座る」ではなく「落ち着いて一緒に会話する」という文脈で使われている。比喩的な意味を含む)
- this is random: 急だけどさ/唐突だけど(話題を切り替えるときのクッション表現。「脈絡なくてごめんね」という丁寧さを含む)
前置詞 above|高さが上2
高さが上2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
This city is 100 meters above sea level.
この都市は海抜100メートルです。
The temperature has been above 30°C for five days straight.
日本語訳: 気温、5日連続で30度超えてるんだよ。
解説: above 30°C は数値としての基準(30度)を上回っている状態を示し、テーマの「抽象的な高さ」の使い方に合致します。for five days straight は「5日間連続で」の自然な会話表現で、straight を使うことで「途切れなく続いている」ニュアンスが加わります。現在完了形は「ここ最近ずっと」という感覚にピッタリです。
A: Ugh, it’s brutal out here. I mean, the temperature has been above 30°C for five days straight.
B: Seriously. I’ve been carrying a fan in my bag like it’s a survival tool.
A: Not a bad idea. I gave up on makeup this week—it just melts off.
B: Same. I don’t even bother styling my hair anymore.
A: うわ、今日もヤバい暑さ。てか、気温5日連続で30度超えてるんだよ?
B: ほんと。携帯扇風機、もう命綱みたいに持ち歩いてるよ。
A: それ正解。今週メイク諦めたよ、全部溶けるもん。
B: わかる。もう髪もセットする気ゼロ。
- brutal: きつい/厳しい(元は「残忍な」の意味だが、口語では「暑さ・寒さ・状況が耐えがたいほどひどい」という意味でよく使う)
- I mean: てか/だってさ(会話中に理由や補足を入れる時のつなぎ言葉。思考の流れを見せる効果がある)
- carry: 持ち歩く(”carry” は「持つ」だけでなく「身につけて移動する」ニュアンスを持ち、portable fanなどと相性がよい)
- fan: 扇風機(ここではハンディファン=携帯扇風機を指す。contextで意味が変わる語なので注意)
- like it’s a survival tool: サバイバル道具みたいに(”like” は比喩的な「〜みたいに」という意味で、カジュアルな比喩に頻出)
- Not a bad idea: それいいね/悪くない(相手の提案や行動に同意を示す口語フレーズ。日本語の「正解じゃん」に近い感覚)
- gave up on ~: 〜をあきらめた(”give up” はよく知られるが、”on” をつけて「対象に対する諦め」の意味になる点に注目)
- melt off: 溶けて落ちる(”melt” は「溶ける」、”off” は「表面から離れる・取れる」のイメージ。合わせて「溶けて取れる」状態を表す)
- Same: わかる/私も(相手の発言に完全同意する省略表現。若者を中心に非常によく使われる)
- don’t even bother ~ing: 〜する気すら起きない(”bother” は「わざわざ〜する・気を使う」の意味で、否定+”even” を加えると強調した拒否感になる)
- styling my hair: 髪をセットする(”style” を動詞で使い、「整える」「セットする」という意味になるのがポイント)
前置詞 above|地位が上
地位が上
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He is above me in this company, so please talk to him.
彼はたの会社で私よりも地位が上なので、彼に話してください。
No one here is above the CEO’s final decision.
日本語訳: この会社では誰もCEOの最終決定には逆らえないよ。
解説: above the CEO’s final decision は「CEOの決定より上の立場にはない」という意味で、組織内の絶対的な決定権を示しています。このように above は上下関係をはっきり表すのに使われます。final decision は「最終判断」を意味し、ビジネスやフォーマルな会話で頻出です。
A: So they’re asking you to rewrite it again? That’s the third time.
B: Yeah… no one here is above the CEO’s final decision, apparently. Even if it contradicts earlier feedback.
A: That’s exhausting. I feel like the goalposts keep moving.
B: You’re not wrong. It’s like trying to hit a moving target blindfolded.
A: え、また書き直せって言われたの?これで3回目じゃん。
B: うん…どうやらこの会社では誰もCEOの最終判断には逆らえないらしい。前のフィードバックと矛盾してても。
A: それ、しんどいね。なんかゴールがどんどん変わっていく感じする。
B: ほんと。目隠しして動いてる的に当てる感じだよ。
- ask (someone) to ~: ~するように頼む(命令ではなく丁寧な依頼や指示の形として頻出。”They’re asking you to rewrite it” のように使う)
- rewrite: 書き直す(”write” に “re” を加えることで「再び書く=修正・リライトする」という意味に。ビジネスや学習でもよく使う)
- again: また(繰り返しの行動を強調する副詞。シンプルだが、”rewrite it again” のように使うと「またかよ」という軽い苛立ちも含められる)
- That’s the third time.: これで3回目だよ(”That’s the 〜 time” は回数を強調して驚きや不満を表す定番の口語構文)
- apparently: どうやら〜らしい(確証はないが、状況的にそう思われるというニュアンスの副詞。ビジネスでもよく使う)
- even if ~: たとえ〜でも(逆接条件を表すフレーズで、矛盾や意外な展開を受け入れるニュアンスを含む)
- contradict: 矛盾する/反する(”dict” は「話す」に由来し、”contra” は「逆に」。前の指示や内容と食い違うときに使う)
- earlier feedback: 以前のフィードバック(”earlier” は時間的に前のものを指す。過去の指示と現在の矛盾を示すときに有用)
- That’s exhausting.: それはしんどい/疲れるよ(”exhausting” は「人を疲れさせる」状態を表す形容詞。出来事に対する共感を示す表現)
- I feel like ~: ~な気がする(気持ちや印象を主観的に述べるときの定番表現。口語ではとても頻出)
- the goalposts keep moving: ゴールがどんどん変わる(もとはスポーツ比喩で、「基準や条件が途中で変更される」ことを表すネイティブらしいイディオム)
- You’re not wrong.: 君は間違ってないよ(相手の意見に「確かにそうだね」とやや控えめに同意するカジュアル表現)
- It’s like trying to ~: ~しようとしてるみたいな感じ(”It’s like” で比喩的に状況を説明する口語の定番構文)
- hit a moving target: 動いてる的を狙う(達成目標が常に変わっている状態を比喩で示す。ビジネスや学習の文脈でもよく使われる)
- blindfolded: 目隠しされた状態で(物理的な意味だけでなく、「手探りで」「見えない状況で」の比喩にもなる)
前置詞 above|重要度が上
重要度が上
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Above all, the most important thing is to continue studying.
何よりも、いちばん重要なのは学習を続けることです。
I put trust above most things in a relationship.
日本語訳: 私、恋愛関係で一番大事にしてるのって信頼なんだよね。
解説: trust を most things より上に置くことで、「何よりも信頼が大切だ」という価値観を表現しています。in a relationship(恋愛関係で)を入れることで文脈が明確になり、親しい間柄での自然な発言になります。put A above B は「AをBよりも重視する」という意味で、信頼・価値観など抽象的な話題でよく使われます。
A: Wait, he messaged someone else and you still went to dinner with him?
B: I mean, it wasn’t that serious, and we had reservations already.
A: I don’t know… I put trust above most things in a relationship. That would’ve been a dealbreaker for me.
B: Yeah, well… I guess I’m still figuring out my dealbreakers.
A: ちょっと待って、他の子にメッセージ送ってたのに、まだその人とご飯行ったの?
B: いや、そこまで深刻なことでもなかったし、もう予約もしてたしさ。
A: うーん…俺、恋愛では信頼を一番大事にしてるからさ。それはもうアウトだな。
B: まあ…どんなことが許せないのか、自分でもまだはっきりしてないんだよね。
- message (someone): (人に)メッセージを送る(”send a message” よりカジュアルでネイティブがよく使う動詞表現)
- go to dinner (with someone): (人と)ディナーに行く(デートや社交的な食事の状況で使われる自然な言い回し)
- I mean: ていうか/つまり(言い換え・補足のクッションフレーズ。口語で非常に高頻度)
- It wasn’t that serious: そこまで深刻なことじゃなかった(”serious” の程度を”that”で控えめに表現。曖昧な軽視にも使える)
- have reservations: 予約がある(”reservation” はホテル・レストランなどでの予約。必須語彙)
- I don’t know…: うーん…(同意しかねる時や慎重に意見を言う前の間をつくる定番フレーズ)
- dealbreaker: 絶対に許せない要素(直訳は「取引を壊すもの」だが、恋愛や交渉の場面で「これがあるとその関係は続けられない」という決定的なNG条件を指すカジュアルな口語表現)
- figure out: 見極める/理解する(問題や考えを自分の中で整理して答えを出す、という意味での定番句)
- dealbreakers: 許容できないライン/ボーダー(”dealbreaker” の複数形で、自分が付き合いの中で「ここは譲れない」と思うNG条件が複数ある場合に使う。)
前置詞 above|フレーズ
フレーズ
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He’s above suspicion.
彼に疑いをかける余地はありません。
We’re all struggling. No one’s above asking for help right now.
日本語訳: みんな苦しいんだよ。今は誰だって助けを求めたっていいでしょ。
解説: No one’s above asking for help は、「どんな人でも助けが必要なときはある」という共感的な言い回しです。直訳すれば「誰も“助けを求めることの上にいる”わけではない」という構造で、「それをしなくていい立場の人などいない」ことを暗に伝えています。struggling は「苦労している・必死でもがいている」様子で、right now を添えることで「今は特に皆そうなんだ」という現実感が増します。
A: You’re not the only one who’s exhausted. I’ve been skipping lunch just to reply to emails.
B: Yeah, same here. I’ve been working past 10 every night this week. I honestly don’t know how much longer I can keep this up.
A: Then maybe we should speak up. We’re all struggling. No one’s above asking for help right now.
B: …Yeah. I didn’t want to admit it, but you’re right. I’ll talk to the manager if you do.
A: 疲れてるの、君だけじゃないよ。こっちもメール返すだけで昼ごはん抜いてる。
B: うん、こっちも同じ。今週ずっと夜10時すぎまで仕事してるし、正直、これ以上はもう無理かもって思ってる。
A: だったら、ちゃんと相談しようよ。…みんなつらいんだよ。今は、誰だって助けを求めたっていい。
B: …うん。認めたくなかったけど、君の言うとおりだね。君が言うなら、俺もマネージャーに話してみる。
- You’re not the only one who’s ~: あなただけじゃないよ(相手の状況に共感を示す定番フレーズ。ネイティブが気持ちを共有するときによく使う)
- exhausted: 疲れ切った(”tired” より強い表現。肉体的にも精神的にも限界に近い状態)
- skip lunch: 昼食を抜く(”skip” は授業や予定を「飛ばす」「サボる」という意味でもよく使う動詞)
- just to ~: 〜するためだけに(行動の理由や目的を強調するときのカジュアルな接続表現)
- reply to emails: メールに返信する(”reply” は「返事をする」という意味の動詞で、”to” を伴うのが自然な形)
- same here: こっちも同じ(相手の発言に「私もそう」と共感・同意するときの超定番のカジュアル返し)
- past 10: 10時を過ぎて(”past” は時間を表すとき「〜を過ぎて」の意味で使われる。例:”It’s past midnight.”)
- keep this up: この状態を続ける(”keep up” は努力や状態を「維持する」、特にしんどいことに耐えるときによく使われる句動詞)
- speak up: はっきり言う/声を上げる(自分の意見を伝える・相談するニュアンス。黙って耐えるのではなく「話す」ことに焦点を当てる表現)
- right now: 今は特に(「今この瞬間に限って」や「いつも以上に今は」のニュアンスを出す副詞句)
- I didn’t want to admit it: 認めたくなかった(”admit” は「認める」「受け入れる」などの心理的な動作を表す基本動詞。意地やプライドに関わる気持ちの時に使われやすい)
- you’re right: 君の言うとおりだよ(相手の意見に完全に同意する自然な相づち。カジュアルでよく使われる)
- I’ll talk to the manager if you do: 君が言うなら、私も上司に話すよ(”if you do” は省略された “if you talk to the manager” の意味で、直前の内容を反復せずに自然に会話を続ける言い回し)