👇こちらはLesson 056のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson056|前置詞 like
GRAMMAR AND VOCABULARY L056|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L056|前置詞 like|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L056|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
前置詞 like
Key SentenceThat volcano is like the symbol of Kagoshima.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
あの火山は、鹿児島のシンボルのようなものです。
He’s less like a teacher, more like an older brother.
日本語訳: あの人、先生っていうよりお兄ちゃんって感じ。
解説: “be like + 名詞”の形で、役割や印象を比喩的に表しています。ここでは “less like…, more like…” という比較で、「先生」という堅い立場よりも、もっと親しみやすくフレンドリーな存在だという印象をやわらかく伝えています。”older brother” は頼れるけど対等に近い関係性の象徴。
A: So we had our first seminar with Professor Marks today. He’s less like a teacher, more like an older brother.
B: Really? That’s not what I expected—he always seemed super formal during the intro session.
A: Yeah, that’s what I thought too. But once we started talking, he was cracking jokes and giving life advice like we were all his siblings.
B: Sounds like the kind of professor you actually want to go grab coffee with after class.
A: 今日初めてマークス先生のゼミだったんだけど、先生っていうよりお兄ちゃんって感じだった。
B: ほんとに?最初のオリエンではすごく堅そうな人に見えたけど。
A: 私もそう思ってた。でも話し始めたら、冗談言ったり、人生相談に乗ってくれたりで、まるで兄弟みたいだった。
B: それ、授業終わったあと一緒にコーヒー行きたくなるタイプの先生だね。
- had our first seminar: 初めてのゼミがあった(”have a seminar” は「ゼミ・講義を受ける」という意味。学校や大学でよく使われる基本表現)
- That’s not what I expected: そんな風には思ってなかった(直訳は「それは私が予想していたことではない」で、意外だったというニュアンス。フォーマルでもカジュアルでもよく使う)
- seemed super formal: すごく堅そうに見えた(”seem” は「~のように見える」、”formal” は「形式ばった/堅い」。”super” は強調語で、「とても」のカジュアル表現)
- Yeah, that’s what I thought too: うん、私もそう思ってた(”that’s what I thought too” は相手の意見に同意するときの自然な返し。「私もそう思ったよ」)
- once we started talking: 話し始めたら(”once” は「一度~すると」「~した途端に」の意味で、会話や物事のきっかけを表すカジュアルな語順)
- cracking jokes: 冗談を言う(”crack a joke” で「ジョークを言う」。”crack” はここでは「軽く言う、投げかける」のイメージ。日常的なカジュアル表現)
- giving life advice: 人生相談に乗る(”give advice” のバリエーションで、”life advice” にすることでより個人的・感情的なニュアンスに)
- like we were all his siblings: まるでみんな彼の兄弟みたいに(”like + 文” の形で「~のように」。”sibling” は兄弟姉妹をまとめた単語で、日常でもよく使われる。ここでは比喩的に親しみやすさを伝えている)
- Sounds like the kind of professor you actually want to go grab coffee with: 授業終わったあと一緒にコーヒー行きたくなるタイプの先生って感じ(”sounds like…” は「~みたい」「~っぽいね」と印象を伝える時の口語フレーズ。”grab coffee with” は「コーヒーを一緒に飲む」のカジュアル表現。go grab はネイティブによく使われる自然な言い回し)
前置詞 like|基本
基本
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She’s like my baby.
彼女は私の赤ちゃんのようなものです。
What was she like back in high school?
日本語訳:高校のころの彼女って、どんな感じだったの?
解説: be動詞+likeを使って人物の性格や雰囲気をたずねる定番の表現です。「what is ~ like?」は、ものや人の性質・印象を尋ねるときによく使われます。
A: Hey, kind of random—but Mia texted me yesterday. Apparently she got my number from Jen. She’s moving back to town for good.
B: No way, Mia? From our yearbook team? I haven’t heard her name in years.
A: Yeah, and now that I think about it… what was she like back in high school? I didn’t really know her that well.
B: She was a total firecracker—always cracking jokes, getting into harmless trouble. But everyone loved having her around.
A: ねえ、ちょっと意外な話なんだけど…昨日ミアからメッセージ来たんだよ。ジェン経由で僕の番号知ったらしくてさ。完全にこの街に戻ってくるんだって。
B: うそ、ミアってあの卒業アルバム委員の?もう何年も名前聞いてなかったな。
A: そう、それで思ったんだけど…高校のころの彼女って、どんな感じだったっけ?正直あんまり知らなかったからさ。
B: すごくエネルギッシュな子だったよ。冗談ばっかり言ってたし、ちょっとした騒動も起こしてたけど、みんな彼女のこと大好きだった。
- kind of random: ちょっと唐突な感じ(”random” は「無作為な」という意味だが、ここでは「意外な」「唐突な」のようなカジュアルなニュアンス。会話では “kind of” とセットでよく使う)
- apparently: どうやら〜らしい(確証はないが、情報として聞いた・見たことを伝えるときに使う)
- for good: 永久に(この表現は「二度と戻らない」「ずっとそこにいる」という意味。temporarily(しばらく)との対比で覚えると効果的)
- I haven’t heard her name in years: 何年も名前を聞いてない(”in years” は否定文で使われ、「ずっと〜していない」という意味を強調する表現。for years も「何年も」を表すが、こちらは主に肯定文や平叙文で使われ、「〜し続けている」という継続のニュアンスになる。これは、”in years” が「その間に一度も〜していない」という欠如を強調するのに対し、”for years” は「その間ずっと〜している」という動作や状態の継続を表すため、意味と使い方が分かれる)
- now that I think about it: そういえば/今考えてみると(会話の流れで思い出したことを切り出すときの自然な言い回し)
- I didn’t really know her that well: 彼女のこと、そんなによく知らなかった(”that well” は「そんなに~ではなかった」の控えめな表現。”really” を加えると一層自然なトーンになる)
- total firecracker: すごく活発でエネルギッシュな人(”firecracker” は元々「爆竹」だが、比喩的に「小柄でも元気で行動的な人」「予測不能なタイプ」という意味で使われる)
- crack jokes: 冗談を言う(”crack” は「割る」だが、”crack a joke” は「冗談を言う」という意味の定番表現)
- get into harmless trouble: 無害な(ちょっとした)トラブルを起こす(”get into trouble” は「トラブルに巻き込まれる」「やらかす」、”harmless” をつけることで「悪気のない」「軽い」ことを示している)
- have someone around: 〜がそばにいる(”have A around” は「Aがそばにいる状態」、つまり「一緒にいると心地いい」「いてくれると助かる」といった温かい意味合い)
前置詞 like|look like ~
look like ~
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It looks like a small white whale.
それは小さな白いクジラのように見えます。
He looks like trouble in a nice suit.
日本語訳: 彼、一見スマートだけど、絶対トラブルの元って感じ。
解説: look like+名詞で「〜に見える」。”trouble in a nice suit” は直訳すると「スーツを着たトラブル」ですが、見た目はきちんとしていても中身は厄介そう、というギャップを皮肉っぽく表す言い回し。ネイティブが「見た目に騙されるなよ」というニュアンスでよく使う決まり文句です。
A: That guy over there has been talking to every woman at this event.
B: Hmm… yeah, he looks like trouble in a nice suit.
A: Exactly. Flashy watch, smooth talk, but something feels off.
B: Yeah, I’ve met that type. It never ends well.
A: あの男、さっきからこのイベントで女性に声かけまくってるよ。
B: うーん…うん、見た目はキレイだけど、中身は危なそうなタイプって感じだね。
A: そうそう。派手な時計に口も達者だけど、何か違和感あるんだよね。
B: わかる。ああいうタイプって、だいたいろくなことにならない。
- that guy over there: 向こうにいるあの男(”over there” は指差しや視線を伴って「向こうにいる人・物」を示す日常的な表現)
- has been talking to: 〜に話しかけ続けている(現在完了進行形。今も続いている状況を示す。ここではナンパのような行為が続いていることを強調)
- every woman: すべての女性(”every” は一人一人を意識する語で、全員に対して行動しているニュアンス)
- at this event: このイベントで(”at” はイベントや集まりなど「場」にいる感覚に使う)
- flashy watch: 派手な時計(”flashy” は「けばけばしい/目立ちたがりの」ネガティブな形容)
- smooth talk: 口がうまいこと/調子のいい話し方(人をその気にさせるための巧みな話術。やや警戒を含む)
- something feels off: なんか変な感じがする(”feel off” は「違和感がある/しっくりこない」という感覚的な表現。話題が具体的でなくても成立する)
- I’ve met that type: そういうタイプには会ったことある(”that type” はネガティブな特徴を持つ人を指すときに使われる。自分の経験を共有する表現)
- it never ends well: いい結果にならない(”end well” で「うまく終わる」意味。否定形 “never ends well” は警告や教訓的な含みを持つ決まり文句)
前置詞 like|後ろに節
後ろに節
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
It looks like he’s disappointed.
彼はがっかりしているように見えます。
It feels like things are finally falling into place.
日本語訳: やっと全部がうまく回り始めたって感じ。
解説: feel like + 節 は「〜のように感じる」と自分の感覚を表す形。ここでは、物事がバラバラだった状態から、少しずつ整理されて「収まるべき場所に収まってきた」印象を伝えています。“fall into place” は、状況がうまく進み始めることを意味するイディオムで、準備や苦労のあとに訪れる前向きな変化を表すときによく使われます。
A: You seemed really tense last month. Everything okay now?
B: Yeah, it feels like things are finally falling into place, little by little.
A: That’s a relief. I know the last few months have been rough with your mom in the hospital and the job hunt on top of that.
B: Exactly. But now Mom’s home and recovering well, and I just signed an offer yesterday.
A: 先月はけっこうピリピリしてたよね。今は大丈夫そう?
B: うん、少しずつだけど、やっといろいろが整ってきた感じがするんだ。
A: それはよかった。お母さんの入院もあったし、仕事探しも重なって本当に大変だったもんね。
B: そうなの。でも今はお母さんも退院して元気になってきてるし、昨日やっと内定も出たの。
- tense: 緊張している(人がストレスやプレッシャーでピリピリしている状態。”nervous” よりも内面的・一時的な緊張を示す)
- everything okay?: うまくいってる?(相手の近況や気持ちをカジュアルにたずねる定番の表現。”Is everything okay?” の省略形)
- little by little: 少しずつ(変化や進歩が段階的に起こっていることを表す穏やかな副詞句)
- that’s a relief: それは安心した(相手の状況が改善してホッとしたときの反応。ややフォーマルでもカジュアルでも使える)
- rough: 大変な/つらい(ここでは “rough months” で、精神的・物理的に困難だった時期を表す。直訳の「粗い」から転じて「過酷な」意味に)
- on top of that: それに加えて(困難や状況を列挙するときに「〜だけでも大変なのに、さらに」と強調する接続句)
- recovering: 回復している(”recover” の現在進行形で、病気・けが・困難から元気を取り戻す途中を示す)
- signed an offer: 内定を受けた(”offer” はここでは「雇用のオファー」。”sign an offer” は正式な採用通知にサインして受諾することを意味するビジネス英語の定番表現)
前置詞 like|カジュアルな使い方
カジュアルな使い方
引用:「NHKラジオ英会話 2025年6月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I was, like, so excited. I couldn’t talk.
僕は、何て言うのかな、とっても興奮して言葉も出なかったよ。
We were just, like, vibing the whole time.
日本語訳: ずっとなんか、いい感じで一緒に過ごしてたんだよね。
解説: “like” はここで会話の流れをつなぐ感覚的なつなぎ言葉。vibing は「相手と雰囲気が合って楽しく過ごしている」状態を表すスラングで、親しい人とのリラックスした時間によく使われます。”vibe” という語は「空気感」や「ノリ」といった日本語に近いニュアンスも含みます。
A: At first I wasn’t sure if we’d have much to talk about—he’s really into abstract stuff.
B: That can be tricky. Sometimes it’s hard to connect if your tastes don’t match.
A: True. But we were just, like, vibing the whole time. Talking about art, music, even childhood memories. It surprised me.
B: That actually sounds kind of perfect. Maybe it’s less about matching tastes and more about matching energy.
A: 最初は話合うか不安だったの。抽象画とかすごく好きな人でさ。
B: あるよね、そういうの。趣味が違うと、なかなか打ち解けにくいし。
A: だよね。でも、ずっとなんか、いい感じで話し続けられたの。アートとか音楽の話だけじゃなくて、子どもの頃の思い出とかまで。自分でもびっくりした。
B: それめっちゃいいじゃん。たぶん趣味より、波長が合うかどうかが大事なんだろうね。
- wasn’t sure if ~: ~かどうか自信がなかった(”be sure if” は「〜か確信している」、否定で「〜かどうか不安だった」というニュアンス)
- have much to talk about: 話すことがたくさんある(特に否定文や疑問文で「話すことがあまりない/あるか心配」といった表現で使われやすい。今回の文では wasn’t sure if we’d have much to talk about という否定を含んだリポート文の形になっており、「話すことがあるかどうか不安だった」という意味になる)
- abstract: 抽象的な(アートや考え方について使われ、「目に見える形がない」「わかりにくい」というニュアンスを含む)
- tricky: 難しい/やっかいな(問題や状況が単純じゃないときに使うカジュアルな形容詞)
- connect: 通じ合う/打ち解ける(”connect with someone” で「心が通じる」という意味。物理的に「つなぐ」以外の比喩的用法)
- tastes don’t match: 好みが合わない(”taste” は「味覚」以外に「趣味・好み」の意味でも使われる。match は一致する)
- even: ~さえも(ここでは「子どもの頃の思い出まで話した」と強調する役割)
- childhood memories: 子どもの頃の思い出(記憶の中でも特に感情的な結びつきが強いものを表すフレーズ)
- It surprised me.: 自分でも驚いたよ(”It” は直前に述べた状況を受けていて、「思ったよりよかった/意外だった」というニュアンス)
- sounds kind of perfect: なんかちょうどよさそう(”kind of” は「ちょっと/まあまあ」など和らげる語。完璧だと思うけど、やや控えめに言うときに使う)
- maybe it’s less about ~ and more about ~: ~というよりむしろ~(ネイティブらしい構文で、比較を通して本質を見つけるときによく使われる)