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ラジオ英会話 Lesson064|静的な意味を含む動詞④ ー hold
GRAMMAR AND VOCABULARY L064|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L064|静的な意味を含む動詞④ ー hold|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L064|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
hold|しっかり持つ
Key Sentenceしっかり持つ
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Hold my bag for me, will you?
私のバッグを持っていてくれませんか?
Can you just hold this end tight so I can pull from the other side?
日本語訳: 私が向こう引っ張るから、こっちの端しっかり持ってて。
解説: “hold this end tight” は「この端をしっかり持つ」という意味で、ロープや布などを一緒に扱う場面でよく使われます。“pull from the other side” は「反対側から引っ張る」の意味で、“pull” は「一方を固定してもう一方を引っ張る」作業系の文脈で頻出の基本動詞です。
A: Ugh, this is driving me nuts. Can you just hold this end tight so I can pull from the other side? It’s all bunched up in the middle.
B: Yeah, of course. Do you want me to press it down as I hold it?
A: That’d be great, thanks. The rug keeps curling back up every time I try to straighten it.
B: Alright, go for it. I’ll keep this side pinned down.
A: うわ、もうイライラする。こっちの端しっかり持っててくれない?私が反対側引っ張るから。真ん中がぐちゃってなってるの。
B: うん、もちろん。押さえながら持った方がいい?
A: うん、それ助かる、ありがと。このラグ、真っすぐにしようとしてもすぐ端がめくれちゃうんだよね。
B: よし、いいよ。こっちはしっかり押さえてるから、やってみて。
- drive someone nuts: イライラさせる/気が変になりそう(nuts は本来「木の実」という意味だが、転じて「頭がいかれている・正気じゃない」という俗語的意味を持つようになった。これは、「殻が割れて中身が飛び出したナッツ=頭の中が壊れた」というイメージから派生している。「drive someone nuts」は直訳すると「人を気が狂うようにさせる」で、そこから「猛烈にイライラさせる」「気が変になりそうなほど困らせる」という意味で日常的に使われる)
- be bunched up: ぐちゃっとなっている/しわくちゃに寄っている(“bunch” は束ねるという意味だが、ここでは「まとまってぐしゃっとなっている」状態を表す)
- press it down: 押さえつける(”press” はボタンを押すだけでなく「上から物理的に押す」動作も表す。カーペットなどを平らにする際によく使う)
- curl back up: 巻き戻る/端がめくれる(”curl” は「丸まる」、”back up” は「元に戻る」ことを意味する句動詞の組み合わせ)
- straighten it: まっすぐにする(”straighten” は「まっすぐにする」「整える」など、布・紙・背中など広く使える日常表現)
- go for it: やってみて/どうぞ(直訳は「それに向かって行け」だが、口語では「今やっちゃってOK」「思い切ってやって」のような促しに使われる)
- keep this side pinned down: この端を押さえておく(”pin down” は本来「固定する」「動かないように押さえる」の意味で、協力作業の中でよく使われる)
hold|しっかりと持つ
しっかりと持つ
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He held me tight.
彼は私をしっかりと抱き締めました。
Do you really hold any hope for them getting back together?
日本語訳: あの2人がよりを戻すなんて、本当に希望持ってるの?
解説: 「hold hope」は「希望を抱く」という定番の言い回し。ここでは「彼らがよりを戻すことに希望を持ち続けてるの?」というニュアンスを、疑問形で少し驚きを込めて表しています。“them getting back together” は動名詞句で「彼らが復縁すること」を指します。
A: I saw Liam and Rachel talking by the bar for a while last night. It didn’t seem like a casual chat.
B: Hmm… I mean, they’ve been through a lot. Do you really hold any hope for them getting back together?
A: I wouldn’t say hope exactly… but they didn’t look like two people who were done for good, you know?
B: Maybe. But knowing Rachel, once she makes up her mind, she usually sticks to it.
A: 昨日の夜、リアムとレイチェルがバーのところで長いこと話してたよ。ただの雑談には見えなかった。
B: うーん…まあ、いろいろあったしね。でも、あの2人がまた付き合うなんて、本当に期待してるの?
A: 期待ってほどじゃないけど…完全に終わった2人には見えなかったんだよね。
B: かもね。でもレイチェルの性格知ってるでしょ。一度決めたらそう簡単には変えないから。
- talk by the bar: バーのそばで話す(“by” は「〜のそばに」という前置詞。場所の説明として日常会話で非常によく使われる)
- casual chat: 気軽なおしゃべり(”casual” は「気楽な」「くだけた」、”chat” はカジュアルな会話。セットで覚えたい表現)
- they’ve been through a lot: 2人はたくさんのことを経験してきた(”go through” は困難などを経験する意味の動詞句。”have been through” で現在完了形)
- get back together: (カップルが)よりを戻す(恋愛関係に戻るという意味で非常によく使われる句動詞)
- I wouldn’t say ~ exactly: 正確には〜ってわけじゃないけど(やや否定しながらも含みを持たせる表現。会話での微妙なニュアンス調整に便利)
- done for good: 完全に終わっている(”for good” は直訳すると「良いことのために」だが、英語では「これを最後に=永遠に」という意味で使われる。別れや引退、終了など「もう二度と戻らない」状態を強調するフレーズ)
- knowing Rachel: レイチェルのことを考えると(“knowing + 人名”は「その人の性格を考えれば」というニュアンスを含む導入表現)
- make up one’s mind: 決心する(“心を決める”という定番表現。学習者が見落としがちな定型フレーズ)
- stick to it: 決めたことを貫く(“stick to” は「〜に固執する」「やり通す」。意志の強さや継続の意味を持つ)
hold|入れる・収容する
入れる・収容する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
This auditorium can hold more than 1,000 people.
この講堂は1,000人以上収容できます。
That cabinet actually held the tall bottles after I removed the inner shelf.
日本語訳: 中の棚を外したら、あのキャビネットに背の高いボトル入ったよ。
解説: 「hold」はここで「中に入れておける・収まる」の意味で使われており、過去形“held”にすることで「結果的に収まった」という事実を伝えています。after I removed〜 は「〜を取り外したあとで」の自然な時間表現。
A: Oh, by the way—that cabinet actually held the tall bottles after we removed the inner shelf. I was surprised—it looked too shallow at first.
B: Huh, really? I thought we’d end up putting those in the pantry.
A: Yeah, me too. But once I took the shelf out, the height was perfect.
B: That’s great. It’s way easier to reach them there.
A: あ、そういえばさ、あの棚、中の仕切り外したら背の高いボトルもちゃんと入ったよ。最初、奥行きが足りないかなと思ったんだけど、びっくりした。
B: へぇ、そうなの?てっきりパントリーに入れることになると思ってたよ。
A: うん、私もそう思ってた。でも、仕切り外したら高さがぴったりだったんだ。
B: それは良かったね。そこの方が断然取り出しやすいし。
- shallow: 浅い(収納や容器の説明でよく使われる。水や箱などの「物理的な深さが浅い」ことを指す。奥行きが足りない=物が入らなさそうというニュアンスでも使える。反対語は deep)
- end up doing: 結局〜することになる(文法的にも重要な句動詞で、計画と異なる結果を表す時に便利)
- pantry: 食料庫(家庭に関する語彙として重要。キッチンに隣接して保存食やストックを置く場所)
- once: 〜したらすぐ(ここでは接続詞として使われ、「〜するとすぐに」の意味。時の流れを説明する表現)
- took ~ out: 〜を取り出した/外した(”take out” は基本の句動詞だが、文脈により「撤去する」の意味を持つ)
hold|開く・開催する
開く・開催する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We’ll hold a meeting tomorrow.
明日ミーティングを開きます。
There’s a workshop being held downstairs, so it might get a little noisy.
日本語訳: 下の階でワークショップやってるから、ちょっとうるさいかも。
解説: “being held” は “be held” の進行形で、「今行われているところ」を受動で表しています。downstairs(下の階)は副詞で、前置詞なしで場所を示す口語表現です。might get a little noisy は「少しうるさくなるかもしれない」という変化を表す定型句です。
A: Wait, did you just say something?
B: No, not me. There’s a workshop being held downstairs, so it might get a little noisy.
A: Oh, right—the education majors were organizing something for visiting kids today.
B: Exactly. Looks like the fun part just started.
A: ん?今なんか言った?
B: ううん、私じゃないよ。下の階でワークショップやってるから、ちょっとうるさくなるかも。
A: ああ、そうだ。教育学部の学生たちが子ども向けに何かやってるんだったよね。
B: そうそう。今ちょうど盛り上がってきたところみたい。
- say something: 何か言う(“say”は内容にフォーカスした「言う」で、”speak”や”talk”との違いにも注意)
- not me: 私じゃないよ(”It wasn’t me”よりくだけた口語的表現。会話で頻出)
- Oh, right: あ、そうだった(思い出したときに使うカジュアルな相づち)
- majors: 専攻している学生(ここでは”education majors”=教育学専攻の学生。名詞として使われ、大学の会話でよく出る)
- organize: 企画する/準備する(”organize something for” の形で「〜のためにイベントを企画する」)
- visiting kids: 訪問してきた子どもたち(”visiting” は「訪れている一時的な立場」を示す形容詞用法。病院の visiting hours などと同じ)
- the fun part: 盛り上がるところ(“the fun part” はイベントなどの中でも特に楽しい場面を指す定番表現)
- just started: ちょうど始まったところ(”just” は「たった今」「ちょうど」のニュアンスを強調する)
hold|保つ
保つ
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Hold your head high.
堂々と胸を張って。
Sorry to hold you up.
お待たせしてすみません。
You couldn’t hold your laughter back when he said that.
日本語訳: あれ言われたとき、笑いこらえきれてなかったよ。
解説: 「感情をこらえる」意味での hold を使った例です。ここでは laughter(笑い)を back(押しとどめる)ことで、笑うのを我慢しようとする様子を表しています。couldn’t hold back〜 で「〜を抑えきれなかった」という形は口語でとてもよく使います。
A: I still can’t believe Karen said, “Let’s pivot to synergy” with a totally serious face.
B: I know! And she looked like she thought it was some brilliant new idea.
A: We all throw around buzzwords sometimes, but that was just too much.
B: You couldn’t hold your laughter back when she said that.
A: カレンが「じゃあシナジーに切り替えましょう」って真顔で言ったの、マジで信じられない。
B: わかる!しかもあたかも自分がすごい発明したかのような顔してたし。
A: バズワードを使うのは誰でもあるけど、さすがにあれはやりすぎ。
B: あの時、君完全に笑いこらえられてなかったよ。
- still can’t believe: いまだに信じられない(感情・驚きの継続を表す定番フレーズ。“still”と“can’t believe”の組み合わせは「今でも信じがたい」という感情の強調になる)
- with a totally serious face: 完全に真顔で(“with + 表情”はよくある表現。特に“serious face”は「真面目な表情」で、“totally”を加えることで強調している)
- I know!: ほんとそれ!(相手の発言に強く同意する口語的リアクション。“Yeah”よりも共感度が高く、「共感+呆れ」などにも使える万能フレーズ)
- looked like she thought 〜: 〜だと自分で思ってるように見えた(“look like S+V”は「〜のように見える」という口語で非常によく使われる構文)
- some brilliant new idea: すごい新しいアイデア(“brilliant”は「優れた・ひらめいた」の意味で、ビジネス・学習の場面で頻出。“some”が皮肉っぽい使われ方)
- throw around: (言葉などを)やたら使う(ここでは“buzzwords”などを無自覚・無制限に使う様子を表現。くだけた口語表現)
- buzzwords: バズワード(流行りの言葉、特に内容が曖昧で説得力に欠けるものを皮肉っぽく指す)
- just too much: さすがにやりすぎ(“too much”は「過剰」を意味するが、会話では“感情的に強すぎた/見てられないほどだった”のような意味でよく使われる)
hold|当てはまる
当てはまる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
This principle generally holds true.
この原則は一般に成り立ちます。
Do you think that assumption still holds true for younger generations?
日本語訳: その考えって、今の若い世代にもまだ当てはまると思う?
解説: この文の “hold true” は「今もそのまま当てはまっているかどうか」という意味で使われています。assumption(前提・仮定)が「真実のままであり続ける=今も有効か」というニュアンスになります。“hold” の持つ「保つ」のイメージが抽象的な価値観にも広がっている例です。
A: I noticed the interns are really big on work-life balance. They clock out right on time, no guilt.
B: Do you think that assumption still holds true for younger generations? That staying late shows dedication?
A: Not really. I think they’ve seen too many examples of burnout or people sacrificing their health for work, and they don’t want to repeat that.
B: Yeah, and honestly, maybe they’ve got the healthier mindset.
A: 今年のインターンって本当にワークライフバランス重視してるよね。定時きっかりに上がるし、後ろめたさもなさそう。
B: 「遅くまで残る=熱意がある」っていう考え、今の若い世代にもまだ通じると思う?
A: いや、むしろ彼らは過労で燃え尽きたり、健康を犠牲にしたりした例を見すぎてて、もうそうなりたくないって思ってるんじゃないかな。
B: うん、確かに。それってある意味、健全な考え方かもね。
- be big on ~: ~を重視する(口語的に「~が好き/こだわりがある」「~に熱心」といった意味。ここでは “work-life balance” を重視しているというニュアンス)
- work-life balance: 仕事と私生活のバランス(現代の働き方に関する重要キーワード。日本語でもそのまま使われることが増えている)
- clock out: 退勤する(clock は「時計」を意味し、ここでは「労働時間を記録する」という動詞に派生。工場やオフィスでタイムカードを“時計(clock)”で打刻することが語源。”clock out” は「退勤の時間を記録する」→「仕事を終える」「定時で上がる」という意味で使われる。カジュアルな表現)
- no guilt: 罪悪感なしで(”with no guilt” の省略形で、「ためらいや後ろめたさがない」感情を簡潔に表す口語表現)
- show dedication: 献身ぶりを示す(dedication は「献身」「熱意」、”show” と組み合わせて「頑張ってると示す」意味に)
- burnout: 燃え尽き/燃え尽き症候群(長時間労働やストレスの蓄積で精神的・身体的に消耗しきった状態。名詞で使われる)
- sacrifice (one’s) health: 健康を犠牲にする(”sacrifice” は「〜を犠牲にする」。抽象的な対象(health, time, familyなど)にも使える)
- don’t want to repeat that: それを繰り返したくない(過去の失敗や悪例に学び、「同じ轍を踏みたくない」というニュアンスのカジュアルな言い回し)
- healthier mindset: より健全な考え方(”mindset” は「思考様式・考え方」。“healthier” と組み合わせると、身体的にも精神的にも無理をしない前向きな態度を表す)