ノエリアオリジナルの「Listening Challenge」も掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!
👇こちらはLesson 067のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson067|静的な意味を含む動詞⑥ 一 行為を表すhave
GRAMMAR AND VOCABULARY L067|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L067|静的な意味を含む動詞⑥ 一 行為を表すhave|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L067|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:アメリカでは楽しい時間を過ごしましたが、ライフスタイルの違いに慣れるのが大変でした。ふだんは朝食を軽く済ませるのですが、あちらの朝食は量が多かったんです。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I had a good time in the US, but I had trouble adjusting to the differences in lifestyle. I normally have a light meal in the morning, but breakfast there was massive.
I had such a great time in the US, but I did have some trouble getting used to the way people live there. I usually just have something light in the morning, but their breakfasts were on a whole different level.
日本語訳: アメリカではすごく楽しい時間を過ごしたけど、向こうの暮らし方に慣れるのはちょっと大変だったな。私は普段、朝は軽く何かを食べるくらいなんだけど、あちらの朝食は比べ物にならないほど量が多かったんです。
解説: 模範解答は全体的に落ち着いた印象で、ややフォーマルな表現が使われており、文章として整理された雰囲気があります。旅行記やレポートなどで使いやすいスタイルです。一方ノエリアの解答例は、感情を少し強めに表現していて、話し言葉に近い自然な口調です。友人や同僚とのカジュアルな会話で、自分の実体験を振り返るような場面に向いています。どちらも同じ内容を伝えていますが、場面のトーンや聞き手との距離感によって使い分けることができます。
I had a good time in the US, but I had trouble adjusting to the differences in lifestyle. I normally have a light meal in the morning, but breakfast there was massive.
- had a good time: 楽しい時間を過ごした(”have a good time” は「楽しむ」の定番表現。旅行やパーティーなどに広く使われる)
- had trouble (adjusting to…): ~に慣れるのが大変だった(”have trouble” は「〜に困る/苦労する」の意味で、後ろに動名詞を伴う)
- adjusting to: ~に慣れる(”adjust to” は「〜に適応する」。生活や環境の変化などに使われる)
- differences in lifestyle: ライフスタイルの違い(文化的・習慣的な違いを含む。フォーマルかつ丁寧な表現)
- normally: ふだんは(”usually” と同義で日常的な行動を示す副詞)
- have a light meal: 軽く食事をする(”light meal” は「軽食」「あまり量をとらない食事」の意味)
- massive: ものすごく多い/巨大な(”big” よりも強い語感を持つ形容詞。量的なインパクトを伝える)
I had such a great time in the US, but I did have some trouble getting used to the way people live there. I usually just have something light in the morning, but their breakfasts were on a whole different level.
- had such a great time: とても楽しい時間を過ごした(”such a” によって感情の強調が加わる。口語的な「最高だった」の言い回し)
- did have some trouble: 少し苦労した(”did have” は過去形の強調表現。”some trouble” にすることで深刻すぎず、ほどよい困難を伝える)
- getting used to: ~に慣れる(”adjusting to” よりカジュアルで、会話でよく使われる表現)
- the way people live: 人々の暮らし方(”lifestyle” の言い換えで、より柔らかく、生活全般をイメージさせる言い方)
- just have something light: 軽く何か食べる(”have a light meal” より会話的で自然な言い回し)
- on a whole different level: まったく別次元だった(「桁違い」「比べものにならないほど違った」という意味の口語表現)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
What surprised Sophia near the end?
A. How active people are in the morning.
B. How much she liked her own kitchen.
C. That she started wanting big breakfasts.
Let’s listen.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
アメリカ旅行から戻ったソフィアに、友人のリアムが早速キャッチアップ。現地の朝食文化が特に印象に残ったようです。
Liam: So, how was the trip? You’ve been back a week and we haven’t had a proper catch-up!
Sophia: I know! It was incredible. I saw so much, met tons of people… Honestly, I still haven’t unpacked everything I brought back.
Liam: Sounds like you had a blast.
Sophia: I had such a great time in the US, but I did have some trouble getting used to the way people live there. I usually just have something light in the morning, but their breakfasts were on a whole different level.
Liam: Oh yeah, I remember that! Pancakes, sausages, eggs, and sometimes even dessert—all before 9 a.m.
Sophia: Exactly! I was full for half the day. I couldn’t figure out how people had the energy to move after eating so much.
Liam: Did you end up liking it though?
Sophia: I have to admit… by the end of the trip, I was actually looking forward to those heavy breakfasts.
Liam: That’s how they get you! You come back craving waffles.
Sophia: I know, right? I even have a box of pancake mix in my kitchen now.
リアム: それで、旅行どうだった?帰ってきてもう一週間なのに、ちゃんと話せてなかったよね。
ソフィア: ほんとに!最高だったよ。いろんな場所を見て、たくさんの人に会って… 正直、まだスーツケースの中身全部出してないの。
リアム: すごく楽しんだみたいだね。
ソフィア: アメリカではめちゃくちゃ楽しかったんだけど、向こうの生活スタイルに慣れるのはちょっと大変だったな。私、普段は朝に軽く何か食べるだけなんだけど、あっちの朝ごはんって桁違いなのよ。
リアム: ああ、わかる!パンケーキにソーセージ、卵に時にはデザートまで… 朝9時前にそれ全部だもんね。
ソフィア: そうそう!おかげで半日お腹いっぱいだった。あんなに食べてよく動けるなって思ったよ。
リアム: でも結局、気に入ったんじゃない?
ソフィア: 正直言うと…旅の終わりごろには、あのがっつり朝食が楽しみになってた。
リアム: そうやってハマっていくんだよね!帰ってきてもワッフルが恋しくなるやつ。
ソフィア: ほんとそれ!うちのキッチンに今、パンケーキミックスの箱あるもん(笑)
- have a proper catch-up: ちゃんと近況を話す(”catch-up” は「追いつく」意味から転じて、久々に会ってお互いの近況を話すことを意味するカジュアルな表現。”have a proper catch-up” で「ちゃんとした時間をとって話す」)
- incredible: 素晴らしかった(「信じられない」ほど良かったというポジティブな意味。強い肯定の気持ちを表す)
- tons of (people): たくさんの人(”tons of” は「大量の」という意味の口語的強調表現。people, stuff, ideasなどとよく使われる)
- unpack: 荷物をほどく(旅行後にスーツケースなどから中身を出す動作を表す基本動詞。派生して「整理する」ニュアンスでも使われる)
- Sounds like you had a blast: すごく楽しんだみたいだね(”have a blast” は「大いに楽しむ」というスラング的表現。”blast” の元の意味は「爆発」「突風」などで、そこから「大騒ぎ」「はじけるように楽しい時間」というニュアンスに派生している。”sounds like” は相手の話を受けて推測・共感を示すカジュアルな入り方)
- I remember that: それ覚えてる(会話を続けたり、共感を示したりするときの自然な入り方)
- all before 9 a.m.: 朝9時前に全部(”all” は文脈的に「前に列挙されたものすべて」を受ける。会話でテンポよく情報をまとめる際に使える)
- I was full for half the day: 半日はお腹いっぱいだった(”full” は「満腹」の意味で、”for half the day” は程度や影響の長さを表す)
- figure out how: どうやって〜か理解する/考える(”figure out” は「解決する/理解する」カジュアルな言い回し)
- end up doing: 結局〜することになる(予定とは違うけれど結果的にそうなる、という意味を含んだ重要フレーズ)
- I have to admit: 認めざるを得ない(少し照れや本音をにじませながら言うときに使う、柔らかい導入)
- That’s how they get you: そうやってハマっていくんだよ(”get you” は直訳すると「君をつかまえる/引き込む」で、ここでは「(気づかないうちに)好きにさせられる」ニュアンス。ネイティブらしい口語表現)
- craving (waffles): (ワッフルが)無性に食べたくなる(”crave” は「強く欲する」「切望する」意味で、特に食べ物への欲求によく使われる)
Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What surprised Sophia near the end?
A. How active people are in the morning.
B. How much she liked her own kitchen.
C. That she started wanting big breakfasts.
クリックすると答えが出ます。
C. That she started wanting big breakfasts.
A. How active people are in the morning.(朝の人々の活動的さ)
Sophiaは「how people had the energy to move after eating so much(あんなに食べてよく動けるなと思った)」と言っていますが、これは驚いたというよりも疑問や不思議に感じたというニュアンスで、”surprised” とはズレがあります。また、”active”(活動的)という単語は本文中には登場せず、”energy to move” を意図的に言い換えてひっかけにしています。したがって、この選択肢は不正解です。
B. How much she liked her own kitchen.(自分のキッチンがどれだけ好きか)
会話の最後で Sophia は「I even have a box of pancake mix in my kitchen now」と言っており、キッチンの話題は出ていますが、それは彼女がパンケーキを食べたくなったことの結果としての描写です。キッチンへの愛着を表しているわけではありません。”liked her own kitchen” という表現は本文の意図とは異なります。よって、この選択肢も不正解です。
C. That she started wanting big breakfasts.(ガッツリした朝食が欲しくなるようになっていたこと)
Sophia は「by the end of the trip, I was actually looking forward to those heavy breakfasts」と話しており、これは彼女がアメリカのボリュームある朝食に徐々に慣れ、むしろ楽しみになっていたことを表しています。”wanting big breakfasts” はこの内容の自然な言い換えであり、「自分の変化に驚いた」という文脈からも “surprised” にぴったり一致します。したがって、この選択肢が正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- looking forward to those heavy breakfasts: 「あのがっつり朝食が楽しみになっていた」という決定的なセリフ。文中では過去の変化を自然に語っており、”surprised” の文脈につながる。
- I even have a box of pancake mix in my kitchen: 彼女が帰国後も影響を受けていることを示すが、キッチンそのものへの愛着ではない。
- how people had the energy to move after eating so much: 人々の行動について驚いているように見えるが、実際には「理解できなかった」という意味合いが強く、surpriseとは異なる。
会話のテーマを理解すること
この会話では、Sophiaの旅行体験を通じて、文化的な違いへの戸惑いや新しい好みの発見が語られています。アメリカの朝食文化に最初は驚きつつも、徐々にそのボリュームに慣れ、むしろ楽しみになっていたという流れがポイントです。最終的には、自分の意外な変化(食の好み)が彼女自身にとって驚きだった、というオチになっており、それを正確にとらえることが重要です。