PRACTICAL USAGE L069|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 069のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson069|移動を表す動詞① ー goの「元の場所から出ていく」
GRAMMAR AND VOCABULARY L069|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L069|移動を表す動詞① ー goの「元の場所から出ていく」|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L069|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:アリッサですか?すみません、ちょうど行き違いでした。彼女はちょっと街へ用事を済ませに行っており、いません。帰る前に、お名前を聞いてもいいですか?彼女に、あなたがここに来たことを伝えるので。
Alyssa? Sorry, you just missed her. She’s gone into town to run some errands. Before you go, can I get your name? I’ll tell her you were here.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

Alyssa? Oh, you just missed her. She went into town to take care of a few things. Before you go, could I get your name? I’ll let her know you stopped by.
日本語訳: アリッサですか?ああ、ちょうど出たところなんです。街にちょっと用事で行きました。お帰りになる前に、お名前をうかがってもいいですか?彼女に、立ち寄ってくださったことを伝えておきますね。

解説: 模範解答は「今いない状態」をやや強調しており、相手がアリッサにすぐには会えないことをやんわりと伝えるニュアンスがあります。一方、ノエリア版は「すでに街に行った」という行動そのものを穏やかに伝えており、説明的で落ち着いた印象です。言い方の違いにより、模範解答はややカジュアルで親しみやすく、ノエリア版は少し丁寧で中立的な口調になるため、訪問者との関係性や場の雰囲気に応じて使い分けるのが自然です。

Alyssa? Sorry, you just missed her. She’s gone into town to run some errands. Before you go, can I get your name? I’ll tell her you were here.

  • just missed her: ちょうど行き違いだった(”miss” はここで「間に合わなかった」という意味。タイミングのズレを自然に伝える表現)
  • gone into town: 街に行ってしまって(現在完了形の “have gone” は「すでに出かけて今いない」という状態を表す)
  • run some errands: 用事を済ませる(買い物や支払い、郵便局に行くなどのちょっとした用事に使う定番表現)
  • can I get your name?: お名前を伺っても?(丁寧でカジュアルな言い回し)
  • I’ll tell her you were here: あなたが来たことを彼女に伝えます(”you were here” の過去形が「来ていた」という事実を表して自然)

Alyssa? Oh, you just missed her. She went into town to take care of a few things. Before you go, could I get your name? I’ll let her know you stopped by.

  • went into town: 街に行った(”have gone” よりも動作の事実を淡々と述べるニュアンスで、文脈的に現在の不在は明らかなので自然)
  • take care of a few things: ちょっとした用事を片づける(”run errands” より少し抽象的で丁寧な響きがあるが、口語でもよく使われる。フォーマルというより、やや柔らかい印象を与える言い回し)
  • could I get your name?: お名前を伺っても?(”can I” より丁寧な言い方)
  • let her know you stopped by: あなたが立ち寄ったことを伝える(”stop by” は「立ち寄る」というカジュアルな表現で親しみを感じさせる)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
What does the man react to in the conversation?
A. He’s asked to do something.
B. A phrase sounds a bit strange to him.
C. Alyssa seems to have a new schedule.
Listen carefully.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

印刷店のリアムがアリッサを訪ねますが、彼女はちょうど外出中。代わりに出てきたソフィーとのやり取りでは、「Before you go」という言い回しが思わぬ方向に?言葉の微妙な響きに気づくやりとりです。

Liam: Hey, is Alyssa around by any chance? I brought something she asked for.
Sophie: Alyssa? Oh, you just missed her. She went into town to take care of a few things. Before you go, could I get your name? I’ll let her know you stopped by.
Liam: “Before I go”? That makes it sound like I’m being dismissed or something.
Sophie: Oh no! I didn’t mean it that way. Sorry if it came across wrong.
Liam: Nah, I get it. Just teasing. But it’s funny how one phrase can sound a bit off, depending on how you hear it.
Sophie: Right? I always worry if I’m coming across the wrong way—especially with people I don’t know well.
Liam: Well, you’re fine. I’m Liam, by the way. From the print shop.
Sophie: Got it. I’ll let her know you dropped in. Thanks, Liam!

リアム: ねえ、アリッサいる?頼まれてた物を持ってきたんだけど。
ソフィー: アリッサ?ああ、ちょうど出ちゃったところです。街にちょっと用事で行ってます。お帰りになる前に、お名前うかがってもいいですか?立ち寄ってくださったこと、彼女に伝えておきますね。
リアム: 「お帰りになる前に」って、なんか追い返されてるみたいに聞こえるなあ。
ソフィー: そんなつもりじゃなかったんです、ごめんなさい。そう聞こえちゃったんですね。
リアム: ううん、わかってるよ。からかってるだけさ。でもちょっとした言い回しでも、受け取り方で変わるもんだね。
ソフィー: そうなんですよ。とくに初対面の人には、ちゃんと伝わってるか心配になることあります。
リアム: 君はちゃんとしてるよ。あ、名前はリアムね。印刷屋の。
ソフィー: わかりました。アリッサに伝えておきます。ありがとう、リアムさん!

  • around (be around): いる、来ている(「このあたりにいる」「近くにいる」の意味で、日常会話では「〜さんいる?」と尋ねる時に頻出)
  • by any chance: もしかして(丁寧に可能性を尋ねる時の表現。疑問文で用いられることが多い)
  • dismiss: 追い払う/さっと終わらせる(ここでは “being dismissed” で「邪険に扱われたように感じる」というニュアンス)
  • come across (as 〜): (〜のように)受け取られる(意図しない印象を相手に与えるときに使うフレーズ。「誤解される」に近い)
  • teasing: からかっている、冗談を言っている(軽いトーンで言う時に使われる “just teasing” は「ちょっとからかっただけ」の意味)
  • a bit off: 少し変に聞こえる(”off” は「ずれている」イメージで、音・印象・言い方などが「ちょっと変だな」と感じる時に使う口語)
  • depending on how you hear it: 聞き方次第で(”depending on” は「〜次第で」。ここでは受け取り方によって印象が変わることを表している)
  • come across (the wrong way): 変に受け取られる(”come across” のバリエーション。「意図と違う形で伝わってしまう」というネイティブがよく使う言い方)
  • drop in: 立ち寄る(”stop by” と似ているが、やや突発的・カジュアルな響き)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

What does the man react to in the conversation?
A. He’s asked to do something.
B. A phrase sounds a bit strange to him.
C. Alyssa seems to have a new schedule.

答え
クリックすると答えが出ます。

B. A phrase sounds a bit strange to him.

Point

A. He’s asked to do something.(彼が何か頼まれる)
たしかに名前を尋ねられる場面はありますが、Liamが反応しているのはその行為ではなく、「Before I go?」という言い方そのものです。したがって、この選択肢は不正解です。

B. A phrase sounds a bit strange to him.(ある言い回しがちょっと変に聞こえる)
Liamは、「Before I go? That makes it sound like I’m being dismissed or something.(帰れって言われてるみたいに聞こえるなあ)」と発言しており、「before I go」というphrase(言い回し)に対して引っかかりを感じたことがわかります。ここでの“react to”は「反応する」「応じる」という意味で、会話中の特定の表現に反応したという点が選択肢Bの内容と一致しています。この選択肢が正解です。

C. Alyssa seems to have a new schedule.(アリッサに新しい予定があるようだ)
アリッサが出かけたことには触れられていますが、Liamはその予定自体について何も反応していません。したがって、この選択肢は不正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • Before I go?: Liamがこの表現に反応していることが答えの根拠
  • That makes it sound like I’m being dismissed or something.: 「追い返されてるみたいに聞こえるなあ」という、表現に対する違和感の発露
  • I didn’t mean it that way.: Sophieが言い回しの意図を否定しているところからも、やり取りの焦点が表現そのものにあるとわかる

会話のテーマを理解すること
この会話では、LiamがAlyssaに何かを届けに来たが不在だったため、対応したSophieとのやり取りの中で、ちょっとした言い回しに対するニュアンスのズレが発生します。特定のフレーズにどう聞こえるか、どう受け取られるかといった「表現の受け取り方の違い」が主題となっているため、その視点でのリスニングが重要です。

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