PRACTICAL USAGE L077|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE 2025-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 077のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson077|移動を表す動詞⑦ ー leaveの「立ち去る」
GRAMMAR AND VOCABULARY L077|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L077|移動を表す動詞⑦ ー leaveの「立ち去る」|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L077|NoeLia Original Dialog

PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:君が家を出たがっているのはわかるけど、焦らないで。私が故郷を離れて大都会に出たとき、私は準備ができていなかった。今ならそれがわかる。ちゃんと計画を立てるんだよ。
I know you’re eager to leave home, but don’t rush into it. When I left my hometown to move to the big city, I wasn’t ready. I see that now. Make sure you’ve got a plan.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

I know you’re thinking about leaving home, and that’s totally okay—but don’t rush. When I left my hometown for the city, I thought I was ready, but I wasn’t. Just be sure you’ve thought it all through before you go.
日本語訳: 家を出ることを考えてるんだよね。それ自体は全然いいと思うよ、でもね、焦っちゃダメ。私も地元を離れて都会に出たとき、正直言って準備ができてなかったんだ。だから、ちゃんとよく考えてから動いてね。

解説: 模範解答は、ストレートで整理された忠告の形になっていて、相手がすでに家を出る決心をしているような状況に合います。一方、ノエリアオリジナルは、まだ迷っている相手や、話を聞いてあげたいという気持ちが強く出ていて、より親身な口調です。模範解答は明確なメッセージを伝えるときに、ノエリア版は寄り添いながら穏やかにアドバイスしたいときに向いています。

I know you’re eager to leave home, but don’t rush into it. When I left my hometown to move to the big city, I wasn’t ready. I see that now. Make sure you’ve got a plan.

  • eager to: 〜したくてたまらない(強い意欲や期待を表す形容詞。”eager” はポジティブな感情に使われ、好奇心ややる気が前面に出る語感)
  • leave home: 家を出る(親元を離れる、独立するなどの意味で使われる定番表現。”home” に “the” をつけないのが自然)
  • rush into it: 焦って〜に飛び込む(深く考えずに何かを始めるニュアンスがある。”into it” は行動そのものを指す)
  • leave my hometown: 故郷を離れる(”my hometown” は親しみのある言い方で、育った場所を離れることを表現)
  • to move to the big city: 大都会に引っ越すために(”the big city” は固有名詞ではなく都会の象徴としてよく使われる)
  • I wasn’t ready: 準備ができていなかった(過去の自己評価として、素直な気づきや反省の語調がある)
  • I see that now: 今ならそれがわかる(過去の行動を現在の視点で振り返り、理解したことを表す)
  • Make sure you’ve got a plan: 計画は立てておくこと(”make sure” は「確実に〜しておいて」というアドバイス表現)

I know you’re thinking about leaving home, and that’s totally okay—but don’t rush. When I left my hometown for the city, I thought I was ready, but I wasn’t. Just be sure you’ve thought it all through before you go.

  • thinking about leaving home: 家を出ることを考えている(”eager to leave home” に比べて柔らかく、まだ決断には至っていない段階を自然に表す。相手の気持ちを尊重しつつ話しかけるニュアンス)
  • that’s totally okay: それは全然かまわないことだよ(相手の気持ちをまず受け止めて肯定する口語的な言い回し。”eager” のように前のめりな感情ではなく、「それもひとつの選択肢」として受け入れている)
  • don’t rush: 焦らないで(模範の “don’t rush into it” よりも一般的で会話的なトーン。状況を限定せず、「決断や行動全体を急がないで」という穏やかなアドバイス)
  • left my hometown for the city: 故郷を離れて都会に出た(模範の “to move to the big city” よりもすっきりした表現。”for the city” の形にすることで、「目的地」としての都会を自然に表現)
  • thought I was ready, but I wasn’t: 準備できてると思ってたけど、実際はできてなかった(模範の “I wasn’t ready” に比べ、自分の誤認を含んでいて、気づきと反省が一層強く伝わる。リアリティのある語り口)
  • be sure you’ve thought it all through: ちゃんと考え抜いておいて(”Make sure you’ve got a plan” よりも抽象的だが、視野広く全体を見通すことを促している。”plan” が「行動の準備」に近いのに対し、”think it all through” は「頭で状況を整理する」ことに重きがある)
  • before you go: 出発する前に(”leave” をあえて避け、”go” を使うことで会話のトーンを自然に、柔らかくしている)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Which of the following is true?
A. Liam moved to a new home recently.
B. Emma said she had nowhere to go.
C. Liam related to how Emma was feeling.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

エマが大学の先輩リアムに進路相談をしています。リアムもかつて似たような経験をしたようです。

Emma: Liam, can I ask you something kind of serious?
Liam: Of course. What’s up?
Emma: I’ve been thinking about moving out. Like… leaving home completely.
Liam: Whoa. That’s a big step. Did something happen?
Emma: Not really. It’s just… lately I feel stuck. Like I’m not going anywhere staying here.
Liam: I get that. I felt the same before I left my hometown too.
Emma: You did?
Liam: Yeah. And I know you’re thinking about leaving home, and that’s totally okay—but don’t rush. When I left my hometown for the city, I thought I was ready, but I wasn’t. Just be sure you’ve thought it all through before you go.
Emma: That actually means a lot, Liam. Thanks. I wasn’t expecting you to be so real about it.
Liam: Well, it’s a real decision. And you’re smart—you’ll make it when the time’s right.

エマ: リアム、ちょっと真面目な相談してもいい?
リアム: もちろん。どうしたの?
エマ: 最近、引っ越そうかなって考えてるの。もう完全に家を出ちゃおうかなって。
リアム: えっ、それって結構大きな決断だね。何かあったの?
エマ: 特に何かあったわけじゃないんだけど…最近ここにいると停滞してる感じがしてさ。
リアム: それ、わかるな。僕も地元を離れる前、まさにそんな気持ちだったよ。
エマ: ほんとに?
リアム: うん。家を出たいって考えてるんだよね、全然悪いことじゃないよ。でも、焦らないで。僕が地元を出て都会に行ったとき、準備はできてるって思ってたけど、実際は違ったんだ。だから、行く前に全部しっかり考え抜いた方がいいよ。
エマ: そんなふうに言ってくれるなんて、なんかうれしい。ありがとう。もっと軽く返されると思ってたから。
リアム: だって、それだけ大事なことだもん。君はちゃんとしてるから、タイミングが来たらきっと自分でわかるよ。

  • a big step: 大きな決断(”step” は比喩的に「行動・進展」を意味し、”a big step” は「人生の節目」といったニュアンス)
  • Did something happen?: 何かあったの?(非常に自然な質問で、”Did” から始めることで過去の出来事をやんわり確認する表現)
  • feel stuck: 行き詰まったように感じる(”stuck” は「詰まった/動けない」状態。精神的な停滞にも使える)
  • not going anywhere: 進展がない(直訳は「どこにも行っていない」だが、比喩的に「何も進んでいない/何も変わらない」の意味)
  • I get that.: それわかるよ(”get” は「理解する」という意味のカジュアルな用法)
  • You did?: ほんとに?(”You did?” は相手の体験や発言に対する驚き・確認の短い返し)
  • That actually means a lot: 本当にうれしいよ(”mean a lot” は「すごく意味がある」「心に響いた」といったニュアンス)
  • so real: 本音で/真剣に(”real” は「本物の/正直な」意味。人の態度や言葉に対して「うわべじゃない」誠実さを表す)
  • a real decision: 本当に大事な決断(”real” が加わることで「現実として重みのある」という含みが加わる)
  • when the time’s right: タイミングが来たら(”right” は「正しい」ではなく「ちょうどいい」意味で使われている)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Which of the following is true?
A. Liam moved to a new home recently.
B. Emma said she had nowhere to go.
C. Liam related to how Emma was feeling.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. Liam related to how Emma was feeling.

Point

A. Liam moved to a new home recently.(リアムは最近新しい家に引っ越した)
Liamは「I left my hometown for the city(地元を離れて都会に出た)」と話していますが、これは過去の出来事であり、最近の引っ越しではありません。recently(最近)という語が示す直近の移動を表す描写は一切出てきません。したがって、この選択肢は不正解です。

B. Emma said she had nowhere to go.(エマは行くあてがないと言った)
Emmaは「lately I feel stuck. Like I’m not going anywhere staying here.(最近ここにいると何も進んでない気がする)」と述べていますが、これは“行くあてがない”の意味ではなく、“前に進めていない”という比喩的な表現です。go は文字通りの「行く」ではなく、「進展する」「変化する」といった意味で使われています。したがって、この選択肢も不正解です。

C. Liam related to how Emma was feeling.(リアムはエマの気持ちに共感した)
Liamは「I get that. I felt the same before I left my hometown too(わかるよ。僕も地元を出る前、同じ気持ちだった)」と言っています。relate to は「〜に共感する、感情を理解する」の意味で、この発言はEmmaの気持ちを自分の体験と重ねて理解していることを示しています。したがって、この選択肢が正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • I get that:LiamがEmmaの気持ちを理解していることを示す表現
  • I felt the same:Liam自身もかつて同じように感じていたと明かしており、共感を裏づける発言
  • I’m not going anywhere staying here:Emmaが「停滞感」を表現している発言だが、「行くあてがない」わけではない
  • left my hometown:Liamの過去の行動であり、「recently」とは一致しないタイムフレーム

会話のテーマを理解すること
この会話では、Emmaが「家を出ようか」と真剣に考え始めたことをLiamに相談しています。Liamは、彼自身も同じような経験をしたことがあると語り、Emmaの気持ちを汲んだうえで焦らず決断するよう助言します。会話の核は「共感」や「過去の経験の共有」にあり、Emmaの悩みにLiamが寄り添っている姿勢がカギとなっています。

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