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ラジオ英会話 Lesson078|移動を表す動詞⑧ ー leave の「残す」
GRAMMAR AND VOCABULARY L078|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L078|移動を表す動詞⑧ ー leave の「残す」|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L078|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
leave|残す
Key Sentence残す
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Leave it to me.
私にそれを任せてください。
You don’t have to do everything yourself—just leave some of it to your coworkers.
日本語訳: 何でも一人でやろうとしなくていいよ。少しは同僚に任せなよ。
解説: 「任せる」は英語で leave A to B。ここでは some of it(一部)を your coworkers(同僚)に任せています。do everything yourself は「全部自分でやる」という言い方で、日常会話でよく使われます。人に頼ることをすすめるやさしいアドバイスです。
A: I just pulled another all-nighter finishing the presentation slides.
B: Whoa, seriously? That’s a lot. You don’t have to do everything yourself—just leave some of it to your coworkers.
A: I know, I know… I just feel weird delegating when I’m still so new in the role.
B: Yeah, I get that. But trust me—it’s not a weakness. It actually shows leadership.
A: また徹夜でプレゼン資料仕上げちゃったよ…。
B: え、マジで?そりゃ大変だったね。何でも一人でやろうとしなくていいよ。少しは同僚に任せな。
A: わかってるんだけど…新しくリーダーになったばかりで、人に振るのがまだ気まずくて。
B: うん、わかるよ。でもね、任せることは弱さじゃなくて、むしろリーダーとしての資質だよ。
- pull an all-nighter: 徹夜する(”pull” は「やりきる」の意味で使われ、”all-nighter” は「徹夜作業」。学生やビジネスパーソンの会話で頻出)
- that’s a lot: それは大変だ(”a lot” は「量が多い」という意味だが、感情的な強調で「大変さ・重さ」にも使われる)
- I know, I know…: わかってる、わかってるって(共感や理解を示すと同時に、自分の複雑な気持ちもにじませるカジュアルな返し)
- feel weird delegating: 任せるのに気まずさを感じる(”delegate” は「権限や責任を正式に他人にゆだねる」という意味。コアのイメージは「自分の持っている役割や判断を他の人に“引き渡す”」。ビジネスや職場の文脈で頻出だが、学習者が軽視しがちな重要動詞)
- still so new in the role: まだ役割に慣れていない(”new in the role” で「配属されたて・役職についたばかり」というニュアンス)
- Yeah, I get that.: うん、それわかるよ(”get” を「理解する」という意味で使う非常に口語的な表現。共感のトーンを作る)
- it’s not a weakness: 弱さなんかじゃない(”weakness” は「欠点」として使われるが、ここでは自己犠牲に偏る姿勢に対する励まし)
- it actually shows leadership: それって実はリーダーシップなんだよ(”show” を「見せる」「示す」という意味で使った表現。leadershipは抽象名詞だが、現場での具体的行動に結びつけている点が重要)
leave|残す2
残す
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
May I leave (her) a message?
(彼女に)伝言を残してもいいでしょうか?
I thought there’d be some left, but it’s all gone.
日本語訳: ちょっとは残ってると思ったんだけど、全部なくなってたよ。
解説: “There’d be” は “there would be” の省略で、「〜があると思ってたのに」という軽い落胆を表す口語表現。“be left” は「残っている」の意味で、主語(some)があとに来る形式主語構文になっています。食べ物の話ではよく使われる自然な言い方です。
A: Wait… is that the last slice?
B: Oh—yeah, I thought there’d be some left, but it’s all gone. I was surprised too.
A: Seriously? I was saving some for after my meeting.
B: Oh no—my bad… do you want this? It’s half-eaten though.
A: えっ、それ最後の一切れ?
B: あー…うん、残ってると思ってたんだけど、全部なくなってた。私もびっくりしたよ。
A: マジで?ミーティング終わったら食べようと思ってたのに。
B: わ、ごめん…これ食べる?ちょっと食べかけだけど…。
- slice: 一切れ(ピザやケーキなどの「切り分けた一枚」を指すカジュアルな表現。a slice of pizza = ピザ一切れ)
- save some (for…): (〜のために)取っておく(”save” を「節約」ではなく「キープする」の意味で使っている。食べ物の話では頻出)
- my bad: ごめん(”I’m sorry” より軽くてカジュアルな謝り方。フレンドリーな間柄で多用されるネイティブらしい表現)
- do you want this?: これ食べる?(申し出や提案を丁寧にもカジュアルにもできる万能表現。イントネーション次第で印象が変わる)
- half-eaten: 食べかけの(”half”=半分+”eaten”=食べられた、の組み合わせ。日常会話でよく使われる形容詞)
leave|忘れる
忘れる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I left my wallet in the car.
私は財布を車に忘れました。
Don’t tell me you left your phone at home.
日本語訳: まさかスマホ、家に忘れてきたとか言わないよね?
解説: **「leave」は「置いてきてしまう」=「忘れる」感覚でよく使われます。**ここでは “leave your phone at home” が「家に置いたまま来ちゃった」=「忘れた」という意味に。forget だと少しかしこまった印象になる場面でも、leave の方が日常会話らしく響きます。”Don’t tell me…” は驚きやあきれを含んだ「まさか〜じゃないよね?」という定番の口語表現。
A: Wait… wait… I swear I put it in my bag before we left… Where did it go?
B: What? What now? Did you lose something again?
A: No, seriously—it has to be here. Just give me a second. I can’t get into the venue without it…
B: What?! Don’t tell me you left your phone at home. We need the QR code to get in!
A: あれ…あれ…出る時カバンにしまったんだけどな…どこ行った…?
B: は?今度は何?また何か無くしたの?
A: いや本当に、あるはずなんだって。ちょっとだけ待って。あれないと会場に入れないの…
B: は!? まさかスマホ、家に忘れてきたとか言わないよな?QRコードないと入れないんだけど!
- swear: 誓う(ここでは「マジで〜だったんだって!」という強調の口語表現として使用)
- put (something) in (one’s) bag: ~をカバンに入れる(”put” は基本動詞だが、「しまう」「片付ける」など文脈で広く使える)
- Where did it go?: どこ行ったの?(”go” を「移動する」ではなく、「見当たらなくなる」という意味で使うネイティブらしい表現)
- What? What now?: は?今度は何?(”what” の繰り返しで呆れ・驚き・焦りを表現。短く強い反応として覚えたい)
- Did you lose something again?: また何かなくしたの?(”lose” の「失う」ではなく「物をなくす」という意味での基本かつ重要な動詞)
- It has to be here: 絶対ここにあるはず(”have to” を推量的に使うことで、「〜に違いない」という強い確信を表す)
- get into the venue: 会場に入る(”get into” は “enter” より口語的でよく使われる。「中に入る」動作のイメージ)
- QR code: QRコード(英語でもそのまま。日常的なデジタル用語として必須)
- to get in: 入るために(”get in” は “go in” や “enter” よりもカジュアルで、特に口語で多用される。「入れる/入れない」といった可否や状態を表すのに適しており、”get into” よりもその場での結果や状況にフォーカスした使い方が多い。*動作だけでなく「中にいる状態になっていること」も含むため、「チームに入る」「学校に合格する」などでも使われる)
leave|手をつけない・やらずに放っておく
手をつけない・やらずに放っておく
引用:「NHKラジオ英会話 2025年7月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Leave the dishes. I’ll sort them out later.
皿はそのままにしておいて。あとで私が片づけるから。
Let’s just leave that conversation for now—it’s not the right time.
日本語訳: その話は今はやめとこう。タイミングじゃないから。
解説: 「leave A for B」の例で、leave that conversation for now は「その話題を今は置いておく」という意味。for now(今のところ)**がポイントで、一時中断の丁寧な表現です。**conversation(会話)は話題や議論のこと。
A: So, about what your mom said at lunch—don’t you think that was out of line?
B: Let’s just leave that conversation for now—it’s not the right time.
A: Huh. Okay… just thought we should talk about it before it festers.
B: And we will. Just… not at the grocery store.
A: さっきのランチのときの君のお母さんの発言さ、ちょっとひどくなかった?
B: その話は今はやめとこう。タイミングじゃないから。
A: そっか…でも、あとでくすぶらないように、ちゃんと話しておいたほうがいいと思ってさ。
B: うん、話すよ。ただ…スーパーの中じゃないよね。
- what your mom said: 君のお母さんの発言(”what + 主語 + 動詞” で「〜したこと」という名詞節を作る。日常会話でよく使われる構文)
- out of line: 言い過ぎ/非常識な(直訳は「列からはみ出る」。比喩的に「行きすぎた言動」「失礼な行動」を表す口語表現)
- before it festers: くすぶる前に/こじれる前に(“fester” は本来「膿む・化膿する」という意味だが、ここでは感情や問題が内側でくすぶって悪化していく様子を比喩的に表している。英語では、言えずに残った不満・わだかまり・怒りなどが静かに悪化するニュアンスで使われる。)
- we will: 話すよ/やるつもりだよ(”will” は意思・確信を表す助動詞。シンプルながら会話における約束や誠意を示す)
- Just… not at the grocery store: ただ…スーパーの中じゃないでしょ(”Just” を文頭に置くことで、やんわりとした訂正や制限を示す。カジュアルなトーンを作る)