【週末/再放送週限定 復習企画】今年度のラジオ英会話を最初からやり直そう!
第39回はレッスン83のテーマ「bring」。「GRASP THE CONCEPT」で学んだ例文をもとに、同じテーマで新たに5つずつ例文を作りました。復習週や通常レッスンがお休みの日にあわせて公開しています。

「2025年度ラジオ英会話」の全レッスンをテーマ別に振り返り!週末や再放送週に合わせて学び直せる復習用まとめページです。
L083 移動を表す動詞⑫ ー bring
「bring」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇
bring|何かを伴ってある場所に近づく動き
Key Sentence何かを伴ってある場所に近づく動き
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I brought you a fruit basket.
私はあなたにフルーツバスケットを持ってきました。
Can you bring me a glass of water while you’re up?
日本語訳: ついでに水持ってきてくれる?
解説: 「bring」は何かを“伴って”こちらに来てもらう動き。この文では、「立ってるついでに」という意味の while you’re up を使って、相手がすでに動いているときに自然にお願いしています。頼みごととしての Can you bring me ~? も口語でよく使われる形です。
I’ll bring dessert if you’re handling the drinks.
日本語訳: 飲み物そっちが用意するなら、デザート持ってくよ。
解説: I’ll bring は「これから持ってくるつもり」の意志を表す未来形。if you’re handling the drinks(飲み物担当するなら)という条件付きで、自分はデザートを持っていくという会話のキャッチボールになっています。handle は「担当する」という意味で、会話でもよく登場します。
I brought you this blanket in case it gets chilly.
日本語訳: 寒くなったとき用にブランケット持ってきたよ。
解説: 「bring」はここでも、相手に何かを“持ってくる”動作。in case it gets chilly は「寒くなるかもしれないから」という予防・気配りの気持ちが込められています。こういう気の利いた場面での bring は、優しさが伝わる使い方です。
Did you bring the charger I asked for?
日本語訳: 頼んでた充電器、持ってきてくれた?
解説: bring the charger は具体的な物を「持ってきた」動作を表しています。さらに I asked for(頼んでた)は、過去にリクエストしたことを思い出させる自然な言い方。口語ではこういう“思い出し確認”の言い回しがとてもよく使われます。
Hey, I brought chips. Hope that counts as dinner.
日本語訳: はい、ポテチ持ってきたよ。夕飯ってことにしていい?
解説: brought chips は軽い持参の動作を表し、Hope that counts as ~(〜ってことで通じる?)は、ちょっとおどけたような冗談交じりの言い方です。こういった軽妙なやりとりでも、bring の「何かを伴って近づく」イメージは生きています。
bring|他動型
他動型
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Did you remember to bring wine?
あなたはワインを持ってくるのを覚えていましたか?
You weren’t supposed to bring anyone else. This was just between us.
日本語訳: 他の人を連れてくるなんて聞いてなかったよ。これは二人だけの話だったのに。
解説: 「bring anyone else」は「誰か他の人を連れてくる」の意味で、他動型の基本パターンです。「be supposed to」は「〜することになっていた」=「暗黙のルールに反している」ことを表し、残念や不満のニュアンスを含みます。
Just bring your appetite. We’ve got way too much food.
日本語訳: お腹だけ空かせて来てね。食べ物はありすぎるほどあるから。
解説: 「bring your appetite」は「食欲=お腹をすかせてくる」の意味で、何も持たずに来ていいというカジュアルな誘い方です。「Just」には「それだけでいいよ」のニュアンスがあります。日常会話でよく使われる軽い表現です。
I told Sarah she could just bring herself—no need for gifts or food.
日本語訳: サラには「手ぶらで来ていいよ」って言っておいたよ。プレゼントも食べ物もいらないって。
解説: 「bring herself」は「彼女自身を連れてくる」=「それだけでいいよ」という優しい言い回しです。「just bring yourself」は定番のフレーズ。「no need for ~」は「〜はいらないよ」というネイティブがよく添える一言です。
If I had known you were coming, I would’ve brought that book you wanted.
日本語訳: 君が来るって知ってたら、あの欲しがってた本持ってきたのに。
解説: 「bring + that book」で「その本を持ってくる」という他動型の基本構造。「you wanted」が目的語を詳しく説明していて、「どの本か」を特定しています。この文全体は仮定法過去完了で、過去の事実とは違う「〜だったのに」という意味を表す丁寧な言い回し。「would’ve brought」は「持ってきただろうに」という口語的な形です。
Who brought the cupcakes? They’re amazing.
日本語訳: このカップケーキ、誰が持ってきたの?めちゃくちゃ美味しいんだけど。
解説: 「Who brought ~?」は典型的な疑問文の他動型で、持ってきた人や提供者を聞くときに使います。後ろの「They’re amazing.」のような感想が加わることで、会話がより自然になります。「the cupcakes」は目の前にある具体的なモノを指しています。
bring|抽象的な事物
抽象的な事物
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Her smile always brings me joy.
彼女のほほ笑みで私はいつも幸せになります。
I think this new job could bring us more stability.
日本語訳: この新しい仕事、もっと安定をもたらしてくれると思うよ。
解説: 「bring + 抽象名詞(stability)」で、目に見えない状態の変化を表します。ここでは“安定”という抽象的な価値が、仕事を通して自分たちのもとへやってくるイメージ。”could”は可能性をやわらかく示す助動詞で、”more”が比較のニュアンスを加えています。
No matter how hard I try, I can’t seem to bring myself to forgive him.
日本語訳: どんなに努力しても、彼を許す気になれないんだ。
解説: 「bring myself to 〜」は、抽象的な感情や意志の働きを“自分の中”に生じさせようとする表現です。この文では、”forgive”(許す)という行動をするための内面的な動きを「どうしても起こせない」状態。”No matter how…” で努力の強調も加わり、もどかしさを伴う口語らしい表現です。
The smell of fresh coffee always brings me comfort.
日本語訳: 挽きたてのコーヒーの香りって、いつもホッとするんだよね。
解説: 「bring + comfort」で、五感(香り)によって生じる気持ちの変化を自然に表現しています。comfort は「安心感」「落ち着き」といった抽象的な感情語。”always” が加わることで、その作用が習慣的・恒常的であることも伝わります。
His apology didn’t bring me any closure.
日本語訳: 彼の謝罪じゃ、全然気持ちの整理がつかなかったよ。
解説: 「bring + closure」で、「心の区切り・気持ちの整理をもたらす」という意味になります。ここでは”didn’t” によってその期待が裏切られたことが強調されており、感情の決着がつかなかったことを自然に伝える言い回しです。closure は心理的な「終わりにできる感覚」を意味する抽象語です。
Good music can bring back memories you forgot you had.
日本語訳: いい音楽って、すっかり忘れてた記憶をふいに呼び戻してくれるよね。
解説: 「bring back + memories」で「記憶を呼び起こす」。”back” が加わることで「記憶の奥から手繰り寄せて戻す」ニュアンスが加わります。関係詞節 “you forgot you had” がつくことで、より深層の、意識していなかった記憶への驚きや感情の動きが込められています。
bring|フレーズ1
フレーズ1
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
What brings you here?
どうしてあなたはここにいらっしゃったのですか?
Hey, what brings you out this late?
日本語訳: ねえ、こんな遅くにどうしたの?
解説: 「What brings you out?(なんで出てきたの?)」は、外出の理由を尋ねるカジュアルな表現で、this late が「こんな夜遅くに」という時間帯への驚きを表します。Hey を冒頭につけることでフレンドリーで軽めの会話トーンになります。
I’ve always wondered what brought them together in the first place.
日本語訳: そもそも、あの二人をくっつけたきっかけってなんだったんだろうね。
解説: 「What brought them together?(何が二人を結びつけたのか)」は、来訪ではなく「関係の始まりの理由」を問う形で、テーマと同じ構文を比喩的に使っています。in the first place は「そもそも」の意味で、背景にある長年の疑問や根本的な問いかけを表すときによく使われます。
Do you mind if I ask what brings you to our office today?
日本語訳: 今日どうして弊社にお越しになったのか、伺ってもよろしいでしょうか?
解説: 「What brings you to our office?」は、来訪の理由を尋ねる典型表現です。Do you mind if I ask…? で質問の丁寧さがぐっと上がり、today を加えることで「本日の訪問理由」に限定されています。受付やビジネスの現場でも非常に自然な聞き方です。
She didn’t say what brought her back to town.
日本語訳: 彼女がなんでまた街に戻ってきたのかは言ってなかったよ。
解説: 「What brought her back?(なぜ戻ってきたのか)」は、過去の帰還理由を尋ねる構文で、テーマの発展形。ここでは間接話法(didn’t say ~)になっており、「相手が理由を明かさなかった」という状況を自然に伝えています。back to town は「久しぶりの帰省・帰郷」によく使われます。
What on earth brings you here at 7 a.m. on a Sunday?
日本語訳: なんで日曜の朝7時にここにいるのよ!?
解説: 「What brings you here?(なぜここに?)」に、驚きや困惑を強める「on earth(いったい全体)」を加えた表現です。at 7 a.m. on a Sunday という非常識な時間指定が、意外性やツッコミのニュアンスを強調しています。口語的で感情のこもった聞き方にぴったりです。
bring|フレーズ2
フレーズ 2
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The computer has brought about many changes in our lives.
コンピューターは、私たちの生活に多くの変化をもたらしました。
Don’t bring that up again—it’s water under the bridge.
日本語訳: その話はもう蒸し返さないでよ、もう過ぎたことなんだから。
解説: 「bring up」は「話題に出す・持ち出す」という定番の句動詞。ここでは “again” と組み合わせて、「もうその話はしないで」という少し感情を含んだ言い回しになります。“water under the bridge” は「すでに済んだこと」というイディオムで、口論や謝罪のあとによく使われます。
That smell always brings on my allergies.
日本語訳: あの匂い、いつもアレルギーが出ちゃうんだよね。
解説: 「bring on」は「症状や悪い結果を引き起こす」という意味の句動詞。ここでは「allergies(アレルギー)」との組み合わせで、花粉症や香水などのトリガーに対して自然な日常表現になっています。“always” を使うことで「毎回そうなる」ことを強調しています。
Her idea brought about a whole new approach.
日本語訳: 彼女のアイデアで、まったく新しいやり方が生まれたよ。
解説: 「bring about」は「変化や結果をもたらす」という意味の句動詞。ここでは抽象名詞 “a whole new approach(全く新しいやり方)” を受けており、職場やプロジェクトの話題にぴったりな構文です。内容は少し抽象的でも、自然な語順と語彙で日常会話にも溶け込みます。
One more drink might bring him around.
日本語訳: もう一杯飲ませたら、乗り気になるかもよ。
解説: 「bring around」は「気を変えさせる・納得させる」という句動詞。ここでは “him” を主語にして、「その気にさせる」という軽いノリで使われています。交渉や飲み会などで、軽くジョーク交じりに言えるセリフとしてリアルです。
I didn’t mean to bring it up at dinner, but it just slipped out.
日本語訳: 夕食の時にその話を出すつもりじゃなかったんだけど、つい口にしちゃったんだよね。
解説: 再び「bring up」の句動詞で、「(話題を)出す」の意味。“didn’t mean to ~” で「〜するつもりじゃなかった」、”slipped out” は「つい口から出てしまった」という自然な口語表現です。うっかり失言してしまう場面でよく使われます。
 
  
  
  
  
