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ラジオ英会話 Lesson081|移動を表す動詞⑩ ー drive
GRAMMAR AND VOCABULARY L081|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L081|移動を表す動詞⑩ ー drive|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L081|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
drive|力を加えて動かす
Key Sentence力を加えて動かす
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
These bad sidewalks drive me crazy!
これらの悪い歩道は、私をイライラさせます!
You’re driving yourself too hard—you need a break.
日本語訳: 自分を追い込みすぎだよ。ちょっと休んだ方がいい。
解説: 「drive」は「力を加えて動かす」という意味を持っています。この文では「自分に強くプレッシャーをかけている」イメージです。”drive yourself too hard” は、「働きすぎる」「無理をしすぎる」という意味で、日常の忠告表現としてとてもよく使われます。副詞 “too hard” は「つらくなるほど一生懸命に」というニュアンスです。
A: You haven’t moved from that spot in three hours. Did you even eat lunch?
B: No, I was gonna grab something after this chapter.
A: You’re driving yourself too hard—you need a break. Seriously, one missed meal won’t get you into med school faster.
B: Yeah, okay. You win. Let’s go get some ramen.
A: もう3時間もそこから動いてないけど?お昼ちゃんと食べた?
B: いや、この章終わったら何か食べようと思ってた。
A: そんなに自分を追い込まないで。ちょっと休憩した方がいいって。ご飯抜いたって医学部に早く受かるわけじゃないよ?
B: うん、わかった。君の言う通りだよ。ラーメンでも行こっか。
- move from that spot: その場所から動く(”move” は「動く」、”spot” は「場所」。ここでは「長時間同じ場所にいる」という状況をやわらかく指摘している)
- Did you even〜?: 本当に〜したの?(”even” を入れることで「まさか〜もしてないの?」という驚きやあきれた気持ちを込めた質問になる)
- grab something (to eat): 何かをパッと食べる(”grab” は「つかむ」だが、カジュアルな会話では「軽く食べる」「サクッと食事をとる」という意味で非常によく使われる)
- after this chapter: この章を読み終わったら(”chapter” は本の「章」。学生・読書関連の会話で基本)
- one missed meal: 食事を一回抜くこと(”missed meal” は「食べ損ねたご飯」の意味で、健康や生活習慣の話題でよく登場)
- get you into (med school): (医学部)に入れる/合格させる(”get someone into 〜” は「〜に入れるように導く・達成する」という口語的表現。進学や成功の話で使われる)
- You win: あんたの勝ち(直訳は「君の勝ち」だが、ここではスポーツやゲームの勝敗ではなく、議論や説得で相手に納得させられたり折れたりするときの、カジュアルで少しユーモラスな「負け認めます」的な表現。英語圏ではこうした“勝ち負け”の言い方を軽く使って、相手に「わかった、もういいよ」と伝えることが多く、感謝や降参のニュアンスも含まれる。必ずしも攻撃的な意味はない)
- Let’s go get〜: 〜を食べに(取りに)行こう(”go get” はアメリカ英語でよく使われる口語表現。「〜を手に入れに行こう」という意味)
drive|追いやる
追いやる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
The loud music drove me out of my mind.
その騒がしい音楽のせいで、私は頭がおかしくなりました。
Nothing’s ever driven me out of my mind like that customer yesterday.
日本語訳: 昨日のあのお客さんほどイライラさせられたこと、今までにないわ。
解説: この文では “drive me out of my mind”(正気を失わせるほど怒らせる)という強めの口語表現で、「drive」が人を強い感情状態に“追いやる”様子を表しています。現在完了+ever の強調構文が「かつてないレベルの苛立ちだった」ことを自然に強調。
A: I was this close to losing it when he slammed his receipt on the counter.
B: I know. And he kept saying “unacceptable” like five times.
A: It’s like he thought we owed him a handwritten apology or something.
B: Nothing’s ever driven me out of my mind like that customer yesterday. I swear, if he shows up again today, I’m hiding in the back.
A: レシート叩きつけられたとき、マジでキレる寸前だったからね。
B: わかる。「ありえない」って5回は言ってたし。
A: もうさ、手書きの謝罪文でも期待してんの?って感じだったよ。
B: 昨日のあの客ほどイライラさせられたこと、マジでないわ。今日また来たら、バックルームに逃げるからね。
- this close to ~: もう少しで~するところだった(指を近づけて「こんなに近かった」と強調する言い方。感情的に爆発寸前だったことを示す表現)
- lose it: キレる/取り乱す(“it” は冷静さや理性を指す。「理性を失う」=怒る、泣くなど感情的になること)
- slam (something) on: ~をドンと置く/叩きつける(”slam” は強く乱暴に動かす音や動作を表す動詞。ここではレシートをカウンターに叩きつける行動)
- unacceptable: ありえない/受け入れられない(フォーマルな語彙だが、怒った顧客が好んで使う。皮肉交じりで覚えると使いやすい)
- It’s like ~: ~って感じ/~みたいなもんだよね(会話でよく使われる比喩の導入。くだけた調子で皮肉や揶揄によく使う)
- owe (someone) an apology: ~に謝罪する義務がある(”owe” は借りがあるという意味から転じて、「~すべきだ」の強調にもなる)
- I swear: マジで/本気で言ってる(強調表現。「誓う」というよりは「ほんとに」「ガチで」のような口語的なニュアンス)
- show up: 現れる(カジュアルな「来る/登場する」の言い方。予期せぬ登場や迷惑な来客によく使われる)
- hide in the back: 裏に隠れる(職場のバックヤードなどに避難するイメージ。職場でのあるある的ユーモアを含む)
drive|駆動する・打ち込む
駆動する・打ち込む
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
This conveyor is driven by a belt.
このコンベヤーはベルトで駆動します。
Try not to drive the wedge in too deep, or it’ll split the wood.
日本語訳: くさびをあんまり深く打ち込まないようにしてね、木が割れちゃうから。
解説: 「drive the wedge」は「くさびを打ち込む」という意味で、物理的に力を加えて押し込む動作を表す表現です。”try not to” は「〜しないようにして」とやわらかい依頼表現になります。”split the wood”(木を割る)も直感的に伝わりやすい言い回しで、DIYや作業中の自然なやり取りにぴったりです。
A: Okay, I lined up the wedge right along the crack. Do you think I should hit it harder?
B: Hmm… maybe a bit, but watch out. Try not to drive the wedge in too deep, or it’ll split the wood.
A: Good point. I’d rather not waste another log like last time.
B: Exactly. We’re down to the last few pieces, so better safe than sorry.
A: よし、くさびをちょうどヒビに合わせて置いたけど、もうちょっと強く打った方がいいかな?
B: うーん、ちょっとだけね。でも気をつけて。くさびをあんまり深く打ち込まないようにして、木が割れちゃうから。
A: なるほど。前みたいに丸太ダメにしたくないしね。
B: そうそう。もう残り少ないし、念には念をだよ。
- line up: (位置や向きを)揃える(ここでは「くさびをヒビに沿って合わせる」という意味で使われており、何かを正確に配置する動作を表します。”up” は「上へ」という意味よりも、「まっすぐに」「整った状態に」といった方向性や整列を強調する働きをしており、物や人を一直線に並べる/整えるというニュアンスになります。また、”line up” は他にも「列に並ぶ」「計画を整える」「意見などを一致させる」など複数の意味で使われる多義的表現です)
- wedge: くさび(木を割るときなどに打ち込む、三角形の道具。DIY・工具文脈でよく使われます)
- crack: ヒビ(名詞としての使用。木材や壁などに入る割れ目を表す基本単語)
- hit: 打つ/叩く(非常に基本的な動詞ですが、ここでは力加減に関する話の中で使われるため、日常動作表現として重要)
- maybe a bit: ちょっとだけならね(”maybe” を軽く提案する表現として使い、”a bit” で程度を控えめにしています。会話でよく使われる柔らかい言い回し)
- watch out: 気をつけて(カジュアルで頻出の注意喚起フレーズ。”Be careful” より口語的)
- good point: 確かに/いい指摘だね(相手の意見や注意を肯定する自然な相づち)
- I’d rather not: ~はしたくないかな(”would rather” は控えめな意志表示に便利。ここでは「また丸太をダメにしたくない」という意思)
- waste: 無駄にする(「丸太をダメにする」=「waste a log」の形で、抽象的な意味合いも含む基本単語)
- down to: (残りが)〜しかない(”We’re down to the last few pieces” のように、残数が少なくなったことを示す口語的な表現。”down” は「下へ」「減っていく」方向のイメージを持ち、”to” は「最終的な到達点・限界」を示します。つまり、「上からどんどん減って、最終的に○○まで来た」という動きのあるイメージが背景にあり、在庫・資源・お金・時間などが「残りわずかになった」状況を自然に伝える句動詞です)
- better safe than sorry: 念には念を(直訳は「後悔するより安全を取れ」。リスク回避をすすめる慣用句で、日常でもよく使われる)
drive|運転する
運転する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I’ll drive there.
私がそこまで運転しますよ。
He’s had a few. Make sure he doesn’t drive.
日本語訳: 彼、ちょっと飲んでるからね。絶対運転させないでよ。
解説: ここでの drive は「車を運転する」の意味で、飲酒後の運転を止めるように念を押す自然な表現です。He’s had a few は “a few drinks(=数杯の酒)” を省略したカジュアルな言い回し。Make sure ~ は「必ず~するようにして」「〜しなさいよ」という口語の注意・依頼。会話でとてもよく使われます。
A: I think Josh is trying to head out already.
B: Wait, seriously? He’s had a few. Make sure he doesn’t drive. I don’t think he realizes how buzzed he is.
A: You’re right. I’ll go talk to him and maybe call him a cab.
B: Thanks. Just don’t let him talk his way out of it—he’s stubborn when he drinks.
A: ジョシュ、もう帰ろうとしてるっぽいんだけど。
B: え、マジで?ちょっと飲んでるよね。絶対運転させないでよ。本人あんまり酔ってる自覚ないと思うし。
A: だよね。ちょっと話してくるわ。タクシー呼んだほうがいいかも。
B: ありがと。あの人酔ってると頑固になるから、言いくるめられないように気をつけてね。
- head out: 出かける/帰る(物理的にどこかへ向かう、またはその場を離れるという意味で、日常会話で非常によく使われる口語表現)
- realize: 気づく/認識する(無自覚だったことに後から気づくというニュアンスで使われる定番動詞)
- buzzed: ほろ酔いの(もともと “buzz” は「ブーンという音」「軽く興奮した状態」を表し、そこから「少しアルコールが入って頭がぽわっとしている・気分が高揚している」感覚を指す。完全な酩酊状態(drunk)ではなく、「ちょっと酔っていい気分」くらいの軽さ。口語でよく使われ、酔っていることを柔らかく・気軽に伝える表現)
- talk one’s way out of ~: 口でうまく逃れる(”talk his way out of it” は「言い訳でうまくその場を乗り切る」「丸め込もうとする」ことを意味するイディオム)
- stubborn: 頑固な(人の性格を表す形容詞で、「一度言い出したら聞かない」ニュアンスがある。飲酒時の様子を形容するのに自然)