👇こちらはLesson 082のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson082|移動を表す動詞⑪ ー turn
GRAMMAR AND VOCABULARY L082|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L082|移動を表す動詞⑪ ー turn|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L082|NoeLia Original Dialog
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|itは「受ける」単語
itは「受ける」単語
It should be around here. Oh, this is it coming up.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
この辺りにあるはずです。ああ、いよいよです。
It didn’t go the way I planned, but it’s fine.
日本語訳: 思ったようにはいかなかったけど、まぁ大丈夫。
解説: 最初の “it” は、先に話していた出来事や計画の「結果」を受けています。英語ではこのように漠然とした“結果”や“状況”も it で受けるのが自然です。2つ目の “it” は、そのうまくいかなかった「結果」に対して「それでも構わない」と気持ちを示しており、直前の内容を受けています。日本語ではこうした部分は省略されがちですが、英語では it を明確に置くのが自然です。
A: Thanks for covering for me yesterday. How did the presentation go?
B: It was a bit chaotic, actually. We had tech issues and ran out of time.
A: Oh no… Did you still manage to get the main points across?
B: Well… It didn’t go the way I planned, but it’s fine. I managed to improvise a little, and people seemed to follow along okay.
A: 昨日代わってくれてありがとう。プレゼンどうだった?
B: いやー、正直ちょっとバタバタだったよ。機材トラブルもあったし、時間も足りなくなっちゃって。
A: え〜…でも、要点はちゃんと伝えられた?
B: うーん…思ったようにはいかなかったけど、まぁ大丈夫だったよ。ちょっとアドリブでやったけど、みんなちゃんと聞いてくれてたみたい。
- cover for (someone): (人の代わりをする/穴埋めをする)
(同僚などが休んだ人の代打で対応すること。日常会話で頻出) - How did (it) go?: どうだった?(物事の結果を尋ねる定番表現。go を「進む」の意味で使う)
- chaotic: 混乱した(「無秩序で収拾がつかない」状態。日常のトラブルにも使える)
- actually: 実は/ていうか(話し手が思っていたことと違った内容を伝えるときの導入語)
- tech issues: 技術的な問題(”tech” は “technology” の略。口語で IT 系トラブルを表すときによく使う)
- run out of (time): (時間などが)なくなる/切れる(「時間切れ」「ガス欠」などに使える基本句動詞)
- manage to (do something): なんとか〜する(困難な状況でも「どうにかやりきる」感じ。努力のニュアンスがある)
- get (something) across: (考えなどを)伝える/理解させる(”across” は「向こう側に渡す」感覚で、情報を「通じさせる」イメージ)
- improvise: 即興でやる/アドリブで対応する(準備が足りない場面でも柔軟に乗り切るときに使う)
- follow along: 話についていく/理解する(プレゼンや説明などで「ついてきてくれる」ことを表すカジュアルな動詞句)
So this is it, huh? I thought it’d be bigger.
日本語訳: へえ、これがそうなのか。もっと大きいと思ってたよ。
解説: “this is it” は到着・発見・核心に到達したときに使われる決まり文句。後半の “I thought it’d be bigger” でも、すでに出た「それ」=目的の物・場所などを it で受けている。自然な感嘆+軽い失望の表現。
A: That’s the cake everyone’s raving about?
B: So this is it, huh? I thought it’d be bigger. Kind of underwhelming, to be honest.
A: Yeah, and for 1,200 yen? That’s… ambitious.
B: Well, we’re already here. Let’s try it and see what all the fuss is about.
A: これがみんな絶賛してるケーキ?
B: へえ、これがそうなのか。もっと大きいと思ってたよ。正直ちょっと拍子抜けかも。
A: うん、しかもこれで1,200円?なかなか強気だね。
B: でもせっかくだし、どんだけすごいのか食べてみよ。
- rave about: 絶賛する(”rave” はもともと「熱狂的に話す/叫ぶ」という意味で、”rave about 〜” は「〜について大絶賛する」を表す口語表現。特に食べ物・映画・商品レビューなどのカジュアルな文脈でよく使われる。また、日本でも知られる “rave party(レイヴ・パーティー)” の “rave” はここから来ており、「熱狂・興奮・ハイテンションな状態」を連想させる単語)
- underwhelming: 期待外れ(”overwhelming” の逆で、「思ったよりしょぼい」「期待したほどではなかった」というネガティブな評価に使うカジュアル語。”whelm” はもともと「押し流す」「圧倒する」という意味の動詞で、”overwhelm” は「圧倒する・感情を呑み込む」、対して “underwhelm” は「圧倒するどころか拍子抜けさせる」という逆のニュアンス。期待していたのに感動がなかった、というときに使われる)
- ambitious: 強気な(ここでは「値段設定が高めで挑戦的」というニュアンス。”ambitious” は通常「野心的な」だが、皮肉っぽく価格やサイズに使うと「割高/大胆すぎ」というニュアンスを出せる)
- we’re already here: もうここまで来たんだし(状況を前向きに受け入れて行動を促すときに使う定番表現)
- let’s try it and see: とりあえずやってみよう(”try it and see” は「やってみて様子を見よう」のニュアンスで、柔らかい提案として非常によく使われる)
- what all the fuss is about: なぜそんなに騒がれているのか(”fuss” は「大騒ぎ」や「大げさな反応」。”what all the fuss is about” で「なぜそんなに話題になっているのかを確かめよう」という意味)
NoeLia Extra Examples|it~to..
it~to..
It’s hard to see well in this foggy weather.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
この霧の天候では、よく見るのが難しいです。
It would be amazing to see the Northern Lights someday.
日本語訳: いつかオーロラを見られたら、最高だろうな。
解説: “It would be amazing” は、「きっとすごいだろうな」と想像を受けて it で始まる仮定法的表現。to 以下で「何が amazing なのか」を具体的に説明。“someday” を入れることで夢のような雰囲気に。
A: I was just watching this documentary about the Northern Lights in Finland. It looked unreal.
B: Oh, I think I caught a bit of that too. The sky just lit up like magic.
A: It would be amazing to see the Northern Lights someday. Like, really see them dancing across the sky.
B: Totally. Let’s add it to our bucket list.
A: フィンランドのオーロラのドキュメンタリー見てたんだけどさ、まるで別世界だったよ。
B: あ、それ俺もちょっとだけ見たかも。空が一気に光って、ほんと幻想的だったよな。
A: いつかオーロラを実際に見られたら最高だろうなあ。空で踊ってるのをちゃんとこの目で。
B: ほんとだね。バケットリストに入れとこうよ。
- Northern Lights: オーロラ(”Aurora Borealis” のこと。旅行や夢の話題で頻出)
- looked unreal: 現実とは思えなかった(”unreal” は「非現実的」や「すごすぎて信じられない」という意味で、若者言葉として「やばい」的にも使われる)
- catch a bit of ~: ~を少し見る/聞く(”catch” はこのように「情報・映像・音などを偶然に拾う」意味でよく使う。TV や会話中の「聞いた/見た」のカジュアル表現)
- light up: (空などが)明るく輝く(”light” は名詞で「光」、動詞で「照らす・明るくする」。”light up the sky” で「空が明るく染まる」)
- like magic: 魔法みたいに(”like” を使った比喩表現。英会話でよく出る自然な言い回し)
- see them dancing across the sky: 彼ら(オーロラ)が空を踊るように動くのを見る(”dance” を使った詩的な表現で、「光がゆらゆら動く様子」の比喩。感動的なものを描写するのに効果的)
- Totally: 完全に同意(カジュアルに「ほんとそれ」「まじで」といった強い同意を示す一語返答。日常会話で定番)
- add ~ to our bucket list: ~をバケットリストに加える(”bucket list” は「死ぬまでにやりたいことリスト」の意味で近年よく使われる。ここでは「夢の目標」として使われている)
It feels so good to just sit back and do nothing sometimes.
日本語訳: たまには何もせずにのんびりするの、最高だよね。
解説: “sit back and do nothing” という脱力系の表現を it が受けています。“just” や “sometimes” を入れることで、自然な会話らしさと共感を引き出しています。
A: I sat down to answer emails and ended up watching cat videos for two hours.
B: That actually sounds like a better use of time.
A: It feels so good to just sit back and do nothing sometimes. I don’t even feel guilty.
B: Nor should you. The world will still be here tomorrow.
A: メール返そうと思って座ったのに、気づいたら2時間も猫動画見てた。
B: それってむしろ、有意義な時間の使い方じゃない?
A: たまには何もせずにのんびりするのって、ほんと気持ちいいよね。罪悪感すらないわ。
B: それでいいのよ。世界は明日もちゃんと回ってるからさ。
- sit down to ~: ~しようと座る(目的を持って座ること。例: sit down to study「勉強しようと腰を据える」)
- answer emails: メールに返信する(英語では「答える」という動詞 answer を使い、前置詞は不要)
- end up ~ing: 結局~することになる(意図せずにある結果にたどり着くこと。I ended up sleeping all day. のように使う)
- cat video: 猫動画(英語圏のネット文化で非常にポピュラーなジャンル。リスニングにも頻出)
- That actually sounds like ~: それって実は~に聞こえる(共感や意外性を含めたネイティブらしい返し方)
- a better use of time: より良い時間の使い方(「時間の使い方=use of time」と名詞で表現。日常会話でも非常に重要)
- feel guilty: 罪悪感を感じる(guilty は「悪いことをしたと感じる」感情を指す形容詞)
- Nor should you.: あなたも感じるべきじゃない(倒置による共感・強調表現。「相手も同じであるべきではない」と返す決まり文句)
- The world will still be here tomorrow.: 世界は明日も変わらずあるよ(比喩的な言い回しで、「焦らなくていい」「大したことじゃないよ」と励ます意味)