PRACTICAL USAGE L092|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

ノエリアオリジナルの「Listening Challengeも掲載中!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだListening Challengeのノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

👇こちらはLesson 092のコーナー別リンクです
ラジオ英会話 Lesson092|入手を表す動詞③ ー takeの「受け入れる」
GRAMMAR AND VOCABULARY L092|NoeLia Original Dialog
GRASP THE CONCEPT L092|入手を表す動詞③ ー takeの「受け入れる」|NoeLia Original Dialog
PRACTICAL USAGE L092|NoeLia Original Dialog

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:最近、同僚から建設的な批判を受けたのですが、私はそれをうまく受け止められませんでした。実際には、まったく誤解してしまいました。しかし、私は謝罪し、自分の反応に責任をとりました。
My coworker gave me some constructive criticism recently, but I didn’t take it well. Actually, I took it the complete wrong way. But I apologized and took responsibility for my reaction.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年8月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

I recently got some constructive feedback from a colleague, but I didn’t take it very well. In fact, I completely took it the wrong way. Still, I apologized and took full responsibility for how I reacted.
日本語訳: 最近、同僚から建設的なフィードバックをもらったんだけど、あまりうまく受け止められなかったんだ。実際には、完全に誤解してしまってね。それでも謝罪して、自分の反応に全責任を取ったよ。

解説: 模範は「相手が与えた」という視点で出来事を述べるため、事実関係がフラットに伝わります。ノエリアオリジナルは「自分が受け取った」という視点から語るため、体験談としての臨場感がやや強く出ます。どちらも内容は同じですが、会議の議事録や評価コメントのように客観性を保ちたい場面なら模範のほうが馴染みます。対して、個人の反省や学びを共有する社内チャット、1on1、友人との会話など、主観の温度を出したい時はオリジナルが自然です。

My coworker gave me some constructive criticism recently, but I didn’t take it well. Actually, I took it the complete wrong way. But I apologized and took responsibility for my reaction.

  • coworker: 同僚(同じ職場の人全般。部署や肩書きは特に限定しないカジュアルな語)
  • give ~ criticism: ~に批判を伝える(内容は否定的でも、改善を促す意図を含みうる。目的語に人+内容が自然)
  • constructive criticism: 建設的な批判(改善点を示す前向きな批判。単なる否定とは区別)
  • take ~ well: 〜をうまく受け止める(感情面の反応を述べる定番コロケーション)
  • the complete wrong way: まったくの誤解で(wrong way が「誤った受け取り方」。complete は程度を最大化)
  • apologize: 謝罪する(to 人 / for 行為 とよく組み合わせる動詞)
  • take responsibility: 責任を取る(for を伴って対象を特定。職場の定番表現)
  • reaction: 反応(感情・言動の受け答え全般。ここでは自分の受け止め方を指す)

I recently got some constructive feedback from a colleague, but I didn’t take it very well. In fact, I completely took it the wrong way. Still, I apologized and took full responsibility for how I reacted.

  • get (feedback): 受け取る(模範の give と対照的に、受け手視点を強める。体験談らしい語り口になる)
  • constructive feedback: 建設的なフィードバック(模範の constructive criticism より硬さが薄く、職場の会話やチャットで汎用的)
  • colleague: 同僚(coworker よりやや中立・フォーマル寄り。職場全体の関係者を指しやすい)
  • didn’t take it very well: あまりうまく受け止められなかった(模範の take it well に比べ、very を入れて度合いをやわらげつつ否定の継続性を示す)
  • In fact: 実のところ(模範の actually と機能は近いが、事実性を前面に出して話を一段強める)
  • Still: それでも(模範の But と機能は同じだが、逆風下で行動に移したニュアンスがやや強い)
  • took full responsibility: 全責任を取った(模範の take responsibility より強調度が高い。反省の度合いを明確化)
  • how I reacted: 自分の反応の仕方(模範の my reaction よりプロセスを具体化し、行動の中身に焦点を当てる)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Why is the team tense right now?
A. They already wound down after the holiday.
B. They’re trying to finish up before the break.
C. Naomi put things off till next week.
Let’s listen.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

休暇前のオフィスで、ナオミとリアムが世間話をしています。どうやらナオミは先週、同僚とのやり取りで少し気まずい瞬間があったようです。

Liam: So, how’s the new project going?
Naomi: Busy. We’ve been trying to wrap things up before the holiday, so everyone’s a bit on edge.
Liam: I bet. That kind of crunch can make people pretty snappy.
Naomi: Yeah, and I kind of had a moment last week.
Liam: Oh? What happened?
Naomi: Well, you know how sometimes people mean well but it still catches you off guard? I recently got some constructive feedback from a colleague, but I didn’t take it very well. In fact, I completely took it the wrong way. Still, I apologized and took full responsibility for how I reacted.
Liam: Sounds like you owned it in the end.
Naomi: Yeah, we’re fine now. He even bought me a coffee the next morning.

リアム: で、新しいプロジェクトはどう?
ナオミ: 忙しいよ。休暇前に片付けようとしてるから、みんなちょっとピリピリしてる。
リアム: だろうね。そういう追い込みって人をかなりイラつかせるからね。
ナオミ: うん、それで先週ちょっとやらかしたんだ。
リアム: え?何があったの?
ナオミ: ほら、人って良かれと思って言ってくれたことでも、不意を突かれることってあるじゃん?同僚から建設的なフィードバックをもらったんだけど、全然うまく受け止められなくて。実際は、完全に勘違いして受け取っちゃったんだ。でも、ちゃんと謝って、自分の反応には全責任を取ったよ。
リアム: 最終的にはちゃんと収めたってことだね。
ナオミ: うん、今は全然大丈夫。次の日には彼がコーヒー奢ってくれたし。

  • wrap things up: 仕上げる/終わらせる(口語で「作業や案件をまとめて完了させる」の意味。物理的な片付けにも比喩的な「完結させる」にも使える)
  • be on edge: ピリピリしている/緊張している(「神経が張りつめている」状態を指す。人や状況が不安定で感情的になりやすいニュアンス)
  • I bet: そうだろうね/間違いない(相手の話に強く同意するときの口語表現。「賭けてもいい」という直訳から、確信をもって同意するニュアンス)
  • crunch: 追い込み/切迫した状況(特に期限直前の忙しさを表す。プロジェクトや試験前など、限られた時間で大量の作業をこなす必要がある状況)
  • snappy: 短気な/すぐ怒る(感情的に短く鋭い反応をすること。人の態度や発言の調子を表すカジュアルな形容詞)
  • have a moment: ちょっと感情的になる/やらかす(場面によっては「特別な瞬間」だが、ここでは「感情が爆発した瞬間」「気持ちが高ぶった状態」を意味する。元々は「ある一瞬を持つ」という中立的な意味だが、日常会話では文脈によって「その一瞬で感情が表に出る」ニュアンスに転じることがあり、特に職場や人間関係の話では「思わず感情的になった」ことを婉曲的に表す言い回しとしてよく使われます)
  • Uh-oh: あらら/おっと(何か悪いことや問題が起きたときの軽い驚きや心配を表す口語的な感嘆)
  • catch you off guard: 不意を突く/予想外のことに驚かせる(guard=警戒心がない状態を突くイメージ。油断しているときに起きる予想外の出来事)
  • handle it: 対処する/うまく処理する(問題や状況を適切に解決することを指す口語表現)
  • in the end: 最終的には/結局(結果的にどうなったかを述べるときに使う)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Why is the team tense right now?
A. They already wound down after the holiday.
B. They’re trying to finish up before the break.
C. Naomi put things off till next week.

答え
クリックすると答えが出ます。

B. They’re trying to finish up before the break.

Point

A. They already wound down after the holiday.(もう休暇のあとで気持ちが落ち着いたから。)
会話では「休暇“前に”片付けようとしている」と言っています。wound down は wind down の過去形で「緊張が解けて落ち着く」の意味。時制も状況も合いません。不正解です。

B. They’re trying to finish up before the break.(休暇前に仕上げようとしているから。)
本文の We’ve been trying to wrap things up before the holiday を自然に言い換えています。finish up は「仕上げる」、before the break が緊張の理由を示します。正解です。

C. Naomi put things off till next week.(ナオミが来週まで先延ばしにしたから。)
本文に先延ばしは出てきません。put things off は「延期する」の意味で、実際は逆に「前倒しで片付けようとしている」状況です。主語を Naomi にしている点もミスリードですが、内容が一致しません。不正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • wrap things up: 「仕上げる・片付ける」。finish up と同義の口語表現。
  • before the holiday: 理由の核心となる時間情報。「休暇前」。
  • on edge: 「ピリピリして」。緊張・不安定な状態を表す。
  • crunch: 「追い込み・切迫」。期限前の忙しさを指す。
  • (ひっかけ)wind down / wound down: 「緊張を解く・落ち着く」。本文と逆方向の意味。
  • (ひっかけ)put things off: 「先延ばしにする」。本文ではむしろ前倒しで片付け中。

会話のテーマを理解すること
全体は休暇前の追い込みで職場が緊張しているという近況トークです。最初の一往復で「休暇前に片付けようとしている」ことと「みんながピリピリしている」ことが提示され、その因果関係が今回の設問の答えにつながります。

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