🆕 レッスン記事が5本構成になりました!
これまでの4本構成(Lesson/GV/GC/PU)に加えて、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」 が新しく仲間入り!、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」ではラジオ英会話のキーフレーズをもとにしたオリジナル例文を掲載しています。ぜひ音声といっしょに練習してみてくださいね!
NoeLia Extra Examples|”GRASP THE CONCEPT”を元にしたフレーズ集
GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
realize|ぼんやりしていたものがクッキリと形をとる
Key Sentencerealize|ぼんやりしていたものがクッキリと形をとる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I didn’t realize I had so many fans from various backgrounds.
さまざまな背景のとてもたくさんのファンを私が持っていたことに、私は気がつきませんでした。
I’m just now realizing how much it meant to me.
日本語訳: 今になって、あれがどれだけ自分にとって大事だったか、やっとわかってきたよ。
解説: realize は「ぼんやりしていたものが形をとる」ことを表す動詞で、この例では “how much it meant to me” の価値に今まさに気づき始めた様子を表している。“just now realizing” は「今まさにその最中」という進行形+副詞の形で、感情がじわじわ明確になっていくニュアンス。meant は mean の過去形で「〜という意味があった」や「〜の価値があった」という意味で、感情的な思い入れを指す。
A: Kind of weird walking past here and not seeing the lights on.
B: Yeah, this corner’s way too quiet now. Feels off.
A: I even caught myself turning that way last week out of habit.
B: I’m just now realizing how much it meant to me. It was more than just noodles at 1 a.m.
A: ここ通っても、もう灯りがついてないのって、なんか変な感じするよね。
B: うん、この辺り、妙に静かすぎる気がする。落ち着かないっていうか。
A: 先週も、クセでこっちの方に曲がりそうになったよ。
B: 今さらだけど、あそこがどれだけ大事だったか、やっとわかった。あの店、ただの深夜ラーメンじゃなかったんだな。
- walk past: 通り過ぎる(”walk” は「歩く」、”past” は「〜の前を過ぎて」。合わせて「〜の前を通り過ぎる」という定番の動作表現。人にも店にも使える:walk past a friend / walk past a shop)
- see the lights on: 灯りがついているのを見る(”the lights are on” で「明かりがついている状態」。日常で使われる家や店の“営業中”の目印として自然な表現)
- this corner: この角(”corner” は「角・曲がり角」だが、ネイティブは都市や通りの特定の場所を感覚的に”this corner”で表現する)
- feels off: なんか変な感じがする(”off” は「スイッチが切れてる」から転じて「調子が悪い/違和感がある」状態を表す。It feels off. は非常に口語的な言い方で、説明しきれない不自然さを伝える)
- catch oneself (doing something): (思わず)〜している自分に気づく(”catch oneself” は「ハッと気づく」動作を表し、意識せずやってしまったことに気づいた瞬間に使う。”I caught myself singing in the shower.” など)
- out of habit: 習慣で/クセで(”out of” は理由や動機を表す前置詞。”out of habit” は「無意識にそうしてしまう習慣で」という意味で日常的によく使われる)
- more than just ~: 単なる〜以上のもの(”just” を使うことで「〜だけじゃない」「それ以上の価値があった」と強調する。ネイティブが感情や思い出を語る時によく使う構文)
- noodles at 1 a.m.: 深夜1時のラーメン(”noodles” という一見具体的なものが、実はその人にとっては“思い出”や“習慣”を象徴している、という比喩的な使い方。笑いと情感の両方を含む絶妙な表現)
recognize|データなどに照らして「ああ、あれだな」とわかる
recognize|データなどに照らして「ああ、あれだな」とわかる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I recognized you at once.
あなただと、すぐにわかりました。
You might not recognize her now—she dyed her hair neon pink and got piercings.
日本語訳: 今の彼女、たぶん見ても気づかないよ。ネオンピンクの髪にしてピアスもしてるから。
解説: recognize は、以前の記憶と照らして「見た瞬間に誰かわかる」ことを表します。この文では、過去の彼女と今の見た目が大きく違うため、「知ってる人だと気づけない」状況を描いています。dye one’s hair は「髪を染める」、neon pink は「派手な蛍光ピンク」、piercing は「ピアス(穴)」の意味で、外見の変化を強調する口語らしい描写です。
A: I actually ran into Marina at the station yesterday.
B: Oh wow, I think she’s not even in finance anymore, right?
A: Yeah, she went full creative mode after quitting. You might not recognize her now—she dyed her hair neon pink and got piercings.
B: Whoa, that’s such a big change. But honestly, I kind of admire that.
A: 昨日、駅でマリナにばったり会ったんだよ。
B: へえ、確か彼女、もう金融関係の仕事やめたんだっけ?
A: うん、辞めてから完全にクリエイティブ系に振っててさ。今の彼女、たぶん見ても気づかないよ。ネオンピンクの髪にしてピアスもしてるから。
B: うわ、それすごい変化。でも…正直、そういうの応援したくなる。
- run into (someone): (人)にばったり会う(偶然に人と出くわすときに使うカジュアルな表現。「計画して会う」ではない点がポイント)
- not even (in finance): ~ですらない(”even” を否定文で使うと「〜でさえない」という強調表現になる。ここでは「もう金融関係ですらない」=完全に離れたことを表現)
- anymore: もはや〜ではない(”not ~ anymore” で「今はもう〜でない」。会話で非常によく使われる表現)
- go full (creative mode): 完全に〜に振り切る(”go full” は口語で「〜に全力で向かう」「一気に突き抜ける」。ここでは“クリエイティブな方向に完全転向した”というニュアンス)
- that’s such a big change: すごく大きな変化だね(”such a ~” は話し手の感情・驚きを強く込める時によく使う構文)
- I kind of admire that: なんか、それ尊敬する(”kind of” は「ちょっと」「なんとなく」の柔らかい口調。”admire” は「相手を見上げるように感じる」イメージがコアイメージ。「高いところから見て“いいな”と思う」感覚が元になっていて、単に「尊敬する」だけでなく「感心する」「いいなと思う」といった幅のある好意的なニュアンスを持つ)
notice|心のアンテナに引っ掛かる
notice|心のアンテナに引っ掛かる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I noticed your sign.
(あなたの)看板に気がつきました。
Did you notice how quiet he got after that comment?
日本語訳: あの一言の後、彼、急に静かになったよね?
解説: notice は、ふと目や耳に入ったものに反応する「感覚的な気づき」を表します。この文では、発言のあとで彼の様子が変わったことに自然に気づいたという流れです。how quiet he got は「どれだけ静かになったか」、after that comment は「その発言のあとに」という意味で、会話の流れの中でとても自然なフレーズです。
A: I have no idea why Andrew started talking about office chair colors in the middle of that discussion.
B: It definitely changed the tone in the room.
A: Exactly. Everything just froze. Did you notice how quiet he got after that comment?
B: Totally. He barely looked up from his laptop after that.
A: アンドリューがあの流れで急にオフィスチェアの色の話し出したの、ほんと意味不明だった。
B: あれで一気に部屋の空気変わったよな。
A: でしょ。一瞬で場が凍ったよ。あの一言の後、彼、急に静かになったの気づいた?
B: うん、気づいた。あのあとほとんど顔あげずにずっとパソコン見つめてたよ。
- have no idea: 全然わからない(「idea=考え」から「全く見当がつかない」という意味。I don’t know より強めでカジュアル)
- in the middle of: ~の最中に(「ど真ん中で」というイメージ。時間・場所・話題など幅広く使える基本表現)
- discussion: 話し合い・議論(「discussion」は「ディスカッション」とカタカナでも使われるが、英語では「正式な会議」「雑談的な意見交換」両方に使える)
- definitely: 間違いなく/確実に(強い同意や断言に使うカジュアルな副詞。Yesより強いが、口調はやわらかい)
- change the tone: 雰囲気を変える(「tone=声色」から派生し「空気・調子・雰囲気」を意味するネイティブらしい言い方)
- froze: 凍りついた(freezeの過去形。「凍る」から「動きが止まる・場の空気が固まる」など比喩的に使える)
- Totally.: 完全にそう(Absolutely よりくだけたカジュアルな同意表現)
- barely looked up: ほとんど顔を上げなかった(barely=ほとんど~しない。ネイティブの日常会話で頻出)