🆕 レッスン記事が5本構成になりました!
これまでの4本構成(Lesson/GV/GC/PU)に加えて、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」 が新しく仲間入り!、「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」ではラジオ英会話のキーフレーズをもとにしたオリジナル例文を掲載しています。ぜひ音声といっしょに練習してみてくださいね!
NoeLia Extra Examples|”GRASP THE CONCEPT”を元にしたフレーズ集
L133 気づく・わかるを表す動詞 ー realize, recognize, notice
「realize, recognize, notice」を使ったフレーズの入った会話例は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください👇
realize|ぼんやりしていたものがクッキリと形をとる
Key Sentencerealize|ぼんやりしていたものがクッキリと形をとる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I didn’t realize I had so many fans from various backgrounds.
さまざまな背景のとてもたくさんのファンを私が持っていたことに、私は気がつきませんでした。
I’m just now realizing how much it meant to me.
日本語訳: 今になって、あれがどれだけ自分にとって大事だったか、やっとわかってきたよ。
解説: realize は「ぼんやりしていたものが形をとる」ことを表す動詞で、この例では “how much it meant to me” の価値に今まさに気づき始めた様子を表している。“just now realizing” は「今まさにその最中」という進行形+副詞の形で、感情がじわじわ明確になっていくニュアンス。meant は mean の過去形で「〜という意味があった」や「〜の価値があった」という意味で、感情的な思い入れを指す。
It took years, but she finally realized her vision.
日本語訳: 何年もかかったけど、彼女はついに自分のビジョンを実現したよ。
解説: realize は「形をとる」というイメージから、「構想・理想を実現する」という意味に使われている。finally realized によって長い努力の末の達成が強調されている。her vision は「自分が思い描いた理想や構想」という意味で、ビジネスや芸術・自己表現の文脈でよく使われる。It took years は「何年もかかった」を意味し、努力と時間の経過を自然に表すフレーズ。
Your parents might not realize how stressed you are.
日本語訳: 君の両親、君がどれだけストレス抱えてるか気づいてないかもしれないよ。
解説: realize はここで「気づく」の意味で、「心の中でぼんやりしていたものが形になって理解される」感覚。might not realize によって、気づいていない可能性を柔らかく指摘している。how stressed you are は「どれほどストレスを感じているか」を示す感情の深さに焦点を当てた構文で、how + 形容詞 + 主語 + 動詞 の形でよく使われる。
It felt impossible at first, but we somehow realized the whole design in time.
日本語訳: 最初は無理だと思ったけど、なんとか間に合わせて全部デザインを形にできたよ。
解説: realize the whole design は「デザイン全体を形にした」という意味。somehow(なんとか)や in time(期限内に)が加わることで、努力の末の実現を強調しています。it felt impossible で「無理そうに感じた」が自然な導入。
You just realized that now? After all that?
日本語訳: 今それに気づいたの?あれだけやっといて?
解説: realize はここで「気づく」の意味。すでに多くのことが起きたあとでようやく気づいたという文脈で、“just realized” は「今さら」という驚きや呆れのトーンを表す。After all that? は「それだけのことがあった後で?」という口語的なツッコミで、感情が乗ったリアクション表現。カジュアルな場面でのやりとりにぴったり。
recognize|データなどに照らして「ああ、あれだな」とわかる
recognize|データなどに照らして「ああ、あれだな」とわかる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I recognized you at once.
あなただと、すぐにわかりました。
You might not recognize her now—she dyed her hair neon pink and got piercings.
日本語訳: 今の彼女、たぶん見ても気づかないよ。ネオンピンクの髪にしてピアスもしてるから。
解説: recognize は、以前の記憶と照らして「見た瞬間に誰かわかる」ことを表します。この文では、過去の彼女と今の見た目が大きく違うため、「知ってる人だと気づけない」状況を描いています。dye one’s hair は「髪を染める」、neon pink は「派手な蛍光ピンク」、piercing は「ピアス(穴)」の意味で、外見の変化を強調する口語らしい描写です。
She deserves to be recognized for all the work she put in.
日本語訳: あれだけ頑張ったんだから、彼女は認められるべきだよ。
解説: recognize は「正当な努力や成果を評価して認める」意味でもよく使われます。ここでは、彼女の努力が周囲に認められるべきだという主張になっています。deserve は「〜に値する」、put in は「(労力などを)注ぎ込む」という意味で、for all the work she put in は「彼女が注いできたすべての努力に対して」という自然な日常表現です。
If clients don’t recognize the value, we’ve failed.
日本語訳: 顧客が価値を認識できないなら、それは失敗だよ。
解説: recognize は、ここでは「価値を見抜いて評価する」という意味で使われています。過去のデータや比較などを通じて「これには意味がある」と理解できるかがポイントです。value は「価値、重要性」、clients は「顧客」、we’ve failed は現在完了形で「すでに失敗した」という含みを持たせており、ビジネスでもよく使われる構文です。
It’s nice to be recognized, even in small ways.
日本語訳: たとえちょっとしたことでも、認めてもらえるのってうれしいよね。
解説: recognize は、人から何かを「評価してもらう」ことにも使われます。この文では、「小さな形でも認めてもらえると嬉しい」という控えめで温かい感情を表現しています。be recognized は受け身形で「認められる」、even in small ways は「小さな形でも、ほんのちょっとでも」という意味のカジュアルなフレーズです。
Honestly, I didn’t even recognize my emotions until I talked it out.
日本語訳: 正直、話してみるまで自分の気持ちにも気づけなかった。
解説: recognize は、自分の内面について「何が起きているかを理解する」場面でも使えます。この文では、自分の感情がはっきりとわかったのが「話すことによって」だったという気づきの瞬間を表現しています。talk it out は「じっくり話して気持ちを整理する」という自然な口語表現です。
notice|心のアンテナに引っ掛かる
notice|心のアンテナに引っ掛かる
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I noticed your sign.
(あなたの)看板に気がつきました。
Did you notice how quiet he got after that comment?
日本語訳: あの一言の後、彼、急に静かになったよね?
解説: notice は、ふと目や耳に入ったものに反応する「感覚的な気づき」を表します。この文では、発言のあとで彼の様子が変わったことに自然に気づいたという流れです。how quiet he got は「どれだけ静かになったか」、after that comment は「その発言のあとに」という意味で、会話の流れの中でとても自然なフレーズです。
Sorry, I didn’t notice you were talking to me.
日本語訳: ごめん、話しかけられてたの気づかなかった。
解説: notice は、自分の感覚に入ってきて初めて気づくような事柄に使われます。この文では、話しかけられていたことが「そのときは聞こえていなかった」ことを丁寧に伝えています。you were talking to me の過去進行形は「話しかけていた最中」という意味で、状況の流れを自然に表現しています。
There was something off about her tone, but no one else seemed to notice.
日本語訳: 彼女の声の調子、どこか変だったけど、他の人は誰も気づいてなかったみたい。
解説: notice は、「空気の微妙な変化」や「違和感のある何か」に自然に気づいた場面でもよく使われます。something off は「どこかおかしい」「違和感がある」という意味の口語表現。seemed to notice は「気づいているようには見えなかった」という婉曲的で柔らかい言い方です。
Next time, notice the tone, not just the words.
日本語訳: 次からは、言葉だけじゃなくて口調にも気を配って。
解説: notice は命令文で使うと、「意識して気づいてごらん」「そこに注意を向けて」という意味合いになります。この文では、言葉の内容だけでなく、tone(声の調子)にも感覚を向けてほしいという意図が込められています。not just A but B は「AだけでなくBも」という口語でよく使われる比較表現で、相手の理解を深める時に効果的です。
You’re supposed to notice these things before they become a problem.
日本語訳: 問題になる前に、こういうのに気づかないとダメでしょ。
解説: notice は、意図的に探したわけではないけれど「本来なら気づくべきだった」ものにも使われます。be supposed to は「〜することになっている」「期待されている」という意味で、気づくべきだったのに見落としていたという軽い注意のトーンになります。before they become a problem は「問題になる前に」という時間的な条件を表しています。