GRASP THE CONCEPT L136|「ハテナ(?)」を表す動詞 — wonder|NoeLia Original Dialog

GC 25-26
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GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog

下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

wonder|頭の上に大きなクエスチョンマーク

Key Sentence

wonder|頭の上に大きなクエスチョンマーク
I’m wondering if someone cut the power on purpose.
誰かがわざと電源を切ったのでしょうか。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

You’ve gotta wonder whether we rely too much on technology these days.
日本語訳: いやあ、最近の私たち、テクノロジーに頼りすぎてる気がするよね。
解説: 「You’ve gotta wonder〜」は「思わず考えちゃうよな」というカジュアルな共感トーンで、“頭の上に?が浮かぶ”イメージを共有する表現です。whether は「〜かどうか」をやわらかくつなぎ、「〜なのかと思っちゃう」という自然な疑問の流れを作ります。rely too much on〜 は「〜に頼りすぎる」という意味で、日常会話でもよく使われる現代的な言い回しです。these days を加えることで「今の時代に」というリアルさが出ます。

Conversation Examples

A: Ugh, every time I open this app, it’s just ads and fake news. I feel like I waste half my day scrolling.
B: Then why not take a break from it? You were happier last week when your phone was in repair.
A: You’re right… You’ve gotta wonder whether we rely too much on technology these days.
B: No kidding. It’s like we’ve forgotten how to be bored without reaching for a screen.

A: もう、このアプリ開くたびに広告とフェイクニュースばっか。気づいたら一日中スクロールしてる感じ。
B: だったらちょっと離れてみたら?この前スマホ修理に出してたとき、あのほうが元気だったよ。
A: たしかにね…。いやあ、最近の私たち、テクノロジーに頼りすぎてる気がするよ。
B: ほんとだよ。退屈を感じたら、すぐ画面に手伸ばす癖ついちゃってるもんな。

  • every time I open this app: このアプリを開くたびに(”every time” は「〜するたびに」。特定の動作を繰り返すときによく使う自然な口語表現)
  • fake news: フェイクニュース/偽情報(政治・SNS文脈で一般化した現代的表現。皮肉を込めて使われることも多い)
  • waste (time): 時間を無駄にする(動詞 “waste” は「浪費する」。”waste time” は「ダラダラ過ごす」など軽い自己批判にもよく使う)
  • scrolling: スクロールする(スマホで指を動かして画面を上下に送る動作。SNS時代の基本動詞。”keep scrolling”=「延々見続ける」)
  • Why not〜?: 〜したら?(カジュアルな提案・勧め。”Why don’t you〜?” より軽く、押しつけがましくない)
  • take a break (from〜): (〜から)少し離れる/休憩する(物理的・精神的に距離を取る時どちらにも使える便利表現)
  • in repair: 修理中(”be in repair” は「修理に出されている」状態を表す。日常では “My phone’s being repaired.” もよく使う)
  • You’re right: そうだね/たしかに(相手の意見に同意する定番フレーズ。”That’s true.” より会話的で柔らかい)
  • No kidding: ほんとそれ/冗談じゃないよ(文字通り「冗談じゃない」だが、共感や強い同意のスラング的返しとして使われる)
  • It’s like〜: 〜みたいな感じ(会話の比喩導入フレーズ。”It’s like we’ve forgotten〜”=「まるで〜を忘れたみたいだ」)
  • we’ve forgotten how to be bored without reaching for〜: (スマホや画面)に手を伸ばさずに退屈するという感覚を忘れた(現在完了形で「いつの間にか〜できなくなった」というニュアンス。”how to be bored”=「退屈の仕方」、”without reaching for”=「〜に手を伸ばすことなしで」。この順番が自然なのは、英語の思考が「忘れた内容(how to)」→「条件(without〜)」の順で展開するため。まず“何を忘れたのか”を述べ、そのあとで“どんな状況で”を付け足す、というネイティブの語順感覚によるもの)
  • a screen: 画面(ここではスマホやタブレットを指す。テクノロジー依存を示唆する象徴的な単語)

I wonder〜の疑問

I wonder〜の疑問
I wonder what time the last train for Shibuya leaves. — Let me check my phone.
渋谷行きの最終電車は何時発だろう。一 携帯電話をチェックさせてね。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I wonder when he’s finally going to grow up. — Yeah, some people never really do, huh?
日本語訳: 彼、いったいいつになったら大人になるんだろうね。ー ほんと、いつまでも変わらない人っているよね。
解説: 「I wonder when〜」は、相手に直接問いかけるのではなく“あきれながら自分に問いかける”ような柔らかい疑問を表します。この文では、grow up(成長する・いい加減にしろ)が皮肉まじりの意味で使われており、トーン次第で優しくも少し呆れた響きにもなります。

Conversation Examples

A: He quit another job last week. That makes four in the past year.
B: You’re kidding… what’s his excuse this time?
A: Something about “needing more freedom.” I wonder when he’s finally going to grow up.
B: Yeah, some people never really do, huh?

A: あいつ、また仕事辞めたんだって。これで一年で4社目だよ。
B: うそでしょ…今度は何が理由?
A: 「もっと自由がほしい」とか言ってたけどさ。いったいいつになったら大人になるんだろうね。
B: ほんと、いつまでも
変わらない人っているよね

  • quit: (仕事などを)辞める(”quit” はフォーマルにもカジュアルにも使える万能動詞。「やめる」「放り出す」など、ネガティブなニュアンスも含む)
  • another: もう一つの/また別の(”an”+”other” からできた語。名詞の前に置いて「さらに1つ加える」イメージ。”another job” は「また別の仕事」)
  • That makes〜: これで〜になる(会話でよく使うカジュアルな集計表現。直訳は「それで〜になる」だが、「これで◯回目」「これで合計◯」という意味で使われる。”That makes four this year.”=「これで今年4回目だね」)
  • excuse: 言い訳(”excuse” は「許す」や「免除する」という動詞もあるが、ここでは名詞で「言い訳」や「理由(ごまかし)」の意味。”What’s his excuse this time?”=「今度の言い訳は何?」)
  • this time: 今回は(「前回・次回」と対になる自然な時間表現。”What’s his excuse this time?” のように皮肉を込めて使われることも多い)
  • Something about〜: 〜とかなんとか言ってたよ(曖昧な記憶や軽い皮肉を込める口語表現。”something about needing more freedom”=「もっと自由がほしいとか言ってた」)
  • needing more freedom: もっと自由がほしい(”need” に進行形を使うことで「〜を求めている途中」「〜を強く望んでいる」ニュアンス。やや自己中心的な響きを出す)

I wonder 〜の依頼

I wonder 〜の依頼
I was wondering if you could review this report.
このリポートを見ていただけますでしょうか。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I was just wondering if there’s any chance you could join us for dinner.
日本語訳: もしよかったら、夕食一緒にどう?
解説: 「I was just wondering if〜」は、“ふと思っただけなんだけど”という柔らかいトーンで相手を誘う表現です。直接誘うより控えめで圧を与えません。there’s any chance you could〜 は「〜できたりしないかな?」という丁寧で自然な誘い方。join us (for dinner) は「(食事に)一緒に来る/参加する」という意味で、”join” は「加わる」、”for dinner” はその目的を示します。

Conversation Examples

A: Heading home already? It’s only six.
B: Yeah, I was thinking about ordering takeout and catching up on that show I’m behind on.
A: Oh, come on. I was just wondering if there’s any chance you could join us for dinner. We’re trying that new sushi spot everyone’s talking about.
B: Hmm… that actually sounds better than eating alone. Count me in.

A: もう帰るの?まだ6時だよ。
B: うん、テイクアウト頼んで、たまってるドラマでも見ようかと。
A: えー、つまんないじゃん。もしよかったら、一緒に夕食どう?みんなで話題の寿司屋行くんだ。
B: うーん…一人飯よりそっちのほうがいいな。行くわ。

  • head home: 家に帰る(”head” は「向かう」という意味の動詞。目的地に「向かう」動作を表すカジュアルな日常表現。”go home” より自然で口語的)
  • already: もう/すでに(ここでは相手の行動が「思ったより早い」ことをやや驚きを込めて表している)
  • It’s only six.: まだ6時だよ(“only” は「たった〜」というニュアンスで、話し手の感情(=まだ早い!)を強調する)
  • order takeout: テイクアウトを注文する(”takeout” はアメリカ英語。”takeaway” はイギリス英語。”order” と組み合わせると「持ち帰りの食事を頼む」自然な表現)
  • catch up on (something): ~を取り戻す/たまった〜を消化する(”catch up” は「遅れを取り戻す」。ここでは “catch up on that show”=「たまってるドラマを観る」)
  • I’m behind on (something): ~が遅れている/たまっている(”behind” は「遅れている」状態。”I’m behind on my homework.” などでも使える便利表現)
  • We’re trying that new sushi spot.: 話題の新しい寿司屋に行く予定(”try” は「試す」だけでなく「行ってみる」「挑戦する」という自然な会話表現。”spot” はカジュアルに「店」や「場所」を指す)
  • everyone’s talking about: みんなが話題にしている(口語でよく使われる自然な言い回し。”the movie everyone’s talking about”=「みんなが話してる映画」など)
  • Hmm… that actually sounds better than〜: うーん、それは〜より良さそう(”actually” は「意外と」「思ったより」の意味で、気持ちの変化を自然に表す)
  • eat alone / eating alone: 一人で食べる(シンプルだが、孤独感・気分なども含意できる日常表現)
  • Count me in.: 私も入れて!(誘いに対して「参加するよ」と言うカジュアルで即答的なフレーズ。”count” は「数に入れる」という意味)

I wonder why.

I wonder why.
I wonder why.
どうしてなんだろう。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I wonder why I always overthink things. It’s exhausting.
日本語訳: なんでいつも考えすぎちゃうんだろ。疲れるなあ。
解説: 「I wonder why〜」は、自分に向けた“静かなハテナ”の独り言。頭の中でモヤモヤしている気持ちを自然に表す言い方です。overthink things は「考えすぎる」、It’s exhausting は「疲れるよ」という口語的な愚痴トーンで、会話でも自然に使われます。

Conversation Examples

A: You’ve been quiet since we left the restaurant. Something on your mind?
B: Hmm… yeah, I guess so. I wonder why I always overthink things. It’s exhausting.
A: Oh? What are you overthinking this time?
B: Just… that conversation with your friend. I keep wondering if I said something stupid.

A: レストラン出てからずっと静かだけど、どうしたの?
B: うーん…なんかね。私、なんでいつも考えすぎちゃうんだろ。ちょっと疲れちゃった。
A: そうなんだ。今度は何をそんなに考えてるの?
B: さっきのあなたの友達との会話。なんか、余計なこと言っちゃった気がして。

  • quiet: 静かな(ここでは「口数が少ない」という意味で使われており、”You’ve been quiet” は「さっきから黙ってるね/元気ないね」といった会話的な使い方)
  • on your mind: 気になっていること/心配ごと(直訳は「心の上にあるもの」。”Something on your mind?” は「何か考えてるの?」という非常に自然な日常表現)
  • Hmm… yeah, I guess so.: うーん…そうかもね(ためらいや迷いを含む柔らかい返答。”I guess so” は「まあ、そうかな」と曖昧に同意する表現で、カジュアル会話に頻出)
  • What are you overthinking this time?: 今度は何をそんなに気にしてるの?(”this time” が皮肉っぽさや親しみを出す。親しい関係の会話でよく使う言い回し)
  • Just… that conversation with your friend.: ううん、ただ…あなたの友達との会話のこと(”just” は「ほんの」「別に大したことじゃないけど」という謙遜やためらいを表す)
  • keep -ing: ~し続ける(ここでは “keep wondering”=「ずっと気になって考えてしまう」。感情や思考が止まらないときによく使う口語表現)
  • wondering if I said something stupid: 変なこと言っちゃったかなって考えてる(”wonder if” は「〜かなと思う」。ここでは反省や後悔を含む内省的トーン)
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