GRASP THE CONCEPT L137|欲求・希望を表す動詞① — want, would like|NoeLia Original Dialog

GC 25-26
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GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog

下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

want|切実な欲求

Key Sentence

want|切実な欲求
Do you want me to go shopping with you?
あなたは私に、一緒に買い物に行ってほしいですか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

All I want right now is to laugh about something stupid.
日本語訳: 今はただ、くだらないことで笑いたいよ。
解説: この文では want が「切実な欲求」を表しています。話し手の“今この瞬間”の強い気持ちがそのまま出ており、「他のことはどうでもいい、笑いたい」という生々しい感情を自然に伝えています。All I want is〜 は「私が今一番したいのは〜」という定番の構文で、率直で感情のこもった言い方です。something stupid(くだらないこと)は気楽で親しみやすいトーンを添えています。

Conversation Examples

A: You’re smiling again. Haven’t seen that in a while.
B: Guess I needed this. All I want right now is to laugh about something stupid.
A: Then you came to the right place. I’ve got plenty of dumb jokes saved up.
B: Perfect. As long as none of them involve my last job, I’m in.

A: 久しぶりに笑ったね。そんな顔、しばらく見てなかった。
B: これが必要だったんだろうな。今はただ、くだらないことで笑いたいんだ。
A: じゃあ、任せて。バカみたいなネタ、いくらでもあるよ。
B: 最高。それが前の仕事ネタじゃなければ、なんでもいい。

  • smile (again): 再び笑う(”again” がつくことで「久しぶりに笑う」という温かみを出す自然な表現。気持ちの回復を暗示)
  • Haven’t seen that in a while: そんな顔、しばらく見てなかったよ(直訳は「それを見るのはしばらくだ」。主語の I を省略して自然に聞こえるカジュアルな言い方。親しい間柄では、主語を省くことで「説明」よりも「感情の共有」に聞こえる効果がある。たとえば、相手の笑顔や仕草に対して思わずこぼれるように言うと、距離の近さや温かみが伝わる。文としては省略形だが、会話では非常に自然なネイティブ表現)
  • Guess I needed this: これが必要だったんだろうな(”I guess” を省略してカジュアルに。「〜だったんだな」と自分に気づくトーン)
  • You came to the right place: ここに来て正解(直訳は「あなたは正しい場所に来た」。文脈によって「任せて」「ここがぴったりだよ」といった訳にもなる、非常に文脈依存のフレーズ。コアイメージは「相手が探していたもの・助けを求めていた先に、自分(またはこの場)がちょうど適している」という安心感や自信を伝えるもの。ジョークっぽくも励ましとしても使える、温かみのある言い回し)
  • plenty of ~: たくさんの~(数えられる名詞・数えられない名詞どちらにも使える便利表現。”a lot of” より会話的でリラックスした響き)
  • saved up: ためておいた(”save up” は「貯める」以外に「取っておく」「温存する」という意味でも使える。ここではジョークを“ネタとして取っておいた”ニュアンス)
  • Perfect.: 最高(単語ひとつで「いいね」「それ最高」のように感情を伝える一言。イントネーションでトーンが変わる)
  • As long as ~: ~である限り(条件を示す便利な接続表現。会話では軽い冗談調にもよく使われる)
  • involve: ~を含む/関係する(ここでは「前の仕事の話を含む(ネタ)」の意味。”involve” は話題や要素に触れる時にも使える便利動詞)
  • I’m in: 乗った!(直訳は「私は中にいる」。会話では「賛成」「やろう」「OK」の意味で使われるカジュアル表現)

I want~の強さ

I want~の強さ
I want you to do that.
私は君にそうしてもらいたいです。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I want you to tell me the truth, even if it hurts.
日本語訳: たとえつらくても、本当のことを言ってほしい。
解説: 「I want〜」は感情の強い“生の欲求”を伝える表現。ここでは「正直に言ってほしい」という誠実で切実な願いを示しています。even if it hurts は「つらくても」という逆接の副詞節で、感情を抑えながらも本音が伝わる自然な言い方です。

Conversation Examples

A: You’ve been avoiding eye contact all evening. What’s going on? I want you to tell me the truth, even if it hurts.
B: …It’s not easy to say. I’ve been thinking about us a lot lately, and… I don’t think this long-distance thing is really working anymore.
A: …Yeah. I kind of felt it too. I just didn’t want to say it first.
B: I know. But you deserve to hear it from me, honestly.

A: 今夜ずっと目をそらしてるよね。どうしたの?たとえつらくても、本当のことを言ってほしい。
B: …言いにくいんだけど。最近ずっと、私たちのこと考えてて…この遠距離、もううまくいってない気がするの。
A: …ああ。俺も、なんとなくそう感じてたよ。ただ、自分からは言いたくなかったんだ。
B: うん、わかってる。でも、正直に私からあなたに伝えるべきだと思ったの。

  • avoid eye contact: 目を合わせるのを避ける(「avoid」は「避ける」。”eye contact” は「目を合わせること」。感情的な距離や気まずさを表す日常的な言い回し)
  • what’s going on?: どうしたの?/何が起きてるの?(カジュアルに「様子がおかしいけどどうしたの?」という意味で使われる。トラブル確認にも日常会話の導入にも使える万能フレーズ)
  • it’s not easy to say: 言いにくいんだけど(ネイティブが本音を切り出すときによく使う前置き。衝撃をやわらげるクッション表現)
  • I’ve been thinking about us: 私たちのことを考えていた(”I’ve been thinking” は「ずっと考えていた」という継続を表す現在完了進行形。”us” で関係性を指す)
  • I don’t think this long-distance thing is really working (anymore): この遠距離、もううまくいってない気がする(”work” は「機能する」「うまくいく」。恋愛や人間関係にも自然に使える。”thing” はここで「物」ではなく「状況」「関係」「やっていること」などを指すカジュアルな言い方で、具体的に説明せずに「この関係」や「この状況」をぼかして表現できる便利な語)
  • I kind of felt it too: 俺もなんとなく感じてた(”kind of” は「少し/なんとなく」。曖昧に感情を共有するネイティブらしい柔らかい言い回し)
  • you deserve to hear it (from me): あなたはそれを聞く権利がある(”deserve” は「〜に値する」。ここでは「あなたには正直であるべき」という誠実な気持ちを表す)

want|指示・アドバイス

指示・アドバイス
You want to back up your files regularly.
ファイルを定期的にバックアップしたほうがいいですよ。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

You’ll want to leave early if you don’t want to get stuck in traffic.
日本語訳: 渋滞にハマりたくないなら、早めに出たほうがいいよ。
解説: 「You’ll want to〜」は未来を見据えた助言で、「そうした方がいいことになるよ」という自然な忠告。get stuck in trafficは「渋滞につかまる」の定番表現。日常でもビジネスでもよく使われます。

Conversation Examples

A: Have you even packed yet? Our flight’s in three hours!
B: Relax, it takes thirty minutes to get there. I’ve done this a hundred times.
A: Come on, you always say that. You’ll want to leave early if you don’t want to get stuck in traffic. It’s rush hour, and you know how that goes.
B: Fair point. I’ll finish packing now—five minutes, I swear.

A: まだ荷造りしてないの?あと3時間でフライトだよ!
B: 落ち着けって。空港まで30分だろ。何度も行ってるし。
A: もう、いつもそう言うよね。渋滞にハマりたくないなら、早めに出たほうがいいよ。通勤ラッシュだし、どうなるか知ってるでしょ。
B: 確かに。今すぐ詰めるよ。5分で終わらせる、マジで。

  • pack: 荷造りする(旅行や引っ越しのときに使う基本動詞。”Have you packed yet?” は「もう準備できた?」という自然な確認フレーズ)
  • Relax: 落ち着け(命令文で「リラックスして」よりも「気を張るなよ」「焦るな」という軽い口調でよく使われる)
  • a hundred times: 何百回も(実際の数ではなく「何度もやってるよ」という誇張表現。経験の多さを強調するカジュアルな言い方)
  • Come on: ちょっと、もう〜(相手の言い訳やのんびりした態度に対して軽くツッコむときの口語表現)
  • You always say that: いつもそう言うよね(“always” でうんざり・あきれたトーンを自然に出せる便利な言い回し)
  • rush hour: 通勤ラッシュの時間帯(朝夕の混雑時間を指す定番表現。“during rush hour” で「ラッシュの間に」)
  • you know how that goes: どうなるか知ってるでしょ(直訳は「それがどうなるか知ってるよね」。相手の経験や共感を前提にするネイティブらしい会話つなぎ表現)
  • Fair point: それは正論だね(相手の意見を認めるときに使うカジュアルで大人っぽい表現。“You’ve got a point.” よりも短く柔らかい)
  • swear: 誓う(ここでは「本当に〜だよ!」という強調で使われる口語。“I swear” は「マジで」「ホントだって」のような軽い誓い表現)

would like

would like
Would you like some tea?
紅茶はいかがですか?

引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I’d like it if you didn’t talk about that right now.
日本語訳: 今その話、ちょっとしないでくれると助かるんだけど。
解説: 「I’d like it if〜」は“やんわりとした拒否やお願い”を伝える表現。直接「Don’t talk about that.」というより、柔らかく距離を取れます。didn’t talk about that で「その話題に触れないで」という控えめな響き。ネガティブな内容でも角が立たない丁寧さがあります。wantよりも感情の圧が低く、相手に配慮した言い方です。

Conversation Examples

A: I still think you should’ve told your boss sooner.
B: Maybe, but I didn’t want to make it worse.
A: Still, keeping it to yourself only made you more stressed.
B: I know, but… I’d like it if you didn’t talk about that right now. I’ve been replaying the whole thing in my head all week, and I just need a break from it.

A: やっぱり、もっと早く上司に言っておくべきだったと思うよ。
B: かもね。でも、余計にこじれそうで言えなかったの。
A: でも黙ってたせいで、逆にストレスたまったでしょ。
B: わかってる。でも…今その話、ちょっとしないでくれると助かるんだ。今週ずっと頭の中でそのことぐるぐるしてて、少し忘れたいの。

  • should’ve told: 言っておくべきだった(“should have + 過去分詞”で「〜すべきだったのに(しなかった)」という後悔を表す定番構文)
  • sooner: もっと早く(“soon”の比較級。行動や決断のタイミングを指すときによく使う)
  • make it worse: 事態を悪化させる(“make”=「〜にする」、”worse”=「悪い」から直訳は「より悪くする」。感情的・状況的にもよく使われる)
  • Still,: それでも(会話の流れをつなぐ接続的副詞。「それでも〜だよね」と前の発言を受けて反論や強調に使う)
  • keep it to yourself: 秘密にする/自分だけに留める(“keep”=「保つ」、”to yourself”=「自分の中に」→人に話さないニュアンス)
  • made you more stressed: もっとストレスを感じさせた(“make + 人 + 形容詞”の形で「人を〜な状態にする」。心理的な変化にもよく使う)
  • replay (something) in one’s head: 頭の中で何度も思い返す(“replay”は「再生する」。“in my head”で「頭の中で」という比喩的表現)
  • all week: 一週間ずっと(時間を通して続いていることを強調するカジュアルな言い方)
  • need a break (from something): 少し休みたい/〜から離れたい(“break”は「休憩」「中断」。“from〜”をつけると「〜から距離を置く」)
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