GRASP THE CONCEPT|NoeLia Original Dialog
下記では、本日の「GRASP THE CONCEPT」の学習テーマに基づいた例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!
love
Key Sentencelove
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Everybody loves that civilization.
みんなあの文明が大好きです。
Don’t you just love it when everything actually goes as planned?
日本語訳: 計画どおりに全部うまくいったときって最高じゃない?
解説: 「Don’t you just love it when〜?」は、“そういうときっていいよね”という共感トーンの決まり文句。love は強い好意というより「共感・気持ちよさ」に近い感情を表します。go as planned は「計画通りに進む」。この表現は、日常の中のちょっとした満足感を英語らしく自然に伝えています。
A: You seemed pretty calm during the whole event. I thought you’d be more on edge.
B: Honestly, I was waiting for something to go wrong—but nothing did.
A: Really? That’s rare for us. Don’t you just love it when everything actually goes as planned?
B: Yeah, it’s so satisfying. It almost feels suspicious when it all works out.
A: イベント中すごく落ち着いてたね。もっとピリピリしてるかと思ってた。
B: 正直、何かトラブルが起きるかと思ってたんだけど、結局何もなくて。
A: ほんとに?それって珍しいよね。計画どおりに全部うまくいったときって最高じゃない?
B: うん、気持ちいいよね。でも逆にうまく行きすぎるとちょっと疑っちゃう。
- pretty calm: かなり落ち着いている(“pretty”は「かわいい」ではなく「けっこう」「かなり」という口語的な副詞。感情や程度を自然に和らげるニュアンスを持つ)
- be on edge: ピリピリしている/神経が張りつめている(“edge”は「刃」「端」という意味から、「緊張のギリギリの状態」にいることを表す。ネイティブがよく使う感情表現)
- wait for something to go wrong: 何かがうまくいかなくなるのを待つ(“go wrong”は「うまくいかない」「トラブルになる」という定番表現。“wait for”と組み合わせて「悪いことを予感していた」というリアルな英語になる)
- go wrong: 失敗する/狂う(「間違った方向に進む」という比喩的な意味で使われ、機械の不具合から人間関係まで幅広く使える)
- nothing did: 実際には何も起きなかった(動詞“did”が省略された動作を代用している。会話では“nothing did (go wrong)”のように文を短くしてテンポよく言うのが自然)
- that’s rare: 珍しいね(“rare”は「まれな」という意味で、良い驚きにも悪い驚きにも使える。日常会話ではリアクションとして単独で使われることも多い)
- satisfying: 満足感のある/気持ちがいい(“satisfy”の形容詞形で、「結果に納得できる」「気分がいい」という心理的な満足を表す。食事や仕事など多くの場面で使える)
- feel suspicious: 怪しい気がする/うまくいきすぎて不安になる(“suspicious”は「怪しい」「疑わしい」。ここでは「完璧すぎて逆に不安」というユーモラスな使われ方)
- work out: うまくいく(“work”が「機能する」「作用する」、そこから「最終的に良い結果になる」という意味で頻繁に使われる。恋愛・仕事・計画など幅広く応用可能)
love 02
love
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I love you more than words can express.
言葉に表現できないくらいあなたを愛しています。
I still love you, even though it hurts to admit it.
日本語訳: 認めるのはつらいけど、それでもまだあなたが好きなんだ。
解説: 学習テーマ「love(愛する・強く好む)」の中でも、love が“感情の深さ”を持つ例です。ここでは単なる「好き」ではなく、痛みを伴う執着や愛情を示しています。even though it hurts to admit it は「それを認めるのがつらくても」という自然な恋愛英語の定番表現で、心情の葛藤をリアルに伝えます。
A: I saw you with him the other day. You looked… happy.
B: It’s not what you think. He’s just a friend.
A: You don’t have to explain. I’m the one who left, remember?
B: …I know. But still—I still love you, even though it hurts to admit it. Ugh, I hate that I’m still into you. What’s wrong with me?
A: この前、君があの人といるのを見た。なんか…幸せそうだった。
B: 違うの、誤解しないで。彼はただの友達よ。
A: 言い訳しなくていいよ。出て行ったのは俺だから。
B: …分かってる。でも、それでも認めるのはつらいけど、まだあなたが好きなの。はぁ、なんでまだあなたなんだろ。私、どうかしてるよね。
- the other day: この前(直近の過去を指す自然な表現で、「数日前に」や「この前〜したときに」のように使われます)
- It’s not what you think.: 思ってるようなことじゃないよ(相手の誤解をやんわり否定する決まり文句。恋愛・人間関係の会話で非常によく使われる)
- He’s just a friend.: 彼はただの友達よ(“just”が入ることで「それ以上の関係じゃない」というニュアンスを強調)
- You don’t have to explain.: 言い訳しなくていいよ(“don’t have to”は「〜する必要はない」。優しく制止する表現で、冷たく聞こえない)
- I’m the one who left.: 出て行ったのは俺だから(“the one who〜”は「〜したのは○○だ」という強調構文で、自責や感情を強調するときに使われる)
- remember?: 覚えてるでしょ?(文末に置くことで確認や思い出させる軽いニュアンスに。命令ではなく柔らかい共感を生む)
- I’m still into you: まだあなたのことが好き(“be into someone”は「〜に夢中」「〜が好き」。カジュアルで恋愛感情を示す言い方)
- What’s wrong with me?: 私どうかしてるよね(“What’s wrong with〜?”は「〜に何か問題あるの?」だが、自分に使うと自嘲的に「自分おかしいのかな?」の意味に)
like
like
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
How did you like it?
あなたはそれを気に入りましたか?
You didn’t like the gift? It took me forever to find that color.
日本語訳: プレゼント気に入らなかったの?その色、探すのめっちゃ大変だったんだよ。
解説: 学習テーマ「like」は感情のリアクションを自然に表す動詞。ここでは「気に入る/気に入らない」をストレートに尋ねる日常会話の形で使われています。It took me forever to〜 は「〜するのにすごく時間がかかった」という強調表現で、感情をこめた英語らしい言い回し。カジュアルでリアルな人間味のある“like”の使い方です。
A: I’ve been getting so many compliments on this scarf today. Everyone keeps asking where it’s from.
B: See? I told you it suited you.
A: Yeah, I didn’t think pink would work on me, but you were right.
B: You didn’t like the gift? It took me forever to find that color. Guess I know your style better than you do.
A: 今日このスカーフ、みんなに褒められたの。どこで買ったの?って。
B: ほらね、似合うって言ったでしょ。
A: うん、自分じゃピンクは似合わないと思ってたけど、あなたの言う通りだった。
B: プレゼント気に入らなかったの?その色、探すのめっちゃ大変だったんだよ。君の好み、君より分かってるかもね。
- get compliments: 褒められる(“compliment”は「称賛」や「お世辞」を意味し、“get compliments”で「人から褒め言葉をもらう」。特に外見や服装に対して使われる日常的な言い方)
- keep asking: 何度も聞いてくる(“keep + -ing”で「〜し続ける」。ここでは「みんなが繰り返しどこで買ったのかを聞いてくる」という意味)
- See?: ね?(相手に「言った通りでしょ」「ほらね」と軽く同意を促すカジュアルな会話表現。親しい間柄でよく使われる)
- suit (someone): (人に)似合う(“suit”は「服などが人に合う・調和する」という意味。フォーマルでも日常でもよく使われる)
- work on (someone): (色・服などが人に)似合う/合う(“work”には「機能する・うまくいく」という意味があり、“on me”で「自分に対して効果がある」「自分にうまく作用する」というニュアンスになる。“on”は「接触・影響の及ぶ範囲」を示す前置詞で、ここでは「服や色が自分の見た目に“作用している”」イメージ。つまり“ピンクが私にうまく作用している=私に似合っている”という感覚)
- be right: (人の判断や予想が)正しい(ここでは「あなたの言う通りだった」の意味。相手の意見を認めるときに自然に使う)
- Guess I know your style better than you do.: 君の好み、君より分かってるかもね(“guess”を使うことで断定を避けつつ、少し冗談っぽく言う英語らしい言い回し。“better than you do”で比較を強調している)
hate
hate
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I hate my new boss.
私は新しい上司が大嫌いです。
She hates her ex so much she can’t even say his name.
日本語訳: あの子、元彼のことが嫌いすぎて、名前を口にするのも無理なんだって。
解説: この文では、学習テーマの「hate=強い嫌悪の感情」がまさに使われています。単なる「好きじゃない」ではなく、感情があふれるような「大嫌い」を自然に表しています。“so much … that〜”は「〜すぎて…できない」という因果構文で、感情の強さをリアルに伝える便利な表現です。“ex”は日常英語で「元恋人」を意味し、カジュアルな会話でよく使われます。
A: So apparently Tom showed up at the café yesterday. Everyone says it was super awkward.
B: No way. Did Emma see him?
A: Yeah, she did. She just grabbed her stuff and walked out without saying a word.
B: She hates her ex so much she can’t even say his name. I can’t believe she still reacts like that after all this time.
A: 昨日トムがカフェに来たらしいよ。すっごい気まずい空気だったって。
B: うそでしょ?エマもいたの?
A: いたよ。荷物まとめて、何も言わずに出て行っちゃった。
B: あの子、元彼のことが嫌いすぎて、名前を口にするのも無理なんだよ。あれだけ時間たっても、まだあんな反応するなんてね。
- apparently: どうやら〜らしい(“apparently”は「見たところでは」「聞くところによると」という意味で、確信がない情報をやわらかく伝えるときに使う便利な副詞)
- show up: 現れる(“show”は「見せる」、「up」は「姿を現す」方向のイメージから、「姿を見せる=来る・現れる」の意味になる。口語で非常によく使われる)
- super awkward: すごく気まずい(“super”は「とても・めっちゃ」のカジュアル強調語。“awkward”は「ぎこちない・気まずい」。人間関係の微妙な空気を表す日常表現)
- No way.: うそでしょ/まさか(驚き・疑い・強い否定など、トーンによって意味が変わる万能リアクション)
- grab (one’s) stuff: 荷物をつかんで(出て行く)(“grab”は「すばやく取る・つかむ」。“stuff”は「物・持ち物」の口語的な総称。慌ただしく出る場面によく使われる自然なフレーズ)
- without saying a word: 一言も言わずに(“without”で「〜せずに」、“a word”で「一言」。沈黙や怒りのニュアンスを伝える定番表現)
- after all this time: あれだけ時間が経ったのに(“after all”は「結局」、“all this time”で「これだけの時間の間ずっと」。感情の余韻を伝えるナチュラルな英語らしい言い回し)
dislike
dislike
引用:「NHKラジオ英会話 2025年10月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
I dislike strong coffee.
私は濃いコーヒーが嫌いです。
I don’t dislike my job — I just wish it paid a little better.
日本語訳: 仕事が嫌いってわけじゃないけど、もう少し給料がよければなぁ。
解説: ここでは「dislike」が「強く嫌う」ではなく「完全に好きとも言えない」という中間的な感情を表しています。学習テーマの「好悪の度合い」をやわらかく伝える使い方です。“I just wish〜”は「〜だったらなぁ」という控えめな不満を表す自然な表現です。
A: I was thinking of switching jobs, but honestly, the market’s not great right now.
B: Yeah, unless you’re in tech, salaries haven’t moved much.
A: I don’t dislike my job — I just wish it paid a little better. That’s the only thing keeping me from being fully happy with it.
B: That’s completely understandable. Stability is nice, but feeling undervalued wears you down over time.
A: 転職しようかなって思ったんだけど、正直いまはあんまりいいタイミングじゃないんだよね。
B: うん、テック系じゃない限り、給料も全然上がってないしね。
A: 仕事が嫌いってわけじゃないけど、もう少し給料がよければなぁ。それさえあれば満足なんだけど。
B: それはすごくわかる。安定も大事だけど、評価されない感覚ってじわじわ効くんだよね。
- switch jobs: 転職する(“switch”は「切り替える・変える」という動詞。“jobs”と組み合わせて「仕事を変える=転職する」という自然な言い回し。カジュアルな会話で非常によく使われる)
- the market’s not great: 求人市場の状況がよくない(“market”はここでは「労働市場・転職市場」を指す。経済的な市場だけでなく、仕事探しの文脈でよく使われる)
- unless you’re in tech: テック業界じゃない限り(“unless”は「〜でない限り」。”in tech” は「テック業界にいる」という省略的・自然な口語表現)
- salaries haven’t moved much: 給料がほとんど上がっていない(“move”はここで「変動する」という意味。お金・数字・市場動向などに使われる柔らかい経済表現)
- that’s the only thing keeping me from〜: 〜できない唯一の理由(“keep A from B”=「AがBするのを妨げる」。ここでは“the only thing”を強調して「それさえなければ〜できる」という自然な言い回し)
- fully happy: 心から満足している(“fully”は「完全に・十分に」。感情や状態を強調する副詞で、“completely”よりやわらかく自然なトーン)
- That’s completely understandable.: それはすごくわかるよ(「理解できる」ではなく「共感できる」のニュアンス。共感を示すときに非常に使われる日常表現)
- stability: 安定(仕事・収入・生活などの「安定性」を意味する名詞。社会人会話で頻出)
- feeling undervalued: 正当に評価されていないと感じること(“undervalued”は「過小評価された」。感情を表す名詞“feeling”と組み合わせて「報われない感じ」を自然に表す)
- wear (someone) down: (徐々に)疲弊させる/気力を奪う(“wear down”は「すり減らす」というイメージ。長期的なストレスや不満に対して使われる比喩的表現で、英語らしい自然な言い方。英語では “wear” という動詞のもともとのコアイメージは「何かが表面に触れて、時間の経過とともに変化する」こと。そこから「服を身につける(表面に触れる)」という意味と「表面が擦れてすり減る(摩耗する)」という意味に枝分かれした多義語。ここでの “wear down” は後者のイメージで、「時間をかけて心や体のエネルギーを削り取っていく」ニュアンスを持つ)