GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|大きなwh語
大きなwh語
How many times have you been here?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
あなたは何回ここに来たことがありますか?
How many more times are you going to say that?
日本語訳: それ、あと何回言うつもり?
解説: “how many more times” は「さらに何回」という大きなwh語で、「もう十分だろ」というあきれた気持ちを含みます。“be going to” は未来の意図を表し、相手が繰り返すことへのいら立ちを自然に示します。
A: I can’t believe you forgot to bring the tickets. I reminded you three times before we left!
B: I know, I messed up, okay? I’ll just buy new ones at the gate.
A: But they were front-row seats! We’re never gonna get those again!
B: Come on… I get it, all right? How many more times are you going to say that? I already feel like the worst boyfriend on earth.
A: チケット忘れたなんて信じられない!出る前に3回も言ったのに!
B: わかってる、俺が悪かったよ。入口で新しいの買うから。
A: でもあれ前列席だったのに!もう二度と取れないよ!
B: ねえ、もう分かったってば、ね?あと何回、それ言うつもり?もう世界で一番最低の彼氏だって痛感してるんだから。
- remind someone to do: (人)に〜するよう念押しする/思い出させる(よく使う日常表現。”remind 人 of 〜” で「〜を思い出させる」にもなる)
- messed up: やらかした/失敗した(”mess” は「散らかす」。そこから「状況をめちゃくちゃにした」という口語的な自己非難表現に発展)
- at the gate: 入り口で(「ゲートで」だけでなく、「入口のチケット売り場で」など幅広い意味に使われる)
- front-row seats: 前列の席(”front-row” は形容詞で「最前列の」。“seat” は「椅子」より「座席」の自然な意味合い)
- never gonna get those again: もう二度と手に入らない(”gonna” は “going to” の口語縮約形。強い残念さを表す)
- come on: ちょっと!(相手をなだめたり、軽い不満を表したりする多用途表現。状況でトーンが変わる)
- I get it: わかってるって(”understand” よりカジュアルで感情がこもる。「もう聞いてるよ」のニュアンスも含む)
- all right?: いい?/ね?(同意を確認するフレーズ。”okay?” よりもやや軽い)
- feel like the worst (boyfriend) on earth: この世で最悪の(彼氏)みたいな気分だ(”on earth” は感情を強調する比喩的な表現で、「この世で一番〜」の意味になる)
Which part of this plan are you not okay with?
日本語訳: この計画のどの部分が気に入らないの?
解説: “which part of” は「全体の中のどの部分」をたずねる大きなwh語です。“be not okay with〜” は「〜に納得していない」の口語表現で、相手の不満点をやわらかく聞く言い方です。
A: I sent you the final version of the proposal last night. Did you get a chance to look at it?
B: Yeah, I did. So, which part of this plan are you not okay with? You didn’t sound too sure in your message.
A: Oh, it’s not the idea itself. I’m just not sure if we can pull it off by next Friday.
B: That’s fair. Maybe we can delegate some of the prep to Yuto and Mika.
A: 昨日の夜、企画書の最終版送ったけど、見てくれた?
B: うん、見たよ。で、この計画のどの部分が気に入らないの?メッセージの感じがちょっと迷ってるように聞こえたけど。
A: いや、アイデア自体はいいんだ。ただ、来週の金曜までに実現できるかどうかが不安でさ。
B: なるほどね。それはわかるかも。じゃあ、準備の一部をユウトとミカに振ろっか。
- final version: 最終版(“final” は「最終の」、”version” は「版・バージョン」。プレゼンやレポートなどでも頻出)
- proposal: 企画書/提案書(ビジネス英語だけでなく、恋愛や計画の「提案」にも使える)
- Did you get a chance to〜?: 〜する機会あった?(相手にやんわり確認する丁寧な言い方。ビジネス・日常両方で使える万能フレーズ)
- sound (too) sure: 自信があるように聞こえる(“sound” はもともと「音がする」だが、「〜のように感じられる」という感覚動詞。ここでは声の調子だけでなく、メッセージの文面やトーンから伝わる印象にも使える。相手の言葉づかいが自信なさげに“聞こえる”=“そう感じ取れる”という心理的な聞こえ方を表すため)
- It’s not the idea itself.: アイデア自体は違うんだ(“itself” は「〜自体」を強調する。論理的説明の導入でよく使われる)
- pull it off: やり遂げる/うまくやりきる(“pull” は「引っ張る」。困難を“引き寄せて成し遂げる”イメージ)
- by next Friday: 来週の金曜までに(期限を表す “by+時点” の基本表現)
- That’s fair.: それはもっともだね(相手の意見を受け入れるときの自然な相づち。“You’re right.” より柔らかい)
- delegate (something): (仕事を)任せる/分担する(職場で非常に使われる語。リーダーが他者に責任を渡すイメージ。“de-(離れて)”+“legare(送る)”の語源から「自分から離して送る=任せる」と覚えると定着しやすい。同じ語源の “legal(法律の)” は「権限を委ねる・定める」という意味から派生し、“legacy(遺産)” は「次世代へ送られるもの」という共通の「送る・委ねる」イメージを持つ)
- some of the prep: 準備の一部(“prep”=“preparation”の略。口語で軽い感じに)
- to Yuto and Mika: ユウトとミカに(動作の方向を示す基本的な “to” の使い方)
NoeLia Extra Examples|仮定法、~ is all
仮定法、~ is all
I wish I had a pair of chopsticks, is all.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
お箸があればいいのにと思っただけです。
I just wish it weren’t raining right now, is all.
日本語訳: 今、雨さえ降ってなければいいのになって思ってるだけだよ。
解説: この文は現実と違う状況を軽く願う「仮定法+is all」の形。“weren’t raining” は「実際は降っているが、そうでなければいいのに」という仮定法過去。“just” は気持ちの強さをやわらげ、“is all” は発言の意図をやわらげます。両方入ることで「愚痴じゃなく、ただそう思っただけ」という自然なトーンになります。
A: Wow, the city looks incredible from up here. It’s like we’re standing above the stars.
B: Yeah, it really is. Oh, look—see that building over there? Wait, is that the tower lit up in blue? …Hey, what’s wrong?
A: Hm? I just wish it weren’t raining right now, is all. Everything else is perfect.
B: Yeah, I get it. But hey, maybe the rain’s just jealous of how good the night already is.
A: わぁ、街の夜景って上から見るとすごいね。まるで星の上に立ってるみたい。
B: うん、ほんとだ。あ、見て、あの建物わかる?あれ、青く光ってるのタワーじゃない?…って、どうしたの?
A: ん?今、雨さえ降ってなければいいのになって思っただけ。他は全部完璧なのに。
B: うん、わかる。でもさ、もしかして雨も、この夜があまりに素敵だから嫉妬してるのかもよ。
- look incredible: 信じられないほどきれいに見える(“incredible” は「すごい」「信じられないほど良い」の口語強調語。“look+形容詞” は「〜に見える」の感覚動詞)
- from up here: ここ(高い場所)から(“from” は出発点を表し、“up here” で「上にいるこの場所から」という自然な口語表現)
- It’s like〜: まるで〜みたい(比喩の定番フレーズ。“as if” よりカジュアルで会話的)
- standing above the stars: 星の上に立っている(比喩的表現。“above” は単に「上に」ではなく、「包み込むように見下ろす」イメージをもつ)
- lit up: (明かりが)灯っている/点灯している(“light up” の過去分詞。感情や表情にも「パッと明るくなる」の比喩で使える)
- Everything else is perfect.: 他は全部完璧(“everything else” は「それ以外はすべて」。会話をやわらかく締める便利表現)
- I get it.: わかるよ(“understand” より自然で、感情的共感を含む口語表現)
- maybe the rain’s just jealous of〜: もしかして雨が〜に嫉妬してるのかも(“jealous of〜” は「〜をうらやむ」。擬人化によるユーモラスな比喩で、日常会話に温かみを出す)
- how good the night already is: 今夜がどれだけ素敵か(“how+形容詞+主語+be動詞” の強調構文。“already” で「すでに十分に」のニュアンスを強める)
If only I could turn back time, is all.
日本語訳: 時間を戻せたらな、それだけさ。
解説: “If only” は「〜でさえあれば」と願う仮定法で、“I could turn back time” は「実際には不可能だが、もしできたら」という非現実的な想いを表しています。文末の “is all” は「それ以上の意味はない」という控えめな余韻を加え、現実逃避ではなく静かな願いに聞こえます。
A: I didn’t mean to bring it up again, but you looked really down earlier. Everything okay?
B: …Yeah, I guess. It’s just—(sigh)—if only I could turn back time, is all. I said something I shouldn’t have, and now it’s awkward.
A: With Maya? I thought you two were fine.
B: We are, mostly. I just wish I’d stopped talking two sentences sooner.
A: また蒸し返すつもりはないけど、さっきちょっと元気なかったよ?大丈夫?
B: …うん、まぁね。たださ、はぁ…時間を戻せたらな、それだけ。余計なこと言っちゃって、今ちょっと気まずくてさ。
A: マヤと?二人は大丈夫だと思ってたけど。
B: うん、基本的にはね。ただ、あと二文早く口を閉じてればよかったなって。
- bring (it) up: 話題に出す(”bring up” は「〜を持ち出す」「話題にする」。会話の流れを戻すときや気まずい話を切り出すときによく使う)
- look down: 落ち込んで見える(”look+形容詞” は「〜に見える」の感覚動詞。”down” は感情の沈みを表す)
- Everything okay?: 大丈夫?(”Is everything okay?” の省略で、親しい間柄の自然な言い方)
- Yeah, I guess.: まあね(強い同意ではなく、少し迷いながらの「そうだね」「たぶんね」のニュアンス)
- say something (you) shouldn’t have: 言うべきでないことを言ってしまう(”shouldn’t have + 過去分詞” は「〜すべきじゃなかった」の後悔を表す)
- awkward: 気まずい(物理的な不便さではなく、人間関係の「間が悪い・気まずい」感情に使う)
- mostly: だいたいは/ほとんど(「完全ではないけど概ねそう」という柔らかい表現。会話でよく使う)
- I just wish I’d stopped talking: もう少し早く話すのをやめていればよかった(“wish+had+過去分詞” は「〜すればよかったのに」という後悔の仮定法過去完了)
- two sentences sooner: 2文早く(“sooner” は「より早く」「もう少し早めに」。ここでは会話を「2文前でやめておけばよかった」という比喩的な表現)

