GRASP THE CONCEPT L146|言葉で人を動かす動詞① ー ask|NoeLia Original Dialog

GC 25-26
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L146|言葉で人を動かす動詞① ー ask|NoeLia Original Dialog

「NoeLia Original Dialog(会話集)」では、ラジオ英会話の学習テーマをもとにした例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
本日はL146のテーマ「ask」。学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

フレーズ中心で練習したい方は別ページにまとめてあります!
本日
のテーマ「ask」25フレーズ例文を作りました。できるだけ多様な使い方が学べるフレーズ集になっていますので、ぜひ会話例とともに練習して見てください!
👉 L146|NoeLia Extra Examples

ask|求める・お願いする

Key Sentence

ask|求める・お願いする
We can ask the server.
私たちはお店の人に尋ねることができます。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Ask the teacher first. She’ll know what to do.
日本語訳: まず先生に聞きなよ。どうすればいいか知ってるはずだから。
解説: この文は「ask+人」で「〜に尋ねる」というテーマの基本形です。命令文なので、相手に行動を促す自然な言い方になっています。ask は「尋ねる」「頼む」どちらにも使えますが、ここでは「尋ねる」使い方です。know what to do は「どうすればいいか分かっている」という定番表現で、助言や提案をするときによく使われます。

Conversation Examples

A: I saw you sitting there staring at the whiteboard forever.
B: Yeah… I was trying to figure out how to fix my project, but it’s a total mess.
A: Ask the teacher first. She’ll know what to do.
B: You think? I don’t want her to see how bad it looks.

A: さっき、ずっとホワイトボード見つめてたよね。
B: うん…プロジェクトどう直すか考えてたんだけど、もうめちゃくちゃでさ。
A: まず先生に聞きなよ。どうすればいいか
わかってるはずだから。
B: そうかな?この出来を見られるの、ちょっと恥ずかしいんだけど。

  • stare at: じっと見つめる(“look” よりも強く、「見入る・動かずに見続ける」イメージ。感情がこもった視線によく使う)
  • forever: (話し言葉で)ずっと/長い間(実際の時間ではなく、「体感的に長い」ときの誇張表現にも使う)
  • figure out: 理解する/解決策を見つける(「頭の中で組み立てて答えを出す」というニュアンス。問題解決や考えごとに使う基本表現)
  • fix: 修理する/直す(“repair” より口語的。物理的な修理だけでなく、「状況・関係・問題」など抽象的な「立て直し」にも使う)
  • project: プロジェクト/課題(学生の課題にも職場の案件にも使える多用途語。学校では特に「共同制作課題」の意味が多い)
  • a total mess: ぐちゃぐちゃ/めちゃくちゃ(“mess” は「混乱」や「散らかった状態」。形容詞的に“a mess”を使うと「ひどい状態」全般を表せる)
  • You think?: そう思う?(短いが会話では非常に頻出。“Do you think so?” より軽く、疑いより確認のトーン)
  • I don’t want her to see〜: 〜を見られたくない(“want+人+to〜” 構文。感情・意志を伝える自然な使い方)
  • how bad it looks: 見た目がどれほどひどいか(“how+形容詞+主語+動詞”の強調構文で、“looks” は「見た目」や「印象」を表す感覚動詞)

リポート文

リポート文
He asked me where his mother was.
彼は私に彼の母親がどこにいたのかを尋ねました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Would you ask him whether he’s still in the office?
日本語訳: まだオフィスにいるか、彼に確認してもらえる?
解説: この文は「ask+人+whether節」で“〜かどうか”を尋ねる形。whether は if よりも少しフォーマルで、どちらの可能性もあり得るときに使われます。“Would you ask〜?” は「〜してくれる?」よりも丁寧な依頼表現で、遠回しに頼むときに自然です。

Conversation Examples

A: He was supposed to review my slides before the meeting, but I haven’t heard from Mr. Tanaka all afternoon.
B: Maybe he’s still working on something in his office. Did you try calling him?
A: Not yet. Would you ask him whether he’s still in the office? You’re on better terms with him anyway.
B: Fine, but only if you owe me coffee later.

A: 会議前にスライド見てもらう予定だったんだけど、田中さんから午後ずっと連絡ないんだ。
B: たぶんオフィスでまだ何か作業してるんじゃない?電話してみた?
A: まだ。田中さんがまだオフィスにいるか、確認してもらえる?君のほうが話しやすいし。
B: いいけど、あとでコーヒー奢りね。

  • be supposed to (do): 〜することになっている(義務や予定を表す表現。外部のルールや約束による「〜するはず」という意味で、個人の意志よりも“決まりごと”のニュアンスが強い)
  • review (something): (内容を)確認する/見直す(仕事や勉強などで使う頻出語。単に「見る」よりも、間違いや改善点を意識してチェックするイメージ)
  • hear from (someone): (人)から連絡をもらう(メール・電話・メッセージなど、どんな手段の連絡にも使える便利表現)
  • Maybe he’s still working on (something): たぶんまだ〜に取り組んでる(“work on” は「〜に取り組む」「作業を進める」。進行形で「今まさにやっている最中」のニュアンスになる)
  • Did you try (doing)?: 〜してみた?(助言や確認の際に使われる自然な質問形。“try to do” は「努力して〜しようとする」だが、“try doing” は「試しに〜してみる」)
  • owe (someone) coffee: (人)にコーヒーを奢る義理がある(“owe” は「借りがある」という意味から、「何かのお返しをするべき」という軽い冗談にも使える)
  • Fine, but only if〜: いいけど、〜って条件付きね(提案や依頼に応じつつ、軽く冗談っぽい条件をつける自然な会話フレーズ)

to 不定詞を用いた目的語説明型

to 不定詞を用いた目的語説明型
He asked me to stay.
彼は私にとどまるように頼みました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Don’t ask me to choose between them—it’s impossible.
日本語訳: どっちか選べなんて言わないでよ、無理だから。
解説: この文はテーマ「ask+人+to〜」の否定命令の形です。「〜するように頼む」の構文をそのまま使いながら、頼まれること自体を拒否しています。between them は「その2人(もの)の間で」という意味で、選択を迫られる状況を自然に表しています。it’s impossible は強調としてよく使われるフレーズで、「無理だよ」「できっこないよ」と感情をこめて言えます。

Conversation Examples

A: Emma’s been asking me if you’re going to her party. I think she’s expecting you to say yes.
B: Yeah, but Lily also said she’d be really upset if I didn’t show up to hers.
A: So what are you gonna do? You can’t keep dodging both.
B: Don’t ask me to choose between them—it’s impossible. Still, what are the odds they’d both get married on the same day?

A: エマがね、「彼、パーティー来るよね?」って聞いてきたよ。期待してるっぽい。
B: うん、でもリリーにも「来なかったら悲しい」って言われてるんだ。
A: じゃあどうするの?いつまでもごまかせないよ?
B: どっちか選べなんて言わないでよ、無理だから。でもさ、二人が同じ日に結婚するなんて、こんな偶然ある?

  • ask (someone) if〜: (人に)〜かどうか尋ねる(“ask” は「質問する」だけでなく「確認する」「聞いてみる」にも使える汎用動詞。“if” で yes/no 型の質問を間接疑問にしている)
  • expect (someone) to (do): (人が〜することを)期待する(“expect” は「〜と思う」ではなく「〜して当然/〜するはず」と期待や予想を表す。to不定詞で「〜することを期待する」)
  • be upset: 動揺している/気分を害している(“upset” は「心がかき乱された」状態を表す感情語。sad より強く、angry よりも複雑な感情を含む)
  • show up (to): 現れる/(予定の場所に)来る(カジュアルな口語で“attend”よりも自然。仕事・学校・パーティーなどあらゆる場面で使える)
  • can’t keep (doing something): いつまでも〜し続けるわけにはいかない(「keep -ing」は「〜し続ける」。そこに否定をつけて「これ以上続けられない」「そろそろやめないと」という柔らかい忠告に)
  • dodge (something): (質問・義務などを)うまく避ける(元は「身をかわす」意。ここでは「返事をはぐらかす」「どちらにも決めずに逃げている」という比喩的な使い方)
  • Still, what are the odds〜?: それにしても〜なんて確率ある?(“what are the odds” は驚きや皮肉を込めて「まさか」「そんな偶然ある?」と言う時の口語表現。“odds”=「確率・可能性」)

授与型

授与型
They asked us some tough questions.
彼らは私たちにいくつか難しい質問をしました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I wanted to ask you a question about yesterday’s call.
日本語訳: 昨日の電話のことで、ちょっと聞きたかったんだ。
解説: この文は「ask+人+a question」という授与型の基本形です。質問という“言葉の贈り物”を相手に向けるイメージ。過去形の “wanted to ask” にすることで、「ずっと聞こうと思ってたんだけど」という柔らかい前置きになります。about yesterday’s call は「昨日の電話について」で、会話を自然につなげる表現です。

Conversation Examples

A: Hey, do you have a minute? I wanted to ask you a question about yesterday’s call.
B: Sure, what’s up? Something about the client?
A: Yeah, during the meeting, he mentioned moving up the deadline—did he mean next Friday or this one?
B: Oh, he said “next,” but he’s notorious for mixing those up, so we’d better confirm.

A: ちょっと時間ある?昨日の電話のことで、ちょっと聞きたかったんだ。
B: いいよ、どうしたの?クライアントの話?
A: うん、会議中に締め切りを早めたいって言ってたけど、それって来週の金曜?それとも今週?
B: 「来週」って言ってたけど、あの人いつも言い間違えるから、確認したほうがいいね。

  • Have a minute?: ちょっと時間ある?(“minute” は「1分」ではなく「少しの時間」という意味で、カジュアルな会話の切り出しによく使われる。“Do you have a minute?” で「今いい?」という自然な言い方に)
  • What’s up?: どうしたの?/何かあった?(挨拶の “Hey, what’s up?” よりも、ここでは「どうかしたの?」という関心を示す自然な使い方)
  • Something about (the client)?: クライアントのこと?(“something about〜” は「〜の関係?」という軽い確認の言い方。語尾を上げて言うことで自然な質問になる)
  • mention (doing something): (〜することを)言及する/触れる(“say” よりフォーマルで、「会話や発言の中で軽く触れる」というニュアンス)
  • move up (the deadline): 期限を早める(“move up” の “up” は「上方向へ」ではなく、「より早い・前の段階へ」という“前進”のイメージ。時間軸を上に押し上げるように「予定を前倒しにする」ことを表す。“push back” は逆に「後ろへ押す」=「延期する」の意味で、セットで覚えるとわかりやすい)
  • Did he mean (next Friday or this one)?: 彼が言ってたのは来週の金曜?それとも今週?(“mean” は「意味する」だけでなく「〜のつもりで言った」という解釈を尋ねるときにも使える)
  • be notorious for〜: 〜で悪名高い/よく知られている(ネガティブな評判を表す。“be known for” よりも強く「悪い意味で有名」という含みを持つ)
  • mix (something) up: ごちゃごちゃにする/混同する(単純な“mistake”よりカジュアルで、「よく混乱して間違える」ニュアンスを含む口語表現)
  • We’d better (do something): 〜したほうがいい(強めの助言。“had better” の短縮形で、軽い忠告から注意まで幅広く使える。ビジネスでも自然)
  • confirm: 確認する(“check” よりもフォーマルで、仕事や会議での「確定を取る」場面に向いている)

ask ~ for …

ask ~ for …
I asked the boss for permission to take a day off.
私は休みをとる許可を上司に求めました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

You can always ask me for help if you get stuck.
日本語訳: 行き詰まったら、いつでも助けを求めていいからね。
解説: 学習テーマの「ask+人+for〜」の基本形で、「〜に…を求める」という意味。ここでは “ask me for help”=「私に助けを求める」。if節 “if you get stuck(行き詰まったら)” が優しく寄り添う条件を添えており、励ましや支援の意図を自然に伝えます。英語では “help” に冠詞をつけないのが普通です。

Conversation Examples

A: I’ve been reworking this presentation for hours, but it still doesn’t feel right. Something’s off with the flow.
B: Let me see—maybe it’s just that the transition between sections feels too abrupt?
A: Yeah, that’s part of it. And now I’m second-guessing everything I wrote. It’s getting frustrating.
B: Hmm, I get that. But hey, you can always ask me for help if you get stuck. I’ve done enough of these to know what usually clicks.

A: 何時間もプレゼン資料を直してるのに、まだしっくりこないの。流れがどうも変なのよね。
B: ちょっと見せて。セクションのつなぎが急すぎるだけかもしれないよ。
A: うん、それもある。しかも書いた内容全部が不安になってきて、もうイライラしてきた。
B: うん、わかる。でもさ、行き詰まったら、いつでも助けを求めていいからね。こういうプレゼン、何回もやってるからコツはわかるよ。

  • rework (something): 作り直す/手直しする(“re-” は「再び」、「work」は「作業する」。一度完成したものを見直して改良するニュアンスで、ビジネスや制作の場面でよく使われる)
  • feel right: しっくりくる/納得できる(感覚的な自然さを指す。「正しい」ではなく「自然に感じる」「違和感がない」という意味)
  • something’s off: 何かがおかしい(“off” は「ずれている」や「違和感がある」の比喩的表現。状況・雰囲気・感覚に使われる口語フレーズ)
  • the flow: 流れ(プレゼンや文章などの「つながり」や「自然な展開」を表す。構成やリズムに関する話題でよく使われる)
  • Let me see: ちょっと見せて/どれどれ(相手の話や状況を確認しようとするときの自然な口語表現。即座に状況把握に入るニュアンス)
  • transition (between sections): セクション間のつなぎ(プレゼンや文章などの流れの「移行」部分。smooth transition=自然なつながり、abrupt transition=唐突なつながり)
  • abrupt: 急な/唐突な(語源はラテン語“ab-(離れて)+rumpere(破る)”で、「途中でぷつりと切れる」がコアイメージ。同語源の“interrupt(中断する)”とセットで覚えると便利。interruptは「誰かが割り込んで流れを切る」動作、abruptは「流れが急に切れた」状態を表す。動詞と形容詞の違いはあるが、“rupt=流れを断ち切る”でまとめて覚えると整理しやすい)
  • second-guess (oneself): 自分の判断を疑う/迷う(本来「他人の判断を後から批判する」意味だが、日常会話では「自分の選択に自信をなくす」という内省的な使い方が多い)
  • get frustrating: イライラしてくる(“get+形容詞” は「〜になる」。“frustrating” は「うまくいかずにストレスがたまる」状態を表す)
  • Hmm, I get that: うん、わかる(相手の感情に共感を示す軽い相づち。“I get that” は「言いたいことわかるよ」「そうなる気持ちわかる」という口語表現)
  • click (in this context): ピンとくる/しっくりくる(比喩的に「カチッとはまる」イメージ。プレゼンや企画などが自然にまとまるときに “It clicks.” という)
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