PRACTICAL USAGE L147|NoeLia Original Dialog

PU 25-26

🆕 週末復習企画第3弾がスタートしました!
NoeLia Extra Examples」「Pronunciation Polish 週まとめ」に続く新企画、ノエリアオリジナルのリスニング練習 Listening Challenge 週まとめがスタート!NHKラジオ英会話の“リスニング・チャレンジ”をベースに、ノエリアが書き下ろしたオリジナルダイアログを週末にまとめてお届けします。AIナレーションの音声で“聞く・考える・答える”を楽しく復習!
👉 Blog: Listening Challenge 週まとめ
👉 Podcast: ノエリアとラジオ英会話

本日のノエリアオリジナル「Listening Challengeへジャンプ!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!

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PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)

下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!

問題:いいかい、私はケイティの上司じゃないから、彼女にプロジェクトの指揮を執るよう命令はできない。でも彼女と話はしてみるよ。もしかしたら彼女を説得できるかもしれない。人を説得するのは得意なんだ。
Look, I’m not Katie’s boss, so I can’t order her to lead the project. But I’ll talk to her. Maybe I can convince her. I’m good at persuading people.

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Answer

You know, I’m not Katie’s boss, so I can’t order her to take charge of the project. But I’ll have a word with her—maybe I can persuade her. I’ve always been pretty good at convincing people.
日本語訳: ほら、私はケイティの上司じゃないから、プロジェクトを任せるよう命令はできないんだ。でもちょっと話はしてみるよ。説得できるかもしれないしね。人を納得させるのは昔から得意なんだ。

解説: 模範解答は情報を順序立てて端的に示す落ち着いた言い方で、要点を素早く共有したい場面やフォーマル寄りのやり取りに向く。ノエリアの回答は導入がやわらかく、言い回しも会話的で、相手との距離が近い関係での雑談混じりの相談に向く。違いとして、前者は状況説明と方針提示に比重があり、後者は相手の負担感を下げつつ歩み寄りの姿勢をにじませるため、チーム内の空気をやわらげたいときに選びやすい。

Look, I’m not Katie’s boss, so I can’t order her to lead the project. But I’ll talk to her. Maybe I can convince her. I’m good at persuading people.

  • Look: いいかい(相手の注意を軽く引く口語の呼びかけ。強く命じず雰囲気を和らげる。)
  • order her to: 彼女に〜するよう命じる(order A to do=強い指示・命令。上下関係が前提の語感。)
  • lead the project: プロジェクトを率いる(役割の中心に立って指揮を執るニュアンス。)
  • But I’ll talk to her: でも彼女に話してみる(対話で糸口を探る姿勢。衝突を避ける柔らかい選択。)
  • convince her: 彼女を納得させる(理解・合意の獲得に焦点。心理面への働きかけ。)
  • I’m good at persuading people: 人を説得するのが得意(persuadeは実際の行動変化まで含意しやすい。)

You know, I’m not Katie’s boss, so I can’t order her to take charge of the project. But I’ll have a word with her—maybe I can persuade her. I’ve always been pretty good at convincing people.

  • You know: ねえ/ほら(会話の空気をやわらげる前置き。模範解答のLookより自然体で、相手との距離が近い柔らかい印象を与える。)
  • take charge of the project: プロジェクトを引き受ける・責任を持つ(模範解答のlead the projectより実務的で現場に根ざした言い方。リーダーシップより責任感のイメージが強い。)
  • But I’ll have a word with her: でもちょっと声をかけてみる(模範解答のtalk to herより控えめで、負担を与えず柔らかく申し出る表現。)
  • maybe I can persuade her: もしかしたら説得できるかもしれない(模範と同じ構造だが、全体のトーンが軽く自然。persuadeは「行動を促す」響きで実際に動かすニュアンス。convinceにすると「考えを納得させる」方向に変わり、より思考的で理屈っぽくなる。)
  • I’ve always been pretty good at: 昔からわりと得意なんだ(模範解答のI’m good atよりやわらかく、押しつけがましさを避けた自然な自己評価。)
  • convincing people: 人を納得させる(模範解答のpersuading peopleより感情面に焦点を当て、理屈より理解や共感で動かすニュアンス。)

Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題

ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

週末復習企画第3弾がスタートしました!
ノエリアオリジナルのリスニング練習「Listening Challenge 週まとめ」が始まりました!このページでダイアログの内容を確認しながら理解を深め、週まとめではラジ英風に再アレンジしたAI音声で「聞く・考える・答える」練習を楽しみましょう!
👉 Blog: 週まとめ|Listening Challenge

問題音声はこちら
問題
クリックすると問題が出ます。

Here’s the question.
Which of the following is true?
A. Katie has already talked Ethan into joining the project.
B. Hannah talked over Ethan’s suggestion and ignored it.
C. Ethan agreed to speak with Katie sometime soon.
Listen carefully.

Original Dialog|ノエリア会話スクリプト

朝早く出社したハンナとイーサンが、まだ静かなオフィスで次のプロジェクトの体制について話しています。リーダーを引き受けたがらないケイティの説得を、イーサンに頼む流れになっているようですね。

Hannah: The project’s still missing a leader, and the deadline’s getting closer.
Ethan: What about Katie? She’s got the experience for it.
Hannah: I already talked to her, but she seemed… hesitant. Said she’s not confident enough.
Ethan: Really? That’s too bad—she’d be perfect for it.
Hannah: I know. Could you maybe talk to her? She listens to you way more than she does to me.
Ethan: You know, I’m not Katie’s boss, so I can’t exactly order her to take charge of the project. But I’ll have a word with her—maybe I can persuade her. I’ve always been pretty good at convincing people.
Hannah: Thanks, Ethan. Seriously, that’d help a lot.
Ethan: No problem. If I can get her on board, we might just save this project.

ハンナ: プロジェクトのリーダーがまだ決まってなくて、締め切りがどんどん近づいてるの。
イーサン: ケイティはどう?あの子なら経験あるじゃないか。
ハンナ: もう話してみたんだけど、ちょっと…ためらってたの。自信がないって言ってた。
イーサン: そうなのか。それは残念だな。彼女にぴったりなのに。
ハンナ: ねえ、あなたから話してもらえない?ケイティ、私よりあなたの言うことのほうが素直に聞くと思うの。
イーサン: ほら、僕はケイティの上司じゃないから、プロジェクトを任せるよう命令はできないんだ。でもちょっと話はしてみるよ。説得できるかもしれないしね。人を納得させるのは昔から得意なんだ。
ハンナ: ありがとう、イーサン。本当に助かるわ。
イーサン: いいって。彼女が引き受けてくれたら、このプロジェクトもなんとかなるさ。

  • be missing: (欠けている/不足している)(“miss” は「逃す・いない」の基本動詞。ここでは「まだリーダーがいない=欠けている」という状態を表す。)
  • deadline: 締め切り(もともとは「越えてはいけない線」の意味。仕事・課題・プロジェクトなどの期限に使う。)
  • get closer: 近づいてくる(「時間や距離が近くなる」を自然に表す基本句。人だけでなく日付・期日にも使える。)
  • What about ~?: ~はどう?(提案や話題の切り替えでよく使うフレーズ。軽いトーンで新しい案を出すときに自然。)
  • She’s got the experience for it: その経験がある(“have got” は口語で“have”と同じ意味。for it で「それに必要な」という目的を補っている。)
  • hesitant: ためらっている(人がすぐに決められず迷っている状態を表す。動詞形は“hesitate”。)
  • That’s too bad: それは残念だね(相手の話に共感して返すときの自然なリアクション。軽い同情のトーン。)
  • be perfect for ~: ~にぴったりだ(“perfect” は「完璧」という意味だけでなく「条件や人に最適」という使い方が日常的。)
  • Could you maybe ~?: ~してもらえないかな?(“maybe”を入れることで遠回しになり、お願いを柔らかく聞こえさせる。)
  • listen to: ~の言うことを聞く/耳を傾ける(“hear”と違い、意識して相手の話に注意を向けるニュアンス。)
  • way more than: ~よりずっと(“way”は「かなり/ずっと」を強調する口語表現。比較級を強めるときに自然。)
  • get someone on board: (人)を参加させる/味方につける(もともと船や飛行機に「乗せる」意味。比喩的に「同じ目的で協力してもらう」ことを表す。)
  • No problem: いいよ/気にしないで(相手の感謝や依頼に対して軽く返す定番のカジュアル返答。)
  • save this project: このプロジェクトをなんとかする(“save”は「救う」だけでなく「失敗を防ぐ」「立て直す」の意味でもよく使われる。)

Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え

問題
Here’s the question.

Which of the following is true?
A. Katie has already talked Ethan into joining the project.
B. Hannah talked over Ethan’s suggestion and ignored it.
C. Ethan agreed to speak with Katie sometime soon.

答え
クリックすると答えが出ます。

C. Ethan agreed to speak with Katie sometime soon.

Point

A. Katie has already talked Ethan into joining the project.(ケイティはすでにイーサンを説得してプロジェクトに参加させた。)
“talk someone into doing” は「人を説得して〜させる」という意味ですが、この会話では逆です。イーサンがケイティを説得しようとしているので、主語と目的語が入れ替わってしまっています。話の流れとしても、ケイティが誰かを説得する場面は出てきません。そのためこの選択肢は不正解です。

B. Hannah talked over Ethan’s suggestion and ignored it.(ハンナはイーサンの提案を話し合って、無視した。)
“talk over” は「〜について話し合う」という句動詞ですが、この会話ではハンナがイーサンの提案を無視したという事実はありません。むしろハンナはイーサンに協力をお願いしており、真逆の関係になっています。“ignored it(それを無視した)” という内容も会話とは一致しません。この選択肢も不正解です。

C. Ethan agreed to speak with Katie sometime soon.(イーサンは近いうちにケイティと話すことに同意した。)
“agreed to speak with” は「〜と話すことにした/話すことに同意した」という自然な言い換えで、ダイアログの “I’ll have a word with her(ちょっと話をしてみるよ)” に対応しています。イーサンはケイティに直接話してみると言っており、実際に行動する意志を見せています。そのためこの選択肢が正解です。

Listening Point

キーワードの正確な聞き取り

  • have a word with her: 「彼女と話してみる」という具体的な行動を示す表現で、正答の根拠となる。
  • persuade / convincing: 「説得する」「納得させる」という語が続くことで、イーサンが話し合うつもりであることが明確になる。
  • get her on board: 「彼女をチームに加える」「納得させる」という比喩的な表現。イーサンが協力的な立場であることを示すキーワード。

会話のテーマを理解すること
この会話は、ハンナがプロジェクトリーダーを探しており、イーサンにケイティへの協力を頼む場面です。イーサンは上司ではないため命令はできませんが、話し合って説得してみると快く引き受けています。したがってテーマは「命令ではなく、説得を通じて人を動かすリーダーシップ」。リスニングでは “I’ll have a word with her” と “maybe I can persuade her” の部分を正確に聞き取ることがポイントです。

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